●さて、先週は4歳クラシック第3戦が行われ、エアシャカールが勝利し、4歳チャンピオンの座を確保いたしました。
おめでとう!エアシャカール〜〜〜!JCにも出ろよな!!
今週は、古馬のチャンピオン決定戦のラウンド3である天皇賞・秋である。
今年の天皇賞は今までとちょっと違う!・・・どこが違うかは皆様もよ〜〜くご存じだと思いますが、改めて説明いたしましょう。
昨年まで日本のレース体系では4歳クラシック5戦(皐月賞・ダービー・菊花賞・桜花賞・オークス)と天皇賞(春・秋)には日本国内で生まれた馬しか出走できませんでした。
どんなに強い馬でも生まれが海外と言うだけで、出走できなかったわけです。
反対に弱くても国内で生まれていれば出走できるわけですから・・・。
4歳クラシックの頂点を極めるべきダービーであるにもかかわらず、名ばかりで最強馬を決定していたわけではないのです。
そのため、ダービー馬の子供がダービー馬になるような事は滅多になく、寂しい限りでした。
最強馬でない馬にわざわざ貴重な繁殖牝馬を種付けさせるような事をする生産者はいないですからね〜〜〜^^;;
生産者も馬主も競馬ファンもみんな解っているのに・・・よくもまぁ〜〜、こんな競馬がまかり通ってきたものです。
強い外国産馬が出走してきたら全部賞金を取られてしまう!!などというゲスな考えは止めてもらいたいです!
少なくとも日本国内で一番強い馬を決定するレースにしなければ、種牡馬選定レースとしての意味は皆無!!
事実、海外での評判は『ジャパンカップ』『安田記念』の勝ち馬の方がよろしいのです!
エルコンドルパサーやタイキシャトルは幸運にも海外のG1レースに勝利したことで種牡馬としての価値はあがりました。
が、宝塚記念をレコード勝ちしたダンツシアトルなどは一時九州にいたくらい軽く見られています。
もし、ダンツシアトルがダービーや天皇賞に出れていたら・・・・。
もし、エルコンドルパサーやグラスワンダーがダービーに出ていたら・・・。
スペシャルウィークは勝てていただろうか!?というかファンの誰もが見たかったレースになったと思います。
競馬とは血統の淘汰の歴史であり、優秀な血だけが残っていくものである。
無意味なレース(賞金的には有意味であるが)の勝ち馬を無意味に種牡馬として残しても・・・、苦しむのは生産者なのです!
外国のわけの分からんG1レースの勝ち馬の方が日本ダービー馬よりも尊ばれるような事だけはしてはいけない!
その為にも、レースの全解放(外国調教馬にも)を声高く叫んできたわけですが・・・。
JRAはやっと重い腰を上げ、条件付きではあるけれども、出走を認めました。
2000年の天皇賞には外国産馬が2頭ずつ出走できるようになりました。
2001年にはダービーと菊花賞に2頭。2002年には皐月賞に2頭。2003年にオークス。2004年には桜花賞。
というように徐々に解放していく様です。
非常に厳しい条件がありますが、さらなる解放に向けて進んで欲しいものです。
世界中の馬が無条件で出走できるようになるには20年くらいは掛かるかもしれないが・・・。<-ヘ->
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前置きが長くなりましたが、今年の天皇賞には外国産馬が2頭出走します!!
1頭は、本年度のG1NHKマイルCの優勝馬であるイーグルカフェ(牡・4歳)。
もう1頭は、宝塚記念2着で、前走のオールカマーを勝ったメイショウドトウ(牡・5歳)。
迎え撃つのは・・・
春の2冠馬であるテイエムオペラオー(牡・5歳)!!
東京競馬場の2000mで最強クラスの外・内国産馬の激突は初めてのことになります!
今から楽しみで仕方がないのは私だけではないでしょう!^^
さて、買い目ですが・・・既に決まっています!(笑)
テイエムとメイショウオウドウとナリタトップロードのワイド!(激笑)
巷で今ブームといえばON決戦!・・・・だから・・・・
テイエムオ(O)ペラオー
メイショウオ(O)ウドウ
ナ(N)リタトップロード
というのはどうでしょうか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!???
というのは置いておいて・・・明日からはまじめに予想していきますので宜しく!(^^ゞ
2000/10/24
●秋の天皇賞の七不思議の1つといえば・・・1番人気が勝てないというのがあります。
過去12回において1番人気はすべて敗退。連に絡んだ馬も第116回におけるバブルガムフェローのみ!
全くのアクシデントによる連の外しは置くとしても、1番人気にとっては最大の鬼門レースである。
大降着してしまったメジロマックイーン。
怪我により失速してしまったビワハヤヒデ。
4角で不運にも戦死してしまったサイレンススズカ。
1番人気馬には思わぬアクシデントも考慮したレースをせねばならないという大きなプレッシャーがのしかかります。
しかし、少し注意してみれば何故に負けたかが解るレースも多くあります。
人気になる馬は春のG1シリーズで活躍している馬が殆どであることから、ステイヤータイプの馬達が多いのです。
サクラローレルやセイウンスカイやナリタブライアンなど・・・。
実績からくる人気先行であるといえなくもないです。
東京競馬場の2000mのレースに勝つにはスピードと底力が必要である!
とは昨年も書いたが・・・。
G1レースに出てくるような馬達は最後の直線で容易にバテる事はないのであるから、好位からの直線叩き合いを制するというレースになると思う。
後ろから末脚を伸ばしてくるような馬にとっては多少不利なレースでもある。
昨年のような超ハイペースになった時のみ、末脚炸裂が決まると言っても良いでしょう。
さて、今年の予想メンバーを見わたしたときに、強力な逃げ馬は不在である。
前々で折り合いを付けてレースができて、しかも速い末脚を持っている馬が優勝するでしょう!
おそらく1番人気になるであろうテイエムオペラオー。
ここ1年間、2000m以下のレースに出ていないが、今年は無敵の5連勝中!
自在なレースができる点、勝負根性など、欠点は見あたらない。
唯一の不安材料は、スピード!!
レース序盤、中盤において巧く流れに乗っていけるかということに尽きます。
後、レコードが出るような馬場・レースの経験が無いことも気がかりです。
といっても、彼の他に有力な馬がいないのも確かである。
春のシーズンですべての馬と勝負づけは終わっており、誰もが認める王者には違いないのだ!
2番手はナリタトップロードで決まりでしょう!
4歳馬イーグルカフェはG1NHKマイルCの勝ち馬だが、4歳マル外で1番強いとはとうてい言えないし、イヤにあっさりした馬で、底力を感じません。
武騎手が急遽乗ることになったステイゴールドあたりに頑張ってもらいたいものです!
怪我もなく常に一線級で戦ってきたステイゴールド。最後のご褒美にということでしょうか。
宝塚記念2着、オールカマー1着でマル外待望の天皇賞出走をはたしたメイショウドトウ(牡・5歳)。
2000mの距離は一番向いているだろう。
テイエムをマークせずに自分自身のレースをすれば、もしやということはあるだろう。
ということで、今年の天皇賞はおそらく固い決着におさまるだろう。というのが私の予想です。
馬券的に美味しくなるのはワイド馬券の方かもしれません。
2000/10/26
●最終予想
実は今、非常に頭を痛めています。
明日の馬場状態が予想できないからです。重なのか、稍重なのか。
例えば重ならばナリタトップロードは切って良いのだけど・・・稍重や良の場合は有力馬の1頭だし・・・。<-ヘ->
今回のレース予想では、展開+血統+スピード指数という3本立てで予想しました。
その結果、本命はやはりというか、テイエムオペラオーになりました。
対抗は非常に困難であったが、ナリタトップロード!!(あくまでも良馬場ってのが条件だけど)
メイショウドトウは良くて3番手、悪ければ5番手くらいには来るかなって感じです。
連下候補としては、ダイワテキサスとステイゴールド。
しかし、馬場が悪化した場合は、前残りもある!!
テイエムオペラオーが2〜3着になる可能性もあります。
その場合、勝つのはメイショウドトウだと思います。
連・連下候補はサクラナミキオーの前残りとなるのでは!?
馬番 | 馬名 | 印 | OTEF指数 | 寸評 | |
1 | ユーセイトップラン | ? | ダイヤモンドSからの鉄砲。アルゼンチン共和国杯に行くべき! | ||
2 | メイショウオウドウ | 30 | 宝塚記念からの鉄砲。2000mは得意な距離だが底力が不安。 | ||
3 | ナリタトップロード | ○ | 17 | この馬にとって最適の枠番。理想のレースで突き抜けろ! | |
4 | ダイワテキサス | ▲ | 19 | 古豪(笑)復活!どうでも良いから3着には来てね!\(^_^)/ | |
5 | ロサード | 20 | 明らかに1800m向きの馬。2000mは長すぎるし坂は苦手。 | ||
6 | ジョーヤマト | 41 | 中堅ステイヤーには出番は無いであろう。 | ||
7 | トーワラノビア | 34 | 紅一点!明らかにマイル向き。2000mは長い。 | ||
8 | サクラナミキオー | ▲ | 12 | 前走はナイスな走りをしたが、今回鞍上がカツハルに乗り下がってしまうので不安である。(爆) | |
9 | ステイゴールド | △ | 28 | イマイチ君+天才騎手=G1レース3着!? 馬券買ってあげるからがんばれよ! | |
10 | トゥナンテ | 39 | 良馬場の毎日王冠を勝利!馬場が悪化したら・・・おそらくダメだろう。 | ||
11 | イーグルカフェ | 28 | 4歳G1馬も古馬の壁は厚い!エイシンプレストンも古馬に負けた。 | ||
12 | ロードブレーブ | 35 | この馬の逃げによってレースは進む!気持ちの良い逃げを期待します! | ||
13 | テイエムオペラオー | ◎ | 16 | 自在性・馬場を問わないレース運び。文句のない本命馬である。鞍上の和田君が慌てなければ勝つでしょう! | |
14 | ミッキーダンス | 42 | 夏の上がり馬も前走でストップか!?まだまだ5歳だ、来年に期待しよう。 | ||
15 | メイショウドトウ | ▲ | 9 | 4角で3〜4番手。そこからゴールまで押し切れるかどうか?後ろから来た馬に差されたら2着も危ない様な気がする。 | |
16 | ミヤギロドリゴ | 34 | 鞍上が横典ってだけで、特に注目する点はない。 |
●レース結果と予想の反省
素晴らしいレースでした!感動でした!
テイエムオペラオーに敵はいなかった!
13年ぶりの1番人気での勝利!!
精神的にも肉体的にも完成された芸術品の域に達しているようです。
予想通り、ロードブレーブが必至の逃げを打ち、場内を沸かせました。
それに惑わされたミヤギロドリゴも一緒に逃げてしまい、この2頭によってレースが引っ張られていきました。
しかし、有力馬であるオペラオーとドトウは自分の位置にとどまりレースを進める。
4角での位置取りはドトウが理想通り4番手、オペラオーはそこから少し後ろ。
直線、馬なりで先頭にたったドトウに並びかけるやいなや飛ぶように抜き去ったオペラオー!
場内は王者に対する喝采、また喝采!
ドトウも頑張って2着に残った。3着には内で粘ったトゥナンテがはいり、イーグルカフェが差して4着に。
ナリタトップロードは行きっぷりが悪く5番手にとどまった。
やはり、ナリタは重馬場が響いたのだろう。
トゥナンテは重馬場には弱いだろうと思っていたが、なんのなんの強いじゃないですか〜〜〜!
見直したぜ!トゥナンテ〜〜! ごめんね〜〜^^;;
マイルチャンピオンSに行けば良い勝負ができると思いますよ。
これといった紛れもなく、力通りのレース結果だと思います。
オペラオーは王道を進み、JC、有馬記念に進みます。
来年の予定はまだ分からないけど、国内において走るべきレースは無いように思えます!
マイル路線も制するようなことがあれば・・・日本競馬史上最強馬となるかもしれないが・・・(^^ゞ
私としては欧州に移籍することを望みます(笑)が・・・それは無理だろうだから、海外レースに挑戦してもらいたいです。
挑戦しないならば、引退して早く産駒を出して欲しいものです。
おめでとうございました!
予想の反省は今回は無し!!(笑)
2000/10/30