ふらふらうろうろ日記―お山で駆けっこ録

奥多摩を24時間以内に駆け巡る。


2007.10.12〜13(日・祝月)はれ

第16回日本山岳耐久レース「長谷川恒夫CUP」
参戦記No.2

とりあえずなんとかゴ〜ル♪


今年もぷわぁ〜ん と間抜けたラッパでスタート。

並んでいる時間帯が時間帯だからか、周囲もなごやか。

最初のトレイルに入るまで今年はずーっと歩かずに走れた。登りもツラクなくなんとなくすーっと。足も今までになく軽い。いい感じかも?

思ったほどひどい渋滞もなく、最初のトレイルを抜けて変電所から今熊神社までも歩かず走れる。走れない私にしては珍しいことだ(苦笑)


今熊神社の坂も気持ちよく登れる。その後も混んではいるけど、イライラするほどの渋滞もなく、 今年はなんとなく いい感じかも〜♪ などと思っていたのだが。。


持病みたいな外反母趾と右股関節はあまり調子良くなかったのだけど、 下りで腰に嫌な感じの振動が響く。
遅いけど、最近やっと自分なりの駆け下り方を見つけたのに、 今日はドスドス下る振動がそのまま腰へ…。 なんだかヤな感じ。。


今年は曇っていたのか、日没前の富士山も見えないまま、ヘッドライトと出して夜間走行へ。


やっと第一関門に着いて、まずはトイレ(笑)
今年はトイレもそんなに混んでないよ〜な?

西原峠まではストック出さずにおこうと思ったのだけど、途中で取り出す。

駆け下りられないけれど、ストックつくと腰が楽? 

今年はガスってなかったので、ライトの乱反射で頭がぼーっとすることはなかったけれど、 それでも疲れてきたら、ちょっとコースはずれて座ってみたり、横になってみたり…。

ザックを下ろす時は、ついでにリザーバの中の水も確認。
チューチューだと水飲み癖がついて、飲み過ぎ?
後のお楽しみのために350mlのペットボトルを持ってきたのだが、 最初、予備の水を入れていたのに、荷物を軽くしようとして 家を出る前にカラにしてきてしまったことが悔やまれる。

三頭山への登りもあるのに、第2関門まで水もつかなぁ。。

腰と相談しながら三頭山山頂をめざす。
「明けない夜はない。たどり着かない山頂はない。」と心の中でブツブツつぶやきながら…(笑)
あとでたーこさんも同じことを言ってたの聞いたケド。。

やっと山頂到着。
ん〜、去年より50分ほど早い到着。


ダブルストックにはずいぶん助けられたけど、鞘口峠までがやたら長く感じる。

鞘口峠からの登りで大きな丸太が道端に転がっているのを見て、つい上に寝転がってみる。
寝返りうたなければいいベッドよね?

水と腰を心配しながら第2関門へ。

第2関門の給水所に並んでいる時に最後の一口がなくなる。
計ったようでスバラシイ!!

それでも、最初からちびちび飲みなのに、2リットルも飲んじゃうかなぁ?>私。


その上、トイレから戻ってきたら、ザックからお漏らしが。。

げげっ、リザーバの口をしっかり閉め損ねたのかっ?(汗)
すぐに気づいたからそれほどの損失はなかったものの、貴重な水が。。。

水の減りはたいしたことなかったけど、ここでのお漏らしが後に悲劇を招く。。


第2関門を出るところで、去年との時間差貯金は15分。

三頭山下りるのにやたらと時間かかってね?

しばらくして、ライトの電池交換するのを忘れたことを思い出す。
使えないほど暗くはないけれど、第2関門で交換しようと思ってたのに。。

途中のベンチに座って交換。 暗いしなんだかすごく時間がかかってしまった。


小河内峠手前のベンチでごろ寝。
試走の時もここで寝てたよ〜な(笑)

昨年の滑落現場を迂回しながら手を合わせる。
御前山への登りは長い。途中あちこちで道端に転がる。
うずくまったり、ごろ寝したり…。

そーいえば、道端に転がっている男性はよく見かけるが、 ころころ寝ている女性って見かけないよなぁ。。。
もしかして、私くらい??

たぶん御前山山への登りだったと思うけど、 道端に座り込んで寝ていて、目を上げたら、ちょうどえくんちょさんが通過中だった。
最初の方ですぐ近くにいて、私の方が先に行ったはずなのに、ここで追いつかれてるし(笑)


長く長く感じられる登りを登り切るとやっと御前山到着。


ここでもしばしおやすみなさい。。zzz


登りが長ければ下りも長い(笑)
腰がダメダ〜メなので早く下りられないし。。

やっと大ダワに着いた。
まだ暗いけど、大岳山からの夜景には間に合いそうにない。。。


とにかくもう、どこでもコロコロ。
本当に寝込むことはないが、数分ウトウトする程度。


途中、山側の斜面で太くない木を抱え込んでコアラのように寝ていたら、 一瞬ホントに寝込んでしまったようで、組んでた手がほどけてコースに転げ落ちたw(@@)w

転げ落ちた方も一瞬何が起こったのかわからなかったが、 すぐ横を走っていた男性はもっと驚いたようで 「通報しなきゃいけないかと思ったよ〜!!」と走り去っていかれました。
いやぁ〜申し訳ない。。

去年も大ダワ過ぎてから、寝ぼけて斜面を谷側に踏み外して転んだし、大ダワ過ぎたら要注意かも。

大岳山前の岩場ですでに薄明るい。

やっぱり大岳山からの夜景には間に合わなかった。
途中木立の間からチラチラ見えた夜景でがまんしよう。

明るくなった大岳山頂から今年は富士山も見えず。残念。。


すでに昨年より1時間オーバー。
走れないんじゃ仕方ない。24時間以内にゴールにたどり着ければもういいや。


大岳山さえ過ぎてしまえば、あとはほとんど下り。
途中の水場で持ってきたお楽しみ♪

今年のメパンナさんほどではないが、昨年のメパンナさんを見習って…。


最初の方は腰にきてたけど、途中から右股関節と外反母趾の痛みがひどくなってきた。
外反母趾はいつものことだけど、股関節は走れないぢゃんっ(泣)

私でも走れそうな所で、昨年も試走も走れた所を走れないのは悲しい。
それでもたぶん制限時間内にゴールにたどり着けそうなら、それでよしとする?


第3関門越えたらあとどのくらいだっけ?
でも走れないんじゃ時間わかんないな。。


歩いたり、ちょっと小走りしたりしながら御岳山・日の出山を過ぎて、金毘羅尾根…。

このあたり、外反母趾と右股関節の痛みピークで、顔を歪めて ひんひん泣きながら小走りモードで急ぐけど、なかなか先に進まず。。

…あぁ、もう、走れないと金毘羅尾根長いっ!!


やっとアスファルトに出たっ。

時計を見ると21時間を切れるのか超えるのかビミョ〜な時間。。


最後だけは と、がんばれるだけがんばってみたけれど、
うーん。21時間に乗っちゃった? ならせめて0分台で(笑)


記録 21時間0分50秒



 ……って、あれ〜? 顔見知りが誰もいないや。。
(ちょうど表彰式の時間だったのね)


そそくさと更衣室に行き、1時間近くダラダラ。。

その間にメパンナさんやアウトドアショップのおねーさんのゴールを見逃してしまった。。


その後、今年はパラダイス企画のメンバーに交じってゴールを見守る。
しゃおらいさんのおサルの着ぐるみゴールも楽しませてもらった。

やがてカウントダウン そしてフィナーレ。


終わったら速攻で撤収作業は始まる(笑)

そこへ戻ってきたランナーのお迎えもできた。



2008.10.16

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