むらさきぐま日記2007.ユース編


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1.VS牛1/21 2.VS鯱2/17 3.VS広経大2/24 4.VS作陽4/1
5.プリーグ・VS学芸館4/7 6.プリーグ・VS皆実4/30 7.プリーグ・VS銀河5/26 8.プリーグ・VS高川6/30

ユースの予定。

JFAプリンスリーグU−18中国2007。

3月17日 ○9−0 江の川(得点者:金田2[1FK]、不老2、板倉3、中野、大崎[PK])
4月 7日 ○6−0 岡山学芸館(得点者:不老、横竹、岡本、中野2、茶島)
4月14日 ○7−1 高川学園(得点者:中野2、横竹3、板倉、篠原)
4月28日 ○4−0 広島観音(得点者:大崎2、宮原、板倉)
4月30日 ○2−1 広島皆実(得点者:内田[FK]、横竹)
5月19日 △0−0 作陽
5月26日 △1−1 銀河学院(得点者:大崎)

セカンドラウンド・1部上位リーグに進出。

6月30日 ○5−1 高川学園(得点者:内田2、横竹[PK]、中野2)
7月7日  VS広島皆実(13:30、美作サッカー・ラグビー場第1)
7月14日 VS作陽(11:00、広島スタジアム)

ユースのプレイヤーについてはこっち参照。


6月30日 竹ヶ端運動公園陸上競技場 晴
JFAプリンスリーグU−18中国2007・セカンドラウンド
VS高川学園高

 びんご運動公園でサンフジュニアユースVS五日市FCの試合(2−1)を見たあと、2号線で福山に戻ろうとしたが、大渋滞。あとで聞いたところによると、山陽道の三原付近で事故があり、車が全部こちらに下りてきてしまったらしい。
 イライラしてきたのでバイパスを下り、沼隈のほうへ折れて鞆のほうをドライブして、13時過ぎに竹ヶ端運動公園着。
 びんご運動公園もそうだったが、快晴のため非常に暑い。これは給水タイムがないと選手は死ぬだろう。選手たちはまだ陸上競技場周辺でアップしている。
 スタンドへ上がって、ホーム側の席へ。選手のご家族の方々に挨拶。
 試合開始前10分になると選手たちがピッチサイドに出てきて、整列し入場。高川学園の選手応援団が“Smoke on the Water”。ちょwwww
 選手たちは挨拶すると、ピッチ内でボール回しを始めた。
9中野
10横竹 11不老
8内田
13岡本 7篠原
3山根 14佐伯 5佐藤 2大西
16原
10斎藤
15濱本 9金城 16元村
    
8益田 18原田
5村田 3中嶋 2永野 13有薗
1洞ヶ瀬
リザーブ・・・
サンフ:GK1兼田、DF15池田、MF6小西、12沖田、23安武、24茶島、FW19板倉、25大崎、18玉田
高川:GK21藤井、DF14高間、22新居、MF7藤井、19中村、20籾山、FW11西本、21吉武、25磯邊
セカンドラウンドは4チームが総当りの1回戦、つまり3試合しかない短期決戦。このうち上位3チームが高円宮杯に出場する。ので、一試合一試合がとんでもなく重要。ひとつの黒星が重くのしかかってくる。それゆえ絶対に負けられない。高川学園のご家族応援団もかなり来ており、スタンドが少なからずオレンジに染まっている。ファーストラウンドでは圧勝しているが、今日はどうか・・・
 サンフのキックオフ。左サイドで横竹がキープし、倒されてFK。岡本と内田が立つ。岡本のキック!ニア、DFクリアしてCK。左CK、岡本ショートコーナー、内田がリターンして岡本クロス、GKキャッチ。左サイドつないで不老がシュート、DFブロック。高川のスローインをカットして中野へ、左サイド中野突破してセンタリング、GKキャッチ。
 高川は相当引いている。守備時にはボランチの8番が最終ラインに入って5バックになり、FWの10番一人を残して自陣に引いてしまっていた。ファーストラウンドでコテンパンにやられているだけに、まずは守備から入るということか。
 不老が右サイド走り、スローインを取る。岡本スローインは競り合いから高川クリア。次いで岡本のフィード、右から中野が飛び込む、GK飛び出してキャッチ。今度は右サイドつなぎ、篠原がドリブルで持ち上がってクサビのパス、不老?が右へ落とし、そこにいた内田がノーステップのダイレクトミドルシュート!

ゴール!

GKもまさか撃ってくるとは思っておらず完全に反応が遅れ、動いたのはシュートが右ポストを叩く直前だった。ボールはポストを叩くとそのままの勢いでゴールに飛び込み、前半7分、サンフ早くも先制!内田、意表を突くミドルだった。こっちもあの状況からまさか撃つとは思わなかった。助走もなしにあそこまで鋭いミドルが打てるのはさすがウッチーというところ。


 これで高川のゲームプランは早くも崩壊。どうするか・・・ピッチ上ではサンフが引き続き攻める。中野キープから戻して岡本ミドル、左に外れ。次いで不老と山根のコンビで左サイドつないで山根がキープしクロス、中央中野ヘッド!は上に外れる。さらに今度は右サイドに開き大西がフィード、中央絶妙のタイミングで飛び出した横竹、抜け出してGKと一対一になるところ、後ろから首に抱きつかれて引き倒された。当然ホイッスルが吹かれ、PK。横竹が自らセットし―――

ゲット!

GKの逆を突いて右スミにズバッと蹴り込み、前半12分、サンフ2−0とリードを広げた。


 サイドに開くと思いきや中央を拓→篠原→内田→中野とダイレクトパスで突破、中野のスルーパスはカットされてシュートにまでいけず、しかしいい攻撃。中盤で岡本が縦横無尽の働き、受けて、はたいて、前線に飛び出しまたもらって突破orラストパスorミドルと、レベルの違う動きを披瀝。代表から帰って来るごとにグングン成長してくるなあ。
 またもボールをつないでカベパスにPA内不老飛び込む、DF競ってこぼれるところに中野が飛び込んできてシュート!

ゲット!!

左スミに確実に蹴り込んで前半17分、3−0!
 岡本がドリブルで中央突破、横竹とのワンツーでゴール前に飛び込む・・・がDFがクリア。サンフのバックパス、GK原がトラップ、そこへ高川の選手が猛然と詰めてくるが、原は平然と待ち構えると、飛び込んでくるところをひょいとかわしてパスを出した。余裕ありすぎだーwww
 そして給水ターイム。両チームの選手たちがタッチライン際で給水に入る。

 高川は確かに引いているのだが、「引いて」いるだけで「守って」いない。最終ラインにはもう五人どころじゃなく七、八人くらいがへばりついてしまっており、その前のスペースががら空き。そこをサンフが自由に使って攻めている。サンフのスリートップ、中野・横竹・不老が自在にポジションを入れ替えつつ激しく上下動してボールに関わっているので、高川守備陣は混乱の極みに。そこへ内田や岡本が飛び出してきて好き勝手やるものだから、スペースも消せず、人にも付ききれず、とにかく下がるしかなくなっていた。守備がそんなだから当然攻撃もできるわけはなく、高川は前半半ばまでシュートはまだゼロ。現状では、サンフがとんでもないミスから失点しておかしくなる、という僥倖でも期待するしかない。

 さて再開。岡本がボールを受けて篠原とパス交換しおもむろにドリブル開始。ひきつけると左に出して山根が受けクロス、中央中野飛び込むがGK飛び出してキャッチ、交錯して中野ファウル。
 高川、中盤上がり目のこぼれ球を拾って9金城がミドルシュート、原の正面。ようやくファーストシュート。
 拓のクサビ、不老キープから反転シュートは当たりきらずGKキャッチ。サンフのダイレクトパスに高川は相変わらずついていけない。中野のミドルシュート、こぼれを佐伯が右に展開、大西が受けてクロス、ファー横竹がヘッドで折り返し、中央不老がトラップ、DFが寄せてくるところキープして落とし、中野シュート!はDFブロック。
 サンフのバックパスミス、高川がカットして2対3の状況になりかけたが、佐伯がうまくカットして危機を脱する。そういうところは気をつけて。

 右サイド大西から岡本を経由して左に展開、山根が受けてドリブル突破、スローインをとる。スロー、岡本受けて右に回し、大西クロス!はGKキャッチ。
 高川、またも金城がミドルを放つが、佐伯がその前でブロック。サンフ、フィードから右サイド中野飛び出しセンタリング、左に流れるも不老が拾って戻し山根クロスに内田ヘッド!はDFクリアしCKに。右CK、内田ショートコーナー、岡本のリターンをミドルシュート!DFブロックでスローインに。右スローイン、内田のロングスロー!横竹競る、こぼれ拾って内田へ、内田のクロス、中央横竹がバックヘッドで方向を変えようとする、がうまくいかずボールは上へ上がる、不老詰める、がオフサイド。

 高川、右サイドハーフウェイライン付近からのFK、ゴール前に上げるが佐伯がクリア、こぼれを拾ってつなぎミドルシュートもサンフがクリア。サンフ反撃、篠原がドリブル持ち上がり内田へ、内田スルーパスに不老走り込む、GK飛び出してキャッチ。
 クサビのパス、受けた中野倒されFK。PA右カド付近、左足に絶好の位置。内田がセット。どこを狙う・・・キック、ニア!しかし壁に当たる、こぼれを大西が拾ってクロス、はゴール前オフサイド。
 クサビ、中野が落として岡本が前線飛び出す内田へ絶妙フィード、内田右から飛び出してタテへ突破、しかし利き足の左足に持ち替えようと中へ切れ込もうとし、カットされる。
 篠原のクサビを中野が受けて右へ落とし、そこへオーバーラップしていた拓、タテに持ち込むがDFに寄せられシュートにいけず。最初のタイミングで撃っていれば・・・
 そして前半終了。3−0という上々の結果で折り返した。もう2点くらい取れればカンペキだったが、あれだけ引かれた上で3点取ったので、まずはよし。
 前半は、引いて守ろうとする高川学園を、サンフがそのガードの上からオラオラのラッシュ、滅多打ち。ガードごと吹き飛ばして3点をゲットした。試合としてはほぼ決着がついている。あとは得失点差をどこまで伸ばせるかというところ。早いうちに4点目を取りたい。

 選手たちが控室から出てくる。サンフは交代なし、高川はDF3中嶋に代えてDF14高間イン。彼は左サイドバックに入り、5村田が右サイドバック、13有薗がセンターバックに回る。
 後半開始。まずサンフ、ダイレクトパスを左に連ねて山根がダイレクトのクロス、ファーからトップスピードで飛び込んできた内田がヘッド!はGK正面。しかしいい攻撃。後半立ち上がりも、サンフが岡本を中心に軽快なパス回しを見せる。
 中央遠めでFK獲得。この距離なら内田カモン。内田がセットする。30mは優にあるが、彼なら狙える距離だ。長い助走をとり、ダッシュからドカンと左足の一撃!

わずかに上!

ボールは一直線の弾道でバーのわずか上を越えていった。もーちょっと抑えが利いてればッ!

 右サイドからサイドチェンジのパス、中央横竹が下がる動きでDFを引きつけ、同時に左から不老がダッシュでその裏のスペースを突く。不老受ける、DFも必死で食い下がってクリア、CKに。左CK、岡本ショートコーナー、リターン、受けて岡本ひとつ中へ持ち込みシュート!はサイドネット!惜しい。
 またも攻め入り、クリアボールを左サイド拾ってつなぎ、内田へ。山根がスルスルっと上がっていき、内田はマーカーとの間合いをはかりながらキープ、パシッと彼の前のスペースへパスを出した。飛び出した山根、そのままドリブルでPAに切り込みふわっとセンタリング、これをファーでフリー待ち構えていた中野がダイビングヘッド!

ゴール!

ズドンとゴールにねじ込み、後半7分、サンフが事実上試合を決める4点目を挙げた。中野、本日2ゴールめ。


 サンフのパスが弱いところを高川カット、カウンターに入るところを佐伯が足払いで倒してファウル、注意が入る。FK、原田のキック、サンフの選手がクリア、しかし高川の選手がブロックしてボールが後ろに逸れる、が原キャッチ。
 岡本がドリブルで持ち上がり内田とワンツーで突破を図る・・・がカットされる。しかし岡本、前半から超積極的。ボールの受け方やその時のボディシェイプだけ見ても惚れ惚れするような美しさで、そこからショートパスやロングパス、ドリブルへと自在に移行する。相手が寄せてきたとき、それをあざ笑うかのようにほとんど微動だにせず足首だけのスナップで味方にパスをつなぐ様はカッコよすぎ。
 ピッチサイドで大崎がスタンバイ。ここ最近は11番をつけていたが、不老が復帰したため今日は(本来は浅田くんの番号の)25番。そして選手交代、横竹に代わって大崎イン。おつかれー。
 高川も18原田に代えFW12吉武イン。これ以上やられては得失点差がひどいことになるので、もう前に出るしかない。


 クサビのパス、内田落として大崎走り込む、GKキャッチ。さらに中盤でダイレクトパスをつなぎ、中野がキープからスルーパス、絶妙なタイミングで飛び出した内田が中央左抜け出し左足一閃!

ゲット!

ダイレクトでゴール右スミに叩き込み、内田も本日2点目。後半17分、サンフ5点目。

 高川選手交代、15濱本16元村に代え20籾山11西本イン。中盤の両サイドを代えてきた。
 中盤の激しい激突で篠原にイエロー。
 サンフ選手交代、中野に代え安武。そのままFWへ。
 右サイドで大崎がキープ、倒されてFKゲット。リスタート、一気に左に振って山根キープ、倒されてFK。岡本がセットし不意をついていきなりキック、直接狙うがGK正面、そして給水タイム。

 試合再開。まず高川DF5村田がミドルシュート、わずか上に外れる。サンフ、左サイドで山根と内田がボールキープ、コーナースポット付近で内田が三人に囲まれるが強引に突破し倒されてFKゲット。
 ここでサンフ選手交代、篠原に代えて大地イン。
 岡本のキック!はGK飛び出してセーブ、キャッチ。すかさず前線にフィードするが、FW斎藤がキープしきれずタッチラインを割る。大地はFWに入って安武が中盤へ下がる。
 大地のファウルで高川右FK、ゴール前に上げるが拓がヘッドでクリア、ファウルもらう。今度は大地がファウルもらってサンフのFK、中央左遠め、内田がセットして右にはたき大西クロスに中央不老が飛び込む、がDFクリア。
 サンフ選手交代、内田に代えて小西イン。次いで玉田がスタンバイし不老と交代。FWは大崎・玉田・大地、トップ下安武、ボランチ小西と、前線総入れ替えになった。


 さすがに中野・横竹が交代したことで前線に基点がなくなり、動きの質も先発スリートップと比べて落ちるため、中盤から前にボールがなかなか出なくなり、ロングフィードが増えてきた。岡本もボールの預けどころがなくなったために前へ出ていけなくなる。最終ラインでのパス回しが増え、そこでの安易なミスを狙われるようになってきた。
 高川選手交代、9金城に代わって7藤井イン。
 高川、左サイドでFK獲得。村田のキック!ファーに飛ぶところ、詰めていた交代出場の11西本がランニングヘッドで原の頭上を破ってゴールに突き刺し一矢を報いる!後半39分、5−1となった。今のは誰か競らないと。


 岡本から右に開き大西のアーリークロスに大崎飛び出すがオフサイド。続いてフィードに大崎競り、こぼれに玉田・大地が詰めるがGKキャッチ。左からダイレクトパスをつなぐが玉田に届かず。
 ロスタイム2分。サイドチェンジから小西→大地、ドリブルで突進して倒されFK。ペナルティアークの左、岡本と安武が立つ。安武もいいボールを蹴るから、どっちか・・・岡本!壁に当たりCKに。右CK、安武キック!ニア、キープして戻し安武クロス、DFクリア、中盤に押し返されたところで試合終了。

 最後はちょいグダグダになったけど、守備を固める相手に対して5点を奪い、反省点はあるもののまずは幸先のいいスタート。
 もう一試合は作陽が皆実を2−0で撃破。皆実負けたか。次節はその皆実との対戦。会場は美作サッカー・ラグビー場。作陽との試合ならわかるけど、広島同士の対戦で美作とか主催者自重とか思います。
 手城の天満屋行っていろいろ本買って、帰る。

5月26日 竹ヶ端運動公園陸上競技場 晴
JFAプリンスリーグU−18中国2007
VS銀河学院高

 てめーいくらいい天気だからってチンタラ走ってんじゃねー、と前の車に毒づきながら、芦田川の土手を走って河口そばの竹ヶ端運動公園陸上競技場へ。前半15分ごろ着。
 スタンドへ上がって経過を聞いてみると、もう1−1とのこと。翔平がPKを与えてしまって先制されるも、すぐに大崎が取り返したらしい。

19板倉
22宮原 11大崎
17金田
15池田 5佐藤
3山根 14佐伯 4宮本将 6森保
16原
9西岡 10大国
24高橋拓 20藤井
  
18赤木秀 8赤木俊
6山口 2小寺 13宮林 3原
1細田
リザーブ・・・
サンフ:DF2大西、MF12沖田、20植木、23安武、FW18松林
(銀河の背番号とメンバー、控え選手は公式に記録が上がってないので不明のため前節に準拠)


 サンフのほうはもう1次リーグ突破は決めているので、主力はベンチにも入っていない。
 銀河は地元・福山の高校なので、学校やご家族の応援団が非常に威勢がいい。

 銀河、右からのFK。ファー折り返す、クリアでCK。ショートコーナーから銀河DF13宮林がヘッド!左に外れる。
 サンフのほうはパスが全然つながらない。銀河のほうはていねいにパスをつないで攻撃している。ただし、攻撃のスピードはそれほどない。大地が前線で走り回って奮闘していたが、最終ラインからのビルドアップをカットされまくっている状況では、いかんともしがたい。
 銀河、左からのFK。DF小寺のキックは合わず。サンフ、金田のフィードこぼれを宮原シュート、GK正面。銀河9番の西岡がクロスプレイで出血したようで、いったん外へ出て治療。
 銀河のカウンター、右サイドに展開し、いい動きで開いてきた昨年のプリンス中国得点王・FW10大国が受けて持ち込み、DFを引きつけて中央に折り返し、ファーサイド超どフリーで走り込んできたMF24高橋拓がダイレクトシュート!
 左スミのゴールネットが揺れ、銀河応援団が一斉に歓声を上げる。しかしボールが転がっているのはサイドネットの外。外れていたッ!原はそれを拾い上げるとゴールキック。
 止血の済んだ西岡が復帰。


 サンフは相変わらずすごいパスミス連発。突っ立ってる選手が突っ立ってる選手にパスするんだから、そりゃあカットもされる。当然セカンドボールも拾われまくりで、運動量もなく、声も出てない。これは沖田くん入れないと埒があかん。
 池田のキープから左へ展開、クロスにボランチの拓がフリーで飛び込んでくるがわずかに合わず、肩でトラップしようとしたがハンド。
 宮原がドリブルで突進しCK獲得、左CK金田のキック、は銀河クリア。続いて大崎がドリブルで中央突破しミドルシュート、左スミを捉えるがGK細田がセーブしCKに。左CK、金田のキックにファー佐伯がヘッド、右に外れる。
 銀河のFK、小寺が入れてサンフがヘッドではね返・・・らずに後ろに飛んでラインを割りCKに。ちょ、集中しろー。CK、MF8赤木俊秀のキックは佐伯がクリア。
 左サイドで宮原がキープし、倒されてFK。ボールはつながっていたので流してもよかったが・・・と金田が素早くセットしてゴール前にグラウンダーで入れ、ニア飛び込んだ大地がシュート!

 セーブ!

完全に守備陣の虚を突いた・・・と思われたが、GK細田が素晴らしい反応ではじき返した。コンセントレーションしまくり。
 銀河反撃、西岡のドリブルから右へ展開し、フリーの選手が折り返す、がこれは中央拓が戻ってきてクリア。危ない。
 ロスタイム2分。大崎のキープから金田につなぎ、右サイド上がってきた拓へ。ボランチの位置からいい上がりを見せた拓、フリーでクロスを上げ中央宮原、は空振り!ギャー!決定的場面だった。
 サンフ、キープから右サイドに展開し、開いていた金田がダイレクトクロス、中央宮原ダイレクトボレー!

 セーブ!

直前でワンバウンドする難しいボールだったが、またも細田ビッグセーブでゴールラインにはじき出した。凄い集中だ。
 右CK、金田のキック、こぼれる、ヘッドでゴール前に送る、しかしGK細田キャッチ。そして前半終了。
 選手たちが控室へと戻っていく。いくら控えメンバー主体とはいえ、ちょっと酷い前半の出来だった。おそらくはゴリさんの大カミナリが落ちるだろう。
 銀河学院はきっちりとパスをつないで攻める律儀な攻撃。それゆえに攻撃スピードはあまり速くないが、選手たちに運動量があり、スピードのある選手もいるためカウンターが怖い。左サイドの24番がスピードとテクニックで目立っていた。1年生?
 このスタイルだと、力押しや中盤省略でポンポン来られたら今のうちはなかなかきつそう。昨年は中盤に高橋卓見くんという大会MVPの重鎮がいたけど、今年は地道に連携を高めて、選手権向け仕上げていくことになるだろうか。
 サンフについては・・・走れ、としか言いようがない。




 いつものようにサンフの選手たちが遅めに出てくる。両チームとも選手交代はなし。
 後半開始。まずサンフ、大地がキープして池田に落とし、池田が再び大地に入れ、そこからつないで拓がフィード、これは合わなかったが、ダイレクトパスをつなぐいい攻撃が出てきた。銀河、こぼれを右に展開して大国センタリング、クリアこぼれをMF18赤木秀紀(俊秀くんの弟?)がミドルシュート!上に外れる。
 銀河、右サイドで大国とMF20藤井のワンツーから突破を図るが、山根がスピードで追いついて体を入れ、ボールをゴールラインに追い出してゴールキックにする。いい守備だ。
 サンフの攻撃、金田がスッと前線に飛び出し、同時に大地がそれと入れ替わりにトップから降りてきてフリーでボールを受け、反転から一気に中央突破しミドルシュート!上に外れる。サンフはクサビのパスからの連動が増えてきた。大崎にもボールが多く入るようになり、彼のテクニカルな仕掛けを見る場面が増えてくる。さらに中盤の底で拓がボールをはたけるようになってきた。

 左からダイレクトパスをつないで右サイドに展開、金田が受けてハーフループのミドルシュート、GKの上を越えて――バー!惜しい!はね返りに宮原が詰めてダイレクトシュート!は当たりきらずにサイクロン、左へこぼれたボールを大地が拾って右スミを狙うコントロールシュート!は右に外れる。
 金田、またもループシュートを狙うが、今度は上に外れた。でもノってきたようだ。後半はサンフが圧倒的にボールキープして攻め続ける。
 左サイドから山根がドリブル突破、どんどん上がっていってPAに入りキープ、しかしカットされる。これはさすがに持ち過ぎ。
 佐伯から左サイド山根へ、山根のクロスにニア宮原飛び込んでわずかにかすらせゴール!と思われたが、オフサイドでノーゴールに。いい形だったが・・・微妙だが、仕方がない。

 サンフ、宮原に代わって沖田イン。そのままFWに入る。この時間帯もサンフがボールキープ。
 銀河、右サイドで大国がキープしスローインを取る。ここで銀河選手交代、大国・藤井に代わりFW11川田、FW23瀬川イン。
 銀河の攻撃をはねかえしてサンフが怒濤の波状攻撃。銀河もGK細田を中心に防ぎとめてフィード、しかし佐伯がカバーしてGK原にバックパス・・・が短い!あやうく銀河FWにカットされそうだったが、ここは原が判断よく飛び出してクリアした。
 大崎がドリブルで左に抜けようとするところ倒されるが笛なし、ここで大崎が不満そうに抗議してしまい、異議によるイエローをもらってしまった。今のは取られなくてもしょうがないレベルの当たりだったので、セルフジャッジと異議はいけない。
 サンフ選手交代、将に代わって大西イン。将は彼らしくもなくビルドアップが散々だった。昨年は負傷で離脱がちだったし、スランプなのだろうか。
 大西はどこ入るんだろうと思ったら、そのままセンターバックに入った。ポリバレントプロジェクト(←でたらめ)ktkr


 原のキック!――ミスキックを思い切りカットされフリーの11川田に出される――がオフサイドで救われた。裕太郎、おまえもかー
 次いで銀河、左サイドをドリブル突破しスルーパス――はオフサイド。これはビミョーな判定だった。
 後半30分を回る。ここまで攻め続けたサンフだったが、点が入らないことに加えて攻め疲れからかまたボールがつながらなくなってきた。銀河、8赤木がキープしフィード、FW落としてミドルシュート、は原の正面。
 サンフ選手交代、翔平に代わって23安武イン。今日の翔平はあまりよくなかった。前半のチームパフォーマンスに引きずられてしまった感じ。
 安武はセンターFWに入り、沖田がボランチ、大西が右サイドバック、池田がセンターバックにポジションを移す。
 さてサンフの左サイドからのFK、金田のキックに中央二人飛び込む!がわずかに合わず。
 銀河、24番高橋拓に代わってFW23瀬川イン。
 銀河、右サイドからのFW獲得。23番の瀬川が行くが、8番の赤木と交代。赤木のキック、ニアを襲う!が原キャッチ。続いて銀河、右サイドで粘ってボールをつなぐが、山根がカバー。さらに銀河、右サイドからのFK、8赤木のキック!高いボール、原がパンチに出るが届かない、ファーに落ちるところ銀河の選手がヘッド!―――わずか右に外れる!危なかった。

 サンフ選手交代。池田に代わって植木イン。大西をセンターに戻すのか?と思ったら、植木は左サイドバックに入って山根がボランチに回り、拓がセンターバックに下がった。山根のボランチは初めて見るなあ。
 銀河も選手交代、9西岡に代わりMF16畑イン。前線総取り替えになった。
 銀河、右サイドでダイレクトパスを回してセンタリング、ニア川田がシュート!は原がセーブ!してキャッチ。
 安武がキープ、金田→沖田とつないで沖田切り返しからミドルシュート!右に外れる。この場面、右サイドで大西がフリーだったからそっちへ出すべきだった。
 山根の展開、右サイドに出して大地が受け、ドリブル持ち込んでミドルシュート!は枠を捉えず。山根はスピードがあるしボール扱いもうまいので、意外とボランチでいい働きをしていた。もっとも時々超うっかりしたプレイをやるので、ボランチではどうかーと思わなくはないが。

 サンフ選手交代。大地に代わって松林イン。そのままFWに入る。最近はFWに入る事が多いようだけど、CBではなく(名古屋FCのときの)彼の本来のポジションで勝負させるのだろうか。
 左スローイン、植木が入れてつなぎ、沖田が受けてミドルシュート、右に外れる。さらに中盤の競り合いから沖田がボールカットしそのままミドルシュート、右に外れる。枠に飛ばしてー!
 ロスタイム2分。
 フィード、右サイドで松林が競ってファウルをもらいFK。金田がセットする。いいボール蹴れよー・・・と、金田がタテに出す、大崎が受けてキープ、マークがつくがスッとタテに抜いてセンタリングにニア松林飛び込む!が合わせきれず!ボールは逆サイドに抜けた。ちょっと突っ込みすぎたー・・・
 そして試合終了。後半はビッグチャンスを何度か作ったが、あと一歩が出ずに1−1のドローとなった。

 試合終了と同時に銀河応援団からどっと歓声が上がった。ドローで大喜びするというのも珍しい、と思ったが、どうやら前半のサイドネットシュートをゴールと勘違いしており、2−1で勝ったと思っていたようだ。
 サンフは、消化試合で主力抜き、という状態で前半はモチベーションが上がっていなかった。(たぶん)怒られてシャキーンとした後半のサッカーを前半からやっていたら、銀河も支えきれなかったろう。でもまあこれをいい経験として、今後に活かしてほしい。やればできる。

 そしてビッグアーチへ向かう。
 この夜は最高の夜だった。

4月30日 広域公園補助競技場 晴
JFAプリンスリーグU−18中国2007
VS広島皆実高

世の中はゴールデンウィークも、自分は普通にカレンダーどおりの仕事。なので28日の観音戦は行けず。その日、サンフは観音に4−0で勝利、1次リーグ突破に王手をかけていた。今日の皆実戦に勝てば文句なく自力突破決定となるが・・・

 早めに家を出ることができたので、広域公園に余裕をもって到着。階段を登っていき、補助競技場へ。いい天気で、結構な数の人が集まっている。U-20日本代表コーチのポイチさんや、現在U-18日本代表の指揮を執っている、前サンフのトップチームコーチ・牧内さんの姿も。

9中野 19板倉
8内田 10横竹
  
13岡本 7篠原
3山根 14佐伯 4宮本将 5佐藤
16原
10下江 15金子
9矢野 12本藤
  
7加藤 6澤井
20井林 3松岡 4林 2岩井
1増田
リザーブ・・・
サンフ:GK1兼田、DF15池田、18元田、25森保、MF2大西、17金田、20大崎、24茶島、FW22宮原
皆実:GK17時田、DF21崎原、22村田、19浜田、MF14本地、8森本、FW23玉田、13美濃、25金島



皆実の4バック、岩井・林・松岡・井林は全員サンフの下部組織出身(林・松岡が本家ジュニアユース、岩井がくにびき、井林がびんご)。いずれも優れたセンターバックとして活躍していた。この4人がライン4を敷いたら、そりゃ堅い。ボランチにはこれもジュニアユースOB・加藤がいるし、1点を争うゲームになるだろう。

 11時試合開始。まず皆実、左サイドからのFKをファーで加藤がキープ、しかしサンフがクリア。次いで皆実、左サイドから攻撃をかける、クリア、これを左MF矢野(彼もジュニアユースOB)がキープ、競り合いでこぼれるところ加藤がフォローして右へ出し、FW10下江が抜け出してシュート!はサイドネット。危ない。立ち上がりは皆実の出足がよく、ややペースを握っている。
 サンフ反撃、中野から岡本に落とし、岡本が左に展開して内田が受けクロス、DFがヘッドでクリア。続いて中央で横竹がキープするところファウル受けFK獲得。中央やや遠め。まあパワーの内田が蹴るかな、と思ったら、岡本がセットした。なんでも最近は岡本が蹴る事が多いらしい。あーでもこの距離は内田に任せたほうが・・・岡本キック!はGK増田正面。

 皆実、澤井がこぼれ球を拾ってそのままドリブルで持ち上がりミドルシュート、DFブロック。続いてサンフ・篠原の横パスをFW15金子がカットしてドリブル突破からシュート!原飛びつくが捕れない――右ポスト!はね返りを皆実がキープしセンタリングは原キャッチ。
 皆実が右サイドへ展開、本藤がキープするが山根がカット。さらに皆実は下江のスルーパス、これも山根がクリアしてCKに。右CK、矢野のキックにファー岩井がヘッドで合わせる!が右に外れた。
 ようやくサンフのターン、左サイド岡本から内田へ、キープし、足を引っ掛けられながらも強引に突破!・・・したところで笛が鳴り、皆実のファウルでFKの判定。流してほしかったに違いない内田は不満そうな表情だった。
 左サイド、タッチライン際からのFK。岡本のキックにファーから飛び込んできた篠原がヘッド――わずか右に外れる!惜しい。
 パスを回して中野から大地へ、大地のフィードからさらにつないで、中央落としたところへ横竹走り込んでシュート!左に外れる。
 皆実、ダイレクトパスを連ねて中央フリーの矢野へ、まずい!と思った瞬間、戻ってきた右サイドバックの拓がクリア!さすがだ。
 将のフィード、中野が受けて右にはたき、横竹が受けて松岡をかわしシュート!上に外れる。佐伯のパスミスを本藤がカットしてドリブル切り込みシュート、原キャッチ。
 サンフのフィードを中野がヘッドで落として大地走り込む、GK増田キャッチ。次いでサンフ、皆実の攻撃をクリア、これが皆実のDFラインの裏へ飛び、中野がそれに反応して抜け出しかけるが、左サイドバックの井林が素早くカバー。流石に堅い。さらに右からのスローイン、横竹が受けてキープし中野につなぎ、中野がPAを回り込むようにドリブルキープからシュート、GKキャッチ。サンフ、この時間帯にようやくボールが回るようになってきた。

 篠原がドリブル突破、澤井が引っ張ってしまいファウル、イエローカードが出る。FK、遠めの位置から岡本!は右に外れる。だからロングショットはウッチーに任せなさい。
 しかし皆実、昨年は守備は鉄壁だったが攻撃力がまるでなく、高校選手権とかGK増田の神っぷりで勝ち進んで(厳密に言えば勝っちゃいないけど)いたようなものだったが、今年はけっこうパスも回せており、バランスのいいチームになっている。とくに矢野が効果的にボールに絡んでおり、攻撃にリズムを作り出している。ボディシェイプも素晴らしく、常にいい姿勢でボールを受けていた。去年は出ても(自分が観た試合では)個人プレイに走り気味でいまいちだったが、今日はしっかりボールの来るところに走っているし球離れもいい。FWの下江はテクニックがあり、もうひとりのFW金子とMF本藤は突破力を備え、このままいけば攻めてよし守ってよしの総合力の高いチームになりそう。

 サンフのリスタート、右へ振って岡本が受け中央へ折り返して拓がフィード、大地がゴール前走り込むがDFがカバーしてGKキャッチ。今度はフィードから右サイドオーバーラップの拓が抜け出してトラップ、しかし足を滑らせてしまい折り返せず。さらに右サイドで大地がキープし横竹へ、横竹のクロスはDFに当たってGKキャッチ。
 皆実、FK獲得。中央やや右、少し遠め。林がボールをセットする。その後ろに加藤が立つ。どっちが蹴るんだ・・・加藤!は壁、こぼれを皆実キープしてクロスは原がキャッチ。次いで皆実、矢野から右に展開して下江クロス、DFに当ててCK。右CK、矢野のキックはファー合わず、そのままタッチラインを割った。

 大地が体を張ってFK獲得、リスタート左にはたいて篠原が受けるが、もたついてしまって皆実にカットされる。篠原、キープから中野にクサビ、ダイレクトのはたきをカットされて皆実・下江がドリブル突破、左に出して矢野→加藤、加藤スルーパスにPA内矢野が飛び込む!がトラップが流れてしまってシュートが撃てず、DFにカバーされてファウルを犯し、サンフボールに。惜しい場面だった。
 サンフ、右スローからの流れでCK獲得。右CK、内田が向かう。ゴール前、ニアポスト付近で両チームの選手が固まって押し合いへし合い、プチ揉み合いになったので主審が笛を吹き、岩井に注意。再開、内田のキック、は林がクリア!林はそう上背がないのにヘッドは強い。サンフの左スローイン、篠原がボールを持ったが内田に交代、内田のロングスロー!皆実クリア、山根が拾って内田へ、内田リターンし山根クロス、クリア、サンフがこぼれを拾ってキープ、ファウル受けFK。リスタート、篠原が受けてPA内キープ、戻して内田クロスにファー横竹ヘッド!は右に外れる。決定機だったが・・・ そしてロスタイムなしで前半終了。
 皆実は、4バックに2ボランチがゴール前に堅城を築き、サンフに決定的な形を与えない。攻撃も加藤を起点に矢野・下江が上手く絡んで速攻を繰り出せており、いい感じでゲームを進めている。
 サンフは2トップが皆実のCB&ボランチ、二列目両サイドがサイドバックにそれぞれ押さえ込まれ、ほとんどいい形を作れなかった。4-3-3にしたほうがいいんじゃないか。それに篠原が彼らしくないミスを連発しており、中盤にリズムが生まれていない。今年のチームになって、岡本とのコンビはいまいちしっくりしていない印象。似たようなタイプだからだろうか。どちらかが前に出たほうがバランスがいいのかも・・・

 さて後半。両チームとも選手交代なし。暑い・・・
 皆実、右サイドへ展開。スペースへ走り込んだ矢野がライン際でキープし、CK獲得。キッカーは矢野、キック、ニアへ速いボール、そこへ加藤が走り込んでヘッド!

ゴール!

方向の変わったボールがゴール左スミへ突き刺さり、後半開始早々皆実先制!やられた!
 加藤が歓喜のラン、それにチームメイトたちが一斉に群がる。皆実に先制された、こいつはヤベエ。守りに入られたら事だ。

 サンフ、岡本が前に出てくる。皆実もそのサンフの裏を突いてカウンターを狙ってくる。攻め合いに。皆実、右から下江が浮き球を巧みにコントロールしつつPA内に持ち込んでシュート!上に外れる。巧いな下江。
 サンフ、混戦から中野がボールを拾い突破するところファウルを受けFK獲得。中央右、左足絶好の位置。内田がセットする。ここで選手交代、大地に代わり大崎イン。
 ボールの右に内田、左に岡本。通常ならレフティの内田が蹴る位置だが、ここまで岡本が蹴ってきているので、わからない。皆実も迷うだろう。はたしてどちらが・・・主審の笛、内田が走り込んでステップ、キック!

ゴール!!

低空高速で壁の左を巻いたボールは、ゴール直前でワンバウンドしてゴール左スミに突き刺さる!さしものGK増田も横っ飛び届かず。内田の鮮やかな直接FK一閃でサンフ、すかさず同点に追いついた。

 先ほどの交代でサンフは4-3-3にチェンジ。右から大崎・中野・内田のスリートップ、横竹のトップ下。
 皆実のフィード、佐伯と下江が競り、下江のファウル。将のフィードを中野が落とし、右サイド大崎が突破するが、GK増田が飛び出してクリア。
 右サイドでボールをつないでタテパス、これに反応した大崎が一気にタテに突破しゴールライン際からセンタリング、この鋭いボールに、中央完璧なタイミングで飛び込んできた横竹がヘッド!

逆転!

ドンピシャのピンポイントで合わされたボールは、一瞬後にはゴールネットに突き刺さっていた。これには増田もノーチャンス。サンフ、電光石火の逆転劇。交代投入の1年・大崎がいきなり仕事。本当にコイツはすごいな。
 皆実、下江に代え森本。


 サンフはトップ下に横竹が入った事で、前線に確固たる基点ができた。FWが3枚になったことで皆実の両サイドバックも中央のケアをしなければならなくなり、中盤サイドにスペースもできる。サンフがそのスペースを使って主導権を握ってきた。
 皆実のフィード、加藤が競って右に落としそこからキープ、センタリングは原がキャッチ。サンフ、大崎のキープから内田→岡本、しかしトラップ大きくカットされる、止めようと手を出した岡本にイエロー。
 岡本から中野へ、中野キープから右へ出し、大崎走り込むところ倒されてFK。PA右からのFK、内田がセット、ゴール前か、それとも直接か、その場合はニアかファーか・・・キック!ニアを狙ったが壁に当たる。
 篠原がカットからそのままドリブルで持ち上がり、パスをつないで右に開いた横竹へ、キープから折り返し中央からスルーパス、抜け出した中野がトラップからそのまま反転シュート!

セーブ!

完璧に近い流れからのシュートだったが、増田も高校選手権でその名を轟かせたGK、これを見事にはじき出してCKにした。
 ここでサンフ選手交代、佐伯に代わり宮原イン。
 右CK、内田のキックはファーで皆実がクリア。


 サンフは篠原がセンターバック、内田がボランチに下がり、宮原はFWへ。
 皆実、パスミスをカットして右に展開し、篠原をかわしてセンタリング、将クリア。篠原のパスミス、カットされて取り返そうとしたタックルは深く入ってしまいイエロー。今日はあまりいいところがない。皆実FK、林のキックにファー加藤が跳ぶがとどかず、ゴールラインを割る。
 中盤の競り合いで横竹が倒れ、担架が入る。大丈夫か!?・・・と、自分で起き上がり、歩いて外に出る。
サンフ、山根に代わって森保翔平イン。75分。右サイドバックに入り、拓が左サイドバックに回る。
 皆実も下江に代えて8森本が入っていた(気づかなかったが、62分に交代済み)
 さてFK、ロングレンジ。内田がセットする。その左足のパワー、見せてみろ―――キック!
 左足の強振から放たれたボールは物凄い勢いで一直線にゴール左上スミを襲う、枠を捉えた、入れ!しかしGK増田、横っ飛びでキャッチ!捕るかそれ――――ッ!さすがPKストッパー増田・・・息を呑むセットプレイの攻防だった。
 横竹復帰。

 皆実、左へ展開。加藤がキープして戻し矢野がクロス、森本が飛び込むが原も飛び出してパンチ!そこへ森本が交錯し、原が倒れる。主審が試合を切って治療を指示。しばらくの治療のあと、原は立ち上がった。大丈夫。
 右サイドバックに入った翔平、いい読みからボールカットしたりと、いい試合への入り。
 横竹、右サイドキープから折り返し中野が受けてミドルシュート、GKキャッチ。
 皆実、矢野に代わりMF14本地イン。80分、あと10分だ。
 右サイドで翔平がアグレッシブな守備。いいぞー。
 サンフ選手交代。内田に代えて茶島イン。
 皆実がこぼれ球をカット、澤井がドリブルでPAに切り込みGK原と一対一、シュート!

セーブ!

原、見事にこれをはじき返すとこぼれを岡本がキープしてファウルをもらい、マイボールに。原よく止めたーッ!


 左サイド、中野が受けて左のスペースへパス。角度をつけられずにほとんど真っ直ぐのパスになり、ゴールラインを割る・・・と思ったとき宮原が快足で追いつきキープ、CKをとる。左CK、岡本のキック!ニア、皆実クリア。
 皆実選手交代、MF本藤に代え浜田イン、次いでFW金子に代え長身FW、25金島イン。
 皆実右サイドスローイン、ロングスロー、横竹ヘッドでクリア、もう一度スローイン。ロングスロー、またも横竹ヘッドでクリア!皆実拾って右からクロス、原キャッチ。
 サンフ選手交代、篠原に代え元田イン。左サイドバックに入り、拓がセンターバックに回る。87分、あと少し。
 サンフの右スローイン、茶島キープ、スローインをとる。スロー、皆実カットし前線へ、FW金島走る、しかし拓がカバーしてクリア。
 皆実、金島のポストから右サイド森本がドリブルで切り込みクロス、拓がクリア、皆実拾ってフィード、拓クリア、CK。右CK、中野クリア!そしてカウンターに出したところで・・・ホイッスル!試合終了。サンフが堅守・皆実に先制されながらも少ない好機を逃さず逆転、逃げ切って勝利を飾った。


 さすがに相手が皆実だと、簡単にはやらせてもらえない。特に前半は苦しい試合だった。それでも後半開始早々に内田くんのFKで追いついたのが大きく、それから一気呵成の逆転、逃げ切りにつなげられたのはこのチームにも粘り強さが出てきたというところだろうか。あと、今年の皆実にはかなり期待できそうな感じ。しかし守備陣とか、岩井くんに林くんに松岡くんに井林くんに崎原くんに村田くんに加藤くんに浜田くんとか、ジュニアユース勢多すぎ。誰が出ても面白そう。
 午後から合唱の練習のため、急いで帰る。第2試合も見たかったけど・・・

4月7日 吉田サッカー公園 晴
JFAプリンスリーグU−18中国2007
VS岡山学芸館高

 3月に開幕したプリンスリーグ、サンフユースはやや期間が空いてこの日第2節。相手は岡山学芸館。昨年はブラジル人留学生たちを擁して健闘、リーグ残留を勝ち取ったチーム。サンフは先週から毎日ほぼ二試合ペースで休みなく練習試合をこなしており、疲労によるミスやスタミナなどが心配なところ。
 早めに家を出、10時40分過ぎにサッカー公園着。
 天然芝グラウンドではサテライトが練習中。まずは軽めのトレーニングから始めている。と、ユースから篠原くんと大森くんが参加していた。人数が足りないらしい。プリンスに篠原くんいなくて大丈夫か、と思ったら、squallさんによれば学芸館のマルコ君とかもうブラジルに帰っちゃっていないらしい。

な、なんだってー(AA略

楽しみにしてたのにー
 ハンジェは練習参加し、正確なプレイを続けている。さすがに別格という感じ。俊介はといえばまだ軽めの練習なのに思いっきり走り出しが遅かったりで、ハンジェから何度も
「また怒られるぞ!」
と声かけられておりました。龍一は早くも戦力としてメドが立ってきたし、こりゃー、みかんの国へレンタルしたほうがいいかも知れぬ。
 11時が近づいたので、人工芝グラウンドのほうへ。

9中野
19板倉 11不老
10横竹
8内田 13岡本
3山根 14佐伯 5佐藤 2大西
16原
18松崎 11光岡
7菅原 23杉本
  
16片山 19澤井
14小林 15松本 2池田 17清水
1松浦
リザーブ・・・
サンフ:GK21田村、DF18山崎、22宮本徹、25元田、MF12沖田、15池田、20植木、23安武、24茶島
学芸館:GK12山崎、DF4中島、5横山、13浅原、MF10楽前、20山辺、21小谷、FW9松永、25ダシルバ・ファビオ岡


 守護神にして主将の亜季重(3年)は足の怪我のため出場せず。でも原くん(2年)がいるのは心強い。あとサテライトの練習に参加している1年の大森くんと、各学年に年代別代表GKがいるというのはとんでもない。亜季重がいないので、この試合のゲームキャプテンは拓。
 さて試合開始。まずサンフ、この試合はトップ下の横竹のスルーパスに大地飛び出す、GKキャッチ。今度は学芸館、サンフのパスミスをカットして素早く前へ送り突破を図るが、拓がカバーしてバックパス、原がクリア。
 右サイドから不老が折り返し横竹、中央粘ってキープし左に落としたところをフリーの中野シュート!は上に外れる。枠へー。続いて右サイドを大地が突破しCKを取る。右CK、内田のキックはぐんと曲がってバー直撃!はね返って逆サイドのタッチラインを割る。

 サンフはGK原が太くよく通る声で細かにコーチング。快晴のサッカー公園によく響いている。右からの展開、ヘッドで落として中野シュート!上に外れる。またも右サイド、オーバーラップの大西のクロスを中野落として大地走り込む、DFクリアでスローイン。この時のプレイで学芸館の選手が痛むが、何とか立ち上がる。担架も入ってきていたが、担架を持っていたのはチビッコたち。ボールボーイはともかくとして担架は無理やろ、と思った。右スローイン、中野受けるもカットされ学芸館のカウンター、左サイドつないで最後は7番がミドルシュート!右に外れる。危なかった。

 学芸館の右FK、ゴール前に低いボールを上げるが拓がヘッドでクリア、ファウルをもらってマイボールに。拓と佐伯のセンターバックコンビはなかなか板についている。佐伯は左サイドが本職だけど、ミシャスタイルの3-5-2における「ビルドアップできるCB」の適格があるので、どちらで育てることになるのか。
 右サイドでつないで折り返し、中央中野が受けて左へ展開、フリーであがってきた山根が左足でクロス、ニアDFがクリア。またも右サイド崩してクロス、中野がダイレクトではたき、カットされるもこぼれを拾って右へ、不老受けてクロスに中央飛びこんできた内田がヘッド!叩き付けたがGKがセーブ、はね返りに大地が飛び込みヘッドで押し込みゴール!・・・と思ったが、オフサイドでゴールならず。

 横竹が中盤、後方からのタックルでイエローをもらう。
 学芸館、クサビのパスをダイレクトでDFラインの裏へ、しかし原が素早く飛び出してキャッチ。判断がいい。サンフの反撃、中野→大地→中野のワンツー突破、DFクリアし左スローイン、内田が助走をつけてロングスロー!ニアで逸らすが学芸館クリア、これがつながってカウンター、ノールックスルーパスにゴール前走り込むが戻ってきた佐伯がクリア。
 サンフのパスミスをカットした学芸館、FW11光岡が左からドリブルでPA侵入、細かなタッチで中央へ持ち込みシュート!はDFが飛び込みブロック!反撃、中野のキープから左へスルーパス、不老が中央から左サイドに飛び出してボールを追うが惜しくも追いつかず。
 左サイドから山根のクロス、クリアこぼれを内田がミドルシュート!はDFブロック。左サイドでFKを得、素早くリスタートしてつなぎ横竹キープ、PA付近でつないで最後は中野シュート!はGKセーブしCKに。右CK、内田のキックに中央中野ヘッド!は右に外れる。中野、今日はシュートにツキがない。
 
 学芸館が中盤でボールカットし右サイドへ展開、切り込んでセンタリング、ニアへボランチ16番片山が飛び込んで合わせる!がDFがブロック、こぼれを岡本クリア。
 サンフは中盤で岡本・横竹が安定したボールさばきを見せているので大きな破綻はないが、いまいちFWとの息があっていない。いつもはもっと大地がアグレッシブにボールを呼び込んで突破するのだが、今日はあまりそういう場面が見られない。疲れのせいもあるのだろうか。そんなわけで、中盤とFW間のパスをカットされてカウンター、という場面が時々あった。それでもセンターバックの二人と大西がいい守備を見せているので問題はない。山根は・・・自陣で無理な横パスを出してカットされて危機を招く場面があり、ここはちょいと考えてプレイしてほしいところ。
 学芸館素早く右へ展開しMF23番杉本クロス、誰にも触らずに逆サイドへ。サンフ、左サイドのパス回しからスローインを取り、入れて内田キープしクロス、学芸館クリアしつないで速攻、しかし拓がカバーしてファウルをもらいマイボールに。拓いいよー。
 学芸館は全体的に走力があり、目まぐるしく走る。動きが統一されてきたら面白くなりそう。

 学芸館のFK、こぼれを杉本がミドルシュート、右に外れる。サンフ反撃、中野・横竹がつないで左に展開し、飛び出した大地がゴールライン際キープから勝負、DFに当たってCKに。左CK、岡本がセット。キック、大きくファーサイドに曲がり落ちるところに、不老が跳ぶ!
ゲット!!
高い打点で捉えるとそのまま下へたたきつけ、足を出してクリアしようとしたDFの足に当たりはね返ったボールはゴールネットを突き上げた。前半31分サンフ先制!


 学芸館のキックオフ、そこへ猛然と詰めた大地のチャージが勢い余って深く入り、イエロー。ちともったいない。しかし選手たちの動きは抜群によくなり、ここからサンフがボールを掌握して攻め立てるようになる。左スローインつないで横竹シュート、左に外れる。学芸館左FK、7番菅原のキックはゴール前で横竹がヘッドでクリア、中野が拾って自陣キープから前を向いてドリブル突破、倒されてFK獲得。岡本のキック、ファー、GKパンチ、DFクリアしつながってカウンター、17番清水が突破からシュート、GK原正面。
 不老から左はたいて内田走り込みファウルもらってFK獲得。PA左カド後ろ、岡本と内田が立つ。どちら――岡本!は上に外れる。次いで左スローイン、つないで内田がクロス、これがファー横竹にピタリ、横竹胸で落としてシュート!はGKファインセーブ、CKに。右CK、内田のキックはニアヘ、DFクリア、こぼれを内田拾ってクロス、ファー回り込んだ不老が跳ぶがこれは届かず、ゴールラインを割る。
 中野、左サイドからドリブルで二人かわしてシュート、DFブロック。今度は左からサイドチェンジ、不老が落として横竹が受け右からタテに突破、DFにつかれながらもPA侵入しそのままシュート!
ゴール!
角度のないところから見事に蹴り込み、前半40分、いい時間帯に2点目を挙げた。
 原が「大西ナイス!」とか言ってたので大西が最後蹴り込んだのかと思っていたが、記録は横竹のゴールになっていて、シュートの場面はよく見えなかったので、まあ横竹のゴールということにしておこう。大西だったらすまぬ。


 大地が自陣右サイドからドリブル開始、群がる相手をあれよあれよとスピードでちぎって突破、四・五人かわしてPAに迫り、DFにブロックされるもこぼれを拾ってPA侵入、シュート!DFブロックでボールが浮く、GK飛び出してキャッチ、不老競るがファウル。大地、いい突破だった。
 内田ミドルシュート、上に外れる。学芸館、右サイドで粘ってキープしスルーパス、原が飛び出しキャッチ。サンフ反撃、右サイドでダイレクトパスつないで大地が抜け出しクロス、DFクリアしゴールラインに逃れたところで前半終了の笛が鳴った。
 時折自陣でのミスからピンチを招くことがあったが、守備陣が粘り強く守って失点を許さず、セットプレイから先制して40分という危険な時間帯に追加点と、いい具合の試合運びにはなっている。後半立ち上がり10分以内に3点目を入れられれば、どんどん選手交代してベンチ入り選手に経験を積ませられるだろう。
 ハーフタイムの間に天然芝グラウンドへ行ってみる。サテライトはハーフコートのミニゲームをやっていた。ハンジェが溌剌とした動きで次々とゴールゲット。復活も近そうだ。

 後半開始。選手交代はなし。
 立ち上がりからサンフが攻め込む。そしてパスをつないでPAに迫り中野のポスト、落としたボールをPA外中央左で岡本が受け、ちょんちょんとタテに入るやスイッと右に持ち出してシュート!
ゴ――――ル!!!
ボールはゴール前密集の外側を鮮やかに巻き、ゴール右スミに突き刺さった。岡本の華麗なるシュートで後半2分、サンフが決定的な3点目ゲット!

 学芸館が自陣PA前でボールコントロールにもたつくところへ大地が寄せてカット、こぼれを岡本シュート!はGKセーブしCKに。右CK、内田のキックはニアでクリア。さらに大地、学芸館のバックパスを中央でカット、そのままDFと競りつつドリブルで突っ込んでシュート!わずか右に外れる。今度は右サイドでボールをつなぎ中野→大地、大地が左に落としたところを不老ダイレクトシュート!はGK正面。
 学芸館は右サイド17番のスピード溢れる突破から好機をうかがうが、ボール支配はサンフ。左サイド内田→不老とつないでクロス、GKキャッチ。続いて中野のキープからスルーパス、中央不老がDFと競りつつ突破、最後はDFを振り切ってGKと一対一、シュート!は右ポストに当たってはね返った。狙いすぎたー!?そのこぼれ球を不老が拾って中野へ戻し、中野落としたところを内田ミドルシュート!上に外れる。
 右サイド、横竹が大西に落として大西がドリブルで切り込みクロス、中央不老がドンピシャのヘッド!はGKセーブ。形は良かったが、惜しい。さらにサンフ、中央岡本から不老にクサビ、キープから左に落としたところを中野が受けてそのまま抜け出しGKと一対一、落ち着き払ってゴール右スミに転がしゲット!風格を感じさせる余裕のゴールで後半13分、4-0とした。

 学芸館、11番光岡に代わり9番松永イン。
 学芸館、右CK。16番片山のキックがファーに流れたところを7番菅原が拾いシュート、右に外れる。
 学芸館、7番菅原に代わり10番楽前イン。
 サンフ、左サイドからのFK。岡本のキックを不老が受けてキープ、落として岡本シュート、DFブロック、岡本こぼれを拾って細かなタッチでそのまま中央突破、PA侵入しシュート、DFブロック。
 ダイレクトパスを回して左からクロス、右からPA内飛び込んだ内田が右足ダイレクトシュート!は上に外れた。左でつないでDFを引きつけ大きく振って逆サイドから走り込む選手がシュート、いい形。
 学芸館、右サイドの突破から波状攻撃を見せるが、シュートが枠に行かず。左サイドから10番楽前がドリブルからミドルシュート、原キャッチ。
 山根が自陣で無理な横パス、これを学芸館FW9番がカットしてそのまま完全に抜け出し原と一対一、シュート!
セーブ!!
至近距離のシュートを見事に手に当てて上に弾き飛ばした。ナイスキーパー!学芸館の右CK、原パンチ、ファーこぼれを拓クリア。

 サンフ選手交代。横竹に代わり1年生のMF24茶島イン。そのままトップ下に入る。がんばれチャジーニョ。
 学芸館、14番が左からミドルシュート、右に外れる。サンフ、中央遠めでFK獲得、内田がセット。左のキャノン砲が見られるか・・・助走からシュート!威力はあったが、右に外れた。内田から右に開く中野へパス、中野が中央に切れ込んでシュート、はGKセーブしポスト直撃!惜しい。さらに中央に絞ってきた山根がポストの落としを受けるとゴール右スミを狙ったコントロールシュート!・・・はボールが浮かず、ゴロゴロ転がってGKキャッチ。山根思わず「あーららーららー」。
 学芸館右サイド17番清水がスピードドリブルで一気に突破、しかし山根がどーんとショルダーチャージで体を割り込ませ、ボールをゴールラインに追い出してマイボールに。今のはいい守備だった。

 サンフ選手交代、佐伯に代わってこれも1年、DF18山崎イン。本来は26番だけど、プリンスリーグ及び高円宮杯は選手25名登録なので、背番号は1〜25しか使えない。なのでデフォルト26番以降の選手は、25番までで登録外の選手の背番号を借りての出場となる。山崎はこの試合、松林のユニを借りて出場と相成った。
 茶島から左サイドへパス、はやや長すぎ。次いで左サイドからクロス、ファーから内田飛び込むがDFカット、しかしサンフ拾って戻し左から中野クロス、ファー不老ヘッド!右に外れる。
 学芸館、右サイドからスルーパス。逆サイドから中央へ楽前が飛び込んでくるが、原が飛び出して寸前でキャッチ。いい判断。そしてサンフ、中央へクサビのパス、PA前でボールを回してキープし、中野へ。PA外右で中野受けると中央へひとつ持ち込むや左足一閃!
ゴール!
ズバッと右スミに突き刺す鮮烈ゴールで後半30分、5-0!

 パスをつないで右サイドへ展開、上がってきた大西が受けDFと一対一、クロスと見せかけてタテに突破、抜き去るとクロス、ニアを狙ったボールに大地が飛び込む、がわずかに合わず!惜しいいい!
 サンフ選手交代、岡本に代わりMF15池田イン。
 学芸館、9番松永が鋭いドリブルから中央切り込み、右へ持ち出しつつシュート!鋭いシュートだったが原セーブ、こぼれ球に学芸館詰めるが原素早く飛びついてキャッチ。学芸館は右サイド杉本に途中出場の松永・楽前がスピードを活かした個人技でサンフのゴールに迫る。
 両チームが選手交代。まず学芸館、FW18松崎・MF19澤井に代えMF20山辺・FW25ファビオ岡イン。ファビオ君はサンフレッチェびんごにいた子だ。サンフは中野に代えてMF23安武イン。安武はそのままFWの位置へ。
 茶島から左サイド上がってきた山根へ。山根スルーパスに不老抜け出す、がオフサイド。茶島は徐々に試合に入ってきて、軽快なダイレクトパスでボールを回すようになってきた。この時間帯は学芸館も前線の選手が走り回り攻め合いとなる。
 大西が右サイドでボールカット、そのまま中央へドリブル持ち上がり左の不老へ、不老はさらに左に開き、大地が受けてキープからクロス、ファーに飛ぶボールに茶島が走り込み、芝を蹴ってカンフーキック!
ゲット!
見事に押し込んで後半38分6-0、1年生の茶島、公式戦初ゴール!めでたい。

 右サイドへ展開し大西のクロスに中央安武走り込みバックヘッド!はゴール上に外れる。
 サンフ選手交代、大地に代わってMF12沖田。
 学芸館右サイド清水のドリブル、こぼれ拾ってシュートはGK原キャッチ。サンフ、中盤茶島を中心にダイレクトでパスをつなぎ右サイドへ展開、安武から沖田に戻して沖田キープ、大西が上がってくるが沖田はなおもキープしカットされる。今度は左サイドでパスを回し安武が受けてキープからシュート、GKキャッチ。
 自陣で沖田が相手選手を押し倒してイエロー。学芸館右サイドFK、ゴール前に上げる、原パンチ、こぼれをダイレクトシュート、上に外れる。ゴールキック、原のキックを安武が落として内田がダイレクトシュート!GKキャッチ。最後に学芸館が右からクロス、25番ファビオが走り込むが飛び出した原がキャッチ、試合終了。サンフレッチェが6-0で勝利をおさめた。


 中盤や最終ラインでのミスが散見されたが、まあそれは疲労のせいということにしておいて、来週のアウェイ・高川学園戦ではコンディションを戻してさらにいい試合をしてほしいところ。その状態で6点取れたというのはさすが。GK原くん、最終ラインの拓&佐伯くん、中盤の岡本くん&横竹くん、FWの中野くんとセンターラインがしっかり仕事した。岡本くんは中盤での冷静極まりないクールなつなぎ最高。中野くんは時々大木さんみたいなバックパスミスしていたので、ダイレクトパスは慎重に。ただ、キープしているときはほとんど取られてはいなかったけど。まるで周囲が近づけないという感じで。シュートシーンは風格。

 次の試合を行う広島皆実と高川学園の選手たちがピッチに出てきたが、自分は福山での合唱の練習があるのでこれは見ることができず。(この試合は5-1で皆実が快勝。得点者は皆実=加藤・岩井・金子・澤井・金島、高川=濱本)急いで福山市へと引き返した。

4月1日 吉田サッカー公園 曇時々雨
吉田春季サッカーフェスティバル
VS作陽高

 今年も県内外の強豪を招待して行われる吉田春季フェスティバル、サンフユースの初日の相手は、今年の高校選手権ファイナリストの作陽!・・・といっても、毎年プリンスリーグで対戦するのであんまり目新しさはないけど。
 ユースは先週末からサニックス杯・東海フェスティバル・西日本サッカーフェスティバルと、毎日一日二試合ペースで試合をしている。西日本フェスでは疲労が相当だったろうが、決勝で高川学園を2-1で破って優勝という結果だった。よく頑張るなと感心する。で今日から5日まで吉田フェスがあり、わずか一日おいて7日に公式戦、プリンスリーグ第2節・岡山学芸館戦。学芸館はブラジル人留学生を擁する結構侮れないチームなので、集中力を切らすと一発やられる危険がある・・・と先のことはおいといて。

 前日のトップの試合がアレだったのでむしゃくしゃしており、吉田行こう、と思って8時40分ごろに家を出る。今日は作陽と東海第五との試合と聞いていたけど、オフィシャルの予定では市船が相手。どっちだよと思いつつ府中から久井、豊栄を経由して向原へ抜け、さらに山を越えて吉田へ。途中大降りの雨になったが、吉田に着く頃には止んでいた。
 早めに着いたのでクラブハウスでちょっとひといき。朝練習前のトップの選手たちがトレーニングルームで軽く汗を流している。と、アオが出てきたので軽く挨拶。ちょっと眠そう?まあ今日はリカバリートレーニングだろうけど。
 11時が近づいたので人工芝グラウンドへ。天気はやや小雨。

GK1兼田
DF2大西 5佐藤 14佐伯 3山根
MF13岡本 8内田 7篠原
FW10横竹 19板倉 9中野

 試合開始。まず最初のシュートは作陽のミドル。次いで右サイドのスルーパスからセンタリング、危険なシーンだったが誰もおらず助かる。サンフは左サイドから反撃、押し込んでスローイン連続。じりじりと上げていき、高い位置からのスローイン、内田がタテに走って呼び山根がスロー、しかしDFがクリア。そのボールを左サイドタッチライン際篠原がカットし中央向けドリブル開始。どんどん持ち込みシュートレンジに入る、撃て、しかし撃たない、まだキープ、ちょっとボールを浮かせて一回、二回とリフトし右のスペースへスルーパス!そこへ走り込んだ横竹がワンタッチから鋭く右足を振り抜き、ズバッとゴールに突き刺して前半4分サンフ先制!お見事。

 篠原のキープから左に展開、大地が受けて横竹へ、横竹スルーパスに内田飛び出す!がわずかにオフサイド。次いで最終ラインの佐伯から鋭いグラウンダーのクサビが左に開く横竹へ、横竹スルーパスにまたも内田飛び出す、がGK飛び出してキャッチ。
 篠原の動きが抜群で、中盤を走り回ってボールを次々に捌いている。右サイドを大地がドリブル突破、折り返しは作陽カットもこぼれを横竹が拾ってゴール正面キープし落としたところを内田ミドルシュート!はDFがブロック。左サイド山根から中野へ入れ、中野が切り込んでミドルシュート、右に外れる。
 作陽、自陣からパスをつないで左サイドへ展開しミドルシュートは亜季重キャッチ。
 篠原が中盤の底から左サイドへロングパス、走り込んだ中野にピタリ。中野ドリブルで中へ切り込みシュート、右に外れる。サンフは最終ラインが高く押し上げており中盤が非常にコンパクト。作陽がサンフの攻撃を最終ラインで食い止めても出しどころがなく、最終ラインで回す場面が多い。

 しかし作陽も大きなパスやスピードある攻撃からチャンスを見出してくる。左サイドから大きくサイドチェンジして右サイドへ、20番がヘッドで落として右サイドを突破、10番につないでドリブルでタテに抜けセンタリング、GKキャッチ。続いて中盤で素早くパスをつなぎミドルシュート、DFに当たり右に外れ。右CK、ファー5番が競るがDFクリアしまたCKに。左CK、亜季重パンチ、ファーにこぼれる、DFクリア、大地キープ、作陽カットしタテに入れる、亜季重キャッチし右サイドへ大きくスロー、大西が受けるとルックアップして前線へフィード、これに反応して中央内田が飛び出す、DFを振り切る、GKがPAを飛び出してくるがそれよりも早くバウンドの落下点に入りループシュート!ボールはGKの上を越え、右ポストをかすめてゴールマウスに飛び込んだ。2-0!相手が前がかりだった一瞬の隙を見逃さない見事なカウンター。

 左サイドでボールキープ、篠原→大地、キープからミドルシュート!左に外れる。次いでサンフのロングフィード、作陽DFがヘッドでGKに返すが、その時大地が猛然とダッシュ、GKがキャッチする前にその前へ潜り込んでシュート!GKとっさに左手一本でセーブ、こぼれはDFクリア。惜しい!運動量豊富な大地らしいプレイだった。右サイドへ展開し岡本がフィード、これに右サイド横竹が完全に抜け出してドリブル、GKとの一対一も意に介せずまたしても鋭いシュートを叩き込んで3-0!何でもできるからチーム事情によりGK以外の全ポジションやらされるけど、「オレはFWがやりたいんじゃー!」と強烈にアピール。
 
 どちらも最終ラインを高く設定しコンパクトなサッカーを志向しているため、チームがまだ固まっていない現時点ではどちらも非常に守備が危うい。3-0とリードを奪いペースを握っているが、まだまだというところ。もっとも両チームともこの時期は連日の練習試合を組んでいるから、疲労のためになかなかベストな動きはできないものだけど。
 左サイドでボールをつなぎクロス、グラウンダーのボールがDFの間を抜けて右からゴール正面飛び出した横竹にピタリ!・・・は惜しくもオフサイド。でも素晴らしいクロスだった。左サイドバックの山根の動きが軽快で、たびたびオーバーラップしては攻撃に絡んでいる。
 中央岡本から右に展開、アーリークロスにゴール正面飛び出した横竹がダイレクトで合わせる!が右に外れる。
 作陽はMF20の選手がスピードの乗ったドリブルでサンフ陣内をかき回す。しかしその後のパス精度がないのがもったいない。ちゃんと周りを見ていないと・・・彼は俊介と同じ高田FC出身の吉村くんのようだ。

 篠原から右へ展開、大地が抜け出してダイレクトでクロスを上げ、ニア中野の上を越えたボールを中央横竹がダイレクトシュート!決定的だったが、わずか左に外れた。サンフのスリートップは流動的に位置を変えて次々前線に飛び出すので、作陽の4バックもなかなかつかまえきれない。
 作陽MF20が左サイドをスピードドリブルで突破、大西が食らいつき、20番がボールを戻して受けた選手がクロス、しかし絞っていた山根がゴールラインへクリア。右CK、ファーに飛ばすが横竹がしっかりと競って相手に触らせず、ボールはそのままタッチラインを割ってマイボールに。
 前半終了間際、拓のフィードに中央中野飛び出しDFを引きずりながら抜け出しかけるが、DFがボールカットし中野転倒、したところで前半が終了した。


 篠原のコンディションが上がってきており、今日は中盤で攻守に万全の働き。岡本と共に中盤を締めていた。スリートップも鋭い飛び出しを見せ続けてDFラインに終始プレッシャーをかけており、速攻からの3得点はその賜物。ただ、中野はもうちょいポストプレイを正確にやってほしいところ。
 山根、大西の両サイドバックも調子を上げてきているようで、いい。大西はタイミングのよい攻撃参加ができるようになれば。
「・・・佐伯と山根はポジションチェンジ。オシムに選ばれるようになるには“ポリバレント”な能力を身につけなければ・・・」
 ハーフタイムの指示でゴリさんがそう話しているのを聞いて思わず吹いた。ゴリさん、ここで生まれて初めて「ポリバレント」という単語を使ったと見たがいかがか。

 さて後半。選手を入れ替える。

GK16原
DF5佐藤 2大西 3山根 14佐伯
MF15池田 8内田 24茶島
FW10横竹 19板倉 11不老

 
センターバックとサイドバックを入れ替え、ボランチの二人を交代。中野に代え不老。新入生の茶島が登場。ちなみに大崎・森保・玉田の三人はU-16日本代表でフランス遠征、モンテギュー国際大会に出場中。
 作陽キックオフ。しかしすぐに主審が試合を止め、ボールをセンターサークルに戻す。なんだ、と思ったらどうやら作陽の選手が一人少ないらしい。前半出ていた25番の選手が急いでユニを着てピッチに入る。選手交代がうまくいってなかったようだ。改めて後半スタート。最初のプレイが切れたところで、25番が15番に交代した。
 立ち上がりから作陽が素早いプレス、ボールをカットして攻め立てる。7番がドリブルで切り込みシュート、原キャッチ。次いで中盤からパス一本で中央抜け出しシュート、わずか右に外れる。
 サンフは篠原・岡本が抜けたことで中盤の構成ができなくなり、スリートップが孤立。池田・茶島とも作陽の鋭いチェックの前に前を向けず、展開ができない。プレスのかかりも悪くなり、作陽が次々パスをつないで攻め込んでいく。
 佐伯のフィード、作陽クリアを横竹がダイレクトのロングシュート、右に外れる。右サイド、大地がこぼれ球を拾ってキープし、タックルを受けて倒れる。作陽にイエロー。FK、内田のキックはGKキャッチ。
 サンフ選手交代、拓→植木。そのまま右SBへ。

 左からのフィード、大地が受け不老へ、不老突破を図るがDFがカット。フィードを横竹がヘッドで落とし左サイドを大地が突破、ゴールライン際折り返して不老合わせる、がジャストミートせずDFクリア。作陽、7番が右からドリブルで切り込み14番へパス、14番シュートは原キャッチ。
 サンフ、大地に代わって松林イン、そのままFWへ。おお、もともとの位置へ。
 横竹のスルーパスに松林飛び出すがオフサイド。次いで中央を通すパス、横竹が反応して中央持ち出す、DFが追いすがるが横竹はそれを引きずりながら突進、DFを振り切って突破し、右サイドから切り返して落としたボールを松林シュート!GKはじく、こぼれ球を内田が受け左足に持ち変えてシュート!は上に外れた。

 作陽の右からのクロス、中央原が飛び出す、そこへ作陽の14番も飛び込み、原がキャッチしたところへ14番が衝突して両者転倒。主審はGKへのファウルを見てサンフのFKの判定。しかし両者とも立てない。原のほうは○が出て立ち上がったが、作陽の14番は倒れたまま。頭か首を押さえているので、脳震盪か何かか。これはちょっとまずいか。
 主審は両チームのベンチに確認し、5分を残して試合終了のホイッスルを吹いた。14番くんはしばらくして立ち上がり、首を押さえながら自分の足で歩いてベンチへと戻ってきた。大事なさそうでよかった。

 さすがに篠原くんと岡本くんが揃って抜けると、まだゲームを作るところまではいかないようだ。後半はいい形がほとんどできず、守備に追われていた。でも4バックはセンターとサイドのポジションを変えていたが何とか対処、ちょっとはポリバレントなところを見せられただろうか。
 続いてはB戦。


GK21大森
DF18松林 26山崎 15池田 20植木
MF35元田 23安武 12沖田
FW11不老 25浅田 34中山


 立ち上がりにサンフが前線でボールをカット、沖田が拾ってミドルシュート、は右に外れる。次いで最終ラインからのフィード、しかしこれをカットされ、こぼれを拾われると一気にドリブルで突破されてシュートを叩き込まれ先制されてしまった。
 作陽はBチームといえど運動量豊富でプレスもしっかりしており、新1年生が多いサンフBはその勢いにミスが目立つ。それでも左サイドで不老が粘ってキープ、そこからつないでのフィードに左サイド沖田が飛び出してGKと一対一、間合いを制してその右を破り、ゴール右スミに沈め同点に追いついた。

 サンフは浅田に代え宮本徹イン、左サイドバックに入って植木が右SBに回り、松林がFWに。次いで元田に代え水頭イン。
 作陽の速攻に、何とかパスをつないで攻めるサンフと、双方とも何本かシュートを放つものの決定的な形はあまりなく、前半終了。
 ここでかなり頭がぼうっとしてきて眠くなってきたので、帰ることにする。

 昼をまだ食べていなかったので、坂を下りたところにある豆腐料理の店「夢茶屋」で揚げ出し豆腐定食を食べて一息つき、ちょっと体力も回復したので広島市内でちょいと買い物でもして帰るか、と南下、そごうとかで買い物して帰った。

2月24日 吉田サッカー公園 晴
練習試合
VS広島経済大、サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース

(一本目)
 着いたときには1-0。サンフが篠原のゴールで先制していた。

19板倉 9中野
8内田 7篠原
   
10横竹 13岡本
14佐伯 4将 5佐藤 2大西
16原
(兼田くんはU−18日本代表候補合宿で不在)

 しかし、自分が来たときにはすでに経大ペース。ボールホルダーに二人が詰める素早いプレスでサンフの中盤を寸断し、サイドに展開してクロスを入れてくる。そして左サイドに素早く展開してクロス、ファーから走り込んだ選手がスライディングで押し込んで1-1追いついた。
 山根くんはリハビリのウォーキング中。
 経大(3-5-2)はトップ下の長谷川(観音OB。経大には観音卒が多い)が得意のドリブルでガンガン仕掛けてくる。プレスも激しく、サンフはなかなか中盤から前へボールが出ていかない。中野もなんとかポストしようとするが、持った瞬間二人が詰めてきて、ツータッチもしたら挟み込まれて奪われてしまう。ワンタッチで落とそうとしても、フォローが遅くなかなか出せない。二人に奪われた際、そのまま相手の足を蹴ってしまってファウルを受けた場面もあり、イライラしているようだ。
 体力に勝る相手に運動量でも上回られたらどうしようもなく、経大ペースで一本目終了。ただ、守備陣はよく踏ん張っていた。左サイドバックの佐伯はサイドを抑えたり中央に絞ってカットしたりと、1年生ながらフィジカル負けすることもなく奮闘していた。あと、ボランチに入っていた横竹はさすがに
安定。

19板倉 9中野
   
11不老 7篠原    18板倉 10横竹
17金田
14佐伯 13岡本 5佐藤
16原

 二本目はただいま取り組み中のミシャスタイル3-5-2に。中盤は浩明のアンカー、右サイドに横竹、左サイド不老。
 両サイドを横竹・不老がカバーし、中盤も浩明が動き回ってボールに触るおかげでずいぶんバランスが良くなった。篠原の展開から中野折り返して走り込んだ板倉ダイレクトシュート、バー直撃!という決定的シーンもあり、また浩明が板倉の飛び出しを感じてロングパスを放ったり(GK飛び出してキャッチ)といい場面を作り出す。
 板倉→沖田、岡本・佐伯→池田・練習生イン。練習生の子は金沢からの体験入学とのこと。篠原がセンターバックの中央に下がり、池田が右CB、沖田と練習生が二列目に。
 と、経大が左サイドへ展開、開いて受けた長谷川が受けて持ち込み角度のあまりないところからミドルシュート!これが素晴らしい弾道でゴール右サイドネット内側に突き刺さり、経大が先制。
 サンフは中野と宮原の二人が前線で体を張るもゴールは奪えず二本目終了。
19板倉 11不老
6練習生   12沖田
  
8内田 13岡本
14佐伯 18松林 15池田 2大西
16原
 三本目は1年主体のメンバー構成。開始早々に中央突破した佐伯がシュートを放つが、GK正面。そして、PA前でボールを回されてけっこうあっさり失点してしまった。0-1。さすがに池田・松林のコンビではやや経験不足か。
 サンフは前線を不老が走り回ってボールを引き出すが、きっちり二人プレスに来る経大守備陣を突き破れない。池田のパスミスを攫われて経大が独走シュート、しかし原がスーパーセーブ、経大のベンチからは外した選手に向かってヤジwwwていうか佐久間がいるんですが赤いフィールドプレイヤーのユニを着ています。しかも10番。
 右に展開、沖田→岡本とつないでクロス、ファーから練習生くん(高2)が飛び込んでGKの鼻先でトラップするが惜しくもオフサイド。岡本のスルーパスに板倉飛び出すが、GKが岡本のパスを予測し、パスを出した瞬間にはすでにPAを飛び出しており的確にクリア。集中力高い。2003年の天皇杯予選決勝で2-10という大虐殺を食らって以来、経大はサンフユースにはガチと思われる。
 交代、不老→宮原。
 右サイドからのフィードに左SBの佐伯がまたもFWを追い越して中央抜け出しミドルシュート、左に外れる。右サイドに展開したとき、佐伯は積極的に最前線に飛び出していた。ここらへんは実にミシャ的。佐伯、もちっと持ち込んで撃ってもいいかも。
 しかし次のゴールは経大、左サイドへ展開してスペースへスルーパス、スピードで振り切ってダイレクトでセンタリング、中央ダイレクトで合わせてゴール!電光石火の2-0。守備陣、ついていけなかった。
 サンフは宮原が裏への飛び出しでもう一歩というところまで迫るも、決めきれずにそのまま終了。

22宮原 11不老
   
12沖田 23安武    27大崎 29森保
17金田
20植木 15池田 18松林
21大森


 四本目、中3新入生より大森・大崎・森保が登場。
 開始早々に経大に決定機、しかしシュートは大森が触ってバー直撃。左サイドでパスをつないで大崎が突破しCKゲット、沖田のキックをGKパンチ、こぼれたボールをファー宮原が拾ってキープからシュート、左に外れる。 森保、髪型がお父さんと一緒なので、遠目や後姿がそっくり。髪サラサラ。
 大崎がドリブルから右飛び出す松林へ、松林折り返してそこに森保飛び込んでトラップ、GKかわそうとするがゴールラインを割る。クサビのパスを宮原キープして右へ、走り込んだ森保クロス、大きい。左サイドへ展開し植木から小さく折り返して大崎ドリブルで切り込みシュート!上に外れる。なんか大崎とか森保って大学生相手に普通にプレイしてるんですけど。

 森保から安武へ、安武がうまいターンで前を向いて右サイドドリブル突破、戻して森保が折り返し、大崎が受けてドリブルで中央突破PA侵入シュート!GKセーブ、こぼれを拾って左へ、不老キープから折り返して大崎→宮原、タテに持ち出しシュート、GKキャッチ。大崎、大学生の囲みも突破しとる。「もし平繁が俊介に出会わなければこうなっていただろう」という雰囲気バリバリ。
 と、浩明がボールカットされフリーの選手に回されて決められ0-1。このメンツで浩明がミスしたらまずい。
 安武が果敢なアタックからファウル受けてFK、沖田が直接狙う!が惜しくもサイドネット。経大、左サイドからシュート性のクロス、スライスして逃げていくボールだったが、大崎はタイミングよくジャンプして両腕を伸ばしがっちりとキャッチ。スキルあるなー。

 途中から沖田が二列目、安武が左サイドにポジションチェンジ。安武は柔軟なドリブルのキレを見せつけていた。あの流れるようなドリブルは好き。
 宮原から森保、右サイド飛び出す沖田へ出してその戻しを森保クロス、中央こぼれるところを安武シュート、上に外れる。経大、右サイドキープから折り返し、守備がもたもたして中央こぼれるところを押し込んで2-0。いまいちゴール前での厳しさが足りない。
 浩明に代わってこれも中3の山崎翼がイン。センターバック中央に入り、池田がアンカーの位置に。浩明は右足首を打撲したようで、クラブハウスへ戻っていくその足首は青黒く内出血していた。大丈夫だろうか・・・
 不老から右サイドへ展開し森保キープ、はゴールラインを割る。しかしよく飛び出している。
 制服姿の植野くんがお母様とともにやってきて、ゴリさんにおそらくは福岡大学合格の報告。ゴリさんやベンチの選手たちに祝福されていた。おめでとー。
 経大ベンチがどっと沸いた。何かと思って見てみると、


今週のビックリドッキリメカ発進


佐久間スタンバイキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!10番のフィールドプレイヤーのユニを着てピッチサイドに。ちょwwwwマジかよwwwwそしてプレイが切れ、ついに佐久間がピッチへ!サンフベンチも大爆笑。サッカー公園のギャラリーも大笑いしながら拍手。
(注:佐久間はサンフユースOBで、GK)
 佐久間はFWに入った。ボールが来る。おさめて反転からスルーパス。ポストプレイキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!また笑いが。
 サンフ、右サイドへ展開、森保が走ってこれに追いつき大崎へ、大崎が左にはたいて不老シュートはGKセーブ。経大の左からのクロス、これは池田が身体を寄せて撃たせず。
 佐久間はずんぐり系ポストプレイヤーとして残り時間の衆目を一身に集め、そのうちに四本目終了。


 2年生は修学旅行帰りということでコンディションが悪く、1年生もそれに引きずられてしまった感じ。仕方ないといえば仕方ない。4本目、新入生達が溌剌とした動きを見せてくれたのがよかった。あと佐久間のFW。珍しいものを見れてよかった。

*VS広島ジュニアユース(30分×3)
14時よりBチームがジュニアユースとの対戦。今年広島ジュニアユースからは8名昇格なので、選手たちはお互いに手の内を知り尽くしている。
*一本目
25浅田 28玉田
23安武 30水頭
 
24茶島 32徹
20植木 26山崎 18松林 35元田
31田村
 ジュニアユースはいつも通りの3-5-2。まずジュニアユース、右CKを得ると惜しいキック、少し合わず。ユースは玉田のポスト、浅田の突破を中心に攻めるが、ジュニアユースは素早い戻りとプレスでこれを止めまくる。最終ライン中央に陣取る33番の選手がフィジカル強くて飛び出しの判断も正確、いいDFだ。前線では40・46のツートップがスピードを活かしてカウンターの基点に。彼らが村重・砂川だろうか。雨野コーチが「動きつけろ!」とたびたび叫んでいる。右サイドからのボール、中央水頭がダイレクトで左にはたきフリーの玉田シュート、右に外れる。
 ユースはボランチより前の選手がボールをつないで攻めまくるが、最後のシュートが入らない。水頭・玉田とも決定機を数度迎えるが決めきれず、スコアレスで一本目終了。
*二本目
28玉田 34中山
22宮原 27大崎
 
29森保 24茶島
32徹 26山崎 35元田 25浅田
21大森
 経大戦四本目にフル出場した森保・大崎・大森が出場。
 立ち上がりから立て続けにジュニアユースがチャンスを迎え、DF44、FW40がシュート。そしてジュニアユースのフィード、左サイドをFW46がフリーで飛び出しドリブル突破、中央に折り返してファーから飛び込んだFW40がダイレクトで合わせてジュニアユース先制!40が砂川くんか?
 これでエンジンがかかったユース、玉田のポストから右サイド大崎に展開し大崎一対一からタテに抜けシュート、ポスト直撃。そして今度は左サイドからパスをつなぎ茶島のスルーパス、右から飛び出してきた中山が押し込んで1-1。
 以降は、体力で勝るユースがパスを回して攻める。中山のスルーパスに大崎がスピードで抜け出し、マークに来るDFを右にかわしながらゴール前を左から右に横断、鋭く切り返してGKも外しシュート、DFブロックにいくも及ばす2-1。
 大崎のスルーパスに左から中山が飛び込みシュートはポスト、こぼれを左にはたいて茶島シュート、こぼれを中山がシュート、バーに当たってゴールに飛び込み3-1。
 そして終了間際に右サイド浅田のフィードを中央茶島が受け、一回、二回と切り返して相手を翻弄してから右スミに蹴り込み4-1。

(三本目)

28玉田 27大崎
30水頭 22宮原
 
24茶島 35元田
32徹 29森保 26山崎 25浅田
31田村

GK:田村
DF:浅田、山崎、森保、徹
MF:宮原、元田、茶島、水頭
FW;大崎、玉田

 立ち上がりにジュニアユース44番がミドルシュート、GKキャッチ。ユースは茶島→大崎とつないで左でフリーの玉田にパス、玉田シュートも左に外れる。今日の玉田はシュートがことごとく外れてしまう。悪いサイクルにハマってしまったようだ。
 右サイドからタテパス、玉田が受けてクロス。中央水頭がターンしながら受けてDFを外しシュート、GKセーブしてCKに。CK、水頭のキックはジュニアユースがクリア、カウンターに入るが猛然と戻った玉田がカバー。
 PA前でパスをつないでキープし、受けた大崎がひょいと意表を突くループパス、飛び出した元田がGKと交錯しつつも押し込んで1-0。
 ジュニアユースはさすがに体力的にきつくなり、大崎や水頭のテクニックを止められなくなってくる。それもあるけど、彼らのドリブルはうまい。玉田がミドルレンジから強烈なシュート、枠を捉えるがGKはじく。
 フィードボール、PA内で大崎受けるところDFが抱きついて倒してしまいPK。大崎が自らセットしキック!はGKが見事な読みで横っ飛びセーブ!素晴らしい。
 ジュニアユースは前線の二人がなおもカウンターを狙うなど、疲れていても意地を見せる。しかしユースのカウンター、左サイドからのスルーパスを水頭が受け、ドリブルで切り込んでシュート、GKはじくところを飛び込んだ元田が押し込んで2-0とした。
 ラスト、またもカウンターから右サイドを浅田が突破、左サイドに振って玉田がシュート、ブロックされるも裏にこぼれたボールに追いついてもう一度シュート!は上にふかしてしまう。今日の玉田くん天中殺。
 そして三本目終了。結果としては先輩が貫禄を見せた形も、途中まではジュニアユースも素晴らしい戦いぶりだった。島さんいい仕事してます。

2月17日 吉田サッカー公園 雨
練習試合・VS名古屋グランパスエイト
付・ガンバ大阪ユースVS名古屋グランパスエイト(前半のみ)

 午前中にちょっと仕事があって、それから吉田へ。朝から雨が降っており、吉田に着いても当然のように降り続いていた。
 到着したときにはサンフの二試合目。一試合目は神戸ユースと対戦し、内田くんのゴールで1−0とのこと。休みなしで引き続き名古屋との試合となっていた。新入生達は国体選抜関連でおらず、1・2年のみで戦う。雨の中、なかなかきついな。
10横竹 9中野
   
3山根 8内田    7篠原 2大西
13岡本
14佐伯 4将 5佐藤
1兼田
11 13 23
   
12
17 10
 サンフはなんか3−5−2。先日から試しているようだ。ゴリさん、トルコでミシャになんか吹き込まれたのか。ってユースはトップチームへの人材育成の場だから、トップと同じ戦術を採るのも当然なことだけど。ユースがスリーバックで戦うのは・・・スクランブルのときを除くと中村監督のとき以来か?中村さんは基本的には4−3−3だったけど、「若いうちはいろいろなスタイルを経験したほうがいい」ということで3−4−3を採用することも多かった。
 試合はやや鯱ペース。やはりスリーバックに慣れていないので、相手のサイド攻撃への対応がおぼつかない。ウイングバックがついていくのか、センターバックもしくは中盤の選手が開いて対応するのか、そこらへんが曖昧。今まではサイドバックにボランチで対応してればよかったのだけど。
 中野のキープ、倒されてFK。PA左カドからやや後ろの位置、内田が直接狙う!大きく曲げて左上スミを狙ったが、左に逸れた。次いで横竹のポストから左サイド山根が突破するが、PA直前で滑ってしまいカットされる。
 鯱はトップの6番のポストにトップ下13番が効果的に絡み、サイド攻撃も機能している。左サイドを11番が突破、ファウルを受けFK。23番のキック、直接狙うが上に外れる。今度は右サイド、サイドバックの5番がタテへスルーパス、これにオーバーラップのセンターバック3番が反応し佐伯をかわしてゴールライン際からセンタリング、中央飛び込んだ13番がスライディングで合わせゲット!名古屋がいい形で先制した。
 先制されたサンフ、山根のパスをタッチライン際で受けた内田が不意にロングシュート!GKキャッチも、強烈な一撃だった。PA外混戦から岡本がドリブルで中央突破しPAに入るが、DFがクリア。今度は鯱、PA内右での混戦からFW6が拾ってシュート!左に外れる。
 鯱は素早いプレスでボールを奪いダイレクトパスを連ねて攻める。この時期にしてはかなり組織されている印象。対するサンフは、やはり二試合連続ということもあり運動量でやや負けていた。仕方ないが。
 サンフ、ボールを左右に動かしてつなぎ佐伯のフィード、GKにキャッチされるも良い回し。鯱、左から右に展開しDF5クロスから中央シュート、亜季重セーブ、こぼれをFW6シュート、ゴールライン上でDFクリア!危ない。サンフ反撃、カットから中盤つないで中野がミドルシュート、左スミに飛ぶがGK反応してキャッチ。佐伯のクサビのボールを横竹ポスト落として左で受けた中野がシュート!わずかに上に外れる。惜しい。
 カットから中野にボールが入り中野スルーパス、はDFにかかる。しかしいい攻撃の形が出てきた。しかし鯱、右からMF23がミドルシュート、亜季重セーブ。そしてさらに鯱、左サイドアタックで大西を破って切り込み、折り返しをニアFW6が押し込んで2−0とした。
 拓が足を痛めたようで、宮原に交代。宮原はFWに入り、横竹がMF、篠原がDFに下がる。
 宮原のドリブル、左に展開して山根、落として内田クロスは右に流れるが大西が拾ってクロス、横竹ヘッドにいく!がDFクリアでCKに。右CK、内田のキックは大きく逆サイドのゴールラインを割り、前半終了。
 ベンチに戻ってきた鯱の選手たちは、自分たちでボードを使いながらいろいろと連携について話し合い始めた。その後、監督からの指示。サンフの選手は二試合連続で疲れているので、運動量で勝っているのは当然のこと。慢心せず、自分たちのサッカーをやりつづけること、というような内容だった。
22宮原 9中野
19板倉 11不老
   
13岡本 10横竹
3山根 14佐伯 4将 2大西
1兼田
 後半開始。サンフは4−4−2。プリンス開始までは3バック・4バックを併用していくようだ。
 宮原キープから左に落とし山根クロスをニア不老ヘッド!右に外れる。鯱、FW6が将と一対一、左に持ち出しつつシュートは亜季重セーブでCKに。ショートコーナー、キープからのセンタリングは宮原クリア、こぼれをミドルシュート、将ブロック。
 ボールをつないで左サイドから横竹を経由して右大西へ、フィードはDFにカットされるも不老が拾って右サイドからクロス、DFクリア。
 選手のポジションが変わった。中野・板倉のツートップになり、二列目の右に宮原、左に不老。
 鯱、左サイドからドリブル突破、センタリングから波状攻撃。これをしのいだものの、山根が足を痛めてピッチの外へ。無理のようで、浩明が山根に代わってイン。ボランチに入り、横竹が右の二列目、宮原が左サイドバックに下がった。宮原、サイドバックできるのか!?
 右サイド横竹から中野、そして不老とPA前ダイレクトパスつないで不老のスルーパス、これに反応した板倉がPA内フリーで抜け出し、GKもタテにかわした――ところでGKに引っ掛けられ転倒、PK。このクロスプレイでGKが痛んで少しの間治療タイム。そしてPK、横竹がセットしてキック!GKの逆を衝いてきっちり右スミに沈め、1−2とした。4人FWによる見事な連携。一昔前の鹿島みたいだ。
サンフ、右CK。浩明のキック、低空で伸びていくボールを岡本が合わせるミドルシュート!DFに当たって上に外れ、CK。左CK、浩明のキックは鯱クリア、不老が拾って浩明に開こうとするが、合わず。
 大西のフィード、DFに当たるが板倉が拾って中野へ、中野キープから板倉へ出して板倉センタリングは中央合わず。今度は左からのクロス、板倉が落として不老がダイレクトシュート!はGKが横っ飛びでファインセーブ。そして鯱の反撃、左サイドへ展開し、高い位置で11番が受ける。そしてマークを前にし思い切ってミドルシュート!
ゲット!角度のほとんどないところから目の覚めるような一撃が飛び、GKの上を越えるとバーに当たってゴールマウスに飛び込んだ。中田健太郎のスーペルゴラッソで鯱が3−1とリードを再び広げる。これは撃ったほうを誉めるしかない。あの位置ではDFもうかつに飛び込むわけにはいかないので、間合いを保ち、仕掛けに来るところで止めようとするのは当然。そこで仕掛けずにそのまま撃とうと思った中田の思い切りに乾杯するしか。
 中盤こぼれ球を板倉がカットして素早く左へパス、中野がフリーで受けてシュート!は上に外れてしまう。ノー。
 サンフ選手交代、大西→松林。
 横竹→板倉、板倉が右にはたいて中野ダイレクトシュート、右に外れる。
 2点ビハインドも、後半4−4−2にしてからはサンフもずいぶんバランスが良くなり、いい形を作っている。左サイドバックの宮原も良く動き回ってボールを追い、攻撃時には積極的にオーバーラップを仕掛けており、松田くんみたいな感じで意外とはまっていた。この時間帯は双方攻め合い。
 サンフのカウンター、中野から板倉、ドリブル持ち上がってPA突入もDFカット。ちょっとドリブルが大きかった。
 鯱は交代で左サイドバックに入っていた15番の正確なロングフィードで終盤のチャンスを作っていた。最後にサンフがフィードから右サイド板倉が抜け出しドリブルでタテに突破しセンタリング、不老が受けるがシュートにまでいけず。鯱がクリアして試合終了。
 連続の二試合目ということで体力的には厳しかったので、負けるのはまあ仕方がない。3−5−2をテスト中ということもあるし。ただ、篠原・岡本のところでもうちょっと回せるかと思っていたが、意外とそうなっていない。特に篠原くんはあまりボールに絡めていなかった。コンディション悪いんだろうか。板倉くんは好調をキープしているようでなにより。プリンスリーグでも活躍してくれそうだ。1月の神戸ユース戦では精彩を欠いていた宮原くんも復調傾向にあるので、FW争い(二列目でもいいけど)に食い込んできてほしいところ。
 超寒いのでクラブハウスに引っ込んで温かいものを飲み、時間をつぶしてからまた外へ。17時よりガンバユースVSグラユース。
*ガンバ大阪ユースVS名古屋グランパスエイト
13 11
24
   
10 16
13 23
11    
12
17 10
 寒い。雨もまだ降ってるし。鯱はなんかスリーバックのようだった。10番は三宅くんか。ボランチでいい働きをしている12番は安藤くんのようだ。花井くんは13番だったか。ガンバの1番は多分木下くん、10番が安田くん、で24番がことし中3ながら飛び級でユース入りの宇佐美くん。ツートップは大塚くんと瀬里くん?福山出身の岡崎くんは負傷のため来ていないようだ。
 試合開始。まずガンバ、右MF5番のカットからFW13番に入れ右へはたいてFW11番受けてシュートはバー直撃。いきなり決定機。続いてFW13、左サイドを単独でドリブル突破はゴールラインを割る。さらに右サイドでつないでクロス、GKキャッチ。もいっちょ、左サイドからクロス、ファー11番受けてシュートはまたしてもバー直撃。両チームともスピーディーな展開だが、ガンバのほうが勢いがある。
 ガンバ、ダイレクトパスを回して右サイド5番が飛び出しシュート、GKセーブ。続いてカウンター、5番のクロスをファー11番受けてシュート、DFブロックしCK。左CK、10安田のキックをニアでガンバの選手がヘッド、上に外れる。
 鯱の反撃、左サイド展開してクロス、FW6にわずかに合わず。今度はボランチの12安藤のミドル、GK木下セーブしキャッチ。ガンバ、左サイド24宇佐美がドリブルで持ち込み、キープからボールをつないでクロス、はDFにかかる。
 ガンバ、GKのフィード。11番(こっちが大塚くんか)が競って裏に落ちたところをFW13番がさらって一気にドリブル、素晴らしい加速でDFを引き離すとそのままゲット、先制した。速いな!
 ガンバ11番カット、7、10とつないで11に出し11番シュート、右に外れる。そしてまたも11番のキープ、PAすぐ外で粘ってキープし左に落とす、そこへ飛び込んできた宇佐美がボールを受けるとひとつタテに持ち込んで左足一閃!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
鋭いシュートが一直線にゴールネットに突き刺さり、ガンバ2点目!っていうか宇佐美くん、今のところまだ中2だっつーのになに今のシュート。
 鯱、中田が安田晃大からボールを奪って持ち込みシュート!上に外れる。ガンバ、左サイドを11番が突破し左にはたいて宇佐美がシュート、ブロックされたはね返りをヘッド、は決まらず。鯱、ポストプレイからのスルーパスにFW23が飛び込んで突破しようとするがブロックされる。ガンバ、11→13→16とつないで左へ展開、しかし鯱カットしてカウンター、23番がドリブルで仕掛けるもDFカット。
 雨が激しくなってきた。試合もやや膠着してくる。鯱、右から強烈なミドルシュート、しかしGK木下がっちりとキャッチ。この雨の中で完璧な捕球。やるぜ。ガンバ左サイドバック3番のフィード、宇佐美走るがやや大きい、ゴールライン割る・・・と思ったが宇佐美は快速を飛ばしてなんとそれに追いついた。DFにブロックされてキープは出来なかったが、あれに追いつくかー。速い速い。続いてガンバ、左サイドつないで安田ミドルシュート、上に外れる。
 ガンバはセンターバックの2番の判断の良い飛び出しによるディフェンスが目を引く。名古屋はボランチ安藤が中盤で存在感を発揮。
 ファウルで鯱23番にイエロー。と、23番の選手は何か主審に暴言を吐いたのか、続いてレッドカードを提示されて退場となった。ガンバの監督が名古屋ベンチに向かって「一人補充してください」とのゼスチャー。練習試合なので、これは当然。鯱、急いで21番がアップし、ピッチに入った。
 ガンバは前線で11番が安定したポストワークを披露。ペースを握る中、前半が終了した。
 ここで、時間も時間なので帰ることに。そにさんを車で送って、そのまま広島市内へ行き、そごうとか回って帰った。
 それにしても宇佐美くん、高1のときの柿谷曜一郎と同じくらいのインパクトだった。ユース合流間もないので連携もまだまだでボールへの絡みも少なく、守備もまるでできていなかったが、ボールが来れば一瞬のスピードとテクニックで相手をかわし、シュートまでもっていける。今年一年の努力次第では、来季、中卒と同時のプロ契約もあるかもしれない。もっとも、今のガンバのトップチームの充実度からして昇格を焦ることはないけれど、西野さんはけっこう抜擢とかしそうだし、はたして。

1月21日 広島スタジアム 曇
練習試合・VSヴィッセル神戸ユース

 やや遅れて広スタ着。Bチームの選手たちが歩いて観音高校へ向かっていった。
8内田
11不老 18板倉
17金田
6小西 12沖田
14佐伯 5佐藤 7篠原 3山根
16原
 篠原・佐藤のセンターバックは昨年終盤で慣れたコンビだけに安定しており、動き回る小西・沖田の両ボランチとともに神戸の攻撃をストップ。右サイドでは山根が積極的に突破を図る。相手のフィジカルにあえなく吹っ飛ばされる場面もあったが、そこらへんは粘りがほしいところ。きょうの佐伯はちょっとおとなしめだった。
 トップ下の金田は中央で高いテクニックを活かして活躍。もっと運動の質が上がれば。スリートップは、内田を柱に運動量のある板倉・不老の二人が自在に動き、神戸守備陣をきりきり舞いさせた。
 先制点は、小西の強引なキープからボールをつないでのフィードに板倉が突っ込み、GKと競り合ったこぼれを内田が蹴り込んだもの。2点目は、右サイド山根のドリブル突破から。ゴールライン際まで切り込んで折り返したボールを神戸DFがオウンゴール。さわらなければファーに二人詰めていたので、どちらにしろサンフのゴールだった。
11不老 22宮原
17金田 8内田
   
13岡本 7篠原
5佐藤 4将 6小西 2大西
1兼田
 後半は4-4-2。前半途中、2-0になってからどうもチームが弛緩していたが、後半になると完全にぶっこわれてボールがほとんど回らない。篠原・岡本が持ってもそこからボールの出しどころがない。前線がもっと降りてこないといけないところだが、四人が前線に張り付いてしまって(不老は降りてくるが)、フィードしか攻撃の手立てがない。それでも神戸GKとDFの連携の悪さもあり、たびたび宮原が抜け出してGKと一対一の局面を作るが、これを決められない。一昨年の高円宮杯U-15得点王がいったいどうしてしまったのか。
 そんなこんなで神戸のペース、サンフは中盤のミスから一気に速攻を食らって失点、2-1となった。それからも神戸が攻めたが、決定力のなさにも助けられ、そのまま試合終了。
Bチームを見るために観音高校へ。
*B戦・VS広島観音高校
 着いたときは1本目終了間際。0-0だった。
 インターバル中に雨野コーチから檄が飛ぶ。
「おまえたち中3には技術的に多くは要求しないし、できるわけもない。しかし気持ちを込めてプレイすることはできるはず。そんなパフォーマンスで、春からのプリンスリーグに向けてのアピールができるのか。気持ちが足りない。ミスしても構わないといったはずだ。ミスを恐れるな」
 雨野さんもコーチが板についてきたなあ、と思いつつ2本目。
28玉田
27大崎 23安武
30水頭
32徹 24茶島
20植木 18松林 15池田 25浅田
21大森
 一方的だった。中3主体のサンフが観音(もちろん1年チームだろうけど)を圧倒。ほぼハーフコートで35分の間攻め続けた。
 開始早々、浅田からのフィードを中央フリーで受けた玉田が持ち込んでやすやすゲット。これは完全に観音守備陣のミスだったが、それからもサンフが攻守に主導権を握り続ける。
 センターバックの池田&松林はさすがに1年生、先輩の貫禄で安定した守備。前線ではこれも1年・安武が縦横無尽の動きとテクニックでボールをどんどん動かす。右からは浅田がパワーで、左からは1年・植木がテクニックでどんどんオーバーラップ、茶島・宮本徹のボランチは動きに動いて相手を潰し、ボールを回し、前線に飛び出していく。トップ下の水頭も軽妙なタッチでボールを回し、FWを追い越してゴールを狙う。あとプレイスキッカー。
 大崎はゴリゴリ突破し、ゴールが見えたらシュートシュートシュート。俊介・平繁の衣鉢を継ぐFW登場。玉田は恵まれた長身を活かしてポストプレイ。1年上の相手DFを相手にしても全く動じない。動きのキレもあって前を向く反転も鋭く、いいセンターフォワードに育ちつつある。
 GK大森はでかい。おめーホントに中学生かよというくらい。守備機会はほとんどなかったので、どんなスタイルなのかはわからず。
途中、玉田・大崎に代えて29森保・35元田イン。元田が右サイドバックに入り、森保はボランチに。茶島がトップ下、水頭がセンターFW、浅田が左FWに上がる。
 シュートの雨を浴びせながらもシュートタイミングがちょっと遅かったり(遅くなるまでドリブルやキープできてしまうテクニックもさすがといえばさすがだが)、GKのセーブに阻まれたりバーに当てたりでなかなか追加点が生まれなかったが、右サイドからのフィードに流れの中で右にいた浅田が抜け出し、ちょんとスルーパスに安武が飛び出してマイナスの折り返し、森保がスルーして茶島がダイレクトで叩き込み2-0とした。
 元田・森保とも身体がしっかりしており、良く動く。今度の新1年は全体的に「走れる」人材が揃っており、凄く期待できる。
28玉田
30水頭 34中山
27大崎
24茶島 35元田
32徹 26山崎 29森保 25浅田
31田村
 3本目。開始早々右サイドハーフウェイライン付近からのFK、浅田がゴール前に上げたところをゴール正面玉田がヘッド!ゴール右スミに叩き込んで先制。高いし迫力あるわ。
 山崎はフィジカルもしっかりしているし、スピードもあるので飛び出しにカバーリングに十全の働き。レギュラー争いに入ってきそう。中山は茶島よりさらに小さく、一見ユースで大丈夫なのかと思わせるが、三人に囲まれた状態から強引に突破するやゴール前にループパスを送ったり、相手に厳しいチェックをかけたりとエネルギーの塊みたいなプレイを連発。さすがはサンフジュニアユースのレギュラーFWだった男、見ていて楽しいプレイヤーになりそう。
 2本目と同じく、茶島が頻繁に左サイドに飛び出してゴールをうかがう。彼は小柄だがドリブルの間合いが絶妙で、相手に詰められる前にシュッシュッと抜いていく。二、三人に囲われようと平然とキープし、フォローに上がってくる選手を囮にスパッと切り返してゴール前にクロスを送るなど鮮やかなプレイを連発。逆サイドにフィードを送ったりと視野も広く、またジュニアユースでボランチをやっていただけあり、大きな選手にぶつかっていくことも厭わない。トップ下のポジションが意外と穴なこともあり、彼がそこに入ってくれば面白い・・・かも。
 
 3本目は25分。半分過ぎたところでGK田村→大森。田村はさかんにコーチングしており、飛び出しの判断も良く、安定していた。ほとんどの選手はジュニアユースでのチームメイトだったので、やりやすいだろう。
 終盤になっても運動量は落ちず、相手がボールを持ったら二人、三人と特攻をかける鬼プレス。2003年のチームを思い出した。そして3本目終了間際に玉田のポストプレイ、反転スルーパスに水頭が抜け出し、GKと交錯してPKゲット。水頭がきっちりと決めて2-0とし、終了。3本合計4-0、快勝を飾った。
 テクニックがあって、走れる。これは鍛えたら凄いヤツらになりそうだ。

 広スタに戻ると、Aチームの皆実戦は0-3、セットプレイ3発で見事にやられてしまったらしい。パフォーマンスもガタガタだったようで、今年は昨年以上に波がありそうだ。


 それから紙屋町へ行き、そごうなどで買い物して帰った。


 帰ってTV見てそのまんま東当選に吹いた
宮崎県はヒマで平和な県らしい