ビッグウイング


第七話

 第七話 恋人たちのの出逢いと別れ・・・!?
栗山が企画した、ギタリスト多治見薫のコンサートだったが、
高校時の陸上部の先輩ですごく憧れだったという久美子が、
おせっかいをやいてしまったせいか、
本人が気が変わったと言い出し、キャンセルになってしまった。
人違いのように昔とスッカリ変わってしまった多治見を心配し、
久美子は多治見の家へ行く。

一方、男側の父の策略により、引き離された男女が偶然ビッグウイングで逢い、
当時からずっと引きずっていた誤解が解けたのを見た江頭も、少しずつ変わっていく。
久美子の影響もあるのか、小泉の事も次第に頼るようになっていた。

多治見のマネージャーが現れ、
多治見が足が不自由になった事に加えてガンになってしまった事を聞いた栗山は、
多治見のマネージャーと共に、久美子が行った多治見のマンションへ行く。
そこで目にしたのは、久美子と多治見が抱き合う姿・・・。
車椅子から落ちてしまったので助けて欲しいと久美子に言われるが。

次の日、休みのはずなのにお弁当を作って出かける久美子を、
昨夜は栗山と一緒に帰ってきたと皆が冷やかすが、栗山の彼女は気に入らない様子。
何も気にしない久美子は、多治見の家へ向かった。
しかし、
ほとんど気力のない多治見は、ほっとけと久美子に怒鳴る。
久美子は、ほっとけない。前を向いて走る先輩が皆大好きです。と励まし続けた。

そんな久美子に心打たれ、もう一度頑張ってみる気持ちになった多治見。
コンサートを無事開くことも出来、明るい笑顔も取り戻した。

人には誰にでも色々な過去がある。
しかし、苦い過去を背負い、心を閉ざしたままでは何も始まらない。
「自ら心を開く」。そうすれば、きっと、明るい未来が見えてくるはず。

今回は、忘れていた何かを思い出させてくれたようで、
とても力が湧いてきた気がします。
よぉ〜しっ!明日からも頑張らねば!



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