さそり座からさがす

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 さそり座がわかるようになれば、これを目印にいくつかの星座を捜すことができます。

てんびん座
 まず、さそり座の西(右)隣に、元はさそり座から分離したてんびん座があります。この星座は目立つことのない星座で、しかも、見ておもしろい天体も無いので、黄道十二星座のひとつであるということ以外にあまり意味はありません。

いて座
 一方さそり座の東(左)隣はというと、いて座があります。いて座の中に星が6個ひしゃくの形にならんだものがあって、これを南斗六星といいます。この南斗六星の柄の部分の近くに散光星雲M8が肉眼で見えます。散光星雲で肉眼で見ることのできるのは、これとM42だけです。
 いて座は、天文学上、我が銀河系(天の川銀河)の中心があることで重要です。ここに中心があるために、いて座の天の川は明るくなっています。

へびつかい座
 さそり座の北(上)に、将棋の駒の形にならんだ大きな星座がへびつかい座です。最近の星座占いで、登場したのがこれですが、実は黄道十二星座以外にこのへびつかい座も黄道(太陽の通り道)が通っています。


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