キリキリクォーツ制作手順
図面のダウンロードGIF57KB
部番品名寸法材質
1本体40x40x190アルミ1
2極軸ヘッド25x25x190アルミ1
3ガイドレール40x11x36アルミ1
4極軸φ15x36黄銅1
5微動装置φ10x25黄銅1
6運台台座φ20x10黄銅1
7駆動ノブφ20x6黄銅2
8六角ボルトW1/4x151
9トラス小ネジM5x152
10トラス小ネジM3x102
11ナベ小ネジM4x55SUS3041
12座金M4SUS3042
13六角ナットM4SUS3042
◎原材料
 アルミ角パイプ40×40×2、25×25×2、黄銅丸棒φ20、ネジボルト類、腕時計
 両面テープ、自由雲台
◎必要な工具機械
1)旋盤
これが使えるか作業を依頼できる環境でなければ制作は無理。
2)フライス盤
 あれば作業が楽。どうしても無ければ金鋸と紙ヤスリ等で代用できるかもしれない。
3)ボール盤
 ハンドドリルでも可。
4)ヤスリ
5)エンドミル
 フライス盤を使える場合、φ20のエンドミルだけで間に合う。
6)ドリルの刃
 φ3.2、φ5.1、φ7、φ10が必要
7)タップ
 M5、M4,M3,W1/4
8)レンチ
 φ20の穴を通してW1/4のボルトの締め付け作業ができる十字レンチか星形レンチと横からM4の六
角ナットを締め付けられるレンチかラジオペンチ。

◎部品制作手順
 部品の製作は部品番号順に行うとよい。場所によって工作精度の必要なところと手抜きできるところが
ある。
 ガイドレールの高さ(11)や極軸の径(φ10)、長さおよび微動装置の径、長さは本体や極軸ヘッドの対
応する位置と現物あわせをして寸法を微修正する。
 駆動ノブの穴グリは2個のうちの1個については必要ない。極軸の太い方の径(φ15)や駆動ノブの径
(φ20)、雲台台座の太い方の径(φ20)は図面と大きく違っていても問題無い。

◎組立手順
1)本体にガイドレールを組み付ける。極軸ヘッドを挿入してみてガタが大きすぎる場合は紙などのスペ
ーサーを本体とガイドレールの間にはさむとよい。
2)極軸ヘッドの穴に極軸と微動装置を差し込み、本体に組み付ける。
3)駆動ノブにM4のボルトをねじ込み、六角ナットと駆動ノブでダブルナットを構成して固定する。ワ
ッシャをこれに1個通す。
4)本体の穴から3)で作ったものを差込んで微動装置にねじ込んでいく。本体の反対側のあなからボル
トの先が出たらワッシャと六角ナットを取り付け、もう1個の駆動ノブでダブルナットとして固定する。
5)本体裏のφ20の作業穴からW1/4のボルトを極軸ヘッドのφ7の穴に差し込み、表に雲台台座をネ
ジつける。
6)駆動ノブに腕時計のベルトを取り除いて両面テープで張り付ける。
7)雲台台座に自由雲台を取り付ける。

[Mr.KEIのほーむ|天体写真の部屋|キリキリの世界]