１１月１４日　吉田サッカー公園　曇
サテライト練習試合・ＶＳ三菱自動車水島

　この日は１１時からサテライトの練習試合、１４時からＪユースカップ・グループリーグ。サテライトの試合もしばらくぶりで（最近平日にばっかりやってるし）、サテライトに住んでいる人々の名前と背番号が一致しなくなってきている。最近若手のプレイもとんと見ていないし、午前から行ってみよう、ということで１０時５０分ごろ、サッカー公園注射蒸着。変な変換した。駐車場着。
　今日は雨の予報があったためか、それほど人は多くない。空は一面の曇天。出かけるときは雨がぱらついていたが、今は止んでいた。一応傘を持って車を出る。最近冷え込んでいるので、ちょっと寒い。
　奥のほうのピッチで両チームの選手がアップ中。サンフのほうは練習用ユニを着ている。

		２３田中		１３松浦
	１５高木				２９西村
		２４木村		２６高萩
１４佐藤一		１８八田		３４西河		２５大久保
			３１河原

キャプテンマークを巻く大久保がなぜか２５番。吉弘は試合前にランニングをしていたそうで、今日は不出場。
　三菱自動車水島は今年の天皇杯に岡山県代表として出場した、中国リーグの強豪。今年も中国リーグで１４勝（１ＰＫ勝）０敗の全勝優勝を飾っている、中国地方の社会人最強チームだ。ＧＫ１渡辺聡は横浜ＦＣに在籍していた元Ｊリーガー。メンバーとかについてはこちらを参照のこと。

　試合開始。まずは龍朗がミドルシュートを放つ。一樹のスルーパスに左サイド松浦が走り、ＣＫゲット。左ＣＫ、洋次郎のキックはクリアされる。なんとなく押し気味だったが、三菱も右から攻めてＣＫをゲット。右ＭＦの４１番菅、なかなかいい動きを見せている。ＣＫ、ＭＦ２６山下のキック、これをファーから飛び込んできたＤＦ１４渡辺勇気がジャンプ一番パーフェクトに頭で捉え、豪快にゴールにブチ込んだ。前半１１分、三菱先制！ものの見事にやられちゃってますが。
　右サイドバック大久保からのサイドチェンジ、ファーで高木が受けて相手と競り合いこれを抜いてセンタリング、中央俊也がキープしこぼれたところを松浦シュート！は右に外れた。今度は西村から右に流れる松浦にパス、松浦のセンタリングをファー高木が折り返し俊也がトラップ、シュート！しかしＤＦがブロック、ボールがこぼれる、それを松浦シュート！しかし今度は左に外れた。どっちかは決めなければ。
　洋次郎のスローインから龍朗がクロス、松浦に合わず。西村がボールカット、そのまま中央をドリブルで持ち上がり右へはたき、受けた松浦が中へ持ち込んでミドルシュート―――ＧＫ渡辺セーブ！はじき出してＣＫに。右ＣＫ、高木のキック！八田が飛び込むがその前で渡辺がパンチ！こぼれを拾って折り返し、龍朗ミドルシュート！しかし渡辺が横っ飛びでがっちりとキャッチ。渡辺、なかなかやる。
　さすがにサンフが押しまくる展開だが、いまいちパンチが足りずなかなか点が入らない。なんかこう、ライダーブレイクで壁を突き破るみたいな、そういうインパクトがほしい。洋次郎から高木へ、高木がドリブルで持ち込み俊也にクサビを入れる、が合わない。龍朗がキープ、ドリブルで持ち上がり右へ出し、オーバーラップしてきた大久保がクロス、は洋次郎に合わず。２５番、最初は吉弘だと思っていて、「妙に攻撃参加のうまい吉弘だな」と感心していたら、大久保だった。市船で選手権優勝したときには基本的に４バックの右をやっていたので、全く違和感はない。動きの質も良く、駒野が調子悪いのなら彼を使ってみてもいいんじゃないか、と思う。左サイドから一樹が一人かわして突破、高木へ戻して高木が中へはたき、受けた龍朗がちょんとボールを浮かせて一人をかわし、浮き球をそのままミドルシュート！ＤＦに当たりＣＫに。龍朗らしい面白いプレイだった。左ＣＫ、洋次郎キックはＤＦクリア、しかしこぼれを高木がシュート！ゴール右を襲ったが、これも決まらない。

　俊也が最前線でボールを追い回し、ミスパスを西村がカット！西村はドリブルで持ち上がり、そのままミドルシュート、は左に外れる。完全なカウンターだっただけに、ちょっと我慢が足りなかった。大久保から前を走る松浦へタテパス。松浦抜け出すところ足を払われＦＫ。高木のキック、ＤＦクリア、ファーにこぼれるところをもう一度クリア、これを一樹が拾って素早くつなぎ左の俊也へ。俊也のクロスに再び中央で混戦、その中、浮き球に松浦がジャンプして上半身を振る、うまくヒットしたボールがふわりとゴールへ、ＤＦがトラップして蹴り返すも、主審はゴールインを宣告してセンターサークルを指した。２８分、１−１やっと追いつく。
　左サイド高木が突破、倒されてＦＫ。洋次郎が入れるがＧＫキャッチ。洋次郎が中盤でカット、そのままドリブルで持ち上がってＰＡ直前からシュート、しかしダフって左に外してしまう。右スローイン、俊也が落としたボールをつないで左サイドへ展開し高木がキープするところ倒されて三菱ＤＦ東にイエロー。ＦＫ、洋次郎キック！はＧＫキャッチ。
　ここで高木が田村と交代。田村はそのまま左の攻撃的ＭＦへ。高木、ボールを受けるとそれなりにいいプレイをするのだが、ちょっと高い位置に張りっぱなしで、ボールを呼び込む動きに欠けていた。相手がもっと上のレベルだと、ボールにさわれないだろう。
　大久保が大胆にオーバーラップ、スルーパスを受け完全にサイドを突破しセンタリング！低く速いボールがゴール前へ、その軌道上に松浦が走り込み、きっちりと合わせて叩き込む。３９分２−１逆転、いい速攻。決めたのは松浦だが、ほとんど大久保の功績だろう。

　しかしこれで気が緩んだのか、直後に中盤でカットされてミドルシュートを食らい（右に外れる）、さらに左からＧＫ河原へのバックパス、これを河原が目の前の西河にダイレクトで出したのだが、その至近距離には三菱のＦＷ二人が。一斉にプレスをかけられ西河急いでクリアしようとするがＦＷに当たってゴール前にはね返り、ＦＷもう一人がこれに詰める、河原も慌てて飛び出して二人がクロスプレイ、ボールは三菱ＦＷのヘッドによりゴールに飛び込んだが、河原へのファウルで運良くノーゴール。河原・・・よく見とけよ。さらに三菱が左へ展開し、ＦＷ９原賀が受けてグラウンダーのクロス。ほいカット、と思ったらこれがセンターバック二枚の前を素通りし、ファーで完全フリーのＭＦ菅に渡った。河原の左をシュートが抜け、ゴール左サイドネット内側に突き刺さる。４３分、すぐに三菱が２−２と追いついた。
　ださー！いくら一対一や空中戦が強くても、これくらいのボールをあっさり通してしまうようじゃ、とても上じゃ使えねえ。
　西村のドリブル、カットされるも龍朗が拾って田村とワンツー、左からクロスを上げるが松浦には合わず、２−２のタイスコアで前半終了。

　「プロなれたんちゃうん？」
とか和気藹々の三菱自動車ベンチ。いや、ホントのプロはもっと厳しいっすよ。すいません、ヌルい相手で・・・地域リーグ決勝大会への手ごたえになりますかどうか・・・ユースがお相手したほうがよかったかも。いや、このくらいのレベルのほうが練習相手には適当か。
　さて後半開始。三菱は二人交代の模様。サンフは交代なし。交代する人間いないけど。牧内監督、ちゃんと喝を入れているか？中盤での争い、サンフが後ろのほうでキープしてぽーんとフィードした。三菱の最終ラインが高く上がっており、その広大なスペースめがけ松浦が走る。ＤＦが戻るが、なんとＧＫも飛び出してきた。おいおいちょっと出すぎだろ、落下点間に合うか―――間に合わない！ＧＫ渡辺の前でボールが大きくはね、頭上を越えて後ろへ。あーあーあー。こうなればもう駿足・松浦のもの。トップスピードでボールを掻っ攫うとゴール目掛け独走、必死で戻ってきたＤＦを軽く切り返してかわすと、無人のゴールにやさしく蹴り込んで後半３分３−２、勝ち越した。マヌーなミスからのゴールだったが、ともかく松浦ハットトリック達成。しかし「えっ、ハット？いつの間に？」とか言っていた人がいたように、みっつとも「松浦宏治のゴール」というインパクトはなかった。
　龍朗から大久保へ開き、大久保クロスに俊也ヘッド！右に外れるがラインを割らない、ＤＦクリア、これを龍朗が拾って右サイドキープし突破、そしてセンタリングにもう一度俊也ヘッド！しかしこれも外れる。

　洋次郎が軽やかなステップで対面を牽制しながらキープし、相手をひきつけてから右へパス、西村がタテに抜けてセンタリング、は大きすぎ。左サイドでＦＫ、洋次郎がゴール前に上げてＧＫパンチ、こぼれを洋次郎に戻してもう一度クロス、俊也が競ってファーにこぼれるところ西河がシュート！しかしバウンドに合わせられずに宇宙開発、ボールはそのままグラウンドの高いネットを越え、道路のほうに消えた。あちゃー。あとで探しとけよ。三菱フィード、しかし河原がＰＡを飛び出して右サイドへフィード、これが松浦へ渡りドリブル突破からクロスを放つが、合わない。
　三菱、ＭＦ４０波尾に代えスキンヘッドのＭＦ１９高松健太郎投入、さらにもう少しして、ゴールを決めている４１番菅に代えＭＦ２檜垣イン。菅はちょっと足を痛めたようだ。
　左サイドで動きまくっている田村が三菱ボールをカット、切り込んで俊也とワンツーで左サイド抜けようとするが俊也のリターンパスは合わず。洋次郎から大久保に開き、大久保がタテパス。中央から右に流れてくる松浦に絶妙のパスとなり、松浦が右サイドを抜けセンタリング、はＤＦにブロックされＣＫに。ショートコーナーから洋次郎クロス、はＤＦがカットする。
　三菱、左サイドへのフィード。後半から入ったＦＷ１０高畑が走る。西河がカバーしＧＫへバックパス、しかしこれが弱すぎ！高畑がこれに食らいつく、西河が必死に寄せるが高畑折り返す！完全に一点モノの場面だったが、ゴール前誰にも合わず、幸運にも失点はしなかった。西河のミスか、それともＤＦとＧＫ間の意思疎通のミスか。
　中盤で西村がボールカット、一人かわしてそのままドリブルで中央持ち上がる。ＤＦをひきつけて左にはたき、そこにはフリーの俊也。ＰＡ内左４５度、ちょっと距離はあったが右足一閃！一直線にゴールに突き刺し、後半１８分４−２。高い位置で奪ってからの速攻、シュートもきれいに決まってベネ。

　松浦が右サイドで一人かわして折り返すが、ＤＦカット。松浦はクロスがカットされまくりなので、もうちょっとゴール前へ確実に上げる工夫が要るだろう。八田が最終ラインでカット、するとそこからドリブルで上がってきた。迫力のドリブルで敵陣に入ると俊也にクサビを入れ俊也が西村へ落とす、西村シュート！はＧＫがセーブし、キャッチ。洋次郎から右サイドに流れる俊也へ、俊也のクロス！はファーに流れる。
　サンフ、松浦が下がり高木が再びイン。高木はボランチに入り、龍朗がＦＷに上がった。
　タッチライン際から田村がドリブルで切り込んで西村へ、西村が松浦に入れ、その落としを西村が倒れ込みながらシュート、は右に外れる。
　三菱、高畑が左サイドを破ってクロス、サンフ、戻ってクリア。三菱拾って左に出し、原賀のクロス！これは精度なく逆サイドのゴールラインを割ろうとしたが、なぜか一樹がクリアしようとしてヘッド。さらに当たりそこねてそのままゴールラインを割り、ＣＫになった。触るなよ。周囲に誰もいなかったのに。三菱の右ＣＫ、山下のキック、しかし八田がパーフェクトにヘッドではね返す。高い！
　中盤での争いからのこぼれ球を洋次郎がロングシュート！グーンと伸びていく一撃は左に外れたが、あんなほっそい脚なのにどうやったらあんな強烈なのが撃てるのか。これで筋肉ついたらクーマン級の破壊力になるんじゃないか。
　三菱、高松健太郎から後半より入ったＦＷ１２岩田にスルーパス、しかし西河がカバーしてカット。サンフも反撃、左からのクロスを龍朗がヘッドで落とすが、人がおらずにＧＫがキャッチ。パスをつないで西村から右の俊也へ、俊也切り返してシュート、ＧＫセーブで左にこぼれるボールを龍朗が拾う。撃て！しかし龍朗はループ撃つぞ撃つぞと何度もフェイクを入れてタイミングを計ってしまい、その間に詰められてカットされる。しかしこのクリアも小さくゴール前混戦、もういっぺん龍朗？が撃ったが、左ポストに当たってゴールならず。龍朗、いらん余裕を見せてるんじゃあない。そこはゴール上ネットを突き上げるようなシュートを撃てば事足りたはず。今度はフィードに龍朗が抜け出し、倒されてＦＫ。ＰＡやや後ろ正面右、洋次郎と高木が立つ。位置的には高木の左足だろうが・・・高萩！壁の右を巻くが、ゴール上に外れ。

　その後は三菱を一方的に押し込む。三菱の攻撃も八田が片っ端から潰してゆく。ハイボールを「はね返す」というよりは「撃墜する」という形容がぴったりな彼のヘッドは見ていて楽しい。スリーバックのストッパーとしてなら何ら問題ない実力を持ってるんだけど・・・４バックのセンターとなると、２失点目のような場面が怖い。それに「本番にはメチャ強いが練習ではあんまりよくない」というタイプのために、「練習でのプレイを重視する」小野監督には使いづらいプレイヤー。吉弘をはじめとしてこれから毎年新人センターバックが加入していくみたいだから、どうなるのか。
　最後、タッチライン際で三菱の高松健太郎を背負いつつボールキープする洋次郎に、高松は何をいらついたのか、その脚をまともに蹴り飛ばした。洋次郎が倒れる。完全に脚を狙ってのキックだったので、主審も練習試合とはいえ一発レッドを出し、退場を命じた。洋次郎は立ち上がる。そして４−２で試合終了。

　高木は真ん中にいたほうが存在感があった。運動量がないわけではないし、ボール扱いはうまいので、いかにボールを呼び込めるかが課題だろう。洋次郎は落ち着いたプレイにサイドへの展開が光ったが、ユースのように周囲がもっと動いてくれれば、もっと鋭いミドルパスやノールックサイドチェンジなどのスーパーなプレイができるのに。アジアユースでも大熊にいじめられてコンディション崩したらしいし、ユース組がどっと上がってくるまでは我慢の時期なのか。龍朗はボランチで安定したプレイ。ボールを持ったときの落ち着き度がかなりアップしている。西村も右サイドで軽快なプレイ。３点目のカットからアシストへの流れはよかった。俊也は前線からのディフェンス、そしてシュートを撃てる位置へのポジショニングがいい。ゴールの場面は、「チームで一番シュートがうまい」と小野監督が評するとおりのナイスシュート。もう少しボールをキープできれば、立派にやっていけると思う。隣にポストプレイヤーがいてくれればさらに輝けるだろう。松浦はサイドに流れての突破が多かったが、そこから決定機につなげられない。ハットトリックを記録したものの、満足度は少ない。彼には、高速ドリブルでＰＡに迫り対面の相手を左右どちらかへのワンタッチで置き去りにしてシュート！というプレイを期待したいが。一樹さんは最後尾からよく声を出し、攻守のバランスをとりつつ堅実なプレイ。たまにミスるけど。ＧＫ河原、久しぶりに見たら結構頼もしくなっていた。セービングに関してはよくなってきたが、相手に囲まれている西河にパスを出してしまうなど重大な判断ミスがあり、そういうところは試合に出て克服していくしかないだろう。
　相手が相手だけにもっと得点がほしかったが、レギュラー組でも似たようなもんか、とも思う。「これがプロフェッショナルだぜ！」というプレイが見たいが、どうも全体的に小ぢんまりとまとめようとしている感じで、いまいち煮え切らなかった。みんな悪くはないんだけれど凄くもない、「欠点がないのが欠点」という・・・

　１２時５０分。１４時までは時間があるので、食堂へ。ＴＶではたぶん皆実ＶＳ観音の決勝戦をやってるはずだから、食べながらその試合を見届けよう。

１１月１３日　広島広域公園第一球技場　晴
高校選手権広島県大会・準決勝

　１３・１４日は天皇杯に高円宮杯U−１５中国地域予選にJユースカップに、そしてこの高校選手権広島県大会とサッカーづくし。１４日には吉田に行くこととして、今日は皆実と観音見とこうかな、と広域公園へ。
　最近ちょっと冷え込んできたが、今日はいい天気なので昼間は暖かかろうと軽装で出る。準決勝第一試合開始は１０時。ちょっと早い。よって少し遅れてしまった。駐車場に入る。車多い！階段を登っていくが、第一球技場へ向かう人が多い。かなり来てる？と、第一球技場で歓声がはじけた。おっ、ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!のか？
　アナウンスが聞こえる。
「ただいまの得点は、広島皆実、藤井栄希選手です！」
皆実先制かッ！

１．広島皆実VS如水館

１６掛谷 １０藤本 ９藤井栄 　 　 ７吉原 　　　 　 　 　　　 　　 ８森重 １４細田 　　 　 　 ５川原 ２０角田 ３杤木 １９小田 １藤井賢

２０山坂 １１完山 　 １０村上 １９横山 ２４小田 ７新開由 ８�纉c 　 　 ３今井 ２新開輝 ５岡本 １西川

　入場券（７００円）を買ってスタンドへ上がる。人スゲー！高校生の姿が非常に多い。どこか空いてるところを探して、座る。
　皆実が押し気味。右ＣＫ、ＧＫ西川パンチ。カウンターから左サイドを掛谷が破るが、ＤＦがきっちり寄せ、センタリングはＧＫキャッチ。今度は右に展開し、吉原が受けてタテに抜けるところを払われＦＫゲット。ゴール前に上げるが、ＤＦクリア。今度は如水館の番。右に展開し、横山がクロス、これにファー完山が宙を舞いヘッド！完璧に叩きつけたが、ＧＫ藤井賢心が素早く反応しバウンド前にセーブ！そしてキャッチした。決定機だったが、守護神のスーパーセーブで如水館ゴールならず。如水館はサンフレッチェびんご出身者を軸にシンプルな速攻を見せる。右、高い位置からのスローイン、いったんはカットされるも小田がかっさらって中へ切り込みクロス、しかし惜しくも完山に合わず。小田、�纉cが右サイドでいいコンビプレイを見せるが、皆実も川原・角田そして森重ががっちりと守る。中盤のハイボールはほとんど森重が撃ち返す。高い！彼は守備だけでなくゴール前にまで上がってゆく。その分は細田がうまくバランスをとっていた。二人はサンフレッチェ広島ジュニアユースでともにプレイした仲、意思疎通は出来ているだろう。
　押し返されてきた皆実、３３分ごろ早くも選手交代。ＦＷ掛谷に代わり、ＦＷ１１、スピードスター小笠原投入。
　小笠原、さっそく快速を活かしフィードボールを追って走る。皆実、川原からフィード、弾き返されるももう一度拾って藤本へ、藤本クロスをファーで折り返しゴール正面森重がトラップし、反転シュート！はＧＫ正面キャッチ！さらに藤本にボールが入る。ＤＦがクリアするも藤井栄が拾ってドリブルで突っ込む、しかしこれもＤＦがストップ。一進一退の中、前半が終了した。
　パスをつないで攻撃する皆実だが、ラストパス、クロスの精度が悪い。森重が積極的に攻撃に絡んでいるが、ちょっとショートパスの精度が悪かった。展開のパスはさすがなのだが。如水館はスペースを突いたシンプルな速攻。サイドにまでは展開できるが、皆実の守備が堅く、いい形でのクロスにまで持っていけない。好機はタテポンからが多い。

　後半開始。選手交代はない。
　皆実キックオフ、右サイド競り合いこぼれを中央藤本が拾ってミドルシュート、は右に外れる。この競り合いで如水館の１０村上が痛むが、立ち上がった。如水館反撃、中央を山坂がドリブルで持ち上がってミドルシュート！ＧＫキャッチ。皆実左サイドからのフィード、小笠原が走りキープするがＤＦ岡本がうまく対応しカットする。そして後半３分如水館、右サイド�纉c→小田とつなぎクロス、これを中央山坂がトラップしてシュート！藤井捕れない―――ポスト！惜しい！
　皆実・細田が競り合いからボールを奪い、ドリブルで持ち上がって藤井栄へ、藤井フィードに藤本走る！がＧＫ飛び出してキャッチ。藤本が右サイドでＦＫゲット、藤井が低いボールでニア藤本を狙うが少し合わず、ＤＦクリア。如水館、左サイドで闘う村上がキープから倒されＦＫ、素早くタテへ出して山坂が抜けるところ倒されてＦＫ！ＰＡ左、ゴールのチャンス。７番新開由がセット、選手がファーにかたまる。ホイッスル、選手がどっとゴール前に殺到、新開由キック！ゴール前、２番新開輝ヘッド―――はＧＫ正面！
　皆実速攻、小田から右に流れる小笠原へ、小笠原が抜けてクロス！は中合わない。小笠原、どうもキレが悪い。スタメンじゃなかったし、今コンディションが悪いのか。如水館カウンター、山坂と横山のワンツーから山坂が中央ドリブルで進撃し、ミドルシュート！はＧＫ正面。今のところはもう一つ持ち込むか、外にフリーで開いていた味方にはたくか、もう一つ工夫が必要だったろう。皆実カウンター返し、森重のカットから右サイドに開き、吉原のクロスに小笠原ヘッド！ＧＫキャッチ。如水館またもカウンター、左サイドから完山が抜けようとするが、そうはさせじと主将・杤木がカバーしてクリア。堅い。如水館、さらに左サイドで山坂がキープしクロス、中央競り合ってファーにボールがこぼれるが、走り込んできた小田には合わず。
　後半１２分、如水館動く。右サイドの小田に代えて185ｃｍの長身・ＦＷ９種市投入。トップに入り、完山が右サイドへ。

　皆実、押し込んで如水館ＰＡ内混戦に。こぼれを吉原がダイレクトシュート！ＧＫパンチ！ＣＫに。右ＣＫ、吉原キックはＤＦクリア、これを如水館拾ってカウンター、中央横山から中央タテに走る山坂へパス、山坂はそのままドリブルで持ち上がってミドルシュート、しかしこれもＧＫ藤井賢心がしっかりと正面でキャッチした。皆実、藤本がボールを持つ如水館ＤＦをこれでもかと追いまわしている。と、如水館のＤＦ２新開輝が倒れた。足が攣ったようだ。まだ１年だしな・・・いったんは立ち上がった。
　プレイが切れる。先に皆実が交代。ボランチの細田に代えＭＦ１８正木イン。トップ下に入り、森重が中盤の底にどっしりと構える。
　次いで如水館、足を攣らせている新開輝に代え、ＤＦ１４掛森イン。
　皆実、中央で藤本が競り合い、こぼれを右サイド吉原が拾って中へ切れ込みシュート、はＧＫ正面。見ると、如水館の３番今井も足ヤバげ。頑張れ。皆実左サイドから角田がクロス、ファー小笠原がフリーで受けるが、猛然と戻ってきた村上が体を割り込ませてボールを奪い返した。迫力のプレイにスタンドからも感嘆の声が。さらにフィードから小笠原が一人をかわし右サイド抜け出しかけるが、先ほど入ってきたＤＦ掛森がカバーリング。ボールをゴールライン外に追い出した。皆実カウンター、中盤こぼれが小笠原に入り、パシッと吉原に展開して吉原クロス！は大きく上へふかしてしまった。前は空いていたから、一気に持ち込んでシュートのほうがよかったか。右サイドバック小田からのフィード、藤本が受けて右から切り込みセンタリング、ゴール正面小笠原走り込むが今井がクリア！如水館、最終ラインは崩れない。如水館、中へ入ってきた村上から山坂へパス、山坂は右からゴール正面へと切り込み、ドリブルで抜け出すところで足を払われる。中央ＰＡすぐ外、何とか踏みとどまろうと二歩進んだが、ばったりと倒れてしまう。しかし当然ホイッスル、ＦＫ！
　ペナルティアークのすぐ外、正面やや右。絶好の位置だ。新開由がボールをセットする。壁は六枚、ニアを切る。どこを狙う・・・助走、キック！壁の右を巻いてゴール右上、ＧＫ動かない、高さＯＫ―――外れた！ゴール右上スミをかすめるかのような軌道で、ボールはゴール裏へ飛んで行った。時計は３０分を回る。皆実のペースだが、如水館守備陣が踏ん張っている。何とかチャンスを作って同点に持ち込めるか。

　皆実・小田がカット、タテに出して吉原が受け、クロス！しかしライン割る。精度が・・・如水館、右サイドでボールをダイレクトにつなぎゴールに迫るが皆実のプレスの前にコントロールを誤りカットされる。無理して足を出しにいった種市がクロスプレイで痛んだが、大丈夫。如水館、左サイド村上がキープ、折り返しをクリアされるが拾って山坂へ、右フリーの選手がいる、開けー！山坂はしかしスルーパス、ゴール前に通そうとしたがＧＫキャッチ。
　皆実、右サイドで藤本がキープ、ＣＫを取る。吉原キックは新開がクリア。さらに皆実、如水館ゴール前からのクリアボールを森重が強烈なミドルで撃ち返す！ＧＫ正面。今度は左へ展開、小笠原が受けてクロス、ファー吉原が受けるが、オフサイド。如水館、右からのパスを完山がミドル！ＤＦブロック。
　後半３８分、如水館は村上を下げＭＦ６井上イン。そして３９分、皆実が吉原を下げＦＷ１３宇都宮を投入、そのままの位置へ。
　ロスタイム３分表示。こぼれ球が入ってきたばかりの宇都宮のところへ。ドリブルで持ち上がるがＤＦにカバーされゴールキックに。如水館、新開のパスが横山に入り、横山ミドルシュート！左に外れる。皆実、右サイドの藤本へ、と藤本、コーナーへ持っていってキープにはいった。藤井も加わり、二人で時間稼ぎに。ファウルを受け、ＤＦを離してからまた藤本と藤井でキープ。ＤＦも必死でせっつき、ゴールキックに。急いでセットし、フィード！競り合い、完山にボールが入るが、皆実がカット。そしてここでホイッスルが鳴った。
　１−０、皆実が前半の得点をがっちりと守りきって勝利、決勝進出を果たした。攻撃がイマイチ拙く、追い打ち、トドメが刺せなかったという面が多分にあるが、先制してしまえばそれで充分！という自信と雰囲気はあった。皆実から点を取るのはなかなか骨だろう。如水館は奮戦したが、個人能力で上回られてしまった感じ。もう一回り大きくなれれば。２年の山坂、そして今日は出なかったが１年の木本、元びんごの二人だが彼らを中心に攻撃力をアップできれば、まだまだ上を狙えるだろう。今日初めて観たからはっきりとはいえないので、たぶん。
　両チーム、対戦校の応援団の前で挨拶、声援を受ける。高校生って感じでイイ。

　ピッチサイドでＦＩＦＡフェアプレイ旗や校旗入場の打ち合わせ。そして第二試合のスタメン発表。

２．国泰寺VS広島観音

８立川 １１高杉 　 １０米田 　 ９清柳 　 　 ７宮本 　　 １３野地 　　 　 　 ３宇都宮 ６山本 ４住井 ５武久 １佐々木

２３永瀬 ７小熊 ８長谷川 　 　 １６古川 　　　 　 　 　　　 　　 ６田中 １０松水 　　 　 　 ５左山 ２武田 ３宮本 ４免田 １相原

　ひょっとしたら吉田安孝さん（国泰寺出身）来られてるのかも、と思ったが、この人出では探すすべもない。フェアプレイ旗、校旗とともに両校の選手が整列して入場、整列して拍手を受けた。両チームの主将、１０番どうしがコイントス、ベンチと同じエンドを選択。そしてキックオフ！

　まず観音、松水のフィードにゴール正面永瀬が競り合い、ヘッドでゴールに押し込むがファウルを取られてノーゴール。国泰寺、清柳がドリブルでキープしながら右へ流れるもＤＦクリア、スローイン。米田→高杉とつなぐが、そこからのパスはＧＫキャッチ。観音、またも松水右サイドからクロス。中央永瀬がＧＫと競る！がファウル。永瀬はまた競り合いでファウルを犯し、主審から注意ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!次イエロー出るぞ、自重しろ。ていうか岸本はどうしたんだ。松水が右サイドでボールキープ。そしてパシッとタテへスルーパス、古川がゴールライン際まで持ち込んで折り返し、長瀬がダイレクトシュート！ＧＫ正面。長谷川が左サイドを突破、折り返しを松水がダイレクトスルーパス！は通らず。しかし松水、楽しすぎ。右から古川がドリブルでＰＡ侵入しシュート！ＧＫセーブ、ＣＫに。右ＣＫ、長谷川キック！国泰寺クリア、カウンター、米田がドリブルで持ち上がってそのままミドルシュート！はＧＫ相原が正面でキャッチ。相原のフィード、受けた小熊が武久にタックルを受ける。ホイッスル、武久にイエロー。
　観音、免田からサイドチェンジ。これが左サイド最前線の長谷川にピタリ、フェイントをかけタテに抜けるところ倒されＦＫゲット。素早くリスタートし、ＰＡ内に侵入した長谷川がシュート！しかし思いっきりアウトにかかってしまい、右に外してしまった。観音、パスをつなぎまくる。ミドルレンジでも正確無比。永瀬と小熊は前線からボールを追いまわし、中盤の松水・田中のバランス絶妙。国泰寺は組み立てができない。松水ロングスロー！こぼれを小熊がダイレクトシュート！上に外れる。右松水がぽんとタテへ、古川がタテに抜けてクロス、ファー長谷川が受けて切り込みシュート！ＧＫセーブ、こぼれを競り合い、ＣＫゲット。左ＣＫ、松水キック、ニア古川反らしてファー武田飛び込む！右足を伸ばして合わせるが、ミートせず上に外れる。古川と長谷川の位置が入れ替わった。

　観音の攻撃が一段落し、国泰寺がボールを持つようになる。左サイドからクロス、高杉が落とすが相原キャッチ。ちょっとうまく行かなくなった観音、しばらくすると古川と長谷川が元の位置に戻った。小熊が国泰寺ＰＡ内でキープ、キープ、まだキープしてシュート！ＤＦに当たってゴールラインを割り、右ＣＫに。長谷川のキックにニア永瀬がヘッド！しかし当たりきらずにボールは逆サイドタッチラインを割った。長谷川のキープ、オーバーラップする左山に渡して左山がドリブル突破、そのままＰＡに切り込んでセンタリング、はＤＦブロック、ＣＫに。左ＣＫ、松水のキックは国泰寺クリア。さらに長谷川が左からクロス、ファー小熊が折り返すが中で合わずクリアされる。調子が戻ってきた。またも長谷川がドリブルで突っ込み、倒されてＦＫゲット。長谷川キック！壁に当たる、こぼれをもう一度クロス、はクリアされた。ＧＫ相原のフィードをもう一丁長谷川が受けタテパス、小熊が受けて一気にタテへ突破しシュートにまで持ち込もうとしたが、ドリブルで蹴り出したボールが大きすぎ、ＧＫ佐々木が飛び出してきてクロスプレイ！佐々木が勝ち、大きくクリア。
　３０分経過、観音が完全にペースを握った。右サイドから松水がサイドチェンジ！長谷川が受け左山へ、左山が中へ切り込んで左アウトサイドのクロス！ＤＦクリア。長谷川・左山のコンビが冴える。今度は右サイド古川が突破しファウルを受けＦＫゲット、遠い位置から松水がゴール前に上げ、ファー宮本が折り返すがＧＫ佐々木キャッチ。左サイド左山がボールを持ち、今度は左サイドにやってきた松水に預けてダッシュ。松水はパシッとタテに入れて小熊が受け、上がってきた左山にはたき、左山センタリングを永瀬シュート！しかしＤＦ宇都宮がクリアする。快調な左山、今度はミドルシュート、左に外れる。左山から小熊へ、小熊中へ切り込み相手をひきつけて右へ出し、古川が走り込んでセンタリング、は精度なくラインを割る。もったいなかった。

　このゲームを自在に支配する松水から右の古川へパス、古川が突破し後ろへ戻して免田がクロス、これをゴール正面小熊がフリーで胸トラップ！しかしこれがやや大きく、ＤＦに詰められる中撃ったシュートは右上に外れてしまった。右足の射程距離内に落とせていれば一点ものだったが、惜しい。左サイドから松水がスルーパス一閃、抜け出した永瀬がＰＡ内侵入しＧＫと一対一、シュート！佐々木セーブ！しかしはね返りが右へこぼれ、そこに走り込んだ小熊がダイレクトで無人のゴールへシュート！
セーブ！！体勢を整える暇もあらばこそ、もう「体のどこかにあたってくれ！」という感じで反応した佐々木、これもセーブ！スーパーセーブに満員のスタンドが歓声！さらに右にこぼれたボールを古川が拾う、がオフサイドフラッグが上がり、国泰寺、大ピンチを凌ぐ！佐々木スゲー！普通あの小熊のシュートは止まらんぞ。凄い反射神経と身体能力。よくもあの一瞬で体があそこまで動いたものだ。拍手が沸き起こった。３６分、観音攻めながらもゴールなし。
　前半終了間際、国泰寺がフィード、左に開いていた高杉がボールを受け強引にＤＦの間を突破！ＤＦがボールをクリアし、ＣＫに。前半最後のチャンス、左ＣＫ宮本がキック！ニアへ、しかし観音・小熊がクリア！そして前半が終了した。攻める観音、守る国泰寺。観音は両サイドからチャンスを量産しながらもゴールが奪えず。負傷明け小道に加え岸本もいないのではしょうがないか。となるとどこで小道を入れてくるか、がカギになるだろうが・・・サンフジュニアユースの試合で目にしたことのある免田・左山・田中康晴（あの時はセンターバックだったが）・小熊がまた一堂に会してプレイしているのを見るのは楽しい。国泰寺は気迫の守り。ＧＫ佐々木のミラクルセーブは凄かった。このまま守って、少ないチャンスを活かせるか。

　両チームの選手がピッチに出てきた。国泰寺は交代なし、そして観音は・・・背番号９が出てきた。永瀬に代わり、ＦＷ９小道薫、全治五ヶ月の重傷から復活してきたエース投入。観音応援団から小道ソングが歌われる。
　後半開始、先手は観音、松水から右に開き免田がアーリークロス、ＰＡ内ニアサイドで小道が受け、ＤＦを背負いつつ反転しシュート！ＤＦブロック、だがあきらめずにこぼれを拾ってタテに抜けセンタリング、はサイドネットへ。小道、いきなりシュートを放ってみせた。周りでも、大会プログラム（平山相太の表紙）を見ながら「あの小道ってのが凄いん？」「そうじゃ」という会話が。
　松水から免田→古川と右サイドでつなぎ、古川のトラップがぶれたのが逆に絶妙のフェイントになって古川がそのままタテに抜けセンタリング、これに中央小道飛び込む！がわずかに合わずスタンドからああーっ、という嘆声。観音立ち上がりから怒濤の攻め、左ＦＫ、ゴール前に入れて小道がトラップ反転からシュート、するところＤＦが先にクリア、ＣＫに。右ＣＫ長谷川キック、ファーから長身の武田が飛び込むがその前でＤＦがクリア！もう一度ＣＫに、右ＣＫ、長谷川キック、これは大きい、しかし観音・宮本が拾ってクロス、ファー長谷川―――には合わず。
　国泰寺、ボランチ野地のフィードを右サイドで国泰寺の宮本が受ける、がトラップを観音がカットしクリア。観音反撃、左サイド長谷川がキープしつつ中へ入りミドルシュート！ゴール右を襲うがわずかに外れ。中盤からのスルーパスを左に飛び出した小熊が受けセンタリング、正面小道が飛び込むが、ＧＫ佐々木が飛び出してキャッチ！今度は小道が中央ポストプレイから長谷川が突破、鋭く切り返してクロスを入れファー小熊が跳んだが、ＧＫ佐々木が体勢を崩しながらもジャンプし小熊の前でボールを叩き落とした。佐々木獅子奮迅だ。国泰寺攻め入るも巨漢ＤＦ武田がボールを奪い（強！）左へ、長谷川が受け左山とのワンツーで突破を図るが国泰寺ＤＦ陣がストップ。
　中盤の底から松水が鮮やかに右サイドへのフィード！これを古川がフリーで受け、そのまま右サイドを切り裂き抉り抜いてセンタリング、低く速いボールがゴール前へ、合わせれば一点だが―――
ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
ＤＦに走り勝ってファーから飛び込みスライディング、見事に合わせてゴールに叩き込み後半８分観音先制！決めたのは、小道！いきなり期待に応えてみせたッ！これこそエースの仕事！皆に祝福を受ける小道、スタンドからの歓声や拍手を浴びる。ＧＫ佐々木もとっさに反応して飛びついたものの、ボールはその指先をかすめるように転がっていった。無念の失点。

　国泰寺、前線で頑張る高杉が左サイドから突破しＣＫを取るが、ＣＫはＧＫキャッチ。中盤のこぼれ球をフィード、高杉が受けてちょっとハンド気味にターンして最終ラインを破ろうとするが、武田がカットしてクリアする。観音、自陣右サイドから左サイド長谷川へロングフィード！これが見事に通り、長谷川がタテに出すがＤＦ４住井クリア、左サイドにこぼれるボールに何と松水が食らいつき、国泰寺にキープさせずクリア！ちょっとお前今右サイドにいただろ！いつの間にそこまで。前半から右に左に凄い運動量だ。観音、左サイドから小熊→古川と右に回して免田に落としクロス！はキックミスでラインを割った。いい展開だっただけにもったいない。国泰寺ＭＦ９清柳がロングパス、右サイド高杉を走らせるが、ＧＫ相原が出てきてキャッチした。今度は右サイドのＭＦ宮本元太が中央にラストパスを出すが観音ＤＦ３宮本知賢がカット。またも宮本元太、右サイドからのクロス、これをファー清柳がフリーでトラップ！前空いてる、清柳中へ切り込む、ＤＦ寄せる、シュート！右に外れる、一人飛び込むも合わせられず！ビッグチャンスを逸した。清柳、ドリブルがひとつ多かったか・・・後半１６分経過。
　観音左からフィード、誰か（忘れた。小道だったっけ）が競り合いつつ走り、走り勝ってシュート！ＧＫ飛びつくも捕れない――ポスト！こぼれを左サイド長谷川が拾って切り込むも、ゴールラインを割る。さらに松水が国泰寺ＰＡ外でボールカット、ドリブルで突っかけざまにスルーパスを放つが、合わず。国泰寺、フィードに右から高杉が飛び出しシュートを放つが、右に外れる。国泰寺、中盤を支配されているためどうしても攻撃が単発だったが、この辺りから運動量が上がってきた。左サイドでＦＫをゲット、米田がゴール前に上げファーで競り合うが、観音がクリア。今度は左サイドで米田、高杉、そして宮本でパスを回してチャンスを作る。観音も松水・田中のドイスボランチがプレスをかけ、これを防ぎ止める。

　観音、右ＦＫ松水か入れるがキックミス、クリアされる。今度は松水から左の長谷川へ、クロスを入れるがクリアされる。国泰寺も押し返し、高杉と武田が激しいバトル。観音のフィード、ＤＦに当たったこぼれを長谷川が拾い、フェイントを連発しつつ切り込んでシュート！ＧＫ正面。右で小熊がフリーだったが、ここはしょうがないか。松水と米田、両校の１０番が競り合いで激突、米田が倒れて松水のファウル。米田、大丈夫。観音、松水→古川→小熊→松水と右サイドでつないで松水クロス、ファーで長谷川が受けてドリブルで切り込みシュートはＧＫセーブ！こぼれを長谷川が追ってキープ、左に走ってきた松水に戻して松水は左山とパス交換、リターンを受けると前を向いて中へ向かうと見せかけ、タテに走る長谷川にノールックスルーパス！長谷川抜け出しシュート！は上に外れる。松水またもものすごい動き。ノールックスルーパスも意外性抜群。
　観音右サイド、古川が小熊に入れそこから左の長谷川に展開。長谷川がドリブルで切り込み、テクニックの粋を尽くしためったやたらな変態ドリブルで突破しようとしたが、ＤＦの壁にブロックされる。しかしそのこぼれを観音拾ってつなぎ右の古川へ、古川ドリブルで中へ入りざまシュート！ＤＦが頭に当てブロック、ボールが左にこぼれる、その落下点に長谷川、撃て――！しかし長谷川はぽんと山なりのボールを蹴り返した。何だそのへんな折り返しは――！と思ったら、ボールはＧＫの上を越え、追いかけるＤＦを道連れにして、ゴール右サイドネット内側に飛び込んだ。あ、ゴールだ。
　長谷川大喜びですぐ後ろ、バックスタンドアウェイ側の観音応援団のもとへ走る！後半２９分、観音追加点２−０！あー・・・これは決まったか・・・と、歓喜の中、自陣右サイドでひとり免田が足を攣らせていた。

　国泰寺、米田に代え６番山本イン。ＭＦ登録だが、トップに入る。観音も、足を攣らせた免田に代わりＤＦ１３梅本投入。
　観音右サイドで古川がキープ、倒されてＦＫゲット。ここで国泰寺、清柳に代えＭＦ２３井城賢太が入る。
　さてＦＫ、右サイド高いところ、ＰＡ右のラインとタッチラインの中間地点。蹴るのは松水。キック！ゴール前に飛んだボールに小熊が走り込んでドンピシャのヘッド！やった、と思ったが佐々木がまたもスーパーセーブ！手に当てたボールはバーに当たってはね返る、こぼれを長谷川が拾ってタテに切り込みセンタリング、はゴールネットの上へ。
　何とか一点を取りたい国泰寺、中盤のこぼれ球を井城が拾ってロングシュート！しかし右に外れる。観音フィード、左小道が抜け出し折り返す、が古川へは合わず。観音、まだ攻撃の手を緩めない。長谷川はドリブルしまくる。必要以上に勝負する。ゴール前に三人待ち構えているのにクロスを上げずにくねくねドリブルで勝負する。余裕があるのだろうが、さすがに持ち過ぎだ。明日はそんなことできないぞ、もっとシンプルにやるべし。
　観音、選手交代。右サイドの古川に代え、ＭＦ２２新庄イン。
　観音、田中がちょっと足攣り気味。しかしたった今三人交代枠を使い切ってしまったので、もう代えられない。あと少し、踏ん張るしかない。観音ＣＫゲット、松水ショートコーナー、長谷川が受ける、素早く国泰寺がチェック、長谷川、戻ってきた松水に戻す。松水、長谷川に戻す。チェック来る、松水に戻す。長谷川へ。松水へ。長谷川へ・・・左サイドで二人がポンポンと突っ立ったままパス交換を続けるので、スタンドから笑い声が聞こえてきた。と、松水が長谷川にパスを出してタテに走り彼を追い越す、長谷川は松水へパス、そのままドリブルで勝負、と思われた松水は意表を突いたヒールで中へ落とし、中へ切れ込む長谷川がこれを受けてドリブル突破、シュート・・・にまではいけずカットされる。
　国泰寺、井城から右の宮本元太へパス、宮本は二枚のＤＦを前に果敢に勝負を挑む！が挟み込まれて左山にクリアされる。観音、前線で奮闘していた小熊が足を攣らせたか痛めたか、苦しそう。あと少し、ロスタイム３分の表示が出た。
　国泰寺、最後の反撃に。右から井城がクロスを上げファーにこぼれるところ立川が追いかけて拾いクロス！はゴール上へ浮いてしまいラインを割る。観音は左サイドに開き長谷川に任せる。長谷川・松水のワンツー、リターンをＤＦにブロックされるが長谷川が拾ってドリブル開始。またいだりクライフ気味なフェイントしたりでどんどん持ち上がり、無理やり左サイドをこじ開けてセンタリング、はＧＫキャッチ。国泰寺速攻、井城からトップの山本に入れ、ＤＦがタックルしてクリアしＣＫゲット。素早くショートコーナーからのクロス、ゴール前に国泰寺の選手が一斉に飛び込む、ＧＫ相原も飛び出して競る！ホイッスルが鳴り、国泰寺のファウルが宣せられた。ああ、ここまでか・・・・そして試合終了、観音が２−０で快勝、決勝戦に進んだ。

　総合力では及ばなかったものの、国泰寺守備陣は観音の猛攻によく耐えた。とくにＧＫ佐々木のスーパーセーブ連発には拍手。途中出場の２年、井城賢太（２２番の井城太輔は双子の兄弟？）や山本はなかなかボールに絡めていたし、来年は彼らを中心に「名門復活」に向け更なる成長ができるかも。
　観音は持ち味のパスサッカー全開。松水がこのゲームを自在に支配、中盤全域を動き回り、長短のパスで国泰寺を翻弄した。長谷川の魅惑のドリブルもロナウジーニョ的変態度抜群。ただし今日のところはやりすぎ。絶対に今日のようにはいかない皆実戦ではシンプルさが臨まれる。あとはエース小道がどの段階から使えるか、が勝負の分かれ目になるだろうか。長身ＤＦ武田の踏ん張りにも期待。なんかタイプ的に八田康介チックで応援したくなる。藤本を止めろ。

　面白かった。明日は吉田でＪユースカップだ。市内でちょっと買い物して、帰る。

９月５日　吉田サッカー公園　晴のち曇
Ｊサテライトリーグ
ＶＳヴィッセル神戸、ほか

　前日、福山でオペレッタに出演して遅くに帰り、とんでもない雷雨に悩まされつつも疲れてグーと眠って起きてみたらはや１０時３０分。完全寝過ごし、１２時吉田は物理的に不可能。仕方がない安全運転で行くぜーと、モーツァルトの《魔笛》（クレンペラー盤）をのんびりと聴きつつ、いくつもの山を越えて吉田へ。
途中コンビニに寄るなどして、１２時３０分到着。サッカー公園への坂を上がって行く途中に、俊介らしい自転車を追い越した。サテライトのほうに出るんだろうか？
　サッカー公園に着いた。

車、多っ

サテライトリーグ・福岡戦クラスの人出。今日はトップチーム・サテライト両方出てくるし、国体少年選抜も来るからか。何にしても、昨晩で雨が降り尽くしてくれてよかったというところ。駐車場に空隙を見つけて車を滑り込ませ、ピッチのほうへ。

　結構人がばらけている。１２時からトップチームと国体選抜の試合のハズだが・・・聞いてみると、一本２５分で、トップが２−０。で今休憩中とのこと。

１．練習試合
ＶＳ広島県国体少年選抜

　サンフの得点者は、盛田と元気。盛田が最前線に張りその後ろを大木・浩司・元気が縦横無尽に動き回る形がなかなか良かったようだ。
　しばらくすると、二本目開始。

サンフ：
ＧＫ１下田、ＤＦ３小村、５リカルド、２８吉田、ＭＦ２５大久保、６ベット、８カズ、１７服部、７浩司、ＦＷ１９盛田、２０大木。
サカつくちっくな練習ユニ。リカルド、大久保が他人のユニ着用。

国体選抜は・・・本番前だしシステムとかは伏せとこうか。本文から推察すべし。
１さんま、２森脇、３槙野、４藤井、５翼、６松水、７柏木、８�纉c、９富成、１１木原、１５藤本。
松水が観音、藤本が皆実、あとの選手はサンフユース。

　中盤のせめぎ合い。服部がドリブルで切り込んで右足シュートを放つが、さんまがキャッチ。国体選抜（以下、選抜と表記）は前線、中盤のプレッシャーが素晴らしく、サンフに自由なゲームの組み立てをさせない。ただ、ボールを奪ってもパスはなかなかつながらない。さらに要所要所にカズが現われ的確にボールを奪ってゆくのはさすがというところ。ならばセットプレイだ。中盤やや右でＦＫをゲット、柏木が素早くリスタートしタテに入れて富成が受け、中へ持ち込んで左足シュート！左に外れる。
　サンフは盛田のポストプレイが安定している。右サイドの大久保もアグレッシブに上がってきてクロスを放つ。選抜はその後ろを突いてゆく。選抜、左サイドからクロス、木原が右から飛び出してファーで受けセンタリング、中央でＤＦがカット、クリア。
　サンフ、大木に代え元気、選抜、藤井に代え１３杤木（皆実）。
　ベットがドリブル突破、フェイントをかけまくって二人をかわしＰＡ侵入、するところで森脇がストップ！うむ！またもベットがドリブルで持ち上がってパス、元気がシュートを放つが槙野がブロックする。さらにベットのスルーパス、盛田が抜け出してセンタリング、しかしＤＦがブロックしてＣＫに。左ＣＫ、ベットがキック！しかし選抜がニアでクリアする。

　選抜、木原がプレッシャーをかけて�纉cがボールを奪い、そのままドリブル突破から浮き球をＤＦラインの裏へ！通ればビッグチャンスだったがＤＦがヘッドで叩き落す。また、柏木のボールさばきが絶妙で、ボールがスムーズに展開されてゆく。松水はガンガン前線へと飛び出す。かなり攻撃的。
　森脇が右サイドからドリブル突破ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!しかしカズが体を入れてカット。ここらへんは風格。
　サンフ、浩司に代えて龍朗。
　選抜、中盤プレッシャーでボールを奪ってすかさずパス、�纉cがドリブルで持ち上がってＰＡに入るが、シュート直前で止められる。龍朗が倒されサンフＦＫゲット。正面やや右。壁五枚。ベット、カズ、そして服部が立ったが、服部は戻っていった。ベットか・・・キック！ボールは壁の上を越えてゴール左スミ―――わずかに外れ！惜しい！と、ＣＫの指示。さんま、さわっていたか。左ＣＫ、ベットのキック、ファーで龍朗がヘッド！枠を捉えず。今度は盛田が右サイドタッチライン際でキープ、スローインを得る。スローイン、龍朗がそのボールを支配下に収めてそのまま中へ切れ込みダイレクトシュート！は上に外れた。
　選抜、中盤カットから森脇に開き、森脇、ドリブルからタテへフィード！木原走る！・・・が、わずかに追いつけず。サンフは時々カットされて速攻食らっちゃったりなんかするのだが、その中にあってカズは落ち着いたプレイをしている。やはりサンフにはカズが不可欠。森脇は、通常安全にバックパスすべき場面でもうおりゃーとドリブル突破を仕掛けたりと、相変わらずの強気なプレイぶり。もっとやれ。
　選抜、富成に代わり１６長谷川（観音）。
　選抜左サイドからのＦＫ、翼が杤木にはたき、さらに右の森脇へ展開。森脇、しばし持ち上がりキープからいったん戻し、フォローに来た柏木がダイレクトでタテへ！これは通らなかったが、選手たちが連動した動きをしており、非常にいい。�纉cがまたもカット！前線に上がる柏木にフィード、柏木はやや後ろに飛んできたボールをヒールで懐に収めるとキープキープ、体を張ってボールを守り、外へ落として長谷川クロス！はＤＦにブロックされる。しかし、柏木のヒールトラップからの粘り強いキープには観衆、感嘆。
　そしてホイッスルが鳴った。両チームの選手がそのままベンチに下がってゆく。もう一本あるようだ。それはそうだ、まだ森重くん出てないし。

　三本目。

サンフ：
ＧＫ上野、ＤＦ大久保、リカルド、吉田、ＭＦ一誠、ベット、外池、服部、龍朗、ＦＷ元気、俊也。
リカルド、１５番に着替え。なぜだ！

選抜：背番号順に表記。フォーメーションは各自想像のこと。
２森脇、３槙野、５翼、６松水、８�纉c、１０岸本、１１木原、１２相原、１３杤木、１４森重、１６長谷川。
ＧＫ相原、松水、長谷川、岸本が観音、杤木と森重が皆実で残りがサンフユース。

　まずはサンフが左ＣＫゲット、ベットのキックに大久保シュートは左に外れる。
　リハビリ中の駒野が姿を現した。とたんに彼の前に長蛇の列。コマもすっかり人気者になって・・・
　森脇クロス！ＰＡ内に上がってきた森重がトラップ、キープするがシュートは撃てず、ボールを取られた。しかし森重、がっちりしている。スケール大きくなったなあ。ベットがドリブルで持ち上がり左へスルーパス！元気が追いかけ、ゴールライン際で折り返して中央俊也ヘッド！しかし折り返す前にラインを割っていたとの判定でゴールキックに。選抜、二本目からのいい流れを受け継いでいる。フィード、木原が走る、しかし吉田がその前に。が、目測を誤ったか、ボールはその前でバウンド、大きく跳ねて彼の上を越えてしまった。あー！瞬間木原がロケットスタート、ボールを拾うとあっという間にＰＡに突進。完全に一対一、上野出るしかない、しかし木原、ループ！ボールは上野の上を越える、しかし右にずれてる、入らない・・・と、右から岸本が上がってきていた！ゴール正面でワンバウンドしたボール、きっちりインサイドで無人のゴールに流し込んでゲット！国体選抜、三本目先制！俊介離脱で１０番を背負う観音・岸本のゴール。やったぜ選抜！そしてメグたん何やってんの！

　サンフ、フィードに元気が左から抜け出しシュート！はＧＫ相原がしっかり正面でキャッチ。相原、最初はちとあたふたしていたが、これで落ち着くだろう。サンフ、左サイドから服部が突破、しかし森重が立ちはだかってマッチアップ！服部は突破を試みたが森重は許さず、服部はＣＫをゲットするにとどまった。左ＣＫ、服部のキック、は槙野がクリア、これを長谷川が拾い前線に残っていた木原にパス！木原トラップするもファウルを受けＦＫゲット、すぐにリスタートし前線に飛び出す松水にクロス！はオフサイド。しかし、いいカウンターの試み。サンフ、ベットがドリブルで上がって――なんかサンフの攻撃ってベットがドリブルで持ち上がらないと何も始まらないような気がするが――元気にクサビ、落としたボールをベットが左へスルーパス！俊也が受けて森脇とマッチアップ、森脇、ドーンと俊也をどついて転がしてファウル、サンフのＦＫに。それはやりすぎだ森脇。ＰＡ左からのＦＫ、ベットと服部が立つ。どっち・・・ベット！ゴール前ニア元気正面俊也飛び込み俊也合わせる！がボールは左に外れる。ＤＦ、よく寄せてた。
　選抜、�纉cに代え柏木イン。
　三本目には、次の日からＵ−１９日本代表候補合宿に行ってしまう一誠が入っていたが、そのためかいまいちプレイに気持ちが入りきっておらず、ボールを追わなかったりトラップミスをしたりとどうにも彼らしくない。ベットもそのプレイぶりに怒ったのか、一誠に出せるタイミングでも出さず、自分で持ち上がって前へパス、と彼を無視し始めた。それに選抜ペースになったことでベットもかなりいらいらしてきて、プレイにも精彩がなくなってきた。選抜、中央から左へ展開、オーバーラップしてきた翼がダイレクトで中へリターン！ラインの裏に出たボールに長谷川が飛び込み、ＰＡ侵入、したところでサンフ守備陣がどっと群がってボールを奪った。しかしいいダイレクトプレイ。連携もバッチリだ。
　選抜、柏木がトップ下の位置でパスをさばきまくる。さらに最前線まで飛び出してプレスをかけたりと縦横無尽。体のキレは抜群、国体に向け準備完了というところか。ただ、全日本ユースまでそれを持続してほしいが。選抜、バックラインからのフィードが思い切りミスキックになり服部がカット、一気に攻め込まれてピンチを迎えたが、なんとかはね返した。そして反撃、長谷川がトップの岸本に当て、岸本のポストから前を向いてボールを受けた松水がドリブル開始。マーカーが付くとゆるゆると間合いをはかりながらＰＡに近づく、左に柏木、右に木原が展開する、松水パシッと右にはたく、木原がこれをトラップ、そしてそのまま思い切ってミドルシュート！
ゲット！！
ゴール右上スミ、上野が飛びついたが強烈なシュートはその上を破ってゴールに突き刺さり、選抜２−０！トータルでも２−２のタイとなった。木原、会心のシュートにガッツポーズし大喜び！チームメイトもわっと群がって祝福する。木原、決定力にはちょっと問題があるけど時々こういう凄いシュートを決めるから捨て置けんのだ。

　選抜ペース。サンフは元気がシュートを放つも、ことごとくＤＦのブロックにあい枠に飛ばせない。中盤で森重が潰しに奮闘、そのために松水も積極的に攻撃参加できる。服部のクロスも槙野や杤木がしっかり競り合ってシュートを撃たせない。両サイドも森脇と翼がしっかり抑えてサンフにチャンスを与えない。選抜、右からアーリークロス！柏木が猛然と飛び出す、ＧＫ上野飛び出すが、バウンドしたボールがその上を越えてまたもかぶった大ピーンチ！しかしＤＦが何とかカバーしてクリアする。さらに木原が右サイドドリブルからスルーパス！岸本走り込むがわずかに合わず！惜しい。まだまだ、右からのクロスに中央木原が飛び出しトラップ、リカルドと一対一、すっと持ち出しシュート！しかしリカルドも振り切られずにしっかりブロック、こぼれ球を上野キャッチ。これで終わったと思うな柏木が左サイドスローイン、受けた松水がスルーパス、抜け出した岸本シュート！はオフサイド。
　そして三本目終了。両チームの挨拶に大きな拍手が起こる。サンフのトップチーム相手に２−２。国体選抜、大いに期待できそうだ。とりあえずサンフの準レギュラーよりは良質のサッカーができそう。ボランチもガンガンゴール前に飛び出す中盤の流動的な動き、そして意思疎通のバッチリ決まったダイレクトプレイ。美しい。やっぱりサッカーはアイデアが命。サンフは・・・来週末の清水戦・日本平恒例被虐ショウへ一歩を踏み出した予感。ただ一本目はよかったらしいから、そこに一縷の望みを。ただ、右サイドバックの西河は富成にやられまくっていたとのことだが・・・

　サテライト・神戸戦の開始は１５時。公園内の食堂に行ったが、今日は盛況のためうどん、カレー共に終了。おにぎりしかできなくなっていた。で、おにぎり二個をほおばる。冷房がきいていて涼しい。
　ＴＶではカープＶＳドラゴンズ。
ラロッカの一発ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
小山田危なすぎるゥ―――！
はやく林をお願いします。
　先ほどの練習試合はクラブハウス側のピッチだったが、今度のサテ戦は反対側のピッチに。太陽が・・・！しかししょうがない。
　神戸サポが妙に多い。仲里ビッグフラッグとかがネットに立てかけてある。神戸ベンチ裏にはチームフラッグや断幕が所狭しと。確かに中国道を使えば神戸からでもそう来にくいところではないが、それにしてもお疲れ様です。

２．サテライトリーグ・ＶＳ黒白牛（来年から血塗れ牛）

　林が望月コーチとアップ中。サテライトのほうに出るようだ。アテネ前以来実戦からは相当遠ざかっているから、ここで勘を取り戻しておかないと、ということだろう。俊介と洋次郎がボールを蹴りあっている。やはり俊介来てたか。西村もようやく復帰、先発に名を連ねる。

		２３俊也		１１茂木
２９西村		１６ハンジェ		２６高萩		２４龍朗
３０青山		１８八田		２５吉弘		３４西河
			２１林

リザーブ：３１河原、１５高木、９俊介、１３松浦、３２田村。

　神戸は、
ＧＫ２７荻、ＤＦ２５仲里、２６石澤、２４西嶋、４増田、ＭＦ６大森、８安里、７木村、２１青野、ＦＷ３０村瀬、９木下。
リザーブはＧＫ２９不老、１３新田、１４吉岡。
（斜文字はユース所属）

　西嶋、神戸でもセンターバックやらされてるのか。スタメンには神戸ユースのプレイヤーが五人。こっちも槙野くん、柏木くん、�纉cくんが国体選抜じゃなきゃ迷わず投入なのだが。ボールボーイにはサンフユースの植野くん、遊佐くんら下級生達が。さて試合開始。

　神戸がＦＫゲット。もとガンバの青野が左足でゴール前に送るが青山がクリア。サンフはハンジェがミドルシュート、右に外れる。神戸は安里のフィード、木下が受けて左サイドから侵入、八田をかわしてシュート！は林ががっちりとセーブ、キャッチする。さらに左ＦＫ、青野のキックにファー石澤がヘッド！は林が捕る。林、ちょっとキックが不調。スパイクの紐を結びなおしていたが、どうやら紐が切れてしまったか？サンフ、速いパス回しで左から右へ展開、ハンジェがクロスを上げるがゴールの上ネットに乗っかる。神戸、西嶋のフィード！さすがにロングキックの精度は衰えてはいない、左サイドのスペースへ飛び、またも木下が走る。西河がヘッドでＧＫへ戻そうとするが、ボールは林のほうには飛ばず、ゴールラインを割ってＣＫとなった。安里のＣＫは西河がクリア。
　洋次郎がドリブルで左に持ち出し、西村にパス。西村は大きくウェーブの動きで自分の後ろを回り込んでいった洋次郎にリターン、洋次郎はそのまま左サイドを突破しクロス！ゴール前、飛び出すＧＫ荻と突っ込む俊也が交錯しホイッスル、俊也にイエローが出た。青山が中盤でカットしスルーパス、茂木が走るが荻が飛び出しクリア、それを龍朗が拾ってロングシュート！しかし素早く戻った荻ががっちりとキャッチ。神戸、右サイドでＦＫを得、青野がグラウンダーのクロス？を入れたが、ゴール右サイドネット外側に突き刺さった。さらに右サイドから木村が突破、しかし八田がストップ。サンフ左サイドからのＦＫ、ちょんとはたいて洋次郎がクロス、ＤＦクリアしＣＫに。左ＣＫ、青山のキックにファー龍朗がＧＫと競るがファウルを取られる。ハンジェのカットからスルーパス、俊也が反応するがＧＫ飛び出してブロック！こぼれをＤＦがクリア。
　神戸、左サイドで木下がキープ、プレッシャーを受けていったん転ぶがすぐに立て直してキープ、安里に戻す。安里は一気に中へ切り込み、吉弘が倒してしまいＦＫを与える。しかし木下真吾、ユースとは思えぬ体の強さ。青野のＦＫ、サンフはクリアするものの、しばらくしてまたＦＫを与える。青野のキック、ファー石澤ヘッド！右に外れる。次いで村瀬が中央でキープし右サイドにスルーパスを出すがオフサイド。またも青野のＦＫ、ニアでクリア。サンフ久々の反撃、右サイドの素早いパス回しからタテに出し、茂木が走ってファウルを受けＦＫゲット。ハンジェのＦＫ、ファー青山？ヘッドは左に外れる。次いで青山からのパス、中で受けた俊也が突破しようとするところＤＦにぶち当たられてファウル、ＦＫゲット。正面より左、壁六枚。ハンジェと青山が立つ。キックは―――ハンジェ！しかし壁に当たって方向が変わり、ゴールラインを割ってＣＫに。ＣＫ、青山が素早く蹴ってショートコーナー、ハンジェがリターンし青山クロス！は大きすぎ、ラインを割った。また俊也が倒されＦＫゲット、ハンジェが左に展開し青山クロス、はＤＦクリア。
　ロスタイム、左ＣＫゲット、青山キック！ニアにどっと選手が殺到するもボールは合わず、ゴールキックに。最後に右サイドからいいクロスが上がり、ファーでフリーに待ち構えた青山がヘッド！しかし右に外れた。フリーでやや距離があったので、トラップして右足でも良かったと思うが・・・で、前半は０−０で終了。
　あまりにもシュートが少ない。ボールのつながりも単発で、何とも面白くない４５分だった。国体選抜のほうがいいサッカーしてた。話によると、朝１０時からサンフのＢチームが修道大と練習試合を行い、１−４だったとのこと。得点者は藤澤。それでもサテのこの試合よりはよっぽど見られるゲームだったらしい。

　後半、サンフは龍朗に代わり俊介、西村に代わり高木イン。神戸はＧＫが荻に代わり不老。スキンヘッドのこわそうなひと。俊介は小さくて青いスパイクを履いているので目立つ。サンフのフィード、俊介が競ってＣＫゲット。ショートコーナーからハンジェがクロスも大きすぎ。俊介、ボールを受けるとうまくターンしてすかさずスルーパス、しかし茂木と息が合わず。後方からのパス、俊介受けると見せかけスルー、俊也が俊介に落とし、俊介スルーパス！これも茂木に合わずも、いいアイデア。俊介から俊也に入り、茂木にスルーパス！これはブロックされる。ハンジェ、右にフィードして洋次郎を走らせるがラインを割る。俊也へのクサビ、俊也落として俊介スルーパス！茂木に通らない。俊介の登場でサンフの攻撃に面白さが出てきた。
　神戸、村瀬が左からドリブルで切り込みシュート、しかし林ががっちりキャッチ。サンフ、空中戦で茂木が競り、こぼれをスルーパス。俊也が飛び出し、相手と競り合いＣＫをゲットする。右ＣＫ、ハンジェが蹴るがボールは誰かの頭をかすめてそのまま逆サイドのタッチラインを割った。神戸の反撃、パス交換から右サイドより村瀬が飛び出しセンタリング、しかしサンフＤＦがこれをカット、林にバックパスして冷静に防いだ。左サイドで俊介がＦＫゲット、ハンジェが素早くクロスを入れファー走り込んだ茂木ヘッド！しかし右に外れた。
　俊也がよく走っている。ボールを引き出し裏をとる動きもいい。茂木も彼くらいのプレイができればいいのだが、彼はどうも裏へ抜け出すタイミングが周囲と合わない。俊足の茂木にはそこを磨いてほしいんだが・・・と、神戸の仲里が突如中央をドリブル突破しＰＡ侵入！ＤＦがクリアしＣＫに。右ＣＫ、青野のキックはクリア、神戸それを拾って再び青野へ、青野クロス、ファーへ流れる、しかしまたも神戸が拾ってセンタリング！林、ジャンプしてがっちりキャッチ。サンフ、右サイドに飛び出した俊介がキープからクロス、しかし大きすぎて合わず。
　サンフ、俊也に代え松浦。

　村瀬、左サイドから急襲しクロス！林がキャッチ。村瀬、スピードがありキレもある。いいＦＷだ。サンフも松浦が右からドリブルで切り込みシュート！左に外れる。神戸、西嶋のフィードに右から村瀬が抜け出しセンタリング、ＤＦクリア。サンフ、茂木が倒されＦＫ、右に出してハンジェがフィードするが松浦には合わない。俊介→洋次郎→高木と渡り、高木がタテに入れて左サイドを青山が突破しセンタリング、ＤＦに当たってＣＫゲット。左ＣＫ、青山が蹴るがクリア。この中で八田が痛んで倒れるが俊介はかまわずプレイ続行、ドリブルで一気に持ち上がってミドルシュート、ＤＦに当たったこぼれをハンジェがロングシュート、外れたところで主審が試合を止めて八田の治療に。八田復活。
　後方からのボールを受けた俊介がキープ、ためてためて左にスルーパス！高木が飛び出してラインの裏でボールを受ける、フリーだ、いけ！しかし高木はすぐにセンタリングを上げてしまいＤＦに当ててしまった。そ、そこはそのままドリブルで切り込んでシュートまでいってほしかったぜ―――っ！さらに俊介からのスルーパス、右から茂木が抜け出しセンタリング、ＤＦに当たりＣＫ。右ＣＫ、高木が左足で入れるが村瀬がクリア。
　サンフはファウルがかさみ、遅れて入るファウルでのイエローが次々出る。青野のＦＫ、ＤＦのクリアでＣＫに変わる。左ＣＫ、安里キック！は合わずにラインを割る。
　残り時間はわずかだが、ここで茂木に代わって田村。
　右サイドへの展開から、久しぶりに上がってきた西河がクロス、ニアに田村と松浦が飛び込みどっちかがシュート！したが左に外れる。そしてもう一度右クロス、これに、意外にもオーバーラップしてきた八田が地を蹴ってヘッド！しかしゴールならず！最後に左サイドに高木が飛び出すが、一対一でボールを戻してしまい、チャンスに結びつかず。ＰＡ目の前なんだからそこは勝負しろー！おまえはドリブラーだろうが！そしてスコアレスのまま試合終了。

　疲れた。とりあえず後半になってからの俊介のパスワークでかろうじて許せる。俊介のドリブルについては、どうも相手の懐に飛び込みすぎのような気がする。ユースレベルではその間合いでもいいが、プロレベルだとそこからかわしきれない。俊敏さでは勝っているので、もっと早めに仕掛けていい、と思う。周囲も、俊介が仕掛けそうな雰囲気を発したらゴール前に飛び込むなりワンツーの態勢に入るなりして動いてほしい。俊介はともかく、全体的に攻撃が唐突で性急で単発で局地的。いきなりダイレクトのフィードがポーンと飛んでＦＷが急いで追いかける、しかし押し上げはない、というのが基本的なパターンなので、もっと飛び出しのタイミングとか前と後ろで意思疎通してほしい。

７月３１日　ガンバ大阪練習場　雨のち曇
練習試合
ＶＳガンバ大阪

　朝起きて、眠いのでぼーっとしていたらいつの間にか新大阪駅にいた。
橘さん「でたらめを言うな」
すみません。来週末ユースが準決勝進出したらＪヴィレッジ行ってみるかなでもそうしたら尾道のプレシーズンマッチ観に行けないデスならばガンバ戦観に行くしかないだろう練習試合だからいろいろ試してくるだろうし面白いかもしれんよし大阪行ってみようということで朝早めに起きて大阪へとやってきた。まだ頭がぼーっとしているので地下鉄改札横のマクドでモーニングセットを食べ、千里中央へ。そこからモノレールで万博記念公園駅へ到着。
　台風が南海上にいるものの、福山は別に雨降ってなかったし、それに台風は西へ移動してるから降りゃしないだろうと思っていたら、駅出たら強風＆雨。強風はいいとして、雨。初めは、大粒だがこれしきの水分、体温で蒸発させてくれるわァァァ！と思っていたもののだんだん大降りになってきた。これはスタンド能力者でないとどうしようもない。傘持って来るの忘れたし。とりあえずクラブハウスで雨宿り。傘ないか？しかしあるのはガンバの思いっきり青いポンチョのみ。しばらく葛藤する。背に腹は代えられんっ・・・！いや！雨ごときでガンバに魂を売ってなるものかァ―――ッ！！雨の中に出る。
　千里中央のローソンで傘買っとけばよかったのに・・・としみじみ思った。

　ガンバ練習場の見学エリアにはもちろん屋根なんかない。ただの通路みたいなもんだし。ほぼすべての人が傘観戦。でも結構サンフの側の人間（サンフサイダー）ｲﾙ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!知ってる人がいた！ビニール袋いただき、穴開けて被る。マヌーな格好だが、これこそ背に腹は代えられんっ！

一本目：

２７元気 ２４龍朗 １９盛田 １７服部 ３６一誠 ６ベット ８カズ 　 　 ２８吉田 ２リカルド ３小村 １下田

９マグロン １６大黒 ８フェルナン ジーニョ 　 １０二川 ２８家長 ２７橋本 １５渡辺 　 　 ４實好 ２シジ ６山口 １松代

　サンフがカズとベットのパス交換からサイドに開き、サイドとスリートップが連携してゴールを狙う、という感じで試合を進めていく。ガンバは橋本一人では中盤をカバーしきれないので、基本的にバックラインで回してからツートップに放り込むか、二川とフェルナンジーニョに預けて突破させるか、というところ。型にはまっているといえばはまっているが、訓練はされているのでスムーズに動く。両者互角といった感じで試合は推移。
　ベットはキープ力もあり、パス出しもいい。気の利いたところに出してくる。服部といい関係を築きつつあるようで、何よりだ。時々中央をドリブルを駆け上がることもあり、そこからラストパスを出せればいいが・・・ＦＷとの息はまだ合っていない。龍朗はダイレクトプレイにちょっと反応が遅れ気味で、ガンバＤＦ陣の前になかなか突破もできない。元気はスペースへの飛び出しはいいんだけど、そのあとが・・・といういつものパターン。盛田は、本来は真ん中へデンと構えていればいいと思うのだが、戦術なのか？右サイドに流れてボールを受けることが多いので、右ウイングのようだった。ある程度キープはできるものの、サイドに流れているのでフォローが薄く、有効なつなぎがイマイチできていなかった。一誠は家長とのマッチアップ、そしてフェルナンジーニョへのケアに忙しいのか、ちょっとボールに絡んでいない。小村はちょっと疲れ気味？リカルドは無難な出来。メグさんは堅実なカバー、ちょっぴり不正確なフィードと、いつも通り。カズは中盤の底でキープ、左右に散らしたり時にサイドチェンジと、落ち着いたプレイ。バランスはいいが・・・シュートにまでなかなか・・・その中でもガンバがふっと集中を切らした時に元気が結構シュートチャンスを得るが、枠に飛ばない。通常は、サイドからクロスが入っても中央をスリーバックにしっかり固められ競り合えない。素早い崩しもないのでガンバをあっと言わせることが少ない。

　フェルナンジーニョがドリブルで上がってきた。速い。中盤のチェックが追いつかず、ＰＡに迫る。小村が対応したが、倒してしまいファウル、ＦＫを与える。中央やや左、右足でいけるところ。ボールのそばにフェルナンジーニョ、その後ろにシジクレイが立つ。曲げてくるか、ズドンとくるか・・・壁がえらく多い。下田、見えるのか？ホイッスル。どっちが蹴る・・・・・・・８番！
曲　げ　て　き　た　ー　ー　ー　っ　！！
ゲット！下田は一歩も動けず！ボールは壁の上を越え、ゴール左スミにズバリと突き刺さった。
　ビュ―――ティフル！ていうか、跳べよ壁！！おまえらタイ代表か！
　で、そのまま一本目終了。試合開始から溌剌とした動きを見せていたフェルナンジーニョが一人でいいところを持って行ってしまった、そんな３０分だった。プロ契約した家長は、ほとんど消えていた。右サイドの光輝はニシノ・サカーの申し子だけに、まあほどほどに目立っていたが、ニシノ・サカーに家長はかなり異質。「ニシノ式なんちゃってサイドアタック」のサイドでは・・・フェルナンジーニョのサブってところでいいんじゃないのか。
　一本目後半からは小降りになり、終わるぐらいには止んだ。助かった。ビニール袋を脱ぐ。

二本目：

２７元気 １９盛田 ２４龍朗 ６ベット ８カズ １６ハンジェ 　 　 １７服部 ３小村 ２リカルド ３６一誠 １下田

１９中山 １１松波 １８吉原 ２０寺田 ２８家長 １３森岡 ２４松下 ３２矢野 ３０青木 ２６小暮 ２２吉田

　二本目。ガンバレギュラー陣は隣のピッチへと消えてしまった。クールダウンしてお帰りか。で、フレッシュなメンバーが入ってきた。サンフは１６名＋チアゴ（見学）という遠征メンバーなので、引き続きトップチームでお相手。メグさんが下がってハンジェが入り、４−３−３となった。ベットがトップ下に入る。ガンバは松波、中山、吉原のスリートップに、ガンバに帰って復活気味の右サイド森岡が脅威。生え際後退してる？（大きなお世話）彼らの後ろには若き才人・寺田紳一が入る。
　試合開始。やはり森岡がキレている。ガンガン右サイドを破り、クロスを上げてくる。ちょっと中盤が空き気味。自由に走られている感じだ。サンフ、ＦＫゲット。ベットがセットする。ちょっと遠めだが、ベットは長めの助走距離を取った。直接か・・・・・・・キック！
　ボールが右へ飛び、急激に左旋回して枠を捉える―――が、曲がりすぎてＧＫがキャッチしてしまった。それにしてもかなりの変化だった。プレイスキックは名波タイプか。ベットのゲームメイクは安定。中央から右の龍朗にはたき、龍朗がドリブルからシュート！ＧＫセーブしてＣＫへ。さらに右からのクロスに元気ヘッド！ＧＫセーブ！こぼれを龍朗シュート！ＤＦブロック！なぜか入らない。
　ガンバの攻撃は軽快。中山悟志にボールが入り、そこから左、ファーサイドの松波にクロス！ピタリと合ったが、服部がカバーリングしてブロック。ガンバＣＫ、森岡からファー悟志！パーフェクトに合わせたがライン上でハンジェがクリアー。そしてカウンター、右サイドをカズがドリブルで持ち上がり、戻してハンジェがクロス、ファー龍朗がヘッド！はＧＫキャッチ。
　ゴール裏にはもう一つゴールが置かれており、目の前でロビンソンコーチがガンバ控えＧＫ陣をシゴキ中。試合に集中できないので、隣でやってくださいお願いﾃﾞｨｽ！

　カウンターで悟志が右サイドを突破し、センタリングに中へ入ってきた森岡がシュート！下田セーブ！しかし速攻食らいすぎ。バランス悪いー！と、一誠がダイレクトクロス！ＧＫパンチ、スローインに。スローインから盛田反転シュート！はＧＫキャッチ。一誠はいまいち目立ってなかったが、攻め上がったときは低く速い弾道のダイレクトクロスを何本も上げていた。ダイレクトでああいうボールを蹴れるというのは彼の技術の高さの証。
　サンフ、選手交代。龍朗から俊也にチェンジ。
　ちょっと目の前のＧＫ練に気をとられていた隙にガンバ速攻、左に開いた寺田がボールを受けるや狙いすましたクロスを入れ、これがピタリとファー松波に合い松波きれいにゲット！二本目もガンバが先制した。サテライトなのになあ・・・集中力欠けてるんではないですかァ？
　小村に代わり、吉弘イン。
　サンフ、最後に元気が目の覚めるようなミドルを放ったものの、ＧＫにセーブされてしまう。この日全てのプレイスキックを蹴ったベットがＣＫを蹴るが、ゴールに結びつかず。そのまま二本目も終了。

　ユース相手にもゴールできないチームがガンバサテ相手にゴールできるわけない、ということか？茂木でもいればいいが、脚に違和感で大事とってるし、洋次郎のノールックサイドチェンジとかも見たいが体調不良で来てないし・・・ひどく暑いが、冷房はほどほどにしときなさい洋次郎。あとベンチに残ってるのは外池に・・・上野。外池をＦＷで使ってみるかー？ベンチではボードを使って入念な戦術確認。そして外池がユニを来てスタンバイした。上野もピッチでアップを繰り返している。この二人、三本目アタマからいくようだ。

三本目：

１９盛田 ２３俊也 　 　 　　　 　 　 　　　 ８カズ 　　 ６ベット ４外池 　　 １６ハンジェ 　 　 １７服部 ２５吉弘 ２リカルド ３６一誠 ３３上野

１９中山 １１松波 １８吉原 ２０寺田 ３３岡本 ２４松下 ３０青木 ３２矢野 ２５丹羽 ２６小暮 ３１木村

　ガンバは森岡と家長がお役御免で丹羽と岡本がイン。丹羽がスリーバックの中央に入り青木がボランチに、松下が右ハーフにポジション移動。
　サンフ、円陣を組んで気合を入れる！練習試合で円陣というのは珍しい。このままでは帰れない、性根入れなおして全力でいくで！というところか。
　試合開始早々からサンフが左サイドを中心に押し込む。左サイドで服部が持った瞬間、外池がセンターＦＷの位置に出てきてボールを要求したので、外池ＦＷか！と思ったがほどなくボランチに戻った。ハンジェが右に、カズが左に開いている。四人の中盤がフラットに並ぶ、４−４−２スリーラインのシステム。攻守に非常なコンパクトだが戦術理解度が高くないとザルのように失点しまくるという、「ガラスのロープを目隠しで渡る」ような、決まれば喝采外れれば死、の戦術。今までも何度かやってうまくいかなかったが、二列目にボランチが四枚並んだ、といっていいこのメンツならどうか。
　右サイドからサイドチェンジ！ハンジェの鋭いパスが一気に左サイドのカズに渡る。前は空いている、行け！カズ、ドリブル開始。マークが来ると服部にはたく、服部、タテへ、マークが来る、いったんカズに戻してダッシュ、カズはもちろん、服部の前のスペースへスルーパス！完全にサイドを破った服部がクロス、これにゴール正面走り込んだ俊也がジャンプ一番豪快にヘッド！ゴール中央に突き刺して三本目はサンフが先制した。
　さらに今度も右サイドからクサビが入る。ＰＡすぐ外ゴール正面で受けた俊也、マークを受けつつ右へドリブルしながらキープ、そしてちょんと盛田へ落とした。と盛田、ダイレクトで左足を小さく振り抜く。ぽーんとボールが宙に舞う。ＧＫ木村が急いで後退、ジャンプして手を伸ばすが届かない、ボールはそのまま落下して―――ゴールに飛び込んだ。
　モリツァループｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
こいつは上手いのか下手なのか、さっぱりわからん。

　中央リカルドがオーバーラップ、左のベットにはたいて、ベットがスルーパス！走り込んだ俊也が落として、さらに走り込んできたカズがシュート！ＤＦに当たってＣＫ。ベットのキックは流れてしまったが、コンパクトになったおかげでリカルドも攻撃参加できるように。サンフは完全に中盤を制圧し、ガンバのスリートップにボールを渡さない。寺田がそのドリブルで攻撃にアクセントをつけようとするが、そのあとを続けさせない。でも彼のドリブルはスッスッと快適スムーズで、実にさわやか。ちなみに家長のは見る者を恍惚へと誘う官能的ドリブルといえようか。今日は消えてたけど。
　ガンバ、ＧＫを木村から日野に交代。
　ガンバ、右サイドから大きくフィード！吉弘が待ち構える、ジャンプ！ヘッドでクリアしようとしたが、ボールはその後ろへ。上空の強風を読み誤っていた。ボールはゴール前へ、そしてそこに走り込んだ松波、どフリーでボールを受けシュート！上野の逆を衝きゴール右に突き刺してゴール！この日２点目。なかなか出番はないが、ボールが来ればキッチリ仕事してくれる。ウチに来ればすぐにレギュラーだが、ガンバへの忠誠度が100なので仕方がない。しかし吉弘、いかに風のせいとはいえうかつだった。もし実戦だったら言い訳はきかない。
　サンフ、ゴールを決めた俊也に代わって再び龍朗が入ってくる。そしてキックオフ。
　キックオフから中央でうまくつながってボールが左に出る。高い位置で服部が受ける、そしてクロス！ファー、龍朗とハンジェが飛び込み、内側の龍朗が地を蹴ってダイブ！
　ゴール！ＤＦと競り合いながらダイビングヘッド！ファーストタッチを見事に当ててゴールに押し込み、すかさず取り返した！

　リカルドに代わって元気が帰ってくる。外池がディフェンスラインに入り、カズがセンター、龍朗が左へ。
　ベットから右のハンジェへボールが出る。ハンジェが落として一誠がダイレクトクロスに盛田ヘッド！左に外れる。服部のクロス、中央で受けた盛田が後ろから倒されてＦＫゲット、ベットが狙う！が宇宙開発。コンパクトな布陣からのプレスで中盤を制圧し、両サイドのプレイヤーが連携してサイドを崩して最後はＦＷが決める、という形が（相手がサテライトとはいえ）できた、という収穫とともにホイッスル、３０分×３の練習試合は終わった。
　二・三本目の服部と吉原のコータ対決はなかなか面白かった。もちろん、公太の完勝すよ。

　試合後は通路で選手待ち。結構人居る！
　まずは下田とメグさん、大きな荷物をキャスターで運んできた。次いで今日は見学のチアゴ、そしてオムさん、以下クールダウンが終わったメンバーから順繰りにやってくる。naokiさんが道産子しゃべくりＧＫ・上野といろいろトーク。望月コーチから学べるだけ学んで、京都へ帰って正ＧＫを奪取せよ。
　バス待ちでクラブハウスの方へ行ってみると、
林ｲﾙ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
昨日国立で出てたのに！どうやらアテネ行き前の最後のオフらしく、知人たちと共に来ていたようだ。バックアップだが、アテネで頑張れ！
　大黒が軽自動車で帰っていった。何でも晴れの日はベンツで、雨の日は軽で来るらしい。そんなセコいこっちゃ、日本代表になれへんで。
　中野さんと小西さんとが長めの取材。広報の安田良平さんもガンバの広報さん？とバスが出てからも長話されていた。客が少なめなチームにいかに客を呼ぶかについての苦労話交換ですか？選手達は青山夏スーツ、下だけはいて上ワイシャツだと、みんな学生さんみたいだった。一誠は吉田高制服。これから伊丹に向かって、仙台まで飛んでＪヴィレッジ、か？クラセン連覇を期待する！ちと足を引きずっていたが、大丈夫だろうか。

　梅田でしこたま買い込んで、帰る。

７月２４日　広島スタジアム　晴
Ｊリーグナビスコカップ・グループリーグ
ＶＳ東京ヴェルディ1969

　リーグの合間にちょこちょことやっていたナビスコカップのグループリーグもいよいよ最終節。鞠があんまりカップ戦やる気ないため、サンフはなんとただいまグループ２位。今日勝って、鞠はいくらなんでも桜には負けないだろうからその上で得失点差で上回れば決勝トーナメント進出となる。相手はすでに突破を決めている東京緑。代表勢がアジアカップでいないし、メンバーを落としてくるだろうから、勝つことは充分可能。前節ゴールを決めた茂木にモリツァにベット本格始動プラス一誠先発ｸﾙ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!で結構見所多そうだ！とわくわくしながら家を出る。しかしふと思い立って「『辛味噌』の実際の歌詞は何なのか」を調べていたので、ちと出るのが遅れてしまった。
　ちなみにそこんとこ、
“got to be strong”
と歌っているらしい。でも辛味噌としか聞こえません。
　体はちょっと疲れ気味だけど、『イーリアス』のアキレウス出陣のくだりを読んでいると燃えてきた。

　小谷ＳＡ下り線の建物の改装が済んでいた。入ってみると、けっこういい感じ。スナックコーナーが拡張されていて広々。パン屋もある。上り線のとは違う店だ。ベーグルとメンチカツとアップルジュースなど買って車に戻り、食べながら西へ。
　ベーグルをもふもふと食べる。うむ、美味い！今まで「乾燥したドーナツ？」とか思っていたが、ごめんなさい。おいしいです。ジャムかなんかあればもっとおいしくいただけるのに・・・ベーグルサンドまで凝らなくっていいから。で、メンチカツを食べたが、脂っこくって気分が悪くなった。失敗！
　そんなこんなで広スタへ。時間がないから五日市まで行って草津有料抜けて西から入っていった。いつものことだけど。山陽高校向かいの駐車場へ停める（入り口がいつもと違ったので一瞬焦ったけど）。草ぼうぼう。使うんなら刈ってくれ。一時間半前だが、ここへはまだ車が少ない。ナビスコは少ないな。今の緑じゃ客も来ないか・・・（人のせいにするな）
　シャトルバスでスタジアムへ。

　バックスタンドは西日が強い（ていうか、まともに正面）ので、まだスタンドに上がらずにその陰で休んでいる人が多い。最近殺人的に暑いので、誰か孔雀明王祈雨法をやってください、ていう感じ。ゴール裏に入ると、ピッチではフォリアチャレンジ。目の前ではサンフジュニアとシーガルが試合をしていた。白いユニのシーガルが、のっぽの選手を中心に攻めまくっている。サンフも個人技で対抗するがゴールが奪えない。シーガルのゴールがきれいに決まる。そのうち試合が終わり、シーガルが５−０ぐらいで勝利とのことだった。
　ピッチサイドでベットとリカルドがかるーくアップしていた。さて貴様の能力（スペック）確かめさせてもらうぞ、ジョベルト・アラウージョ・マルチンス。そしてまず下田と新加入の上野秀章が出てきてアップに入る、そして残りの登録選手がピッチに飛び出してきた。スタメンは以下のとおり。

ＧＫ下田、ＤＦ小村、リカルド、吉田、ＭＦ一誠、カズ、外池、服部、ＦＷ茂木、盛田、俊也。
リザーブ：上野、吉弘、ベット、龍朗、大木。

一誠スタメンｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!頑張れー。登録選手紹介の時、石橋さんは新加入選手には「ようこそ！」の枕詞をつけていたが、ただひとり上野には付け忘れてしまってちょっと不憫だった。ようこそ上野。

で、緑は・・・
ＧＫ水原、ＤＦ米山、戸川、ウベダ、ＭＦ大悟、林、平野、相馬、慶行、ＦＷ桜井、エムボマ。
リザーブ：高木、李康珍、ねじめ、玉乃、飯尾。

・・・・・・手加減なしということか、オジー・アルディレスっ・・・！鞠よりもうちが上がったほうが後々楽だろうが・・・！
　緑サポは十人いるかいないかというところ。ナビ杯だし決勝トナメ進出は決まっているから別に無理して遠征することもない、ってことか。でも来た人間はつわものということ。
　ピッチではシュート練習が終わり、先発メンバーは引き揚げていった。一誠のキックはなかなか鋭くてよかった。気合入っているようだ。あとはサブのメンバーがクロス上げたりシュートしたり思い思いに。ベットコール。ベットがゴールにボールを蹴り込むたびにゴール裏から歓声。わざとらしすぎ（笑）。でも疎外感を感じて帰られたら困るので、サンフサポーターはフレンドリィ☆なところを見せとかないと！
　というわけで時間来た。新生サンフの実力、見せてもらおうか・・・！

　サンフのキックオフ、戻してカズがぼっかーんと左に蹴っ飛ばして盛田が競る！この前まではサンちゃんがやってたのを今度は盛田がやるようだ。サンフは素早くパスを回して攻める、対して緑はゆーっくりとのらりくらりとバックラインでパスを回し、隙を見て速攻に移るショートパス・サッカー。完全に対照的なスタイル。
　サンフ、パスつながらない。ダイレクトパスが浮いてしまうので、スピードが止まって詰められてカットされてしまう。精度もない。緑はボールを奪うとバックラインでショートパスを右に左にダイレクト、行ったり来たり。まるで時間稼ぎみたいだが、これが緑の基本戦術。相手がじれてきた一瞬を突き、駿足・桜井と江戸の黒豹・エムボマが動き出す！さらに一誠の右サイドには相馬だけでなく平野も出てくるので、一誠はこの二人の相手をしなければならなくなりちょっと苦しい状況。カズがカバーできればいいのだが、なんかそんな状況ではない。おいおいカズさん、テンパってますかァ？そのため小村が出ていくが、それだとゴール前が薄くなり、スピードの桜井とパワーのエムボマにゴール前を脅かされる。そして９分、緑右からのクロスが左に流れたところ、左サイドで拾ってキープ、相馬？が速いクロス！ヤッベいいクロスだ真ん中止めろ！とゴール前を見たとき、エムボマが倒れてホイッスル、岡田主審がペナルティスポットを指差しメグさんにイエローカードを出した。ＰＫ！！
　えええええええええ！！ビミョーなプレイだけど！普通取らないけど！岡田正義思い切り良すぎィィィ！
　エムボマがボールセット。林健太郎じゃないのか。下田、止めろー・・・エムボマ助走―――
ゲット！ゴール左スミに正確にコントロールした強烈なシュートはいかな下田でもノーチャンス。方向は合ったものの、さわることはできなかった。緑先制！

　失点してサンフは前に出る気配を見せたが、相変わらず連携がハチャメチャでパスも精度がなく、全く攻撃の形ができない。服部はそれでも単独突破していける技量を持っているが（茂木もフォローする）、高校生の一誠はフィジカルで厳しいので単独突破の可能性は薄い。フォローも薄い。ていうかボールが来ない。ていうかプロの先輩たちがわたわたしているのに一誠が活躍できるわけがない。いくら才能があるとはいえ、マラドーナとかピクシーのような働きはさすがに無理だ。すると、ピッチサイドにベットが出てきた。お、もう出るのか？話によれば４５分間の予定とのことだったが・・・この状況じゃ仕方あるまい。外池に交代？と思ったら、田中俊也に交代だった。では、ＦＷに入るのか？ちょうどその時はサンフのＦＫのチャンス、やや遠いが、直接狙えないこともない。カズも服部もイマイチパワーがないので、ベットいきなり蹴ってくるか？ベット、ボールのところに行った！行くか？―――いったー！壁の右をぐ――んと巻いて鋭く切れ込み落ちる！ＧＫ水原横っ飛びで抑える！やっぱちょっと遠かった。ベットのプレイスキックはパワーではなくコントロールとキレで勝負するタイプか。
　ベットはフィールドの真ん中に位置して交通整理。彼が入ってボールがスムーズに回るようになった。しかし盛田が妙に左に開くような形になってしまい、そこで詰まってしまうようになった。ポストはともかく、ウイングの位置で何が出来るというのか、ボールに追いつけなかったり持っても突破できなかったりでどうにももどかしい。とりあえず中盤で互角になったところで前半終了。

　後半立ち上がりからサンフが攻める。盛田のポストにカズが飛び込んで一人かわし、左に抜けてシュート！は決まった、と思ったが左足が災いしたか、左に外してしまった。決定機だったのに・・・今度は一誠が右サイドから一人かわして切り込み、センタリングに盛田がボレー！も枠を捉えず。いい突破だ一誠。さらにカズ、服部が次々クロスを上げるが、合わなかったりシュートがGK正面だったりで、なかなかゴールが来ない。ベットは中盤や前線からのプレッシャーもしっかりかけており、パスも視野広く的確に出せてかなりいい感じだ。しかし盛田がどうにもそのパスに反応できない。判断と一歩目が遅すぎる。そして盛田が大木と交代。ベットとコンビで点取ってくれ。同時に緑も李に代え「サク」こと桜井投入。サクって言ったらトニたけのあれを思い出す方が多いと思う（たぶん）が、こっちのサクは蝶・スピードでPA特攻、倒されてPKゲットだ！の恐るべきＰＫゲッター。サンフも今までにサクに突破されたりＰＫあげちゃったりで毎回のようにしてやられている。いやなのが来た。
　一誠が再び素晴らしい突破から右サイドを破り、クロス！ゴール正面反応した茂木がＤＦに押し倒される、よしＰＫ！しかし岡田主審は笛吹かず！

ぼけ―――

ボールを追おうとした茂木を完全に倒しとろうがっ！エムボマのは取ってこれは取らんとは、どういう基準か！岡田ももう「麒麟も老いては・・・」って年か？サンフ、押し込みながらもどうしてもゴールが奪えない。
　その矢先、緑がゴール前にボールを送り、クリアをエムボマがぽんとゴール前に送る。カットすればよかったのだが、なんと小村？がこれをミスキック。当たりそこないのボールはそのままゴール前に転がり、そこにいた小林大悟がフリーで受け、簡単に蹴り込んで２−０と突き放した。

ＡＨＯ――――
守備陣が先に集中切らしてどうすんだ！

　いつものパターン来たな・・・成長がない・・・と、中盤でカズ、ベットとつなぐ。右サイドを一誠が上がってくる。出せるか？出た！右サイド、一誠の走り込む前へ絶妙のパスが出る。ダイレクトクロスか？と思ったが、一誠は思い切って右足を一閃！
ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
強烈な一撃は、ミドルを予測してなかったであろうＧＫ水原のセーブを一顧だにせずぐんと伸びてゴール左上スミに突き刺さった。高柳一誠、プロ初先発初ゴール！やってくれた！緑ゴールの２分後すぐさま１−２、追撃のゴール！
　これで乗ってきたサンフ、一気に追いつけ・・・と思ったが、サイドから攻められ右、左と次々にクロスを入れられて棒立ちになり、最後は緑が右サイドから小林慶行クロス、上がってきていた平野がフリーでヘッド、きれいに叩き込まれてすぐさま突き放されてしまった。

あーあ

　サンフは龍朗を投入。龍朗は積極的なドリブルから立て続けにシュートを放つ。龍朗はＦＫもゲットし、服部のキック！鋭いボールが枠を捉えるもＧＫセーブ。緑、カウンターから飯尾がドリブルでＰＡ突入、リカルドが倒すも笛なし。これはさっきのお詫びか岡田？サンフは外池がトップに上がり、１点を取りにいく。しかし緑は途中からは全く無理をせず、バックラインでボールをゆっくりゆっくりゆーっくりと回しまくってボールキープに全力を注ぎ、隙あればぽんと蹴り出しカウンター、という省エネサカーを展開しまくる。ここらへんのあざとさはさすがにアルヘンティーナ流というところか・・・緑は結局そのままのらくらと時間を使い、そのまま３−１で逃げ切りグループ首位で決勝トーナメントに駒を進めた。

　緑の選手たちは、はるばるやってきた１０人にも満たないサポーターたちの前で意気揚々とコールを受ける。こちらは、桜戦で２−０ということでどんな新しいサッカーを見せてくれるかと楽しみにしていたのに、とんでもなく無様な試合を見せられてせつなさ爆発といったところ。ブーイング。一誠もせっかくシュート決めたのに、頼りにならない先輩のせいでとんだ災難だ。きゃつら高校生よりも得点力ないんだから。
　頭にきたのでそのまま帰る。怒っていたのでいつも途中で停まる小谷ＳＡもスルーして一気に家まで帰った。

６月２０日　吉田サッカー公園　晴
Ｊサテライトリーグ
ＶＳセレッソ大阪

　人工芝グラウンドのほうで行われている日本クラブユースサッカー選手権Ｕ−１５中国地域予選、サンフジュニアユースとサンフみろくの里の試合が終わってひと段落ついたので、天然芝グラウンドのほうへ。１４時からサテライトリーグだ。
　クラブハウスの入り口のほうにえらく行列ができているので、何だろうと見てみると、
サンちゃんｲﾙ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
入り口の前にテーブルがあり、セザール・サンパイオ御大が折りたたみ椅子に鎮座ましまして、居並ぶ人々にサインを行っていた。
今日は市内（紀伊国屋書店かどこか）でサイン会じゃなかったのか？テーブルの上には『SAMPAIO　勝者の証』が積んである。うーん、試合開始直前だがこれは仕方がない。本買って並ぶ。自分の番が来た。本にサインをもらって、握手をしてもらう。
なんだか、
「やさしいゾウさん」
みたいな感触だった。意味不明と思われるだろうが、そういうイメージ。
「今までありがとうございました！」
とお礼を言わせていただいた。これからも頑張ってください！
　グラウンドのほうへ。

			２３田中
	１３松浦				１１茂木
１５高木		２６高萩		１９�纉c		２４木村
	１８八田		２２大久保		４西河
			３３佐藤昭

　桜は、
ＧＫ２２羽田、ＤＦ３柳本、２６福王、１９上村、ＭＦ２８山城、７久藤、１４廣長、１６斎藤、２４米山、ＦＷ１８御給、２７苔口。
柳本に上村て。そしてすんごく速いツートップ。

　サンフのカウンター！�纉cから茂木へのスルーパス！茂木抜け出した！フリー！ＧＫと一対一！決めろ茂木ィィィ！

シュート！

羽田の懐へスッポリ

＿|￣|〇
観衆一斉にズッコケる！何で真正面に蹴るだァ―――ッ！！
　米山がミドルシュート！しかしさんまが冷静にキャッチ。サンフ、またもカウンター！右サイド茂木、スペースでボールを受けそのままタテに抜けセンタリング、中央松浦飛び込む！がＤＦクリア！桜左ＣＫ、久藤が入れてサンフクリア、こぼれを右サイドで廣長が拾いクロス、ファーの上村がヘッドで折り返す！がさんまがキャッチ。それにしてもコケコケ速い。山城ちっこい。
　サンフ、左サイドから崩してクロス！に中央走り込んだ田中が倒され、ＦＫゲット！ペナルティアークのやや外、ゴール正面。直接狙うに絶好の位置。洋次郎と高木が両側に立つ。どっちだ――――高木！左足キックは壁の左を巻いてゴール左スミへ―――わずかに外れ！高さは充分だったのに、惜しい！

　サンフの守備は、大久保がラインコントロールして最終ラインを締め、その前の洋次郎・�纉cのハイスクールドイスボランチがよくスペースを消している。両サイドの龍朗と高木もしっかりとしたプレイを続けており、とりあえず破綻はない。西河がロングフィードをトラップミス、苔口にさらわれて抜け出されセンタリングを上げられるが、逆サイドの高木がきっちりとカバーしてクリアする。
　桜、カウンター！右サイド山城がドリブルで持ち上がって横パス、米山がダイレクトシュート！左に外れる。次いで上村からコケコケ目掛けロングフィード！スペースにトップスピードで駆け込む苔口、八田が何とかクリアしてＣＫに。右ＣＫ、久藤キック―――に中央御給ヘッド！さんま至近距離セーブ！そしてこぼれたボールを右手ではたき出す！桜が拾ってシュートを撃つが、角度がなく上に外れた。サンフも茂木・松浦の駿足コンビでカウンターを仕掛ける。ボールが右に展開され、上がってきた西河がトラップ、そしてゴール前を見てアーリークロス！中央松浦が走る！マーカーをトップスピードでブッちぎり、トラップして、シュート！ＧＫ羽田セーブ！しかし、勢いの死なないボールは高く跳ね上がり、ゴールへと落下してゆく。羽田追う、ＤＦも追う！しかしそれよりも早くボールはワンバウンドし――ゴールに飛び込んだ。ゲット！１−０！

　俊也が競り合いでファウルを受け、桜にイエローカードが出る。ＦＫ、洋次郎が蹴る。キック！鋭く曲がったボールがＧＫの上を越える！これはキtいやバー直撃―――！リバウンド、松浦が必死でジャンプしヘッドで合わせる！が左に外れた。洋次郎のキック、スピード・曲がり具合ともグッド。近い将来右のプレイスキッカーとなるだろう。駒野精進しろ。左サイドから高木クサビ、茂木がポストで右に落とし、俊也がドリブル突破！上村がつく、俊也それを背負いながらゴールへ向かうが、ボールコントロールできずにＧＫキャッチ。さすがの上村のプレッシャー。上村には、さすがに一対一では俊也も茂木もかなわない。相手にすると怖い男だ。っていうかサテライトに出てこないでください。
　さて、ＦＫゲット。洋次郎キック！ファーに流れるが、高木が拾ってキープ、コーナーポスト際で倒されＦＫゲット！右コーナーポスト付近からのキック、高木がそのままセットする。合わせられりゃ１点、しっかり蹴れ・・・キック！ファーで俊也が跳ぶ――がボールは少し上！ゴールならず。ほどなくホイッスルが吹かれ、前半が終了した。

　選手が控え室へと引き揚げてくる。上村がクラブハウスに入ろうとしたとき、スタッフの方に呼び止められた。彼がそちらのほうに行くと、サンフ側控え室のドアからサンパイオが出てきた。上村に挨拶がしたかったようだ。上村も相好を崩して握手し、しばらく語り合う。昨年はともにサンフの精神的な支柱としてＪ２シーズンを戦い抜いた仲、いろいろと積もる話もあるだろう。
　ハーフタイムが終わり、両チームの選手が出てくる。サンフは茂木に代わり１４番をつけた一誠が出てきた。左アウトサイドに入り、高木がボランチ、�纉cがＦＷへ。桜はＧＫが羽田から１多田へ交代、またＦＷ御給に代わりＭＦ２５中井投入。

　キックオフ。桜、左サイドから久藤が切り込み折り返し、米山が合わせてゴールに蹴り込み１−１同点！
早―――！！（ガビーン）
ボケッとしすぎじゃー！
　気を取り直して松浦がドリブル、左に開いて一誠が突っ込み、山城がクリアしてＣＫに。左ＣＫ、洋次郎キック！クリアのこぼれ球を高木シュート！上に外れる。桜、右サイド山城拓也、じゃなくて純也がドリブル突破、センタリング！ＤＦクリアで右ＣＫへ。久藤キック！はクリア。廣長へのファウルで洋次郎にイエロー。洋次郎はこういうふうに相手をぶっ飛ばしてイエローもらうくらいの体の強さをもっと身につけねば。まだまだ細いしなー。俊也が落として洋次郎が左に展開、一誠がダイレクトクロスに松浦がニア飛び込む！ＧＫキャッチも、いい流れ。俊也のポストから高木がはたいて龍朗シュート！右に外れる。またも俊也のポストから龍朗がドリブルで切り込みスルーパス、松浦が走り込んでシュート、ゴールに突き刺す！がオフサイドでノーゴール。西河のフィード、俊也が走り込むが柳本がカット。今度は一誠が中央をドリブルで持ち上がり倒されＦＫ、素早いリスタートで龍朗が抜け出そうとするがＤＦクリアでＣＫに。洋次郎キック！ファーの俊也合わせるもジャストミートせず。桜、速攻から久藤がスルーパスを出すがオフサイド。
　桜、廣長に代えカブラル投入。そのままボランチへ。

　右サイド、高木が強引にドリブル突破して切り込み、シュート！ＤＦがギリギリで体を投げ出しブロック、クリア。このクリアに食らいついた大久保がファウルでイエローをもらう。今度はカウンター、松浦が突破するものの、柳本が追いついてカット！こいつめ、まだスピード衰えてないなー。と、カブラルのスルーパス、中央苔口が抜け出す。あれ？西河が付く、しかしコケコケはそれを振り切って右足一閃、ゴール左スミに豪快に突き刺しセレッソ逆転！ｺｹｺｹｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!真ん中抜かれるなー！
　桜、左サイドつないでクロス、カブラルがヘッド！高い！しかし左に外れる。フィードを放り込んで右から山城、左から苔口がバリバリ突破し、それに気をとられると中央米山がすい〜っと上がってきてゴールを狙うという、桜のペースになってきた。
　サンフ、松浦に代え２９番をつけた槙野イン。左サイドに入り、一誠がボランチ、高木が右サイド、龍朗がＦＷへ。
　サンフ、ＣＫゲット。洋次郎キック、ファーの槙野跳ぶ！がボールはその上。桜はじっくりとボールを回して機を窺う、というある意味セレッソらしくない慎重なゲーム運びとなった。そしていきなり久藤が前線へスルーパス！一瞬の隙を衝いて左サイドへ苔口が抜け出す！完全に裏を取って独走、余裕を持って折り返したグラウンダーのボールに、ファーから飛び込んだ米山がどフリーで合わせ、楽々ゲット。１−３！
　・・・・・・前半の守備は良かったんだが・・・最後まで続かなきゃあ、意味がない。
　サンフ、高木に代え青山イン。そのまま右サイドに入る。

　�纉c・洋次郎でボールを回して龍朗に入れ、龍朗がドリブルで切り込んでスルーパス！は飛び込む俊也に合わず。
　桜の最後尾から指示を矢継ぎ早に飛ばすＧＫ多田大介、しかしこれもよく声が出ている前線がその無茶な注文の多さに頭にきて、
「そんなに動けるか！こっちのことも考えんかいっ！」
と怒鳴る。と、上村が中に入って、
「まあまあ、どっちもチームのこと考えてやっとるんやし、うまいこと折り合いつけてやっていこうや」
そんな感じで両者をなだめる。やるなキャプテン。といっても、そんなに険悪なムードというわけでもなく、「どつき漫才」っていった感じ、あとにしこりは残してはいないようだ。さすが関西系。ピッチ内ではひっきりなしに桜声が飛び交っている。こっちももっとしゃべればいいのに。こういうのが少ないから、いざ本番でちっともパスがつながらないんじゃないのか。
　洋次郎が右へ開き、戻ってきたボールをも一度右へ、一誠が上がってきて受け、クロス！ファー龍朗が合わせる！が上に外れる。ユーストリオで形をつけたが、後半はロングボールをことごとく上村に迎撃され、突破しようとしても上村をはじめとするＤＦ陣がきっちりと対応、途中からはほとんどまともに攻撃できなかった。後半ＦＷに上がった�纉cもほとんど消えてしまっており、もとサンフの二人にプロの厳しさをきっちりと教え込まれたというところか。あとカブラル、デカすぎてサテライトの連中じゃ太刀打ちできません！
　桜、山城がドリブル突破、ファウルをもらってＦＫゲット。本当にやるな、こいつ。山椒は小粒でもぴりりと辛い、まさに今週のビックリドッキリメカ発進〜といったところだ。キッカーは中井。キック！は思いっきり宇宙開発。
　敗色濃厚の雰囲気、しかし後半終了間際サンフのフィード、柳本がトラップしたところに龍朗が襲い掛かってボール奪取、そのままドリブルで中央切り込んで右足一閃、ニアのゴール左スミに叩き込んでゲット、２−３！

　これでサンフが息を吹き返した。青山ドリブルから左に張る龍朗にサイドチェンジ、キープして折り返し、俊也が受けてシュート！はＧＫキャッチ。さらに洋次郎から右青山に開き青山クロス、ＤＦゴールラインに逃げＣＫに。左ＣＫ、洋次郎キック！ニアでＤＦクリア、これを拾って左に開き、洋次郎がダイレクトでクロス！ゴール前競り合い、ＧＫパンチ！右にこぼれたボールを龍朗が拾ってクロス！しかしＧＫキャッチ、ゴールならず！この時桜ＤＦが痛んでやや中断。
　桜が押し込むも、奪い返してカウンターのロングボール！龍朗が抜け出そうとする、しかし上村がカバーリング、体を入れる、抵抗しようとする龍朗、しかしホイッスルが吹かれ、龍朗のファウルでサンフボールに。
　駆け寄ってきた主審に上村、
「いや鉄拳やし」
とパンチ食らうポーズ。思わず観衆から笑い。
　最後は上村が締めた、という感じで試合終了。２−３で桜の勝利、となった。
　３失点とも完全にうかつなもの。集中力がふっと切れる時間帯がなくなれば、トップでもさほど問題なくいけるとは思うが・・・鍛錬してほしい。あと、上村はとっととトップチームに合流しなさい。

　人工芝グラウンドへ。サンフレッチェくにびきの試合、そろそろ前半が終わる頃だが、どうなってるか・・・
→To be continued...

６月５日　広島スタジアム　晴
Ｊリーグナビスコカップ
ＶＳセレッソ大阪

　前日は仕事が終わってから飲み会になって、家へ帰ってきたのはこの日の朝。風呂行ってシャワー浴びたものの、非常に眠い。でも今日はユースの森脇くんが先発、俊介もベンチ入りというナビスコならではの見所満載な試合。これは女房を質に入れてでも見に行かなあきまへんで。精神を奮い立たせるために『運命の戦士』（仮面ライダーBLACK RX挿入歌）とか『ザ・チャンバラ』（まんが水戸黄門主題歌）とか聴く。
　よし少し回復した。行くぞ。
　福山西ＩＣから山陽道で西へ。でもすぐに眠くなってきた。いかん、死ぬ。何とか高坂ＰＡに滑り込む。朦朧とした意識で時計を見る。１２時４０分。まだ一眠りする時間はある。すぐさまシートを倒してシュラーフェン！

　起きる。１３時１０分。ちょっと楽になった。ＯＫ行こう。あんまり飛ばさず、安全運転で広島へ。１４時３０分ちょっと前に広島スタジアムに無事到着、ちょうど石橋さんがサンフ本日の登録選手を読み上げているところだった。３３佐藤昭大、３４前田俊介と３５森脇良太とユーストリオの名が次々にコールされる。どんなプレイするんだろうか。河原と高萩がサイン会。河原も高校生に第３ＧＫの座を奪われてる場合じゃない。高萩も2ndはサンちゃんいないし、バリバリ働いてもらわないと。高3だけど、もうプロなんだから。
　ゴール裏へ。バックスタンドは一通り埋まっているが、メインにはあんまり客がいない。サンフはナビスコではグループリーグ突破の可能性が低いことに加え、相手のセレッソは森島が怪我、大久保は出場停止と、二枚看板がいないのが響いているのか。ナビスコは元々入んないよ、とかは言わない約束。
　サンフのメンバーは、
ＧＫ下田、ＤＦ小村、リカルド、吉田、ＭＦ森脇、ハンジェ、サンパイオ、服部、ＦＷカズ、チアゴ、大木。
リザーブはさんま、八田、外池、高木、俊介。
　一方の桜は、
ＧＫ伊藤、ＤＦカブラル、ラデ、上村、ＭＦ久藤、布部、下村、佐藤、中井、徳重、ＦＷ西澤。
リザーブにはユースより昇格の小っちゃなルーキー、ＭＦ２８山城純也くんがいた。
　陽射しは強く、相当暑い。まるで真夏。これは後半、きつくなりそうだ。今日のシュート練習、結構（といってもいつもと比べれば、というとこ）精度がいい。いい感じと受け取っていいですか。スタンド、そしてゴール裏には浴衣姿の女性が多い。４日からとうかさんが始まっており、またこの試合には「ユタカゆかた祭り」イベントがあるためだ。いい。浴衣。和のこころ。和をもって尊しとなす、これぞこの国の憲章。暑い。頭がどうにかなりそうだ。売店に行ったが飲み物は需要が恐ろしくあるようで、買ったアクエリアスは氷水に突っ込んだばかりでまだぬるかった。うげー。対面のセレサポはなんだか女声が目立つ。女性比率が高いようだ。山城純也ギャル大挙襲来か？ゴール裏にＤＥＯＤＥＯ新入社員の集団がいたので、みんなで呼び寄せて一緒にサンフをサポートすることに。
　そうこうしているうちに１４時が近づいた。体力が著しく足りないので、集団のすぐ隣、ビッグフラッグの後ろに陣取る。

　サンフからのキックオフ！ハンジェが戻したボールをカズが左のサンパイオに振ったが大きく、ボールはラインを割る。さて、まずはサンフがＣＫゲット。カズが向かう。ハンジェじゃないのか。カズ、キック！いいボールが飛んだが、ＧＫセーブ。カズはＦＫも蹴る。右サイドからゴール前に入れてサンパイオがヘッド、バー直撃！惜しい！セレッソは右からクロスを上げるが、ファーの森脇がヘッドでクリア。左サイドから大木が持ち込みカズへ渡す、カズは右サイドへ流れながらボールをキープ、右サイドを森脇が上がる、そのまま出せー、しかしカズは切り返すように左へクロスを上げた。げ、どこ上げてんだ・・・と思ったらチアゴｲﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!フリーで走り込んでトラップ、飛び出すＧＫ伊藤の脇を抜いてゴール真ん中に流し込み、前半１２分サンフ先制！
　チアゴの「来日初！流れの中からのゴール」にみんな一斉に飛びついて祝福。うーんきれいなゴール。カズのクロスもよかったけど、チアゴも浮き球を足で踏んづけるようにトラップ、バウンドを殺しかつゴール方向にボールを運んでいた。

　早い時間帯での先制に意気揚がるサンフは、パスをどんどん回して攻め立てる。この日先発の大木は、やはり優れたＦＷと組むと恐るべき力を発揮する。チアゴとの絡みでパスを回しまくり、チャンスを作りまくる。つくづくホル・ホースみたいなヤツだ。チアゴも体のキレが戻ってきたようで、右サイドから一人、二人とドリブルでかわして突っ込むという、この前のＪ１桜戦では絶対にやらなかったようなプレイも見せてきた。
　対する桜は、なぜか猪突猛進ぶりが顕著な徳重がどんどんサンフゴール前に突っ込んでくる。止められたらすぐファウルする（けっこうラフ）ので、ゴール裏からは彼に対してさかんにブーイングが飛んだ。ジョンは徳重に比べるときれいに崩そうと努力していた。ドリブルもけっこうテクを見せつつ突破しようと心がけているが、プレスに引っかかって前へと進めない。中盤のバランスもあまりよくなく、フォローもあまりない。モリシがいなくて助かる。と、森脇の裏を取ってスペースを突いた佐藤悠介がクロス！ニアで混戦になり、徳重が反転シュート！は左に外れた。とはいえ決定機だった。あぶねー。
　チアゴ、相手と交錯して倒れ、そのまま寝たまま。チアゴ休憩タイムｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!こいつはこれがなければまだイイ奴なんだが・・・担架で外へ。ちょっとして○が出て、戻ってくる。しばらくはプレスかけたりしてチャンス作っていたが、またばったり倒れてしまった。何イイイイイ！？あ、ダメみたい。ベンチでは前田俊介が小野監督からの指示を仰いでいる。好事魔多しとはこのことだ。そしてチアゴに代わりサンフユースの誇るファンタジスタ・前田俊介イン！ゴールなるか？俊介コールが響く。
　俊介、大木、カズとつないでカズシュート！は上村ブローック！やりよるな。桜、右クロスから中央混戦に持ち込み、こぼれの浮きダマを徳重がヘッド！下田反応できないがボールはバー直撃！またも助かった。サンキュー徳重。
　前半終了間際、ドリブルで持ち上がったハンジェがロングシュート！ボールは一直線にゴールマウスを捉え、ＧＫ伊藤の上を破った、かに見えたが、伊藤はボールを両手でブロックして勢いを殺し、それから落ちてくるボールをしっかりとキャッチ。かくて１−０で前半が終了。

　ハーフタイム、前半の間にすっかり熱湯と化してしまったアクエリアスを打ち棄てて新しいのを買いに行く。今度は冷えてた。しかし、暑い。どこが梅雨だ。選手のスタミナは大丈夫か・・・
　注目の森脇、前半は攻め上がりはほとんどなく佐藤悠介のマークに全精力を注いでいた、という感じ。上がって行ったときの後ろのスペースを使われたり、コンビで抜かれたりはしていたが、一対一ではほぼ完全に通せんぼできていた。森脇コールも起こっていたし、まずまずの出来だろう。リードしてるし、後半は大胆にゴールを狙ってほしい。

　後半開始。桜は久藤に代え、ユースより昇格の山城純也が登場。ちっこいがかなりのテクニシャンで、ユースではボールを持つ度に「純也ー！」とか「じゅんやー（はあと）」とか大人気だった。フィジカル的には不利だが、どのようなプレイを見せる？
　まずはサンフ、服部のクロスに中央からファーに流れた俊介がシュート！利き足と逆の右足だったこともあるのかミートするだけだったシュートは伊藤の体に阻まれた。ヘッドでも良かったような気もするが・・・大事にいきすぎたか。俊介はさらに中央からの崩しからゴール前に飛び出し、サンパイオの放り込んだ後方からの浮きダマを右足ダイレクトボレー！はジャストミートせずにＧＫキャッチ。昨年のＪユースカップ準決勝、桜ユース戦での「ノートラップランニングボレー隼シュート」の再現はならなかった。さらにカウンター、カズがスルーパス一閃、極上の軌跡は完全に桜最終ラインを切り裂いた。飛び出す大木、ＧＫ伊藤も飛び出す、しかし遠すぎだぜ！大木がタテに抜けて無人のゴールにシュートだ・・・と思ったが、大木のスピードが上がらない。伊藤が先に追いついてキャッチしてしまった。なあああなんで追いつけんのじゃ！思わずブーイングが沸き起こる。大木はなんかもうバテてしまったようで、目に見えてプレイに精彩がなくなってきた。前線で全くボールが落ち着かなくなり、桜がボールを支配して攻め込み始める。はね返してもはね返してもボールを拾われ、押し込まれる。山城は軽快なボールタッチからパスを回し、クロスを上げる。おおなかなかやる！・・・とか感心している場合ではない。

　控えにはもうＦＷがいない。外池をセンターＦＷに入れるのがベストだが、小野監督は今年この形を一度も試していないからここでやる可能性は低そうだ、なら高木をシャドーに入れて俊介とカズでちっこいスリートップか？いっそ高木を右アウトサイドに入れて森脇と俊介のツートップにしてみろやー！などと切歯扼腕していると、カズのパスから大木が左サイド切り込む。クロスはＤＦに当たってゴールラインを割り、ＣＫゲット。
　右ＣＫ、カズいけー！と思ったら、森脇が小走りに走っていってボールをコーナーにセットした。？？？森脇がプレイスキックを蹴る？ユースでもそういう場面はない。ユースでは福本、翼、柏木、俊介、�纉cといったところだし。何が起こるんだ？と、森脇はちょんとショートコーナー、後方から走り込むハンジェへ。ああ、ショートコーナーか納得、ハンジェ、クロス！あっ大きい、ちょっと蹴りすぎだ・・・と高く上がったボールを見たときは思ったが、そのボールにファーのサンパイオがゴールライン際でジャンプして身を投げ出し、ヘッドで折り返した。そしてそのボールの先には・・・小村！完全どフリー、もう体のどこかに当たればゴールだ。小村、よっこらとなんかオッサンくさいポーズで右足を出して確実にミート、ゴールに蹴り込んでサンフ追加点２−０！小村はそのままコーナー方向に走っていって森脇＆ハンジェと男の抱擁！セットプレイの鬼ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!小村ビッグフラッグも悠然と翻る！

　セレッソはジョンに代え御給。？？？試合を捨てるのか？
　追加点はサンフに力を、桜に落胆を与えた。サンフがふたたび攻勢に入る。俊介が左にパス、服部が飛び出してサイドを破り、クロス！ニアに俊介が飛び込みジャンプ！高いジャンプだったが届かず、しかしＤＦを一人引き出した、その空いたファーのスペースに走り込んできたのは森脇良太！
ランニングヘッド！
ＧＫ反応できない、
決まっ―――
バー直撃！！
うわああああああああ
ゴール裏一斉にのけぞる、森脇も頭を抱える、こぼれをハンジェがミドルシュート！は左に外れた。森脇、サンフ最年少ゴールはならず！
　森脇はこのプレイでもわかるように後半は硬さも取れ、積極的にゴール前まで上がるようになってきた。守備でも桜の二人を相手にキッチリとボールをキープし味方に戻したり、桜の選手にチャージをかけて吹っ飛ばし、ボールを奪ったり（ファウルになったけど）とフィジカルの強さを存分に見せつける。全然当たり負けしない。見ていて痛快だ。
　ハンジェに代わり高木イン。シャドーに入り、カズがボランチに入る。ハンジェ、この暑い中いつもながらの運動量とパスさばきだった。
　今度は俊介、右サイドでボールを持つとドリブルでスルスルと上がりいきなりミドルシュート！上に外れたが、間合いの取りづらいドリブルだ。そして交代出場の高木が右サイドからドリブルで侵入、一対一を制して内側に切れ込み、シュート！ＧＫセーブ！こぼれ球服部シュート！外れる！ああもったいない！
　外池がピッチサイドでスタンバイ。あれサンパイオ交代か？いや・・・大木交代！ということは・・・
トノ様ＦＷ投入ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
私はこの瞬間を・・・待っていたのだ！

　長身の頑健なプレイヤーが前線に入ったことで、サンフの前線が落ち着いた。そして俊介が外池の周りを巡ってボールを受け、縦横にボールを走らせる。俊介スルーパスに外池抜け出し、ＧＫと交錯する前にシュート！はＧＫに当たりサイドネット。外池から俊介、俊介が左サイド服部にパス、服部クロス、サンパイオが受ける、シュート撃って！でももう一回左に出して俊介クロス・・・は滑ってしまった。後半４０分を回る、今度は高木からまたも服部が切り込んでクロス、外池ヘッド！は左に外れる。しかし服部、昨年から休みなしのフル出場にして、この炎天下のこの時間帯までサイドを切り裂き続けている。凄まじいパフォーマンス。
　ロスタイム１分、しかしそれがかなり長く、その間にリカルドが接触プレイで足を痛めて倒れ、運び出されたのには主審に文句言いたいところだが、ここで外池が今度はＤＦラインに入ってしっかりとカバーする。そしてホイッスル、サンフが２−０と勝ちきった。

　この日勝ったものの、ナビスコのグループリーグ突破は難しい状況。ここは割り切って若手を積極的に起用してほしいのことよ。次は一誠、龍朗あたりかな。今日は俊介、森脇の溌剌とした戦いぶりが見れてよかった。試合後、ゴール裏に来た選手達にコール。1ｓｔ限りでサンフを離れるサンパイオに大きなコール。それに応えて、サンパイオがフェンスまでやってきて挨拶する。吉田安孝さんが必勝しゃもじを手渡し、サンパイオは笑ってそれを受け取るとかざしてみせ、下がっていった。俊介と森脇にコール。森脇は深く一礼、俊介は振り向いてぴょこんと一礼。いやお疲れ！よかった！
　最後にヒーローインタビューを受けたカズと小村が回ってきた。コールで出迎える。担架で運び出されていたリカルドは自分の足で立ち上がり下がっていったので、大丈夫か。
　さあ、来週はＪ１再開、相手は鹿島！狩ってやる。

　バス待ちして、さあ帰ろうとしたとき、スーツを着た特徴あるヒゲの人が前をよぎった。
梶野さんｲﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
相変わらずご立派なヒゲであらせられました。
　梶野さんはタクシーに乗っていずこへかと走り去る。って広島駅だろうけど。
　では帰る。しかし疲れがとんでもなく残っていたので、途中何度もＰＡなどに停まって休憩し、それでも居眠り運転で生命の危機にさらされながらも、何かの冥助により無事帰宅。

４月１８日　吉田サッカー公園　晴のち曇
Ｊサテライトリーグ
ＶＳアピスパ福岡

　なんじゃこりゃー！！
サッカー公園内の駐車場はすでに一杯、外の駐車場も車で溢れ、外の道路の道端にずらりと車が並んでいるッ！くっそー来る途中前の車が40km/hっつーありえないスピードで走らにゃー間に合ってたのに！でもどうせ駐車場には無理だったか。他の車に並べて道端に停め、小走りにサッカー公園に向かう。
　むう、凄い人出！駒野が出場って話でここまで集まるか！Ｕ−１０のサッカー大会が隣の人工芝グラウンドで開かれているせいもあるが、サテライトにしては異例の人出！やはり駒野は広島の魂ということだな！（たぶん）
　メンバー表ゲット。前半１０分ほど、まだ０−０だ。

　韓国遠征で勇名を馳せたスリーバック、吉弘・大久保・西河（特別指定選手）が最終ラインに並んでいる。おおう！そして右サイドには・・・
駒野ｲﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
ちょっと太めだが、元気にピッチを走っている。いいよいいよー。ＧＫさんま、そしてトップ下に�纉cと、ユースから二人が先発している。控えには俊介と槙野が。ボランチには青山もいるし、楽しめそうだ。
　福岡では川島・松下が先発、サンフユース出身の沖本も松下とドイスボランチを組んでいる。中村北斗は左の攻撃的ＭＦのようだ。駒野とのマッチアップッ！そして飛鳥ギャルもしっかりフェンスの前にｲﾙ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
　中盤で奪って素早く前線に入れＦＷを走らせるサンフのペース。そして中盤からのフィード、左にいた元気がダッシュで追いかける、ゴールライン際で追いつきダイレクトでセンタリング！絶妙のところに上がったボールにニア茂木が猛スピードで詰めるやジャンプ一番、ヘッドでゴールに叩き込んだ！ゴール！！先制１−０！

　福岡反撃、ぎゅんぎゅん動きまくるワントップの有光（正直、動きすぎ。）が左サイドを突破しセンタリング、ニアこぼれ球を詰めてきていた松下がスルーパスし受けた中村北斗がシュート！ＤＦに当たり上に外れてＣＫ。右ＣＫ、宮原キック！ニア川島が飛び込むが合わず、しかし福岡はクリアを拾ってクロス、ファーでヘッド！寸前さんまがパンチ、のこぼれを沖本がミドル！は上に外れた。ゴールキック、さんまのフィード！元気が競り、こぼれ争奪戦の中�纉cが浮き球をヒールで浮かせ元気へ、元気がヘッドでＤＦラインの裏へ、そして茂木が飛び出す！そのまま左サイドを切り裂いてセンタリング！は誰も追いついてねー！今度は中盤ワンツーから松浦が突破、センタリングに今度は元気がニア飛び込む！がヘッドは完全に当たりそこねてゴールラインを割った。背は高いのになあ・・・
　高木が自陣ゴール前からクリア！しかし右足だったため全く威力がなく途中で福岡にカットされてしまった。右足でももっと蹴れなきゃだめだー！
　サンフのフィードを茂木がキープ、高木に落として高木スルーパス、�纉cが飛び出す！が惜しくもオフサイド。でも�纉cの動き出しの良さが光る。右サイドスローイン、うまく前方スペースに走り出してボールを受けた元気がそのままタテに抜けてセンタリング、ニア�纉cがシュート！ＤＦに当たってＣＫ。右ＣＫ、高木のキック！はクリアされるが、高木が拾いに行き福岡ＤＦと競り合って倒されＦＫゲット。右サイドＦＫ、高木が入れるが福岡がクリア。
　中盤で�纉cがボールを受け反転して右サイドのスペースへパス、そこへ駆け上がってきたのは、駒野！ドリブル開始、福岡ＤＦ陣もうかつに飛び込めずジリジリと下がる、と駒野、タテのスペースへスルーパス！高木が飛び出し、ドリブルから右足で折り返すがＤＦがクリアしＣＫに。左ＣＫ、中央ヘッドも上に外れる。

　福岡、左サイドから中央宮原を経由して右サイド首藤に素早い展開、首藤クロス！ファーで駒野がクリア、ＣＫに。左ＣＫ、宮原、ショートコーナー、戻してクロス！はファー外れた。今度は松下、右サイドに張る首藤にピタリの高速フィード！周囲から思わず感嘆の声。足のほうは問題ないようだ。首藤、ドリブルで突っかける、マークに来た西河を鋭いフェイントで翻弄し、抜き去ってクロス！ＤＦクリアでＣＫに。このＣＫはサンフがクリア、茂木が受けて粘ってキープしファウルもらってＦＫに。高木がキック、ＰＡすぐ外で青山が粘って落とし、これを高木が受けて突破にかかる、ところ沖本に倒されＦＫゲット！ゴール正面、ＰＡやや外。絶好の位置！ボールの両側に高木と、駒野が立った。高木の左か駒野の右か？駒野！！は壁！はね返る、高木が割って入ってこぼれ球を落としてもう一度駒野！はＤＦ顔面ンンン！
　�纉c、ボールを受けるや右サイドのスペースに流れるドリブル、一人マークにつくが、�纉cは慌てず軽快に一発でかわしてセンタリング！ＤＦにクリアされたが、�纉cのプレイの数々にギャラリーからはどよめき。サンフの中盤で見事に攻守をリードしている。トップチームには彼のような動きをするプレイヤーはいない。中盤でしっかりとプレス、球際にも強くボールを奪うこともでき、ボールを確実にキープし、確実につなぎ、そしてスペースにパスを出すことができて、さらに自らもスペースを見つけてそこに飛び出すことができる。あえて言えば（カズ＋モリシ）÷２。ちょっと横浜戦に連れて行かんか？とか思ってしまった。
　さて駒野またもドリブルで上がってｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!中央をドリブルで上がる、福岡ＤＦ取りにいけない、いや小川が行った！
激突！！
両者転倒！ホイッスルが鳴りサンフにＦＫ。しかし二人は転んだまま。おいおい、小川め無茶しやがるな！駒野に何かあったらここから五体満足で帰しませんよ？と、二人とも立ち上がった、ふう。サンフのＦＫ、こぼれ球に両者群がり混戦、クリアされたところを青山走り込みミドルシュート！は詰めたＤＦにかすってＧＫ正面。今度は福岡がＦＫゲット、右サイドから松下がキック！ファーの首藤を狙ったがサンフがクリア、ＣＫへ。左ＣＫ、宮原が入れるが元気がクリア、しかしそのこぼれに沖本が詰めてミドル！は外れる。
　ひょんなことから元気がフィードに反応して飛び出す、オフサイドはない、完全独走！ＧＫ目掛けドリブル、シュート！は右上に外してしまった。せめて枠には・・・

　駒野、また上がってきた！右サイドを持ち上がり、チェックに来た一人をちょんとボール浮かせて簡単に抜き去りさらに前へ・・・というところ、左後ろから猛然と戻ってきた沖本が体をぶつけるようにしてクリア！この日の前半の沖本はほとんど「駒野番」のようだった。スローイン、茂木がキープしセンタリングはニア飛び込んだ元気にわずか合わず。
　中盤でボールを拾った�纉c、すかさず右へボールをはたく。そこへ茂木が走り込み、アーリークロス！ＤＦラインの裏に飛んだボールに反応したのは松浦！いつの間にか中央にポジションを移し、そこから一気に最終ラインを突き破る。そのスピードに誰もついていけない。ＧＫも飛び出そうとしたが途中まで出かけて踏みとどまった。松浦はＰＡ直前でボールをトラップ、ちょっと大きいがそのまま右へ走り抜けてＧＫをかわし、シュート！・・・は角度が厳しく右上に外れた。やっぱ最初のトラップがちょっとまずかった。しかし松浦、髪型も一新しまるで別人。その髪型にヘアバンド、ピッポ・インザーギさんのマネですか？
禿げますよ。
　松浦がかなり攻撃的なポジションを取るので、西河がそのスペースを埋めるべく左にスライドしている。なのでシステムは３−５−２というよりは駒野が引き気味の変則４−４−２という感じ。西河は時々ヘッドを自陣方向へ反らしちゃったりするものの、概ね及第点のでき。初めて見たけど、結構イケメンだった。大久保はヘッドの競り合いも向上、カバーリングもよく、吉弘と連携してのプレスもＯＫ。もちろんフィードは正確。吉弘は空中戦に完勝する。彼がヘッドするたびに辺りからは「強えー！」と声が上がっていた。

　福岡反撃、キャプテンマークつけた川島がドリブルで上がってくる。いったん出したパスはブロックされるものの、再び拾ってつなぎ、川島に渡して、川島スルーパス！は合わず。前半終了間際、またまた�纉cがキープから右オープンスペースにスルーパス！茂木が突破しセンタリング！はニア青山に合わず、クリアボールを大久保がゴール前に入れるがはね返され、ここで前半終了。
　駒野はまずまずの出来。守備面では対面のアグレッシブよろしくダッツノウ！な中村北斗の動きにけっこう撹乱されたりしたものの、攻撃ではドリブル突破やスルーパスなど、復調の兆しアリ。クロスが見られなかったのは残念だったが、まだそこまでは無理しない、ということだろう。
　さて後半。槙野くんが出てきた。駒野は出てこない。どうなるのかな？と見ていると、４−４−２に。ＤＦラインが右から槙野、吉弘、大久保、西河。中盤の両翼、右に松浦、左に�纉cが開く。茂木がやや引き気味の位置になるようだ。槙野くんは基本的にセンターバックだが、リベロタイプの選手で攻めっ気もあるため、サイドバックでも問題はない。

　後半キックオフ。まずは福岡が左サイドから攻め込むが、槙野が落ち着いた対処でしっかりとカバー、危機を未然に防ぐ。元気がポストで戻したところこれが大きすぎて福岡にカットされ左に展開されるが、またも槙野が素早いカバーリング。時には勢い余って最前線にまで出てしまうほど守備範囲が広い槙野ならではのプレイ。と、川島がドリブルで上がってｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!キャプテンマークを巻いた川島、やる気まんまん！松下にはたくと松下は一気に右の首藤に振り、首藤が対面を抜ききらずにクロス！はニアにいた西河に当たってＣＫに。右ＣＫ、宮原キック！川島飛び込む！がさんまが飛び出してクリアー！元気のポスト、高木が受けて中へ切り込み左を上がる�纉cにパス、�纉cはひとつ持ち込みシュート！左に外れる。
　後半から４バックになったが、大久保と吉弘はいいコンビプレイを見せゴール前にバリケードを築く。主に空は吉弘が、地上は大久保が担当、危険な場面でも二人がうまく相手を挟み込んでカット、またさんまに捕らせる。パーフェクトな連携！二人ともキャプテン経験者ということで、いろいろとわかりあえるんだろうか。しかしどうでもいいけど吉弘はちょっと髪伸ばしすぎ。
　右にボールが出る、松浦が受け、前にスペースを見つけると一気にドリブル開始、ぎゅんぎゅん上がっていって切り込み、一転ちょーんとマイナスの折り返し、ころころ転がるボールに・・・高木の左―――！ＤＦに当たる、もう一度詰めるがＤＦクリア。元気がフィードに反応して左サイドを破り、センタリング！はＧＫキャッチ。
　ここで福岡、小川に代わってルーキー柳楽。

　中盤が４人のボックス状になり真ん中が空くようになってきたサンフ、福岡に付け入る隙を与えてしまう。福岡の攻撃、吉弘が最終ラインではね返しクリア、これが元気に渡る、カウンターだ！ドリブルで持ち上がり、川島をもかわしてセンタリング、それにファー茂木が相手と競り合いつつシュート！右に外れる。サンフ反撃、今度は右に出たボールを茂木が受けてドリブル、柳楽がマークに行くが、茂木はそれをハネ飛ばして強引に突破！ギャラリーどよめく、川島が向かう、茂木、またぐまたぐ、またぐ！がスピードが落ちてしまい、川島の前で減速したところでもう一人のチェックを受けシュートを撃てず。元気が右に開いてフィードを落とし、松浦が受けて折り返して・・・青山シュート！は左に外れる。この日のドイスボランチはどちらも前線に飛び出す意識が強くてよかった。青山は精度の高いパスを前線に供給。このまま伸びてくれ。右サイド槙野がキープしつつドリブルで持ち上がり、そこから松浦、元気、高木とボールが滑らかに繋がっていく。チャンスには結びつかなかったが、美しい流れだった。
　サンフのカウンター、高木がドリブルで持ち上がり右の茂木にパス！茂木トラップ、しかしトラップが大きく、方向がまずかったためにシュート撃てずクリアされる、が、そのボールに松浦が走り込み、ミドルシュート！！
ｳﾊ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
パーフェクトかつグレートにジャストミートした矢のようなシュートがゴール左スミを襲う！がＧＫ神山、スーパーセーブではじき返した！！こぼれに高木が詰めるが、ＤＦが素早くカバーしてクリアー！くっそ惜しいいいい！ド迫力ミドルにサッカー公園がこの日一番のヒートアップだった。

　田中俊也がスタンバイ。ＦＷを下げるのか？と、ボードには「２９」の数字が。む、�纉c交代か。確かに後半左サイドではやや消え気味だったが・・・プレイが切れ、選手交代。俊也が入り、そのまま左の攻撃的ＭＦに入った。
　帰ってくる�纉cに、周囲から一斉に拍手が送られる。実に堂々たる戦いぶりだったッ！ちょっと誰かと二種出場選手登録代わってもらって、マジでトップの試合に出てみんか・・・と、結構な人が思ったんじゃないだろうか。
　この辺りから混戦となり、双方シュートまで持っていけない時間帯が続く。サンフ、青山がスルーパスを放って茂木が抜け出そうとするが川島がカバー。松浦が右からスピードでぶち抜いてセンタリング！はＧＫキャッチ。左から俊也がドリブルで突っ込むがまたも川島が通せんぼしてボールを奪う。川島、立派になったなあ。
　福岡、立石に代わり小っちゃな大塚。そしてサンフ、茂木に代わり前田俊介。
　自陣から槙野のＦＫ、右サイドで元気が競り合い、こぼれを松浦が拾って右外に開いていた俊介にパス、俊介、ドリブルでマークを外すとクロス！ファー俊也がヘッド！は右に外れた。
　サンフ、高木に代え龍朗イン。そのままボランチに入る。
　中盤のこぼれ、俊介がキープすると浮き球に左足を叩きつけ、ボレーで右サイドに大きく張っていた元気に物凄いスピードのパス！周囲がどよめく、元気は松浦に渡し、松浦ドリブルで切り込み再びマイナスのパス、受けた龍朗がさらに落として、元気シュート！右に外れる。
　右サイドに開く元気へフィード、元気がヘッドで反らして龍朗が飛び出し、ボールを収めてドリブル開始！滑らかなドリブルでＰＡに迫ると、相対したＤＦをこれも滑らかなフェイントで幻惑し、スッと外して中に持ち込みシュート！ＧＫ反応するが捕れない、ゴール左スミ決まった！と思ったが、ボールはわずかに左に外れてしまった。いかにも龍朗、といったプレイだったが・・・
　左サイドで俊也が奮闘。中盤ということで、積極的に守備に参加している。時にはＤＦラインにまで戻り体を張る。守備意識、守備技術ともかなり向上しているようだ。

　青山から右に展開。青山は攻めっ気たっぷりなパスを大胆に繰り出していて楽しい。開いていた俊介がボールを受け、ドリブル開始。二人にマークされるが、フェイントから二人の間に強引に割って入った。ボールがこぼれたが、これを龍朗がキープ、ドリブルで中に入りつつクロス！ファーの元気がジャンプ！はわずかに合わず。シュートだったかも。福岡、フィードを入れ宮原が落とし、上がってきた沖本が強烈ミドルシュート！龍朗が軌道上に飛び込みブロック！大きくはね返る、そこへ川島が猛然と走り込んできた。なんだなんだなんだこりゃ撃ってくるぞ、川島は落ちてくるボールをそのままダイレクトでSHOOOOOT！ボン、と上空向け放たれたボールは急激にドライブしてゴール左を襲う。さんまー！しかし彼もこれに反応しきれず、ボールはそのまま曲がり落ちゴール左スミに突き刺さった。１−１同点！川島やりやがったー！
　やや劣勢だった福岡、勢いづいてきた。宮原から中央有光へのスルーパス、これは大久保と吉弘がサンドイッチにしてこぼれをさんまがキャッチ。小さな大塚がさかんにドリブルで突っついてくる。松下、右サイドへサイドチェンジ！彼はあんまり動かないが、持ち味の長いパスを駆使して攻撃のリズムを作っていた。って言っても動かないから時々だけど。首藤が走り込んでトラップ、中に入ってセンタリング！はＤＦクリア。ＣＫ、宮原キック！川島飛び込みヘッド！は寄せられてゴールへ飛ばず。クリアを中盤で俊介が受け、反転してドリブル開始！前に三枚いるが関係ねーこのままいっちゃえー！しかし俊介は三人をひきつけるとスルーパス。青山が飛び出すがいかにも距離が長すぎた。クリアされる。
　最後に福岡のＦＫ、ボールの両側に松下と沖本が立つ。沖本キック！ニアを狙ったがさんまががっちりとキャッチ。そしてホイッスル、サテライトのホーム初戦はドローという結果となった。

　いやしかし、今年のサテライトはハッキシ言っておもしろカッコイイぜ！いっぺん見るべし。

３月２７日　広島スタジアム　晴
Ｊリーグナビスコカップ・グループリーグ
ＶＳ横浜Ｆ・マリノス

　今年のＪ１選手名鑑見て、鞠のところを見る。背番号１０は遠藤彰弘。今までの系譜からするとえらい地味ですね。久保にやれば良かったのに。それよりも佐藤浩がまだ現役で頑張っているということに正直、驚愕！フリエを出て以来さすらいのバックアップ人生。横浜に戻ってきてもＷ榎本に下川の次という第四ＧＫ。別に誰も代表になる気配ないのに四人も抱えてどうすんだ。とはいえ三人とも欠点抱えてるのでひょっとしたらチャンスあるかも。がんばれよサトちゃん。
　久保が来るか、今日は今西さんとか大木先輩にキャバクラでの振舞い方について（問題はそこじゃないが）叱ってもらわんとなァ〜ッ！と思ったら、来ないのか！アンも中澤も来ない、奥もドゥトラもサンチョルもいねー？そんなら一気に５点ぐらい取っておこうか、と思いつつ今日も仕事ですよ。１２時前になんとか切り上げ、福山通運まで走っていってパック預けて、そのまま福山東ＩＣから広島へ！・・・と、燃料ないんでやんの。福山ＳＡで給油してついでにちょっと食べて、眠い目をこすりながら走ってゆく。この調子では試合開始には間に合わないし、駐車場も不安。広島ＩＣで下りるか。１３時４０分ごろＩＣ到着、そのまま紙屋町に走って停めてタクシーで広島スタジアムへ。
　いつも思うが、「今日なんか試合あるんですか？」って必ず訊かれるので、もっと情宣してほしいと思いました。たとえば京都のタクシーの運転手さんとか、サッカーの話が結構通じまっせ。

　携帯で試合内容をあれこれ想像しながら広スタ着。２０分過ぎか。まだ０−０。大きな歓声が上がっている。押し気味に進めているようだ。急いで中に入り、先日新しく買った２００４レプリカを着る。ナンバーは４。桑様でも番場蛮でも米原乗継でもない、外池大亮のナンバーだ。今日はそのトノ様初スタメンということで、いい感じ。あーでも米原くんいたらいくらでも点入りそう。

メンバーは、
ＧＫ下田、ＤＦ小村、リカルド、吉田、ＭＦ井川、ハンジェ、外池、服部、カズ、浩司、ＦＷチアゴ。
リザーブは林、一樹、サンパイオ、眞中、元気。
横浜は、
ＧＫエノタツ、ＤＦ波戸、栗原、松田、中西、ＭＦ上野、那須、由紀彦、大橋、ＦＷ坂田、安永、
リザーブはエノテツ、ハユマ、金子、清水、祐大朗。

　サンフはトノ様初先発に、チアゴの後ろに森崎兄弟を並べる面白げな布陣。横浜はオーソドックス極まりない４−４−２ＤＶ。
　で、試合はサンフペース！中盤でプレス！素早く前へ！森崎兄弟がパスパスパース！チアゴ、服部飛び出す！シュート！
外れる！
エノテツセーブ！
おまえらその中間のとこに蹴りなさい！！
その中、井川早くも交代。一樹登場。そういえば元鞠が多いなうち。
　鞠は全くボールをつなげずポーンとロングボール蹴って坂田を走らせるだけで、特に怖くない。何もできない安永がかなりカリカリしていて、ゴール前のクロスプレイで半ばやけ気味にリカルドに体当たりしゴール内へ押し潰した。ゴール裏から安永に対し大ブーイングと罵声が飛ぶ。至極当然。イエロー出せや柏原。二列目ではユキヒコのクロスが怖いが、吉田が的確な対処をし、ゴール前もしっかり網を張って合わさせない。下田も飛び出してパンチング！うむ！大橋はコロコロ勝手にすっ転んでばっかりでなんにもしてない。怖いのはサンフキラー・上野のミドルだけだ。
　そのようなサテライト同然のザコはどうでもいい。チアゴやっぱすげー！少々遠くのボールでも長い左足をひょいと伸ばして引っ掛けると磁石のように吸引して足元に納め、ぐいぐいと突破していく。体の入れ方も競り合いも激強で、松田も栗原も一人では何ら守備の役に立たない。

あっはっはッはっはっは
あの松田がまるでボロ雑巾じゃないか
やっぱり強いなぁ！！あいつは！！
べらぼうに強いな！！存外に強いな！！
怪物（ミディアン）！！
人外（ミディアン）！！夜族（ミディアン）！！
物の怪（ミディアン）！！異形（ミディアン）！！
それはもはや人ではない
化物（ミディアン）！！

カズと浩司がパンパンパスを回してまたシュート！決まらない。しかしサンフが一方的に押しまくって前半が終了した。まあ勝てそうだ。

　ハーフタイム。ピチブ様前半でハットトリックッ！オサレ様がいないともはや吹田守備陣は・・・っ！稲城の勇者もょもとLv48、今日も先発か！桜井はともかく平本一樹の立場は。優勢なのとナビスコなだけあってのんびりとした雰囲気。
　後半開始、サンフペースは変わらない。鞠は、そういえば坂田とかいるんだよなあ、と時々思うくらいで、選手交代も何ら戦局に変化を与えない。岡ちゃんは途中からスリーバックにしてチアゴを徹底マークすることにしていた。そうすりゃこっちの思う壺、森崎兄弟カモォォォン！しかし意外とそうならない。二人がちょっと裏へ抜けるスピードに欠けることもあるが、副審の目がどうも乱視気味で、裏へ飛び出そうものなら片っ端からオフサイドを取り捲る。プレイに関与していない選手が残って、二列目からすばらしい飛び出しやったぜ！というところでオフサイドフラッグ。てめえルールを知ってんのかッ！！小学生からやり直せッ！柏原は後半になってばててくるともう視界が著しく狭くなり、鞠の選手がチアゴを倒そうがハンドをしようが背後から足にタックル行こうが全くお咎めなし。Ｊ１の試合に来るな！おまえには荷が重過ぎる。といってＪ２のほうでも願い下げだろうが。シンガポールで新潟のゲームでも裁くが良い。チアゴも次第にいらいらしてきたか、倒れてもなかなか起き上がらなくなってきた。サボりやさんですね。右サイドの一樹は、確かにサイドの選手としての動きと判断は井川より断然上でさすが本職、という感じなのだが・・・クロスの精度・・・が・・・確かにクロスの精度は低いというのは聞いていたが、もう少しわくわくするようなところにいれてくださいとおもいました。
　ハンジェ、走る！ミスも多いけど、それだけボールにからんでいるということ。ＧＫのフィードミスを受けてすかさずロングシュート、という場面も。外池がまだチームの流れに乗れておらず、今のところ対空迎撃要員＆キープ要員というところなので、彼が動いて散らさないとサンフは死ぬ。服部から裏へ、浩司抜け出しドリブルで突進！中西がついてくるが構わん撃てー！しかし浩司は切り返しシュート、中西に当ててしまった。ゴール正面でフリーのチアゴが「何でデスかー！」という風に両手を広げる。浩司、切り返しがもっと鋭ければ完全にフリーになれただろうが、アクションが中西に読まれたか、体を残されてしまった。サンフはなおも攻める。鞠は副審のオフサイドフラッグ頼み。サンフ、カズを下げて眞中投入。眞中、ゴールへ向かう意識を前面に出すが、ゴールはなおも生まれない。セットプレイ崩れから服部のクロスに外池ヘッド！前へ出かけたＧＫの後ろに飛んだが、ボールは惜しくもバーの上を越えていった。ここでサンパイオ出せ！しかし小野監督動かず。試合終了間際、、左に開いたハンジェがダイレクトクロスをゴール前に上げる！最終ラインを完全に切り裂き、チアゴが飛び出してトラップ、ＧＫ飛び出す上を破ってシュート！
ポスト！！
チアゴばったりと倒れて起き上がれない。だああ時間ない早く起きてー！何とか起き上がったが、しかしほどなく試合終了。またしても勝てる試合で勝てなかった。いい試合だったが、３試合連続でこういうゲームでは、そして相手は１０人の市立船橋高に翻弄されてＰＫ戦にまで持ち込まれちゃうくらいのつよさの二線級Ｆ鞠では、ブーイングもしょうがない。Ｊ１のチームと互角以上に戦えますよーっていうのを見せるために戦っているのならあんたたちは今のままでもいいかもしれんが、こちとらサンフが敵をピッチ上で思うさま陵辱屈服させるのを見てアドレナリン大放出し腹の底から「ザマミロ＆スカっとサワヤカ」の笑いが出てしょうがねーぜっ！となるために来ているんです。形はできているんだから、次こそ頼む。こちらはゴールに渇いている。
市原の門を破れ、砕け、毀て！！

　バスで紙屋町界隈へと戻る。今日もスッキリしないので「サンフユースX-File」が作れそうなユース裏話聞いたりとかササメケ最終巻とかトニたけのガンダム漫画とかその他諸々衝動買いしてたらお金がなくなっちゃってしょうがないから国道２号線走って帰ってたらひどく眠くなって完璧居眠り運転しながら何とか家に帰り着く。ふー無事に帰れた。見たかわがセブンセンシズを。
　で、ササメケ読む。
あーもーこれくらいの泥試合見てーよー！！
安土桃山ホスィ