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2011-03-05公開,2012-04-02最終更新

2011年度「専門演習B I・II」<4年>(演習,4年,2+2単位)通年・火曜2限

  1. シラバス
  2. 授業内容一覧

シラバス (演習案内)

<参照> Oh-o!Meiji System

授業の概要・目的

 刑事訴訟法1条は,憲法31条を受けて,「この法律は,刑事事件につき,公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ,事案の真相を明らかにし,刑罰法令を適正且つ迅速に適用実現することを目的とする」と規定しています。本演習では,この理念が刑事手続の各場面でどのように実現されているのか,あるいはどのように実現されるべきなのかを,判例等を素材にして理論的に検討します。
 本授業を通して到達すべき目標は,(1)刑事訴訟法の基本理念と刑事手続の全体像を把握し,(2)刑事手続の各段階に関する法規定とそれらをめぐる判例・実務および学説についての基礎的知識を身につけ,(3)刑事手続をめぐる基本的な争点および課題を法的に考察できるようになることです。

授業内容・授業の進め方

 3年前期は,法律学の基礎的技術を確認した後,講義科目の「刑事訴訟法」の進度にあわせて刑事訴訟法に関する基礎的知識を確認していきます。前期後半から,各自が選択したテーマについて単独または共同で報告し,それを土台に全員で議論します。履修者の希望があれば,問題演習等を行うこともあります。また,刑事訴訟法の概要を理解できた時期に刑事裁判傍聴等を行います。その際,手続進行とその課題を理解できるよう,事前準備と事後復習の授業を実施します。
(3年前期AI)
第1回 ゼミガイダンス
第2回〜第5回 法令の調査方法,判例・文献の調査方法と読解方法,報告資料の作成方法
第6回〜第8回 刑事訴訟法の基礎
第9回〜第15回 ゼミ生報告
(3年後期AII,4年通年BI・II)
第1回〜第15回 ゼミ生報告,刑事裁判傍聴など
 ※授業内容は必要に応じて変更する可能性があります。

履修の注意点

 3・4年次継続履修が望ましいですが,単年度のみの履修も認めることがあります。本演習を履修するには,「現代法入門」,「法律リテラシー」,「憲法(人権)」,「刑法(総論)」および「刑法(各論)」の単位を修得済であることが強く望まれます。また,3年次に「刑事訴訟法」を履修することおよび3年次ないし4年次に「犯罪者処遇法」を履修することが強く望まれます。

使用テキスト

 平良木登規男ほか編『判例講義 刑事訴訟法』(悠々社,近刊予定)
 出版が間に合わない場合,代わりとなるテキストを初回授業で紹介します。

参考書

 各自が使用している刑事訴訟法の教科書。その他は授業時に紹介します。

成績評価の方法

 出席(約30%),報告(約30%),発言・議論・取組み姿勢(約40%)をもとに総合判定します。

その他

 報告担当者以外の履修者もしっかりと準備して出席し,議論に積極的に参加して下さい。

追加の連絡事項など

授業内容

専門演習B I

専門演習B II



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