f l a t  d a y s

のんべんだらりを夢見つつ、魂に放浪癖のある一社会人が綴る、カウントダウン的日常の身辺雑記。

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ヴィッセルvsガンバ

朝からあついあついテニスに行って、
夜は、神戸ユニバのヴィッセルVSガンバ。会社でもらったご招待券。
<薄暮のユニバ:キックオフ直前>
ひっさびさにガンバゴール裏。コアなところは避けたつもりだったが
二つの応援団(とてもじゃないが相容れないと思える両グループ)の間あたりになった。
試合はいまいちだった。神戸はよく攻める。攻めまくってるのに、
攻撃の形はできてるのに、GK都築の好セーブもあってゴールに至らない。
一方、ガンバはほっとんどゴール前まで行くことがなかったのに、
少ないチャンスを活かして先制。
後半、ガンバは右の柳本を入れたあたりからリズムがよくなって、
俄然、稲本が驀進しはじめた。
しばらくおもしろかったが、またすぐ平熱に戻った。
結局、3−1でガンバの勝利。ヴィッセルね〜。攻めてたのに。
CKも圧倒的に多かったのに。15の吉村が反応よくていい感じだった。
ガンバの小島宏美ちゃんはなにか悩んでるのか、どこかよくないのか。

 

試合前、スタジアム外のテント下でヴィッセル選手のサイン会をやってて、
スタメンじゃない選手ばっかなんだけど、10人ほどがマジック握ってすわってた。
行った時間は、呼びこみにも関わらずサイン会がらがらで、
どうしようかと迷ってる間に、子供たちのサッカーチームに先を越され、
あわてて子供たちに混じって並ぶ。
知ってる選手いないかも、と思ってたら、一番がいきなり、黒崎でびっくり!!
ここでこんなことしてる場合なのか。
あとの人たちはよく知らなかった。次々全員に、代表のうちわにサインしてもらう。
ほくほく。こういうサービスはいいね。
2000.7.1

 

 

休日とは休む日のことなり休み得ずして休日を終えるその夜の未練かな

なんでこんなにあーついのーかーよー。
土曜日もテニスをしたというのに、本日日曜日もテニスをした。
そんなにテニスが好きなのか。とてもそうとは思えない。
梅雨なんですからそんなに晴れていただかなくても、と思うほどの、かんかんかん照り。
最近までの湿った空気を太陽がじくじくと蒸らし、湯気の中でのテニス。
蒸し焼きですがな。ふへー。
友人たちに誘われてしぶしぶ行ったのだが、時間より早めに着いてしまって
クラブハウスでポカリスエット飲んでると、前のコーチが来てて、
ひっさびさに会えて、これは今日行ってラッキーだった。
現役でコーチしてもらってるときは、このコーチは計画性もってて非常に理論的で
(わかりやすく)しゃきしゃき進めてく人で、
自分がへたくそなもんだから申し訳無くて、なんとなく引け目というか
自分のペースにもってけない、中途半端な人間関係があったのだけれど、
しばらくぶりに会うと、むこうからうれしそうに声かけてくれて、近況など話してくれて、
なかなかいい青年じゃないか、と私もうれしくなる。がんばれコーチ、院受験。
こういうバランスの取れた若者というのは貴重だね。
帰りに、どーーーーーーーしてもバーゲンに行きたくて、天王寺まで出る。
昨日から街はバーゲン一色。既に遅れをとってしまっている。
はっはっはっは。大漁!! 遅れは多少なりとも取り戻した。
テニス帰りで、すっぴん大王どころか日焼け直後で顔はまだらにすす黒く、
髪は汗臭く、靴は買い替え時を半年はすぎたぼろぼろのテニスシューズ、
でかいテニスラケットをもってうろうろ、
こんな臭いべたべたな人に試着されでもしたらどうしよう、と店員たちは思っていたに
ちがいない。ご期待にこたえて、試着したのじゃー。はっはっは。
それもよそゆきのええもんのスーツじゃー。ざまあみろ。
いやか。いやだったろう。よく耐えた。ほめておいてやろう。
そのかわり、買わせてもらいましたがな。な。悪いようにはせんと
言うてまっしゃろが。テニス用のサンバイザーも買う(これは定価)。
明日は会社帰りにミナミを攻めようっと。
いきいき。そういえば、ボーナスが入ったんだったな。 
2000.7.2					 

 

雷の祭典

はろー、みなさんお元気?
私は、10日ばかりFeの錠剤を飲み続けてるせいか、テニスでぶっ倒れることもなく、
会社で席を立つたびにふらふらトリップすることもなく、
恙無く過ごしておりまする。恙無さすぎ。
先週の雷雨はすごかった。東京地方はニュースで見たが、浸水でえらいことになっていた。
うちのあたりは「上町台地」といって、若干高くなってるらしいのであまり洪水だとか
浸水だとかの被害にあったことはない。それでも、短時間のあの雨はひどかった。
ちょうど地元の駅に着いた時まっさかりで、10人ばかりのみなさんが、地下鉄の
階段の下から地上を見上げてうらめしそうにたむろしていた。
私も傘をもってなくて、本当のところ濡れることはそう厭わないのだが、
地面にたたきつけられてカエルちゃんになりそうな勢いの雨だったので、
この中を決然と走りもせずに歩き出すのは、目だってしょうがないと考え、
いかにも善良な小市民を装って様子を見ることにした。
雷がすごい。ばりばりばりと、空気を引き裂き、こことつながっている地中のどこかに
たどりついて、どごんどごん大地を揺るがせている。
安全なとこから見ている分には美しくも激しいショーだ。
当分外には出られない、と覚悟を決めて、その場で立ったまま、着メロ作りで時間をつぶす。
40分ほどそうやって過ごし、ふと見ると、雨がずいぶん小降りになっていたので、
いけるとふんで、家に向かって歩き出す。雷は若干遠のいたとはいえ、まだまだ
空全体に白くストロボをたいて派手なショーをくりひろげている。
空を引き裂いて天より地へ、稲妻が走る。アニメのようだ。美しい。
商店街のアーケードの下を通りすぎると、またまた怒涛の降りになってきた。
アーケードまで引き返すにも家まで突っ走りきるにも距離がある。
人んちの軒先に入る。見れば、ちょっと行った先にも同じように軒先で
雨宿りしている人が。ご近所の野良猫たちはどうしてるだろうか。私と同じように
どこかの路地で空を見上げて雷ショーを楽しんでいるのか。体を丸くして
顔を体にうずめて震えているのか。
時折通るバイクや自転車の人に気を使わせないよう、物陰にしゃがんで
そこにも10分余り。私のことを心配する人さえいなければ、ほんとのとこ
濡れることなどどうでもいいことだ。幸いにも、家には私のことを
必要以上に心配する人たちがいる。あの人たちがいる間は、私はまともで
いなければならない。
まもなく見切りをつけ、雨の中を走り出す。軒から軒へと。
走ることなどないのだ。それでも、まともでいるために、走る。
普通の人は濡れることを嫌がるものだから。
たまの大雨。たまの雷雨。なかなか非日常でいい感じ。
なんらかの被害にあった方、ごめんなさい。
2000.7.9				

この美しい壁紙は、QUEENさんとこのです(トップページにバナー)

 

ムダ死にする牛たち

人というのは日々、年を重ね経験を重ねて、知恵もつき
成長もするというものである。
今日も会社は暇だった。それでもあほみたいに定時まで会社にいて、
帰りに、東急ハンズか大丸に寄ることにした。
東急ハンズでほしかったのは、ラッピング用の袋。でも
東急ハンズに行くと、はんこだとか色ペンだとか文房具にはまって
よく当初の目的を忘れてしまう。今日のところは、大丸に行くことにした。
大丸では、人にあげるものを探しに家庭用品の売り場に行くつもりが、
ふと見ると、「ミッシェルクラン本日バーゲン初日」。これは。
うーむ、これは運命かもしれない。待ちに待っていく人もいれば
私のようにたまたま来て出会う人もいる。
んなもんでまずバーゲンを見に行った。なかなかかわいいキャミでないかい。
これはサイズぴったりのパンツでないかい。おお、この黒の美しい
およばれスカートは半額ではないかい。いろいろ見たが、
これといって琴線に触れるものもなく、いつもの私らしくなく、
さっさと見切りをつける。大人になったもんだわ、と自分の成長を喜ぶ。
家庭用品売り場でもほしいものが見当たらず、ついでに食器みたり、
いろんな茶たくを見て楽しんだり。せっかく来たのに手ぶらもな、と
地下でフルーツゼリーを買って帰ることにする。
これ、と決めて店員さんに声をかけようとした瞬間、横からおねえちゃんに
先を越された。なんだよー、私のが先なのにー、と思うものの
別に急がないので鷹揚にほかのケーキも見ながら、ふとかばんに手をやると、
財布がない。
またやってもた。
会社の机の上に置きっぱなしか、炊事場だ。ありゃあああ。
はっきり言って、無一文。無一文でこの心斎橋界隈をうろついていたのだ。
この1時間半ばかし。律儀な店員さんたちに「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」
と声をかけられながら。(カード類も全部財布の中でーす)
東急ハンズにいかなくてよかった。バーゲン会場で服選ばなくてよかった。
家庭用品売り場にほしいものがなくてよかった。
さて、みなさん。みなさんは財布をどっかに忘れてくる、ということは
年に何回ほどありますか。そんなにはありませんか。
私は、年に10回ほどあります。先月はなかったと思うけど、月に2回も3回も
あることもあります。なんででしょう。
忘れても気づかず、翌日会社に行ってから、引出しの中に入ってたり、
デスクトップの前にたてかけてあったりするのを発見し、おお、昨日の
私は無一文だったのだと、改めて感慨にふけることもあります。ふけらないか。
バレンタイン前に、お菓子のデパートで、かごいっぱいこまごまと買い物して
レジ待ちの長い列にめっちゃ並んで、やっと自分の番になってから
財布がないことに気づき、半泣きでお菓子を一個ずつ
元の場所に戻しにいったこともあります。
食べ物を注文してから忘れてきたことに気づき、「あやしいものではございません」
とお断りして、そこはキャッシュオンデリバリーだったので、すんでのところで
無銭飲食にならずに、逃げ帰ったこともあります。
顔だけ知ってる会社の人に駅で出会って、切符代を貸してもらったことも
あります。ああああ。書いてるうちにほんとに情けなくなってきた。
ふつう、懲りないか。え。ふつう、気をつけるようにならないか。
不思議だ。なぜ平気なんだ。なぜ繰り返すんだ。学習しないんだ。
サルじゃないのか。うっきー。
こんな成長のない人間が、肉とか魚とか食べていいのか。
私に食われる牛さん魚さんに悪い。無駄死にやーと内心思っているのでは。
やかましわい。誰が食べようとうまいもんはうまい。←そーゆー問題か。
明日、会社に行ったら、無事に財布ありますように。
みなさんも気をつけてねー。私に言われたくもないだろうけど。
2000.7.12			

 

Farewell

うちの会社は東京・大阪2本社制で、営業関係は東京がメイン、、
管理部門は大阪が主でやってきた。株主総会や、会社の広告・広報、
資産の運用や管理、決算処理、決算発表、給与計算、などなどは
大阪本社の仕事だった。昨年、社長が変わり、いよいよ管理部門も
本格的に東京に機能を移していくことになった。
私の所属する部もそのただなかにある。
今週は、懇意にしていた、主だった新聞・雑誌社の人たちを
かわるがわる呼んで、その説明に追われていた。
いつのまにかフロアに来てて甲高い声で話すK紙のS氏、
親しすぎて来る度にからかい半分で邪険にされてたN紙のS氏、
ひとなつこいT誌さん、来ると長いS紙さん、みんな古くからのなじみの顔だ。
この人たちとのつきあいも終わる。以後は、広報機能は東京に移るのだから。
ここでお茶を飲んでもらうのも最後になるのかもしれない。
リストラが進んでいるわけではないのだけれど、実際リストラの進む職場の
雰囲気ってこんな感じだろうか。「お世話になりました」なんてありふれた言葉が
本来の意味をもって、思いをこめて交わされる。「お世話になりました」。
さようなら、よく居留守を使われてた人たち。さようなら、
時には暇つぶしの相手にされてた人たち。さようなら、
私が入社した当時からずっと毎週通いつめてた人たち。
さようなら、気のいい、辛抱強い、自分の信頼関係を武器に仕事をしてきた人たち。
さようなら。いつも好意的な記事を、ありがとうございました。
社長になりかわりまして、礼。
2000.7.14			

 

おめでとう伊藤

伊藤がお立ち台に立った。
今季タイガース78試合中すでに43試合に登板しながら、
これが今季初勝利。昨年の8月以来という。
勝ちもセーブもつかない中継ぎを、淡々とこなす。
いつも、自分が出したのではないランナーを背負っての登板。
昂揚することもなく、球審に文句を言うでもなく、
ガッツポーズをするでもなく、ただキャッチャーミットめがけて
ぽんぽんと自分のペースで球を投げ、1イニングか2イニングで
次のピッチャーと交代する。葛西や遠山のように、勝ち試合の為だけに
温存されるわけでもない。勝っていても負けていても、どうにも不安なとき、
なんとかここは抑えきりたいとき、伊藤の名前が告げられる。
そして、マウンドに上がると、にこりともせず、ホームベース方向に左肩を
向け、淡々と職人のように、自分の仕事をこなす。
さめているのかと思っていた。安く使いやがって、くらい思ってるのかと思ってた。
リリーフの葛西がなんとかラストバッターを抑えると、ベンチ前でナインをひとりひとり
迎え入れる、笑顔の伊藤があった。
37歳の伊藤が、ルーキーみたいにうれしそうに笑っていた。
お立ち台でのインタビューの後ろ手に、ウィニングボールをしっかり握り締めていた。
よかったね、伊藤。。
2000.7.15			

 

しぶちんvsしぶちん

というのは、FC東京vs清水エスパルスのこと。
TVの中継を見ていたのだが、どっちも「しぶちん」なチームだね。
しぶちんというのは、関西弁で、ムダなお金を使わない人、出し渋る人、
出し惜しみする人、小ケチ、てな意味になるだろうか。
両チームとも、試合運びが、堅実というのかむだがないというのか、
コンパクトで、統制がとれてて、チームに一体感というかひとつの頭で動いてる
感じがある。セレッソとかのいけいけサッカーとはちがう。
FC東京はいいチームだ。ここに負けると、やられたー、という感じが
他のチームより強くする。一所懸命走ってばたばたみっともないことやって
必死に汗かいてむちゃくちゃエネルギー使って、でも気がついてみると
FC東京に負けてました、ってそんな感じ。
なにが言いたいかというと、別にとりたてて言いたいこともないのだが、
華の無い試合だった。アマラオやトゥットの抜け出るあたり、
アレックスが抜け出るあたり、が快感といえば快感かもしれないが。
清水は、カラーのちがうチームとやった方が抜群におもしろい。
あと、今日は夜中にセレッソvsガンバの録画がある。このカードは
むだが多くて、おばかちゃんが必ずいて、意図不明、が絶対あって、
おもしろそうだ。
なんだダービーじゃないか。行けばよかったな。
2000.7.15			

 

ついでに週の総括
どうしても、土曜日に冷たいものを飲みすぎるものだから
前半胃が悪く、終盤ど貧血というさんざんな一週間だった。
会社では大した仕事をしてなかったのに、なんだかほめられちゃった。
仕事でほめられたのは久しぶりだし、また、てめえにほめられてもよ、という
相手でないのも久しぶりだった。いぇーい。
それでも、腰は引けたまんま。
世の中にOLさんの「腰かけ気分」を批判する声は多いと思うが、
私ほど長く腰かけ気分を持続させている人間は、そういないのではないか。
それというのも、多分、前述の、学習能力のなさに由来しているものと
思われる。日々積み重ねてないから、学習しないから、部の「主」にも
ならず、「女ボス」にもなれずならず、いつもフレッシュなんざますーー。
しかし、いかに気分はフレッシュでも年は食う。ありゃりゃ。
本人がいくら浮ついた気分でも、やっぱキャリアという客観的事実が
それなりに責任やら責任感というものを押しつけてくるので
さすがにそれは受けて立ってはいるが。
たまに、私より上の人たちで、腰かけ気分ではなかろうが、
いつまでたってもぜんぜん自立してなくて、
年季相応な判断ができない人たちがいて、あんな風にはなりたくない
と思っているものだから。
体調に気を取られ、大した思索もないままぼーーっと週末に突入。
今日土曜日は元気にテニスに行けた。肘痛でフォアが全然打てなかった。
なんでこんな満身創痍なんだ。なんもしてないのに。
肘の痛みはまあパワーテニス、ハードヒッターの宿命かもしれないが。
というのはうそで、変化球ヒッターです。ファンタジスタです。(???
まあ、幻惑はしてると思う。敵も味方も、自分さえも)
いっぱい汗をかいて、おいしいランチ食べて、本屋を楽しんで、
家帰ってシャワーあんど昼寝のいつものパターン。おばさんが野菜を
たくさん送ってきてくれて、さっそく漬けた水なすのお漬物が
やわらかくておいしかった。晩ご飯にばくばく食べる。
そうだ、今朝、顔を洗ってるときセミの声に気づいた。梅雨明けが近いんだ。
来週は天神祭。会社のすぐそばでは、今年が最後の、せともの祭りが
始まる。本格的な夏が来る。あぢあぢあぢ。
2000.7.15			

 

いてもたれ、清原

清原のエンジンがかかってきた。見たか、おっさん、
逆転ツーラン。(私は見てなかった。ニュースで見た。)
札幌での3ホーマーといい、いよいよ清原、やっと、今度こそやっと
復活か。もうばかすか打ってやれ。姑息なバッテリーなんか力で
ねじふせてやれ。古田がなんぼのもんじゃ。いけいけ、清原。
しょうむないこと言うおっさんらめがけてばこばこ打ちこんだれぃ!
言っておくが、私は、病めるときも健やかなるときも、清原の味方である。
彼が、な○つねの配下に甘んじていることは残念ではあるが、
彼が選んだ道だからしょうがない。
清原だけではない。桑田も、上原も、仁志くんも、ジャイアンツの中では
好きな選手たちだ。
私を阪神タイガースファンと思っている人もいるだろうが、違う。
ファンじゃないんです、サポーターなんです、なんてうぶなことを
言う気も無いぞ。ぺっぺっぺっぺっぺ。
タイガースやら、ダウンタウンやら、明石家さんま、というのは、
今更好きとかファンとか応援してるとかじゃなく、
昔からの身内、どうしようもない血縁なのだ。
元気にやってくれてればそれでいい。気をひくつもりもなければ、
一挙一動に振りまわされもしない。なんかやらかしても、またアホなこと
やってるで、ですむ。
一部というか多数派なのかもしれない熱狂的なタイガース党たちは、
巨人というと眼の仇にしたり、
あんなにあの幾たびかの夏熱狂させてくれた、PL時代の清原や桑田への
熱い思いを忘れてしまったりしてるようだが、
私は忘れない。
さすがに巨人を応援する気にはなれないが。それはヤクルトや横浜だって同じ。
どこにいようが、清原、君らを敵と思ったことはない。
この先、いつもいつも絶好調というわけにはいかないだろうが、
清原、うっぷん晴らしたれ。思う存分暴れまくったれ。
新聞には好きに書かせておけばいい。しぶとく、したたかに
生き残って、華やかに一面を飾ってくれ。
君が元気だと私はうれしい。

 

でもどうしても、一度は選んだそのユニフォームの
着心地がなじまなかったら、いつでも、白黒縦じまのユニが待ってるぞ。
ああ、でも身内になると、ぼろっかす言ってまうよなああ。
2000.7.17			

プルダウンメニューに成功!!

 

MiI-2

ミッションインポッシブル2でーす。
なーんでこんなに人がはいってるのか、この映画。
トム・クルーズは嫌いなわけじゃないし、特に肩入れもしないが
(大阪の高校出身じゃないし)、
この映画においては、敵役ショーンがかわいそうすぎる。
栄養たっぷりとったウィレム・デフォーみたいな顔。
なんであんなひどい目にあわなきゃならないのか。
確かにひどい奴だが。たかが私利私欲に燃えてるだけじゃないか。え。
言葉をつくせば、人との出会い次第では、まだ説得できたんじゃないのか。
別に次々と子供を虐殺したわけでも、人を洗脳しようとしたわけでもない。
それをだね、半年前に彼のことをふった女を使って
彼にまだ気があるのを利用してだね、だまして内通させて、
かわいそうに楽しげに無邪気にふたりで競馬見に行ってるときでさえ
裏切られてるんだぞ。ひどいじゃないか。
裏切られてるのがわかってても、彼女にリンチするでもなく、
でも最後まで「悪役」をやってのける、ショーン。
だまされて、仲間まで撃ち殺してしまうし。
彼女に裏切られて余計に悪の心に油そそいじゃったんじゃないのか。え。
彼女が心から彼のために身をなげうてば、改心させられたんじゃないのか。え。
ひどいぞ。なんだかひどい。
みんなは納得して見てるのか。トム・クルーズかっこいい、ですむのか。
生身のアクションならジャッキー・チェンのが断然美しいし、
仕掛けならマトリックスとかのが面白いし。
なにもかもが「できあがってるもの」として登場し、こまごまと実際に
仕掛けを作っていくディテールもないし、
じゃあこの映画はなにがウリかというと、
ジョン・ウーでしょう。
小気味のいいカット割り、スピード感のある映像、
CMフィルムみたいなかっちょよさ。それに尽きるのでは。
ジョン・ウーは、ナイキのCF撮った人だそうです。ブラジルチームを使って、
って書いてあったから、多分、あの空港編だ。
でも、こんなにもはやる理由はわからない。
敵役がかわいそうで、トム・クルーズだけ自分の手もさほど汚さず、
めっちゃハッピーエンドでずるいぞ。
彼女も彼女だけどな。
2000.7.20			

 

肉抱え女 前編

土曜日は部のバーベキュー大会。阪神西宮駅集合で、香枦園浜へ。
近所に、松坂牛のおいしくて安い店があるので、私はお肉調達係。
大人13人、子供2人のメンバーで、肉は「4kg」と頼まれてた。
お肉は、200gずつパックされてて、松坂牛を中心に、
焼肉用、サイコロステーキ、あみ焼用、カルビ、+ こてっちゃん(てなに?)
あんど、あらびきウィンナーを買った。
のだが、甘かった。買っていきながら、4kgってすごいなとは
思ったが、棚のほとんどの肉をさらえてしまった。
お肉屋のおじさんに、今からバーベキューに行くのでお肉をかさばらないように
まとめてほしい、と頼むと、じゃじゃーーーーーん。
おじさんが得意げに、巨大発泡スチロールの四角い箱を両手に
抱えて現れた。
「バーベキューやろ。肉がいたまんように氷もたっぷり入れといたから。」
箱は、私の倍ほどの横幅がある。
「もてるやろ、もってみ。」
もってみた。それはもてるだろう。しかし。
一応、車ではなく、今から電車を乗り継いでいくのだ、ということを
説明したが、「そやろ、そう思て、氷入れてるし、これやったら
夕方までだいじょうぶ」。
自信満々なおじさんにそれ以上言えず、
どこにも持ち手のない巨大箱を、両手で下から支えながら
市場を後にする。歩けるのか。とりあえず駅まで。
途中の雑貨屋で、でかい紙袋やら風呂敷状のものを所望してみるが、
はいりやしないって。これが入るなら、私も入るね。
引田天功も入るね。
どうするんだ、香枦園浜まで。まず地下鉄で梅田まで行って、
そこでくろちゃんたちと合流。そこから阪神電車に乗って
西ノ宮駅まで、という予定のルートなのだが。
まず、時間がもうすでに、梅田集合の11時になってる。
とりあえず、携帯でメール。「先に行って。」
なんとか文化祭前の高校生みたいに箱を抱えながら
駅の降り口までたどりつく。しかし。
なんせ重いのはもちろんだが、箱がでかくて足元が見えない。
それにこの幅。これで電車に乗るのか、ごめんなさいごめんなさい、
といろんな人に謝りながら。
なんだ、この女はこの時間に行商か、と思われながら。
言っておくが、私は極力車には乗らない人である。
それは地球環境のためではなく、車酔いするからだ。
その、私が、ついに、そこで決意する。
タクで行こう。
あああ、考えるだに恐ろしい。未だそんな距離を自ら選んで
乗ったことはない。最後までたどりつけるのか。わけのわからない所で
がまんできずに「おろしてください」にならないのか。
そして、タクシー代は一体、いかほどするものなのか…。
以下、次号に続く。
2000.7.30			

このHPから抜粋、転用などすることは、どんな事情がおありか知りませんが、私の同意なしでは許されません。

   来る?