広島三矢組若衆名簿2003


2003年若衆名簿。
誤りが多いだろうことは承知の上。



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学年 なまえ ポジション せつめい 背番号
馬屋原 佳明 FW  サンフレッチェみろくの里出身。
 昨年はU−17日本代表に名を連ねた、長身ポストプレイヤー。
いかにもセンターFW、といった感じで、長身を活かしてやわらかいポストワークを見せる。
1年の時はポスト専任。2年になってシュートも狙おうとしたがややどっちつかず。
しかし今年は裏への飛び出しからのシュート、というストライカー的な動きが見られるようになった。
まだ決定力はあれだが、ポストプレイが巧いんだから、ゴールに向けてそれやればOK!(適当)
トップチームはポストプレイヤー募集中ゆえ、この一年、勝負!

 福岡大へ進学。
10
黒飛 泰洋 FW  サンフレッチェびんご出身。
 俊敏でテクニカルなストライカー。
ボールの受けからドリブル、シュートまでの流れが実にスムーズで、
ダイレクトシュートも上手い。特に相手に体を寄せさせないドリブルの巧みさは出色。
怪我がちで昨年はほぼ1年をリハビリで過ごし、今年こそ、と練習試合などで得点を量産、
プリンスリーグでも「出ればゴール」のスーパーサブとして活躍していたのだが、
もみじカップでまたも靱帯を負傷。
負けるな!

 福岡大へ進学。
12
田坂 祐介 MF  ジュニアユース出身。
 パワフルかつ繊細なドリブル突破が魅力的なアタッカー。
サイドからまっしぐらにゴール向け突進し、マーカーを複数引き連れながらも強引に突破していく様は痛快。
年代別代表に選ばれてもおかしくないポテンシャルを持っている。
プレイスキッカーをつとめる事もあるようにパス能力も高く、
ボランチに入ってミドルパスでゲームを構築することもできる。

 青山学院大へ進学。
田村 祐基 FW  ジュニアユース出身。
 鋭い飛び出しからゴールを窺うストライカー。
運動量も豊富で、前線からの守備も献身的にこなす。たとえるなら「クリーンな鈴木隆行」な感じ。
とてもアグレッシブでキープ力もあり、ゴール前での動きも秀逸。
夏場に急成長!決定力も身につけ、一回り大きくなった。

 トップ昇格。
中野 桂介 DF  ジュニアユース出身。
 身体的にはあまり恵まれているほうではないが、
クレバーなポジショニング取りと沈着冷静なカバーリングできっちりと仕事をこなす。
最終ラインから飛び出してのインターセプトの切れ味は抜群。
ヘッドも意外と強い。
今年はDFラインを統率するだけでなく、キャプテンとしてチームをまとめることになる。

 法政大へ進学。
西山 貴永 FW  東北のドリブル処・FCみやぎバルセロナ出身。
 小柄だがスピードとテクニックを兼ね備えた驚異のドリブルを持つ。
通常左サイドだが右サイドもこなし、タテに抜けたり中へ切り込んだり変幻自在。
レフティながら右足もかなり使えるため、はたから見ていても次の挙動が読みづらい。
さらに辺りがかなり見えており、常に「パスかドリブルか」の選択肢を残しつつ次のプレイへとつなげて行く。
よって彼がドリブルを始めると手詰まりにならず、高い確率でボールがゴール前に運ばれる。
左足のプレイスキッカーでもある。

 川崎フロンターレへ加入。
11
前田 和之 MF  ジュニアユース出身。
 人知れずサンフの攻撃を構築する、影のゲームメーカー。
中盤で広範囲に動き回り、ボールに絡んで的確に散らす。
そのダイレクトプレイの精度は、森崎和幸をも彷彿とさせるもの。
目立たないながらも、前田カズがいないとサンフの攻撃に命は宿らない。

 立命館大へ進学。
松岡 宏樹 GK  みろくの里出身。
 184cmと、チーム一の長身の正GK。
セーブ能力は高く、キックも正確。コーチング、連係にも問題はなく、
精強サンフレッチェ広島ユースの守護神として文句はない。
あとは安定感のみ。
Jユースカップ決勝の屈辱を晴らせ。

 法政大へ進学。
吉村 修平 FW  川鉄ハジャスFC(岡山県)出身。
 昨年はU−17日本代表に名を連ねた左サイドのアタッカー。
タテへ抜けるスピードは快速プレスト。スピードだけならチーム一。
うかつにスペースを空けると、一気にPAまでボールを持っていってしまう。
そこまではいいのだが、そこからのプレイが課題だ。精進!
今年は左サイドバックを任され、後方からたびたびライン際を駆け上がっている。

 関西大へ進学。
13
大屋 翼 MF  ジュニアユース出身。元U−15日本代表。
 DF、MFともにこなせる大型選手。
正確な散らしとプレイスキックを持ち味とするボランチ。
17
栗崎 和也 GK  鳥取西中出身。
 長身で長い手足を持ち、優れたセービングを見せる。
同級生のU−17日本代表・佐藤昭大の陰に隠れがちだが、総合力は高い。
5月のもみじカップでは、Bチームの人数不足のためDFやFWに入り、
守っては無失点に貢献、攻めてはゴールゲットと獅子奮迅の活躍をしたことからも
それがわかる・・・かな?
→関連記事(2001.10.08)
21
纉c 慎一朗 MF  サンフレッチェみろくの里出身。
みろくの里ではFWだったが、
ユースではボランチ、もしくはトップ下としてボールをさばき、飛び出してゴールを窺う。
フィジカルが強くキープ力があり、馬屋原とともに前線での基点となって
西山や俊介の突破力を最大限に活かす。元来FWなので得点力も高い。
高萩のいないときは、彼が中盤を仕切ることになるだろう。
20
佐藤 将 FW  福島県・富岡一中出身。高萩と同じく、福島のJヴィレッジサッカースクール出身。
 スピードあるアタッカー。
当初は負傷中で、サンフユース機関紙「ユースウィークリー」編集長を務めていたが、
その座を黒飛に譲って復帰すると、早速試合出場。
全日本ユースではゴールも記録し、同僚・高萩のあとを追う。
そのスピードを活かすべく、FWやトップ下以外にもサイドバックも務めることがある。
18
佐藤 昭大 GK  朝日中出身。U−17日本代表。
 GKとしてはちょっと低めの身長だが、威圧感のあるたたずまいを備えている。
身長のハンディは基本技術の高さと的確なコーチングで補う。
ジュニアユースも加わった寄せ集めのBチームをその精密コーチングで無失点に導いた
三次でのプレイは鮮烈だった。
トップチームのキャンプに帯同し、出場選手登録される。
16
高萩 洋次郎 MF  いわき市立植田中出身。佐藤将と同じく福島県より。Jヴィレッジサッカースクール出身。
U−17日本代表、U−18日本代表。
 180pの大型ボランチで、中盤の底からゲームを構築し、
時にはドリブルで持ち上がってシュートを放つ。
その鋭いパス、ノールックかと思わせる一瞬の判断からのサイドチェンジ、
速い弾道のプレイスキック、豊富な運動量で中盤を支配する。
またボランチだけではなく攻撃的MFもこなすことができる。

 今年のトップチームのキャンプにも帯同、そしてそのままレギュラー組に定着!
出場選手登録され、J2最年少出場の期待がかかる。
さらに、7節までに出場すれば、J最年少出場の記録を更新することになる。
そして、4月5日の湘南戦に途中出場、J2最年少出場記録を更新。
さらに、J1での最年少出場記録よりも早い出場ということで、現在J最年少出場のレコード保持者。


 4月29日の甲府戦では先発フル出場。慣れない右サイドバックながら、破綻なくこなした。
なんという適応能力か!そのボール扱いと鮮やかサイドチェンジで、サポーターの信頼を一気にゲット。
U−17日本代表を辞退するなど、クラブも完全に主力の一人として認識している。
そして9月30日、プロ契約を結ぶことが決定。これからはトップチームの一員となる。
学業との両立は厳しいだろうが、頑張れ!

 長身ながらその脚は驚くほど細く、
日本一ハイソックスの似合うサッカープレイヤーとしての評価も高い。
みなさんもチェックしてみなれ。
高柳 一誠 DF  ジュニアユース出身。
U−17日本代表、U−18日本代表。
 センターバック、サイドバック、さらにボランチいずれも高いレベルでこなし、
1年にしてディフェンスの一角としてレギュラーを確保した守備のスペシャリスト。
その攻守の判断、バランス感覚は秀逸。注目だ。
今年は基本的に右サイドバックあるいはボランチを務めることになりそう。
高萩とともにトップチームのキャンプに帯同し、出場選手登録される。
サテライトのゲームでも高萩と一緒に参加することが多く、彼に続くトップ出場が期待される。
田中 祐樹 MF  防府市立桑山中出身。
 中盤のオールラウンドプレイヤー。
もともとはサイド・・・?みたいだけれど、センターもOK。
軽快なボール捌きから次々にパスを繰り出してチャンスを作る、
サンフにはあんまりいないゲームメーカー・タイプのプレイヤー。
高萩や田坂がいないときはプレイスキックも蹴る。
 今年はスリートップの一角として、サイドからゲームを構築、またゴールを狙うことも。
15
冨成 慎司 FW  岐阜県・伊奈波中出身。
 通称トミー。長身を活かしたキープ、ポストプレイを見せ、
さらにトップ下としてパスをさばくこともできる器用な選手。
思い切りよく放たれるミドルシュートはかなりの精度で枠を捉える。
センターFWタイプとしては馬屋原・田村に続く三番手だが、
それをひっくり返しうる力は備えている、とみた。
19
藤井 大輔 DF  吹田市立千里丘中出身。
 長身でフィジカルが強い典型的なストッパーだが、
昨年はボランチを務めたこともあり、運動量も豊富。
社会人との試合でも、ワンボランチとして相手を止めまくっていた。
今年は主将・中野とともにゴール前を守る。
またトップチームと同じく長身選手がわりと少ないユースの、
セットプレイ時の重要な得点源でもある。

 時折軽いプレイでピンチを招き、パニックに入っちゃったりすることがあっておちゃめ。
でも責任感があるのはいいことだ。
前田 俊介 FW  奈良のドリブラー処、高田FC出身。U−17日本代表に常に名を連ねるレフティ。
U−17アジア予選・ブルネイ戦で、攻撃的MFに入り6ゴールを挙げたように得点能力は高く、
さらにプレイスキックも蹴れる、攻撃ならお任せ的プレイヤー。
関西育ちで性格は奔放、ムードメーカー的存在(お笑い系)である。

 何といってもウリはドリブル。
中盤でボールを持ち、ドリブルでスルスルと相手をかわしてあれよあれよとPAに侵入し、
左足でズドンとゴールに突き刺すプレイは彼の真骨頂。
取られそうで決して取られないその魔法のようなドリブルは、
たとえるなら「ラオウの懐に飛び込む雲のジュウザ」のような雰囲気をかもし出す。
また、思考も独創的で、常にトリッキーなパス出しやスルーを心がけており、
そのため味方も戸惑う始末。
しかしポストプレイヤー・馬屋原との相性は抜群で、
サイドに配置されても、いつの間にか彼の隣でボールを待っている姿がよく見られる。
チームプレイ云々はともかく、見ていて愉しい選手なのは間違いない。

 視野が広く、GKが前へ出ていたらセンターサークル内からでも超ロングループを放ってくる。
ガンバユースとの練習試合ではそれを見事に決めちゃってこちとら口あんぐり。
彼の挙動からは目が離せない。

 トップチームのキャンプに帯同、出場選手登録される。
森脇 良太 DF  サンフレッチェびんご出身。
 びんごでは10番をつける堂々のエースだった。だがその高いフィジカル能力を活かしてDFもOK。
サイドバック時の迫力あるドリブル突破と正確なクロスはなかなか。
また、セットプレイ時の得点感覚が抜群で、たびたびゴールを陥れる。

今年は主に右サイドバックを担当することになりそう。重戦車ドリブルを見よ!
14
柏木 陽介 MF  兵庫県・御津中出身。
左利きのエレガントなサイドアタッカー。
服部公太のような、緩やかだがピンポイントのプレイスキックを持つ。
サンフユースの4−3−3では、ボランチやトップ下を務めることになる。
23
木原 正和 FW  防府市立桑山中出身。田中祐樹の後輩になる。U−15日本代表候補。
 小柄だが、テクニックとスピードを生かした突破で一気に最終ラインを突き破る、
弾丸系FW。ポスト西山の期待がかかる。(私がかけてる)
24
佐久間 達行 GK  ジュニアユースより昇格。
判断力の高いGK。コーチングも的確で、
昨年はJFAの「U−18・U−15GKトレーニングキャンプ」にも参加した。

アンパンマン2号。
2○
中山 修志 MF  ジュニアユースより昇格。
 「リトル俺王」。前線でボールを持ったらもう誰にも渡さないぞ。
一気にゴール前まで持って行き、ゴール前フリーの選手がいようがそのままシュート!!
と思えば鮮やかなパスを放ってゴールを演出して見せることも。
その豪快な顔立ち(吉田幸生系)からわかるとおりの個性派アタッカーだ。必見。

 4−3−3では右サイドバックを主に務める。
26
福本 尚純 MF  岡山県・玉野FC出身。U−15日本代表候補。
 堂々たるフィジカルを備えたプレイヤーで、ボランチ、センターバックを主に務める。
先日は左サイドに配置されていたが、競り負けない力強さでガンガンサイドを切り裂いていた。
攻守に高い水準のプレイを見せてくれそうだ。
25
古本 透 MF  サンフレッチェびんごより昇格。
 びんごでは10番をつける右ウイングバックだった。
右サイドよりドリブル、パスでゲームを構築し、さらにフィニッシュにも絡む、
右サイドの創造主(クリエイター)。
ちょっと大げさだけど、
デポルティーボ・ラ・コルーニャのフランの右サイド版、な感じ。
22
槇野 智章 DF  ジュニアユースより昇格。
 ディフェンスラインの統率者。守備範囲も広く、時に攻撃参加も見せる、リベロタイプのプレイヤー。
と書くと沈着冷静そうだが、
自分がゴールを決めたわけでもないのにPK決めたベッカムのパフォーマンスを見せるなど、
実は結構ノリのいい男。
27

ベストメンバー。


10馬屋原
6田坂 11西山
8前田俊
7高萩 5前田和
2高柳 4藤井 3中野 14森脇
16佐藤昭


代表召集やサテライト召集、怪我などの関係で、
このメンバーで公式戦に臨んだことはたぶん一度もない。
高萩がプロ契約してしまったため、もう彼の姿をユースで見ることはない。

これからのベストメンバーは、高萩のところにそのまま纉cか田中が入るか、
田坂が下がってFWに田村が入るか、
一誠がボランチに入って吉村が左サイドバックに入るか、この3プランからのチョイスとなるだろう。

*上記メンバーのほかに、サンフレッチェ広島FCジュニアユース所属のFW平繁龍一(中3)が
今年よりユースの練習に参加する。

平繁は昨年のU−14日本選抜メンバーで、海外遠征でエースFWとして活躍した、この世代最高級のストライカー。
3年前、リーグ戦前座のフォリアカップでサンフレッチェジュニアの10番をつけ、圧倒的なフィジカルの差を見せつけながら
やすやすとゴールを量産していたのが彼。
ジュニアユースでも高いフィジカルとパワーを誇り、強引にでもゴールをこじ開ける強靭なFWとして活躍、
このたびユースの練習に加わることになった模様。
というわけで、今年はユースのゲームで「モンスター」平繁の雄姿を見ることが出来るかも!