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2010
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2010-03-20公開,2011-03-31最終更新
【終了】
2010年度「法コミュニケーション」
(情報コミュニケーション学部,講義,3年以上,2単位)後期・火曜4限
シラバス
授業内容一覧
小テスト
期末テスト
シラバス (授業計画)
<参照>
Oh-o!Meiji System
授業の概要・目的
社会の中で発生する諸々の紛争を解決する裁判や司法は,多くの人々の間で,意思疎通の集積,相互了解の集積を行うコミュニケーション・プロセスによって成り立っています。例えば,刑事司法の分野では,被害者,警察官,検察官,被疑者・被告人,弁護人,裁判官,証人等の間で,事実・意見・感情をやり取りし,共有していくコミュニケーション・プロセスが存在します。それと同時に,民主主義的プロセスが重視される現代においては,これら主体相互間の合理的「コミュニケーション」が,法システムの妥当性を基礎付け,法システムを再構成する鍵概念としての重要性を持っています。
この講義では,犯罪捜査や刑事裁判の仕組みを確認しつつ,上記のようなコミュニケーションという視点から,刑事司法をめぐる諸問題を検討していきます。その根底には「刑事訴訟における『真実』とは何か」という問いが横たわっています。受講生の皆さんには,コミュニケーションという視点で,刑事司法に限らず,さらに様々な法分野の問題を分析できるようになることを期待します。
授業内容
第1回:授業紹介,<総論>刑事司法とコミュニケーション
第2・3回:刑事裁判を傍聴しよう――法律家の…
第4・5回:裁判員制度とは何か――市民が加わった…
第6・7回:有罪か無罪か――証拠と事実認定をめぐる…
第8・9回:えん罪と虚偽自白――取調室という空間での…
第10回:弁護人はなぜ必要なのか――…に与える影響
第11回:犯罪捜査を受けたときに――市民と捜査機関との…
第12回:被害者は何ができるのか――被害者が加わった…
第13回:修復的司法とは何か――新たな…のかたち
第14回:知る権利と犯罪報道――市民とマスコミ
第15回:試験
※授業内容は必要に応じて変更する可能性があります。
履修の注意点
本講義は犯罪をめぐる「手続」(犯罪捜査,刑事裁判)を中心に取り扱います。犯罪と刑罰の「内容」(どのような場合にどのような犯罪が成立するのか,どのような刑罰が科されるか)を学びたい人は,「犯罪と法」と「現代型犯罪と刑法」をあわせて履修することをお勧めします。
教科書
椎橋隆幸編著『よくわかる刑事訴訟法』(ミネルヴァ書房,2009年)
参考書
被害者法令ハンドブック編纂委員会編著『被害者法令ハンドブック』(中央法規出版,2009年)
その他,授業で紹介します。
成績評価方法
小テスト30%(持込み可,基礎的知識を確認する,出欠確認を兼ねる,実施回数・実施形式は履修者数をみて判断する)。定期試験70%(持込み可,基礎的知識を前提に理解力・分析力・論理的展開力を重視する)。
その他
担当教員は,法学部専任講師です。
http://www.aurora.dti.ne.jp/~mutsumi/
追加の連絡事項など
授業内容
第1回 2010年09月21日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
授業紹介,<総論>刑事司法とコミュニケーション
第2回 2010年09月28日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
刑事裁判を傍聴しよう――法律家のコミュニケーション(1)
第3回 2010年10月05日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
刑事裁判を傍聴しよう――法律家のコミュニケーション(2)
第4回 2010年10月12日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
裁判員制度とは何か――市民が加わったコミュニケーション(1)
第5回 2010年10月19日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
裁判員制度とは何か――市民が加わったコミュニケーション(2)
第6回 2010年10月26日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
小テスト(第1回)
有罪か無罪か――証拠と事実認定をめぐるコミュニケーション(1)
第*回 2010年11月02日(火)明大祭のため休講
第7回 2010年11月09日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
有罪か無罪か――証拠と事実認定をめぐるコミュニケーション(2)
第8回 2010年11月16日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
えん罪と虚偽自白――取調室という空間でのコミュニケーション(1)
第9回 2010年11月30日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
えん罪と虚偽自白――取調室という空間でのコミュニケーション(2)
第10回 2010年12月07日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
小テスト(第2回)
弁護人はなぜ必要なのか――コミュニケーションに与える影響
第11回 2010年12月14日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
犯罪捜査を受けたときに――市民と捜査機関とのコミュニケーション(1)
第12回 2010年12月21日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
犯罪捜査を受けたときに――市民と捜査機関とのコミュニケーション(2)
第13回 2011年01月11日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
被害者は何ができるのか――被害者が加わったコミュニケーション
修復的司法とは何か――新たなコミュニケーションのかたち
第14回 2011年01月18日(火)14:40 駿河台リバティタワー14階1146教室
知る権利と犯罪報道――市民とマスコミ
小テスト(第3回)
第15回 2011年1月25日(火)14:30 駿河台リバティタワー11階1113教室
期末テスト
以上で,この授業は終了しました。
小テスト
小テスト(第1回)
【日時】10月26日(火)通常授業時間内
【範囲】10月19日授業実施分まで
【持込】すべて許可する(通信機器を除く)
【出題形式】
大問1 10点=2点×5 正誤問題
大問2 10点=2点×5 空欄語句補充
大問3 10点=10点×1 語句説明
(大問3は,4問中1問を選択して解答する)
【欠席者の取扱い】
小テストをやむを得ない理由で欠席する学生は,事前に教員に申し出ること。
試験終了後にOh-o!Meijiに小テスト問題を掲示するので,11月9日の授業終了時までに提出すること。
小テスト(第2回)
【日時】12月7日(火)通常授業時間内
【範囲】レジュメ11頁〜20頁,配付資料,教科書の該当箇所
【持込】すべて許可する(通信機器を除く)
【出題形式】
大問1 10点=2点×5 正誤問題
大問2 10点=2点×5 空欄語句補充
大問3 10点=10点×1 語句説明
(大問3は,4問中1問を選択して解答する)
【欠席者の取扱い】
小テストをやむを得ない理由で欠席する学生は,事前に教員に申し出ること。
mutsumi@aurora.dti.ne.jp
試験終了後にOh-o!Meijiに小テスト問題を掲示するので,12月14日の授業時までに提出すること。
小テスト(第3回)
【日時】1月18日(火)通常授業時間内
【範囲】レジュメ21頁〜32頁,配付資料,教科書の該当箇所
【持込】すべて許可する(通信機器を除く)
【出題形式】
大問1 10点=2点×5 正誤問題
大問2 10点=2点×5 空欄語句補充
大問3 10点=10点×1 語句説明
(大問3は,4問中1問を選択して解答する)
【欠席者の取扱い】
小テストをやむを得ない理由で欠席する学生は,事前に教員に申し出ること。
mutsumi@aurora.dti.ne.jp
試験終了後にOh-o!Meijiに小テスト問題を掲示するので,1月25日の期末テスト時までに提出すること。
期末テスト
【日時】1月25日(火)4時限(14:30-15:30)
【場所】リバティタワー11階1113教室
※日時・場所は,学部掲示板の情報を必ず確認すること。
【範囲】授業で取り扱った全内容,配付資料,教科書の該当箇所
【持込】すべて許可する(通信機器を除く)
【出題形式】
下記の小問(1)〜(3)のうち2問を選んで解答しなさい。
(1)…省略…について,できる限り多角的に説明しなさい。
(2)…省略…どのようなものがあるか,できる限り多角的に説明しなさい。
(3)上記の(1)〜(2)のテーマ以外で,あなたがこの授業で関心を持ったテーマについて,できる限り多角的に説明しなさい。その際,法コミュニケーションの視点からの分析を加えること。
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