月面散歩
2001年6月3日20:30頃、月面がきれいだったので、月面散歩して、目についたものを拡大撮影してみました。月面の明るい部分は高地で、暗い部分は海と呼ばれる平原です。高地は主に斜長岩、海は玄武岩で出来ています。海は斜長岩質の月表面に巨大隕石が衝突したときに、内部の玄武岩質のマグマが、出てきて、表面の低地にたまったものと考えられています。つまり、海は海でも、水のたまった海ではなくて、溶けたマグマのたまった海だったわけです。


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全体像

月齢12の月全体像。

チコ

1.チコクレーター
月面を小望遠鏡で見たときに、一番目立つクレーター(直径85km)です。白条が長く伸びています。新しいクレーターは白条が見れますが、その中でもチコからの白条が一番ハデです。

雲の海

2.雲の海付近
月面の模様をうさぎの餅つきに例えたときの、杵にあたる部分(?)です。チコクレーターからの白条が貫通しています。

しめりの海

3.しめりの海
雲の海の隣の小さな海。

ガッサンディ

3.ガッサンディクレーター
しめりの海の縁にあるガッサンディクレーター(手前の大きく浅いやつ、直径110km)から、メルセニウスクレーター(奥のやつ、直径84km)にかけての山脈はしめりの海の縁にあたります。

コペルニクス

4.コペルニクスクレーター
嵐の大洋の中にある、白条を伴う大クレーター(直径93km)です。写真ではボケてしまいましたが、二重構造になっています。コペルニクスから左やや下に向けての山脈はカルパティア山脈と言うようです。

アリスタルコス

5.アリスタルコスクレーター
やはり嵐の大洋の中、画面上やや左の欠け際近くくっきり見えるのがアリスタルコスクレーター(直径40km)で、その奥の隣がヘロドトスクレーター(直径35km)です。そこから右下に伸びる山脈がハービンガ山脈。。

夢の沼

6.夢の沼
静かの海(アポロ11号が着陸した。うさぎの顔の部分)の縁の色がちょっと薄い部分です。その先の白いクレーターはプロクロスクレーター(直径28km)、さらにその上は危機の海です。

晴れの海

7.晴れの海
画面右半分の丸い海は晴れの海(うさぎの胸)で、下にちょっと見えているのが静かの海、左上が蒸気の海です。中央付近の明るい部分はムス山脈と言うようです。晴れの海を横切る白条はチコクレーターの方からまっすぐ伸びています。


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