異常時総合訓練
2012年10月25日
 昨年に続いて防災の日である10月25日に総合基地で異常時総合訓練が行われました。
 今回の想定は、みらい平駅の守谷より約500mの位置に荷崩れにより軌道上に転落した運送中の廃車につくば行き区間快速が衝突したというものです。建設中の都市軸道路の橋からの転落くらいしか、起こらない想定かもしれませんが、それはさておき。

 今回は一般から10名、避難誘導訓練の参加者を募っていたので、申し込んだところ、抽選で当たったので、参加してみました。


 車内には、すでに乗客役の社員が待機しており、そこに一般参加者9名(1名欠席)が合流しました。
 開会式に先立って車内に案内されたので、前半は見ていません。その間、案内役の社員に質問タイムに自然突入。「車内放送は乗務員がいなくても総合基地より無線で放送できるようになっている」などの豆知識を追加できました。

 訓練の乗務員が登場し、避難ハシゴをおろします。ハシゴは、設置が楽な新型だそうで、順次これに切り替えていくということになっています。


 <降りるときは危険なので写真を撮るなというので、しばし省略>


 旧型の避難ハシゴは以前のTXまつりのときに降りていたので、その感覚で近づいていくと、ハシゴの最上部以外見えなくなって、ほとんど「飛び降りろって言うんかいっ?」って感じになっています。
 一瞬躊躇しましたが、降り始めると、意外に楽に降りられました。
 誘導されて、みらい平駅という設定のテントまで進み、その後は、一般観覧席へ。

避難ハシゴ新旧比較


 避難ハシゴの新型(上)と旧型(下)を比較してみると、新型はスマートになったものの、勾配が急になっています。たぶん、旧型は折り畳み式だったのが新型は伸縮式になった影響と思われます。旧型ではハシゴ最上段に着いていた短いスロープが廃止されて新型のハシゴ最上段が高くなってしまったのに加えて、角度が急になってしまっています。
 そのために、旧型では避難口に近づいただけで、ハシゴを目視できたのが、新型では覗き込まないと目視できなくなっています。さらに勾配が急になった分、踏面も狭くなった感じです。全体に手すりがついたのは良くなっていますが、ハシゴ本体については旧型の方が安心して避難できるのではと思います。
 何はともあれ、ぶっつけ本番でこのハシゴを降りるのは、時間ロスが大きくなりそうです。
 ということで、ハシゴを新型に順次交換するというスケジュールを実行する前に、新型ハシゴの構造を再考してもらえたらなと思うところです。

 これ以後、他の訓練も見たのですが、他の 訓練は前回とほぼ同様なので詳細は省略します。


TX勝手にダイヤ