http://www.aurora.dti.ne.jp/~mutsumi/study/guide_03.html
2002-07-31公刊,2003-02-08Web掲載
黒澤睦「現役学生から」『明治大学大学院法学研究科ガイドブック(2003年度版)』(明治大学大学院法学研究科,2002年7月31日)4頁。

  1. 『明治大学大学院法学研究科ガイドブック(2003年度版)』に寄せた原稿です。

現役学生から

黒澤 睦 

1999年 明治大学法学部法律学科卒業
2001年 明治大学大学院法学研究科博士前期課程修了
2001年 明治大学大学院法学研究科博士後期課程入学

(1)入学動機

 もともとは法曹実務家(弁護士)を目指して法学部に入学しました。しかし,大学3年生の頃から刑事司法システムそのもののあり方に疑問を抱きはじめ,研究者としてシステムを客観的に考察して改革案を提示したいと考えるようになりました。当時所属していた刑事訴訟法ゼミの山田道郎教授に相談したところ,親身になって相談にのってくださり,その研究姿勢と人柄にひかれるとともに,研究意欲をかき立てられ,大学院への入学を決意しました。

(2)研究活動内容

 これまで犯罪被害者と刑事司法システムとの関係を中心に研究してきました。博士後期課程に入学してからは,「親告罪における告訴の意義」,「『事件』当事者のニーズと刑事司法」,「修復的司法としての親告罪?」という論文を発表してきました。今後は,こうしたテーマだけでなく,犯罪予防・捜査とプライバシー,証拠法理論の再検討,といったテーマにも取り組みたいと考えています。

(3)入学して得た物

 研究室の授業や山田教授による個別指導では,自由で活発な議論をすることができます。また,山田教授は自由な研究活動を認めてくださるので,学外の研究会・学会などにも参加しています。こうした自由で活発な議論や様々な研究分野の方や実務家の方との交流の機会をもてたことで,法律解釈学では狭くなりがちな視野を広めることができたのではないかと思います。


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