星団の箱
ここは、望遠鏡(口径175mm f=1300mm)で撮影した星団の写真です。星団には散開星団と球状星団があります。散開星団は散光星雲中で誕生したばかりの星々からガスが飛び去った物、球状星団は銀河系誕生当時の古い星々です。


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球状星団

M13
これはヘルクレス座にある北天でもっとも明るい球状星団です。球状星団はよく集まっているかどうかだけの違いで、どれも同じようなものです。




M4
これはさそり座α星のアンタレス近くにある球状星団です。球状星団としてはまばらで、眼視では見づらいですが、写真には、割とよく写ります。上の写真は望遠レンズで撮影したもので、アンタレス(左上の赤い明るい星)とさそり座σ星(右側の明るい星)とM4(中心やや右のぼやっとしたもの)です。
下の写真は望遠鏡で拡大したものです。



散開星団

M45すばる(プレアデス)
清少納言が枕草子に「星はすばる」と書いているように、「すばる」という語は大和言葉です。もともと、誕生当時にあったはずの散光星雲の一部がまだ青い星雲として残っています。
おうし座にあって、近くにはヒアデスという別の散開星団もいます。



M21
いて座にある星団です。左下の星のあつまりがそれで、右上に散光星雲M20があります。



χh(二重星団)
ペルセウス座にある星団です。存在は肉眼でわかります。望遠鏡で見ると宝石箱のようにきれいです。



かみのけ座
何で星座のくせにこちらにあるのかと不思議に思うでしょうが写真でもわかる通り、れっきとした散開星団です。空の暗いところで見るとボヤっと光って、ちょうど金髪があるみたいです。



M44(プレセペ)
かに座にある散開星団。かに座にはこれ以外に特に特徴はありません。



ヒアデス
おうし座にある大きな散開星団です。おうし座の頭に相当します。




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