ある回転数になるとピーッというブザー音で知らせてくれるやつが RX-7 とかに付いてますよね。あれを自作してみましたので紹介します。

このページを見て手配線で作製された かわい@茨城 さんより画像を頂きました。こちらのページで見れるようになっております。かわいさんありがとうございました。

コンデンサーがパラに配置されてたりおかしな点もありますが、会社にころがっている廃棄用基板から外した部品を使う事を優先している為にこうなっています。C1、C2などは0.48μFが手にはいるのなら置き換える事が出来ます。なお、こうしたほうが良いよとかここはムダだよというご意見ありましたらお寄せ下さい。

仕様上では4気筒のエンジンを積んだ車なら12000rpmまでの任意の回転数でLEDとブザーをオンに出来るはずです。最初はVccを12vで設計していて、途中で3端子レギュレータを入れて8vに落としちゃったので上限は少し変わっちゃったかも知れないです。それ以上回るエンジン積んだ車に乗ってる方はLM2917まわりのCR回路の値を変更して下さい。

6気筒、8気筒のエンジンの場合でもCRの値を変更するだけで使えます。詳しくはナショナルセミコンダクタのホームページからデータシートをダウンロードして下さい。

私は6300rpmでLEDが点いて、6700rpmでブザーが鳴る設定にしています。ロムチューンしている方は8000rpmくらいまでラクに回っちゃうらしいんですが、周波数発信器につないで実験したらだいたい13000rpmまでは設定可能でした。設計上の12000rpmよりは少し上限が高いですが良しとしました。

上の図面からネットリストを出力させて今度はパターンデザイン用のソフトでそれを読み込みます。

レイアウトとパターンを引き終わったらそれをOHPフィルムにプリントアウトします。

んで感光、現像、エッチング、と進むと下のようなプリント基板の出来上がりです。

部品を半田付けしてコードを付けてブザーを付けてできあがり!

配線は車のメーターパネルの裏側に取り付けます。基板のTM入力への線を右上のTMと書かれたランドにあるネジを取り外して付けます。後は同様にIGNという所にVcc(+12V)、G(−)と書かれた所にGNDの配線を取り付けて完成です。

上の写真の右下に見える青、緑の配線はタコメーターパネルに取り付けたLEDにつながっています。

 

タコメーターの針の中心すぐ右下に小さな穴があいてるのが見えますでしょうか?ここに取り付けてあるLEDとワイパースイッチの所に見えるブザーが基板のほうに繋がっています。

配線が終わったらエンジンをかけて迷惑にならないところでエンジンをふかしながらブザーとLEDの動作ポイントをVR1とVR2のトリマーで調整します。

なかなか雰囲気が出ますんで電子工作に自信のある方は作ってみてはいかがでしょうか?

一つしか作らないんであれば手配線で作るのがいいかと思います。要望があればそちらのほうもアップしていきたいと思います。