GRANDIA II 紹介

Story

スカイとともにジオハウンドとして仕事をこなすリュード。
無事に仕事を終え一息ついているところに、
新たな依頼が舞い込んできた。
今度の仕事はカーボの村にあるグラナス教会からのものだった。
「今度は神様かよ......」と、ひとり愚痴るリュードをたしなめるスカイ。
ふたりは依頼を受けるためグラナス教会へと向かった。
教会から聞こえてきたのは美しい歌声。
リュードたちはその歌声に誘われるように教会の中へ入っていく。
そこで歌っていたのはグラナスの歌姫エレナ。
依頼の内容は、このエレナを護衛し、
特別な儀式が行われるというガルミアの塔に送り届け、
さらに儀式が終わったあと、
村まで無事に連れ帰ってほしいというものだった。
人付き合いの苦手なリュードは仕事と割り切って依頼を引き受けるが、
これこそが長く険しい旅の始まりだった...。

Comment

待ちに待っていたDCでのグランディアの続編。GD1枚の作品としてはかなりのボリュームを誇る。さすがに技術力やこだわり度のレベルが高いゲームアーツだけあっていい仕事してますねえと言わせるできはさすがとしか言いようがない。
今回は対象年齢が上がっていることを想定してか、わかりやすいシナリオというコンセプトは踏襲はしているもののシナリオ自体は結構重い。ほとんど死者が出なかった前作とは異なり、すでに序盤から人がお亡くなりになってしまう展開には面食らってしまった。このあたりの展開は賛否両論あるが、シナリオの完成度が高いので十分満足できる。
戦闘システムについては前作ではIPダメージの高い技であればどんな技でもキャンセルは可能であったが、今回はどんなにIPダメージが高い技であろうがキャンセル効果のある技でのみでしか敵の攻撃をキャンセルできなくなってしまった(ちなみに魔法ではキャンセルが不可能。このシステムをうまく把握していなかったために一度全滅してしまった...)。とはいえ戦闘システムについてはこのおかげでかなりわかりやすくなった(技・魔法の体系がすっきりしたことも手伝っている)。
また、前作では非常に修得の難しかった魔法であったが(発見が比較的困難なマナエッグを集めなければならなかったために結構手間だった)、今回はマナエッグを装備アイテム化して魔法修得の自由度を高めているので前作よりも一般向けであるともいえる(とはいえ前作のようなシステムも決して悪くはない(固有魔法があるから))。
難点としては前作に比べ開発期間が少ないせいか、シナリオの絶対ボリュームは前作よりやや短く感じられた(特に終盤ややシナリオ的に息切れしている感が見受けられるのはこの影響が強いと思われる)。また、終盤になるにつれエリアマップで一度に移動できる範囲も少な目になっているのが不満。とはいえ、やって損なしの出来ではあるのでDCユーザーは是非ともやるべき。

Main Cast

リュード(CV:森久保 祥太郎)/エレナ(CV:小西 寛子)/ミレーニア(CV:柳原 みわ)
スカイ(CV:堀 之紀)/ロアン(CV:鶴野 恭子)/マレッグ(CV:郷里 大輔)/ティオ(CV:岩男 潤子)
ゼラ=イノセンティウス(CV:阪 脩)/シレーヌ(CV:渡辺 美佐)/メルフィス(CV:千葉 一伸)
Magic List
Special Attack List
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