むらさきぐま日記2004.ver.1


2勝3分け2敗。


1.VS清水3/13 2.VS吹田3/20 3.VS浦和5/2 4.VS桜5/5
5.VS成金5/9 6.VS鹿6/13 7.VS家鴨6/19




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6月19日 広島ビッグアーチ 曇のち雨
VSアルビレックス新潟

 セザール・サンパイオ、日本でのホーム最終試合。一時は引退を決意したが、ブラジルの3クラブからもオファーがありどうするか迷っているようだ。最近のプレイを見る限り、まだ充分やっていけると思うので、プレイする機会があるのなら続けてほしいと思う。最後は故郷ブラジルのクラブでキャリアを終える、というのもごく自然なことだろうし。ホントはウチで続けてほしいけど。ともかく、今日は退団セレモニーもあるし、絶対に負けられない。行くぞ。
花は爛漫咲き乱れ のどか和やか常春の
マリネラ一の 美少年
それがパタリロ 天才奇才 何を仰るウサギさん
あの顔姿 どう見ても
(中略) まっ白け


そのわりには車内で『クックロビン音頭』とか聴いていて何だが、試合前のリラックスも重要なのですよ!
「マリネラ」を「サンフレ」、「パタリロ」を「前俊」に変えれば、前俊ソングとしても使えると思います。
 前日また飲み会があり、今度はしたたか飲んでしまってちょっとヤバめな状態だったが、わが肝臓はいい仕事をしてくれて、今朝にはきちんと運転できる体調に仕上げてきてくれた。ブラボーだ。でも疲れは残っており、さらに時々心臓が重くなる感覚に襲われるので、ちょっと気をつけたほうがよさそうだが。
 あと、「お勉強 J1界 なりたいよ ファンタジスタな男の子 うきうきだよ〜」とか二日酔いをかろうじて免れた頭の状態でど阿呆な歌をいくつも歌いながら五日市ICで下りる。
 広域公園着。アルビツアーバス、四台ばかし見えた。13時少し前。疲れた。しかも暑いぞ。スゲー晴れてるし。雨降るのか?もうちょっと休憩するために、ふらふらと第一球技場へ。坂を上がると。広島県高校総体の準決勝第1試合を終えた観音と銀河の選手が着替えたりしていた。3−0で観音が決勝進出を決めている。次は皆実と国泰寺の試合だ。国泰寺を生で見るのは初めて。
 スタンドへ上がると、ホーム国泰寺、アウェイ皆実、バックスタンドに部員応援団が集結している。国泰寺のほうすごく多い。試合前からノリノリで、応援歌?とかアニソンアレンジの応援歌を歌いつつはしゃぎまわっている。なんかイメージと違うな。国泰寺は白、皆実は緑黒のスイカユニ。皆実は先日のサンフ戦メンバーに森重が加わり、万全の布陣。でもポストの鞆工がいないな。でも藤本小笠原のツートップでも文句はないが・・・ドイスボランチは森重・細田のサンフジュニアユース出身の同級生コンビ。いい感じだ。
 試合開始。立ち上がりから皆実が組織的守備で国泰寺の攻撃陣を分断、ゲームを支配する。そして14分、左サイドの攻撃からゴール前へスルーパス、ニア小笠原が飛び込んでGKと競り、こぼれたボールにさらに食らいつき、DFと競って左サイドにこぼれたボールを藤本が中央にグラウンダー折り返し、上がってきていた細田がダイレクトで蹴り込んで皆実先制!
 しかし、皆実の攻撃にイマイチ迫力がない。攻撃的MFの二枚が有効にボールに絡めないので、ボランチとツートップの前が空隙となっており、スムーズにボールが流れない。フィードに小笠原が走り込む、という場面が頻繁に出てくるようになった。速いから見ていて楽しいが。
 前半はそのまま1−0で折り返し。後半、皆実は攻撃的MFを入れかえ、さらにFW鞆工を投入してきた。だが、後半半ばからはリードしていることもあって攻撃がえらくペースダウンしてしまい、もどかしい展開が続く。眠くなり、うとうと。終盤に近づき国泰寺が前掛かりになるとカウンターで立て続けに決定機を迎えるがことごとく外してしまい、コーナーでの時間稼ぎに入った。国泰寺はそれをはね返し、ロスタイム突入直前、CKを得た。GKも上がってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!キック!ニアFW10がダイビングヘッドで・・・ゴール!土壇場で国泰寺が追いつき、試合は10分ハーフの延長戦に入った。
 しかしボールポゼッションは圧倒的に皆実、波乱はあるまい・・・と思っていたが、そのとおりに延長前半、右サイドの崩しから最後は鞆工がゲット!後半最後に国泰寺捨て身の反撃を受けたが、守護神・藤井賢心がスーパーセーブ連発でゴールを守りきり、2−1で皆実が決勝進出を決めた。
 第一球技場を出ると、サンフレッチェ・コールが聞こえてきた。バスが入ってきたようだ。ビッグアーチへ向かう。・・・あれ、人少ないな。サンパイオが見られるのはこれが最後だろうに・・・雨、しかも台風接近の予報のせいか?
 暑い。蒸す。まだあんまりスッキリしない頭でフォリアチャレンジをボーっと見る。目の前のピッチで青のユニのチームの4番が軽快な身のこなしときれいなシュートフォームで次々にゴールを決めていくのを見て感心し、それが終わると飲み物を買いに行く。オレンジ軍団もけっこうな数が来ているな・・・こっちは・・・バックスタンドからゴール裏にかけては埋まっているが、メインサイドはまだ空席が目立つ。プレシーズンマッチは大分とびんご運動公園でやる、とアナウンスされた。地味ー。でもそれでこそサンフ!と開き直ってみる。
 飲み物を買って帰ると、下田とさんまが出てきた。家鴨側でも野澤と木寺がアップに入る。そしてベンチ入りメンバー紹介。速報サイトではすでに先発メンバーは発表されているので・・・

サンフ:
GK下田、DF吉弘、小村、吉田、MF駒野、ハンジェ、セザール・サンパイオ、服部、FW浩司、田村、大木。
リザーブは昭大、八田、高萩、俊介、元気。
家鴨:
GK野澤、DFアンデルソン、秋葉、アン・ヨンハ、MF梅山、山口、桑原、鈴木、FWエジミウソン、上野、ファビーニョ。
リザーブ:木寺、三田、栗原、寺川、船越。

サンフはリカルドが累積警告で出場停止、カズが靱帯損傷、チアゴが捻挫かなんかで出場不可能。チームの軸の三人がいないという非常事態。しかし今日の先発メンバーも出場経験充分のメンツ、この特別な試合に気合入れてやってくれるだろう!中略して選手入場!ああっ、サンパイオがキャプテンマークっ!粋な計らいだな。さあキックオフ!
 序盤は拮抗した展開だったが、徐々に新潟が押し込んでくる。上野に当てて二人のブラジル人に突破させるか、ボールを回して両翼を走らせる、という狙いがハッキリしているので、桑原も難しいことを一切せずシンプルなプレイに徹している。サンフはプレスをかけるラインが低く、後ろで回されて自在に展開されてしまう。鈴木慎吾はキレキレで、何度も駒野をちぎって突破する。駒野、疲れが溜まっているか?
 田村は試合開始直後に強引な競り合いのファウル繰り返し違反でイエローをもらってしまい、競り合いに迫力がなくなってしまった。大木はそれなりにいいプレイをするものの、まだフォローが少ない状況で力を発揮できるレベルにない。浩司は妙に消極的で、すぐにボールを受けに下がってきてしまう。時にはドイスボランチの後ろにまで戻ってきてしまう有様で、これでは有効な展開などできようはずもない。駒野はキレを欠き、ハンジェは動き回っての守備はいいものの、そこからのダイレクトのパス出しが不正確極まりなく、ほぼすべて相手に渡してしまう。トップ下の選手でもあるまいし、ボランチがそんなにチャレンジパスを出してどうする。もっと確実につないでくれ。この試合にかける気合が見事に空回りしているという感じだ。服部も周りがそんな感じなのでおいそれと上がれない。吉田はいいカバーをしていたがつなぎが不正確。吉弘も駒野がメロメロなのであたふた。小村が必死にDFラインを統率、踏みとどまる。下田は新潟CKからの決定機をニ連発でセーブするなど守護神ぶりを発揮するが、近年向上していたキックが妙に不正確。連携も皆無で、ボールを持ってもすぐにミスパスでボールを失い新潟に攻め込まれる。
おまえら本当に毎日一緒に練習しとるんか!?
実は常々そう思っているけど、今日はその最たるもの。チームがバラバラ。自分のことで精一杯、という感じだった。ただ一人、セザール・サンパイオを除いては。
 サンパイオは、この日他の誰よりも輝いていた。運動量も、プレイの質も、気迫も。危険な場所には常に顔を出してボールを奪い、キープしそのままドリブルで持ち上がってパスをさばく。何度攻められても、サンパイオはそのプレイを徹底した。彼がボールに触れている期間が、唯一サンフが息をつける時間であり、攻撃に期待が持てる時間だった。
 本当に凄い。真のプロフェッショナル。すでに36歳の、W杯も経験した大選手がこれほどまでに体を張り、削られながらも必死にボールを保持し、前へ前へと進んでいく。全盛時に比べたらスピードもパワーも落ちているだろう。しかし、この気迫と執念、そして真摯な姿勢はどうだろうか。この試合のほかの選手たちのハートをすべて合わせても、サンパイオのハートの光輝の前に立てば、ゼウスの真の姿を見たセメレーのごとく、一瞬で焼き尽くされてしまうだろう。

 これで引退なんて、ありえない。今からでも遅くない、再契約してくれ、さもないとサンフはセカンドステージひとつも勝てないんじゃないか。他の奴らは何やってるんだ。若いだけかよ・・・・スタンドのフラストレーションも頂点に達した。
「シュート撃て!」「シュート撃て!」
しかし事態は変わらず、前半終了。同時にブーイングが沸き起こり、
「戦え広島!」
の怒りのコールが轟いた。情けない。サンパイオのホーム最終戦なのに、何でみんな燃えないんだ?「誰かのために」って、一番わかりやすいモチベーションじゃないか。どうして?これで力を出せないような者が、優勝へのモチベーションなど持てるわけがない。サンパイオ以外みんな辞めてしまえ!サンパイオとユース、そして去年の三年を呼び戻してチームを組み、試合をやったほうがよっぽど心のこもったマシなゲームをやってくれるだろう。
 ハーフタイム、控え選手も早めに引きあげていった。立て直せるだろうか・・・?
 後半開始。元気が田村に代わってイン。妥当。あとはどのタイミングで大木に代え俊介を投入するか・・・
 元気はホイッスルから全開でボールを追い回す。ハイボールにもきっちり競り合う。前半、サンパイオ以外誰もできなかったことをやり始めた。これと共にサンフもようやく息を吹き返す。浩司はどんどん前へでて勝負するようになってきた。連携のまずさは変わらないが、戦う意識が違うだけで見違えるようなサッカーになり、新潟を押し込んでゆく。そして後半20分、大木に代えて前田俊介イン!俊介コール!
 俊介、独特の間合いで巧みにボールを保持する。そして、

獲物狙う獣のように 息を潜めチャンスを待って 
春夏秋冬いつでもじっと 勝負の流れ読んでいる 


って感じで鮮やかに決まるスルーパス!複数人に寄せられながらもトリッキーなタイミングで右のオープンスペースへ!駒野が感じていなくて追いつくのがやや遅れ、クリアされてCKになったが、まずはOKなつかみだ。しかし彼がボールに触れることで、ボールに生命が宿るような感覚がする。他の人間の適当なパスと違って、明確な意思がこもっているからだろう。トリッキーで合わせづらいけど。服部のクロス、ニア元気が後ろに落として、ハンジェがダイレクトのミドル!ファーを狙う、野澤飛びつく、しかし捕れない!ボールは―――わずかに右ー!ああああ惜しい!
 流れを変えようとする新潟は梅山に代え寺川、テクニックを見せていたエジミウソンに代え栗原投入。そしてその栗原の突破からCKゲット。CK、ファーにクリアしてスローイン。ロングスローをクリアしてCKに。右CK、寺川が向かう。キック!ニアに飛んだボールに跳んだのはアン・ヨンハッ!最高点でヘッド、ゴール左に飛んだボールはポストを叩き―――内側にはね返った。ゴール、新潟先制。
 アン・ヨンハはゴール裏から看板を飛び越してサポーターの前へ走って行きガッツポーズ!しかしそれをあんぐり見ているヒマはない。ボールをセットしにこちらへ走ってくる選手達に全力でサンフレッチェ・コール!このまま負けたら、サンパイオに申し訳が立たん!そして選手達は猛然と攻撃に出た。リミッターが外れたように前へ出て行く。服部、駒野の両翼も同時に前線に飛び出した。俊介、浩司が粘ってボールを拾う、元気が右のオープンスペースへ走る、浩司からパス、元気抜ける、直前アンデルソンがクリア、しかし駒野がフォロー、ドリブルで持ち上がって左の俊介にパス。PA直前でボールを受けた俊介、あっというまに三人に囲まれる、しかし俊介粘る!細かいタッチでボールを渡さない。

花に揺れる蝶々のように ふわふわとリングに舞って
イーリャンサンスー何人来ても 呼吸一つも乱さない


そして一転切り返してタテへ抜ける!俊介はDFにブロックされたが、抜けたボールを服部が拾った、そしてアンデルソンを切り返してかわし、さらに中へ切れ込む、そして右足シュート!DFが必死の右足クリア、ボールが転がる、その先には、浩司!PA内ゴール正面フリー!
 ワントラップする、ゴールをにらむ、そして迷わず右足一閃!
ゴ――――ル
飛び込むDF、飛びつくGKの間をかいくぐり、ゴールど真ん中に突き刺さる!わずか1分後、すかさず同点!スタジアムがはじけた。
 サンフは逆転を目指しさらに攻め立てる。できるんなら最初からやれっつーの!俊介が中盤からドリブルで一気にPAに迫る、そして倒されFKゲット!誰が蹴る?浩司か、駒野か・・・個人的には俊介に蹴ってほしいが。たぶんお前らより正確だと思います。駒野キック!は抑えがきかず上に外れてスタンドため息。
 反町は山口素弘を下げ、最後の切り札・船越優蔵投入!上野優作とのツインタワーとし、ロングボールからの一発にかける。俊介ドリブルドリブル!チャージで倒されるも、いいチャレンジだもっとやれ!左CKゲット、浩司キック!クリアをサンパイオが右へ振って小村がセンタリング、サンパイオがニアに突っ込み、倒された―――!が笛はなし―――!!
テメェ砂川空気読みやがれエエエエ

前半からスカタンな判定するわサンちゃんにイエロー出すわ、ほんとに場の雰囲気読んでんのか。そこでPK、サンパイオが決めて有終の美だろうが!主審ども、ちったーイエローカード以外でゲームを演出してみやがれ!
 小野監督、吉弘に代え八田投入、船越番に付けた。こちらも勝負に出るならハンジェに代え高萩だったろうが・・・判断は難しいトコだ。試合はロスタイムへ。絶対に決めろ!元気が左へはたく、服部突っ込む、クロス!DFに阻まれてまた自分の前に転がる、それをアウトサイドでもう一度ゴール前へ!そしてそのボールにニア俊介が反応、ゴールポストに激突も辞さずの勢いで猛然と飛び込むとジャンプ一番バックヘッド―――!

ポスト―――

ぐああああああああああ
次!今度も元気から俊介が受け、ドリブルで突っ込んで寄せられる前にミドルシュート!DFに当たる!しかしボールは勢いを失わず後ろへ飛び、PA内へ。そして落下点に浩司が走り込み、ダイレクトボレー!野澤のセーブも及ばずゴールネットが揺れる!スタンドが爆はt・・・
オフサイドッ!!
副審の旗が前に突き出されていた。くっそー見てやがったか。
っていうか貴様らも空気読め!
だいたい前半に服部の折り返しが新潟DFに当たってゴールラインを割ったのを
ゴールキックと判定しといて今度のはきっちりオフサイドを取るたあ、
金もらってんのか!

まだ時間はある!元気、左にはたく!服部が駆け込む!よーし持ち込んでセンタリングだみんな上がれー!

トラップミス

ボールはタッチライン割る

_| ̄|〇


そして試合終了のホイッスル。この試合はドロー、痛み分けに終わった。
 「・・・選手、スタッフ、会社、サポーター、すべてのサンフレッチェファミリー、そして日本・・・この6年半ありがとうございました。
この思い出は、死んでも忘れません・・・・」
サンパイオの退団セレモニー。サンパイオのお別れの挨拶にみんなは静かに聞き入り、そして大きな感謝の拍手を送る。試合終了と共に雨が降り出したが、ほとんどの人は帰らない。律儀で人のいい家鴨サポたちも雨の中身じろぎもせずにそれを見守っていた。自分は「OBRIGADO SAMPAIO」の横断幕の「オブリガード」の部分を持っていたので、前が見えなかった。
 下田、そして小野監督からの花束贈呈、そして最後に、かつて横浜フリューゲルスで「J最強ドイスボランチ」を組んでいた山口素弘が登場し、サンパイオに花束を贈った。最後にこういう場で相見えることができたのも何かの縁。サンパイオの日本での歴史を感じさせる一幕だった。この場面は無理やり顔を出して見させてもらった。
 それからサンパイオの場内一周。アウェイ側の家鴨サポも「オーレ・サンパイオ」コールで歴戦の勇士を讃え、握手を求める。サンパイオはそれに応え、彼ら一人一人と握手を交わしていた。そしてバックスタンドからホームのゴール裏へ。ここまで来た時には、両手はサポーターからの花束やプレゼントで一杯だった。
「サンパイオ!サンパイオ!セザール・サンパイオ!」
おなじみのコールを声を振り絞って贈る。サンパイオがメインスタンド側へ去り、最後にもう一度場内へ向かってあいさつするまで、コールは続いた。

 サンパイオは今日の試合(ていうかすべての試合においてそうだが)、本当に立派だった。それにひきかえ他の選手は!とくに浩司とハンジェ!テキトーな山なりの放り込みパスばっかりやりよって!俊介みたいにビシッとグラウンダーで通せっちゅーねん。他に良かったのは、まずはその俊介。もう、サンフののぺーっとした攻撃にアクセントを付ける存在として欠かせない。元気もここ最近では出色の出来だった。見事に試合の流れを変えてくれた。この二人をメンバーに入れていた小野監督に乾杯。磐田戦も行け!ドローは狙える。いや勝て!
 それにしてもピクシーや小野伸二のセレモニーではハデに引き立て役になったくせに身内のセレモニーには少ししょっぱくするとは、サンフもカスタマー・サティスファクションへの意識に欠けるところがあるな(川口のさよならゲームで負けた鞠に比べればいくぶんマシだが)。もっとキメる時にはキメてくれるカッコイイ人たちになってください。頼む。
 磐田は鹿島に撃沈され、最終節は勝つしかない状況。それを打ち砕くことこそサンパイオに対する恩返し。やれ。

6月13日 広島ビッグアーチ 晴
VS鹿島アントラーズ


5月9日 広島ビッグアーチ 曇のち雨
VSヴィッセル神戸

 デカレンジャー見逃したあああああ_| ̄|〇
 ボス(犬)が宇宙刑事デカマスターに蒸着して怒涛の百人斬りに燃える大見得、そしてとどめに石野真子をお姫様抱っこで救出!と鼻血即ブレイクな30分だったことを知ったのは目が覚めて30分ほどの9時過ぎだった。寝坊した原因である疲労感、そして陰鬱な天候とあいまってなんか神戸戦に行く気が失せかけ、しばらくぼーっとする。しかしこの敗北感はサンフの勝利で癒さねばなるまいて。11時過ぎに家を出る。もうビッグアーチ前の駐車場は無理だろう。
 天気予報は雨だったが、福山を出るときには止んでいた。ならあっちも大丈夫か。途中高坂PAでひと休みし、寝ないように山陽道を走る。何とか生きた状態で五日市ICを下りたが、この天気に関わらず意外にAシティー方面の道路は大渋滞で、今日も結構入りそうな感じ。しまった、西風新都で下りりゃよかった。スタンドに上がれるのは試合開始時間ギリギリか・・・
 石橋さんがサンフのスタメンをコールするのが聞こえる。ビッグアーチ着。
GK下田、DF小村、リカルド、吉田、MF駒野、ハンジェ、外池、服部、カズ、浩司、FWチアゴ。
リザーブは佐藤昭、吉弘、サンパイオ、田村、大木。
3−6−1に戻し、カズと浩司がトップ下に並ぶ。サンパイオは最近の連戦疲れを考慮してベンチスタート、外池がハンジェと組む。小村が吉弘からスタメンを奪い返し先発。林が練習中に負傷したためにさんまがまたもベンチ入り。吉弘もしっかり入っている。そして大木勉がやっとこ復帰。どこまで動けるか?
 神戸は守備の要・バウルが怪我で出場せず。藤本主税はいた。名前が出たときは多分凄いブーイング出ただろう。でもシジクレイの居ない神戸っていうのはなんか味気ないなあ・・・おや、

白と黒は俺達の誇り

という大断幕がアウェイゴール裏に。
いい年こいた大人がああ
白だの!!!黒だの!!!白だの!!!黒だの!!!白だの!!!黒だの!!!
(局地ネタ)
と思ったが、そういえば神戸はミキティ社長の一存によりチームカラーが白黒からクリムゾンレッドに変更されるという話。クリムゾン、すなわち血の色。そりゃイヤだろう。浦和とか鹿島とか、あとFC東京あたりには似合いそうだが。J2では鳥栖あたりならイメージチェンジできてナイスだろう。とか考えてたら試合が始まってしまう。
 選手入場。Smoke on the Waterに重なり、広島交響楽団の演奏するヴェルディの歌劇《アイーダ》よりの凱旋行進曲が鳴り響く(さすがにこの湿度では野外演奏は不可能。トランペットのみによる演奏)。さあ、連勝に向け発進せよ。
 神戸がホーム側の陣を選択し、キックオフ。ああ、それがしに前半からサンフのゴールを目の前で見せてくれるということか!立ち上がりからサンフがボールを支配し攻め込む。服部はコンディションを整えてきたようで、キレのある動きが戻ってきた。チアゴのポストから森崎兄弟のパスワークで左サイドからどんどん崩してゆく。駒野は神戸の一番の脅威・藤本を完全マークし、まったく自由にさせない。右の薮田も服部への対応で攻めあがるどころではなく、かくて両翼をもぎ取られた神戸をサンフが自在に切り裂いてゆく。
 中盤でボールを奪ったサンフ、カズにパスに入れる。カズ、前を向くとDF二枚の間をズバッと通すスルーパス!そこへ、大外から服部が走り込んできた。戻ってくる神戸DF、しかし服部はダイレクトで中央に折り返す、そしてそこへ走り込んできていたのは・・・浩司!
ゲット!!
ゴールネットが美しく揺れ、前半8分、サンフが早くも先制!カズのスルーパス、走り込んだ服部の折り返し、ニアのスペースへ飛び込んだ浩司、そしてそのスペースを作るためにDF二枚を引き連れてファーに流れていたチアゴ・・・すべてが有機的に連鎖した、鮮やか極まりない速攻だった。ニポ時代を思い出した。この調子でがんがん行けっ!
 それからもサンフが森崎ツインズのパスワークを中心に攻める。彼らは完全に攻撃モードに入っており、点を取るという意識に満ち溢れていた。浩司からのパス、カズが受けてそのままノールックで浩司の前のスペースにループパスを出し、浩司が戻して服部がクロス、ゴール前飛び込んだカズが合わせる!DFとの競り合いでうまく足に当たらなかったものの、これも決定的だった。さらに左サイドに流れたカズのクロスにファー待ち構えたチアゴがヘッド!わずかに右に外れる。

 オサレ押されまくる神戸、しかし神戸の監督はイヴァン・ハシェック。サンフ時代に日本語を完全習得(イントネーションもほぼ完璧!)した、弁護士でもあるこの知将はすぐさま手を打ってきた。右の攻撃的MF薮田を引っ込めて坪内投入、パク・カンジョを薮田の位置に上げてきた。これで神戸の攻守バランスが取れ、両サイドバックも上がってくるようになった。それに呼応して藤本も中へ切り込んで行ったりという自由な動きを始め、マークの受け渡しを頻繁に行わなければいけない状況になる。前掛かりになっていたサンフは中盤をあけてしまい、徐々に神戸に中盤を支配され、セカンドボールをことごとく拾われ、ついには一方的に攻められるという状況になってしまった。外池はハイボールにはことごとく勝利するものの、冷静に確実につなぐ、ということがあんまりないため、ボールが落ち着かない。ハンジェもだんだんテンパってきたようで、前へのパスが通せなくなってきた。イヴァン・ハシェック・・・!スパルタ・プラハやストラスブールで経験を積んだ知将のさすがの采配っ・・・!でも頭が・・・髪の毛がっ・・・!ご自愛ください。
 ピンチ!しかし、サンフには小村が、リカルドが、メグが、そして下田がいるッ!松尾のミドル!下田横っ飛びでセーブ!藤本がCK蹴りまくる!DF陣はね返す!チアゴも迎撃!神戸シュートシュート!外れる外れる!貧弱!貧弱ゥ!そのようなシュートで下田フィールドを破ることなどできぬわアアア!神戸ドリブルでPA内攻め込む、下田飛び出してブロック、キャッチ!しかし倒れたまんま!まずい!起き上がったものの立ち上がれない、脳震盪か?さんまに交代しちゃうのか?はらはらしたが、立ち上がった。OK!
 で、前半終了。よく凌いだ。後半は田村や大木も見たいけど、まずサンパイオ投入で中盤を落ち着かせるのが先かな。
 後半開始。小野監督は外池を下げ、サンパイオに代えてきた。いきなり!早い!もしかしてゲームプランだった?
 神戸は前半の余勢を駆って攻撃を仕掛けるものの、サンパイオが入って中盤が落ち着いたサンフは、しっかりとしたキープから徐々にペースを奪い返してゆく。そしてカズからチアゴにパス。左に流れていたチアゴ、前を向くとドリブル開始。前節なら突破を厭ってすぐに戻していたところだが、今日はフィジカルも前への意欲も復活の兆しが見えていて、何かをやってくれそうな気配があった。
 マークが二枚つく、しかしチアゴははね返しながら前へと突き進む。そして三人目がついた時、突如内側に切り返して一瞬でマークを振り切り、シュート!中央サンフ一人飛び込む、その前でDFがさわる、しかしボールはゴール方面にコロコロ・・・こ、この軌道は・・・

ぱさぁー

追加点ンンン!!

リプレイではゴール前飛び込む浩司へのクロスに見えないこともなかったが、何はともあれゴール!みんながチアゴに駆け寄り祝福する。初ゴールか?それともオウンゴールか?どうなんだ石橋!

「ただいまの得点は!後半7分、サンフレッチェ広島、オウンゴールによる得点でした!」

オウンか。

 神戸の出鼻をくじいたサンフ、押してゆく。神戸はバウルのいないDFラインが脆弱で、いったん押し込まれるとなかなか修正できない。ボールを持っても、有効な組み立てができずにシュートにまで持っていけない。よってサンフは余裕を持ってボールキープし、ショートパス中心にじっくりと攻め立てていく。こういう展開になるとサンフのサッカーは磐石極まりない。堅守速攻先行逃げ切り、勝利の王道モードに入った。試合データではサンフのシュート数11に対し神戸15だったが、神戸のシュートは前半のあとのほうに集中して撃たれたもので、後半はほとんど撃たれていない(広島シュート:前半4・後半7、神戸シュート:前半12・後半3)。安心してみていられる展開になってきた。
 後半は神戸がこっち(ホーム)側へ向けて攻めてくる。右CKゲット、藤本が来た。同時に怒涛のブーイングッ!戦術にフィットせずに出場機会を与えられず、名古屋へ移籍した彼の判断は現実問題として彼にとってもこっちにとってもよいものだったが、よりによってそれがJ2に陥落するときだったというのがこの超絶ブーイングのポイント。藤本もこうも手厚いもてなしを受けては頭にくるよりも苦笑するしかあるまい。ホントに苦笑したかどうかはわからないけど。チアゴ、自陣からの味方スローインをキープ、そのまま二人を引きずりつつドリブルで持ち上がって敵陣にまで達し、倒されてFKゲット。そう、その強さ。来週に期待が持てる。
 入場者発表、13821人。この天気の中、イルハンいない神戸相手に(失礼)これだけ入ったか。
 サンフ、チアゴに代えて田村投入。神戸はレアンドロンに代えて村瀬投入。しかし彼や播戸の飛び出しも、スリーバックが確実にオフサイドの罠にかける。この試合、副審(とくにこっち側の)には何度もブーイングが出ていたが、自分の見る限りでは、前半から神戸DFクリアに駒野が足を出して当たったボールがゴールラインを割ったのを正しくゴールキックと判定し、チアゴの戻りオフサイドを見逃さず旗を上げ、そしてこのスピードある村瀬や播戸のオフサイドをパーフェクトに見極め自信を持って旗を上げるなど、非常に信頼できる副審さんだった。それに引っ張られて主審の松村氏も(普段はあんまり信用ならんが)無難なゲームコントロールができたと思う。こーゆー人に毎回来てもらいたいんスけどねー。

 田村はイマイチな出来。いつもより運動量少なく見える。そう見えたのもチアゴの出来がよかったせいで相対的にそう見えてしまったか、それとも点を取りたい意識が強く真ん中を離れることを厭ったか?ついでハンジェに代え大木勉投入!やっとこ帰ってきた!出来は・・・・えーと・・・えーと、今回は試運転というところ、デスね。おめー田村!大木はサイドに流れて何かできるっつータイプじゃねーだろ!おまえがサイドに流れてボールを引き出し真ん中の大木に入れるっつー形に持っていかな!もー、大木が左サイドに流れてボールを受けてDFと一対一、抜こうとしてカットされたシーンは悪い形!大木に服部みたいなことは無理!大木も久しぶりの実戦のピッチを走り回りたかったのか、妙に動きすぎて柄ではない場所でボールを受けるシーンが多かったし、ボールコントロールもおぼつかなかった。試合後のコメントでは「今日の試合は娘には見せたくないですね」と言っていたが、全面的に同意しよう。
 とはいえ神戸にペースは渡さない。神戸は最後に播戸に代えカズゥ投入。なんだサービスですかハシェックさん・・・と思ったが、カズゥの体のキレや動きの質を見ていると、なかなか危険な匂いを発散していた。老いたりとはいえキングと呼ばれた男、まだまだ健在を感じた。カズゥはキュッキュキュッキュと走り回るものの、ゴール前ではリカルド・小村・吉田がパーフェクトなディーフェンス!ディーフェンス!で最後まで集中を切らさず。ベテランの味っつーやつですねー。そしてホイッスル、今季初といっていい快勝を飾った。
 森崎兄弟がさらに攻撃的になっていた。守備はもう後ろに任せ、自分達とチアゴとサイドのどちらか一人の四人でゴール奪ってやる!という気概が見えた。守備バランスがやや崩れたが、今まではそこに気を遣いすぎて攻撃が薄すぎた。今日は押し込まれる展開もあったわけで、今後そこら辺の折り合いをつけていけばいいだろう。そういうことで、今日はチームがさらに前へ一歩を踏み出した一戦。バランスに腐心していては何も前に進まない。調和を崩してチャレンジすることが進化につながる。早くハンジェがミドルシュートを撃ちまくれる状況にまで持っていければ、得点力はさらに高まる。それにすでにベースができている組織的守備が加われば、ウハウハな未来が待っているよ。
 早めにビッグアーチを辞し、駐車場の渋滞を辛抱して高速4号で市内へ行き、紙屋町界隈でちょっと買い物して、帰る。帰る途中で結構気分が悪くなったが、何とか帰り着いた。

5月5日 長居陸上競技場 晴
VSセレッソ大阪

 さあ長居に勝ちに行こう。家を出て、車に乗って福山駅へ。ブラームスの交響曲第1番(ヴァント指揮北ドイツ放送響)のDISCをIN!第4楽章を聴く。

さあ歌おう 短調から長調へ 喜びのコラール 
「悲劇」から「希望と救済」へ
歌え!歓喜の歌を―――


とは、『のだめカンタービレ』作中で千秋真一がその楽章を振っている時の心の叫びだが、こっちも今日の試合で悲劇から希望へと転換する所存。
 ヴァント盤のフィナーレ、もーちょっと速いほうが自分の好みだが、それはおいといて福山駅着。
 今日の試合は簡単に言えば最下位争いなのだが、それだけに絶対に負けられん。ここに勝たずして一体どこに勝つというのか。んー神戸と柏くらいならホームで勝てそうな気がする・・・が、今はそんなことを考えている暇はない。さて行こうか、遠くの敵と戦をするために。
 レールスターで新大阪へ。ユースのもみじカップ順位決定戦、まずは福岡U−18に勝ったようだ。そして、ナイキプレミアカップジャパン決勝、ジュニアユースは柏JYと対戦・・・前半は互角・・・後半も互角・・・ああっ比嘉のVゴールか!負けたーっ!準優勝か。惜しい!でも最近は毎年のように決勝進出してるし、来年は森保翔平くんが大活躍して優勝、とかしたい。
 新大阪に着くと、すぐに御堂筋線のりばへ。マクドで簡単に昼飯を食べ、御堂筋線で長居へ。長居へ着くと、帰りが混んでいたらいやなので先に梅田までの切符を買っといて、それから外に出る。てくてくと歩いて陸上競技場前へ。13時30分過ぎ・・・GWにしてはまだそんなに人いないな。A席アウェイのチケット買ってアウェイ側入り口へぶらーと歩いていくと、第2競技場で何か試合をやっているようだ。関西学生リーグか・・・?
関西大−大体大
関大!吉村修平出てるか?ゴール真裏のゲート隙間から電光掲示板を見る。
32 ヨシムラ シュウヘイ
出てタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
でも0−1で負けてル━━━━(゚∀゚)━━━━!!

おら前田雅文さっさと点を取りやがれ。
 吉村は左サイドに張り、得意のスピードドリブルでチャンスを作るがゴールに結びつかず。結局そのまま試合終了、関大は敗れてしまった。惜しいな・・・おや次の試合があるようだ。
阪南大−関学大
関学か・・・最近はへんなニュースで世間様を騒がしてばっかりだけど、母校だし、ちょっと観て行こうか。プログラムを買ってスタンドへ上がる。話によれば、吉村と同じくユースOBの関学の守生健司は先発、阪南の寄井憲は累積警告で出場停止らしい。
 両チームの選手が出てきた。関学はチームカラーの青で登場。守生は背番号12、3−4−3の左ストッパーの位置にいる。プログラムによれば、愛称は「たまちゃん」らしい。皆実出身の小松創太も右のサイドハーフで先発だ。同じくプログラムによれば、体脂肪率20パーセントとのこと。ほんとかよ。
 さあ関学のキックオフ。スタンドの部員達が一斉に「空の翼」を歌い始める。その中左サイドへフィード、FW小松塁がMF岡村優佑とボールを追いかけ、小松ルイがボールをキープ、そのままタテへ切り込んでセンタリング、そしてこれがファーに抜け、走り込んできた背番号10、センターFW岡野克之がダイレクトで合わせる!
ゴール!!
いきなりキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 スタンドにいる部員からの野次が凄い。大学らしくて、いい。右サイドで小松創太がボールを持った。すると創太コール。メロディは「ロ〜ト、ロ〜トロ〜ト♪」の「ロート製薬」のやつだった。いきなり先制されてしまったうっかり屋さんの阪南大は4−4−2。右の攻撃的MF大西容平がドリブルで突破、守生がマークにつくが、大西は鋭いフェイントでかわして中へ切り込む!ところで守生が倒してファウル、イエローカード!あちゃー。かなり近い位置からのFK、大西が入れるが小松ルイがヘッドでクリア、事なきを得る。
 序盤は先制した関学のペースだったが、阪南大も時間の経過につれ落ち着いてくると実力を発揮し始め、徐々に中盤を支配してきた。面白くなってきた・・・が、14時30分に。試合開始1時間前、行かなくては。席を立つ。
 長居のスタンドへ上がる。
少な―――!!
サンフのサポーターの話じゃない、桜の観客の話。おいおいセレッソ、GW最終日のこどもの日に客を呼ばないでどうすんだ。ガラガラじゃんか!1時間前でこれじゃ、1万来るかどうかって感じだぞ。何年か前はスタンドが桜色に染まってたもんだが・・・いったい何があったんだ。サンフサポーターは対面にいる桜サポと遜色ないほどの数がすでに揃っている。アウェイ席の関係でゴール裏からややメイン側に並んでいるが、この位置は上に屋根があるから、存分にコールが響いてくれるだろう。
 今日は試合前のコールは一切なしで、みんなでピッチをじーっとにらみつけている。桜サポのほうから「上村セレッソ!」コールが何度もあてつけのように飛んでくるが、そんなのはこの試合に勝ってからやれっつーに。だいたいリーグ最多失点チームのDFを讃えとる場合かーッ!こっちはそれどころじゃあないんスよー。スタジアムジョッキー氏も上村コール煽っている。お前らのん気すぎます!
 さて、メンバーは、
GK下田、DF吉弘、リカルド、吉田、MF駒野、カズ、サンパイオ、服部、浩司、FWチアゴ、田村。
リザーブに林、外池、高木、眞中、松浦。
桜は上村が先発、しかし4バックか・・・前節の試合後に大久保嘉人さんが「今の桜は高校生以下」とコメントしていたが、大丈夫なのか。
 サンフのシュート練習、相変わらず入らないのにくらくらとしつつ、キックオフ。同時に「アレアレ広島!」のコールが屋根に反響し、長居に響き渡った。
 立ち上がりからサンフがショートパスをバシバシつないで攻め込む。両翼にも次々パスが供給され、駒野が、服部が次々走り込んでクロスを放つ。好機を量産するが、なかなかゴールは生まれない。まあいつものことだが。今のウチがゴールするには、気の遠くなるほどチャンスを作り続けねばならないのだ。走れ、駒野、服部!
 田村は前線からアグレッシブ。持ち前の前線からの守備力を遺憾なく発揮、ボールカットも何度か見せる。吉弘は浦和戦と同じく普通にいいプレイ。空中戦はやはり強い。また体の使い方がかなり巧い。吉田は服部の裏のスペースを見事に埋め、相手の攻撃を体を張ってことごとく止める。そしてリカルドはロブレクとマッチアップ、なぜかえらくヒートアップしていた。あんまり熱くなるなー!
 サンフのパスワークにセレッソ全くついていけず、ファウルを繰り返す。そして主審は家本、糸の切れたタコのようにカードを出しまくる。そして桜のラデがイエロー二枚で早々と退場。しかし今のは贔屓目に見てもキツイ。微妙なクロスプレイでどちらのファウルとも取れるし、イエローが出るほどのものでもなかった。
 これで数的優位に立ったサンフは攻めまくってシュート撃ちまくるが、さっきのシュート練習よろしく枠を全く捉えない。練習でできないことが本番でできるはずもないのだ。でも。たーのーむーよー。と、カズがドリブルで中央突破、PA侵入直前でバックチャージ受け転倒!ホイッスル!イエローでた!よしいいとこでFK!誰が蹴る駒野か浩司か?・・・・・え?桜のFKって、今のシミュレーションとったのか?
家本―――
カズがそんなことするかっ!どこ見てんだこの節穴!
 いつもの展開でハーフタイム突入。しかしさすがに2点くらいとってなきゃいけない展開だが・・・チアゴがひどすぎる。競り合いもキープもドリブルもシュートも、何もできない。早く松浦と代えたほうがいい。
 さて後半開始。サンフが押し込む。そして吉田が倒されてFKゲット。左サイドのFK、駒野が向かう。キック!低く速いボールがゴール目掛け曲がり落ち、ニアに走り込んだカズがヘッドで反らせて――ゴール!!ボールはGK伊藤の脇をすり抜け、ゴールネットを揺らした。やっと来た!
 これで怒涛の攻勢に出るサンフ。しかし肝心のチアゴがトロくて決められない。コンディションが悪いのか前へ突破しようとする意識が希薄で、すぐに切り返してボールをはたいてしまう。スピードもなく、抜け出せるタイミングでもすぐに追いつかれ、相手に突っつかれてボールを失ってしまう。それでもカウンターでうまく抜け出しGKと一対一となったが、ループ一発で事足りるところGKを抜こうとし、GKと交錯して倒れるもののシミュレーションをとられてしまう有様。だめだこりゃ!次行ってみよう!ってかんじ。
 守備はセレッソの攻撃を封じ込む。特に吉田は獅子奮迅の働きで、相手にどつかれたり蹴られたり肘打ち食らったりしながらもボールを奪い、キープする。かっこよすぎるぜメグたんッ!!それはともかく早く点取れよ。その中、田村に代えて眞中。古巣のピッチにふたたび立った眞中、いきなり下田のフィードに抜け出しGKと一対一!シュート!・・・はGKに当ててしまいゴールならず。次いでチアゴに代わりスピードスター・松浦投入。するといきなりその松浦が右のオープンスペースをぶち破って独走、センタリング!ファー走り込んできた眞中が相手ともつれながらもその陰からうまく足を出してスライディング・シュート!きれいにゴールに突き刺し2−0!よっし決まった!電光掲示板にもGOAL!の文字が躍る。文句の付けようのないパーフェクト・ゴール。しかし、次の瞬間、主審の指示によりセレッソがゴール前からのフリーキックでプレイを再開した。
家本―――
ゴール前からの再開だったので、松浦の飛び出しがオフサイドだった可能性はまったくない。松浦のセンタリングは完璧にマイナスだったので眞中のオフサイドはありえない。残るはゴール前に飛び込んできた眞中が相手DFと競り合いつつシュートしたのをファウルと取った、としか考えられない、しかし突き飛ばしたわけでもない、あれしきのもつれ合いでファウルとるかよ。信じられない判定。家本はサンフのハンドを見逃してセレッソサポからの大ブーイングを受けていたし、その他わけのわからないボケたアホウな判定には枚挙に暇がない。ホントに、これが改善されないのなら日本で笛を吹くのはやめてほしいと思った。真剣に戦っている選手や観衆をなめている。俺たちを馬鹿にするなよ。ネパールとかどう?
 桜はコケコケ、久藤らを投入して総攻撃に出る。サンフはセットプレイから決定的なヘッド!寸前で他の選手が無理にヘッドにいって邪魔したり、ゴール前からのこぼれにカズがミドル!いこうとした時に浩司が無理やり右足で蹴って宇宙開発したりと、ちぐはぐなシュートを連発。そのうちにペースを失い、一人少ない桜に完全に押し込まれる展開になってしまった。左からのクロスにファー森島が決定的ヘッド!ゴール右スミを捉えたが、下田が超人的反応でパンチ!はじき出す。神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!しかし押されまくるサンフ、そして後半43分にセットプレイのボールを拾われ左サイドから佐藤悠介のクロス!これをファー待ち構えた徳重がダイレクトボレー、パーフェクトに捉えてゴールに突き刺し、まさかまさかの1−1同点!
 何やってんだー!またも詰めの甘さが命取りか!何度同じことを繰り返せば・・・
 こっちはもう残り時間全力でコールするしかない。貴様ら攻めやがれ!キックオフ、同時にサンパイオが最前線に出てきてターゲットとなる。フィード、サンパイオ競り合う、ボールこぼれる、桜クリア、しかしこれを拾う、サンパイオ戻ってくる、クサビを入れる、サンパイオ、トラップする、前を向いて、右へパシッとはたく、そこには浩司、トラップ、すっとドリブルで切り込む、ファーで松浦と眞中が動き出す、クロスか、いや浩司そのままドリブルで持ち込む、そして、左足一振り!

GK伊藤が飛びつく

手に当てる

こぼれ押しこめー!

ボールが跳ねる

詰めろ!

ボールは―――

ゴールネットにぱさり

キタキタキトゥァ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ロスタイム早々、浩司の勝ち越しゴール!!
 松浦に代え外池投入!逃げ切りに入る!時間稼げー!右サイドで浩司と駒野がボールをキープキープキープ!粘れー!桜がカットして逆襲するも、はね返してまた右サイドへ。浩司が切り返して中に入りシュート!GKキャッチ、すぐさまパントキック!したところで、笛が鳴った。
やっと勝ったーッ!
 やっとこさ結果を出した選手達をみんなが讃える。しかし・・・疲れた。何で守備組織ナッシングでさらに一人少ない相手にここまで苦戦せにゃならんのだ。ありえなーい。でも今日のところは「生みの苦しみ」ということで許したる。セレッソイレブンにはサポから大ブーイングが。しかし浩司のゴールがなければいまごろはここも同じ状況だったわけで、人のことはとても笑えない。他山の石というやつだ。
 眞中が桜サポのところへ走って行き挨拶。大喝采を浴びていた。やや遅れて上村がサンフ側のゴール裏へとやってきた。拍手が起こる。
「頑張れよー!」
と叫んでおいた。今は桜のディフェンス・リーダー、セレッソの勝利のために心を砕いてほしい。
 あと、小野監督が感謝の挨拶に来られた。
 そーいえば今日はカズ・浩司の森崎ツインズアベックゴール。初めてだ。これからはしょっちゅうやってほしい。おねがいツインズ。
 梅田へ戻り、マルビルのタワーレコードで買い物して、ついでに食べて帰る。

5月2日 広島ビッグアーチ 曇時々雨
VS浦和レッドダイヤモンズ

 4月は土曜日に面白いくらいに仕事をブチ込まれたので、一試合もトップの試合に行けなかった。代わりに日曜日は空いていたのでプリンスリーグなどは見に行けたんだけど。でもトップのゲームを観に行かないと、トップの勝利を観ないとモヤモヤが晴れない!GWの前半も社用で消費され、体力的にもちとつらいが、疲れたなんて言ってられない。相手は浦和。連休のど真ん中、あの赤い人たちがやってくる!三菱自工がたいへんなことになってるが、とりあえずそのことは考えないようにして意気軒昂にやってくる!こっちも堂々と迎え撃たねばなるまい。

 吉田でサンフユースとベルマーレユースの練習試合を観たあと、安芸山中の新緑を愛でつつ千代田ICから中国道に乗り、広島北JCTから広島道に入って西風新都ICで下り、しばし走ってAシティ前を過ぎ、坂を下った交差点を右折してビッグアーチ前へ。また右折して坂を上がっていったが・・・いきなり車の列。
 警備の人が来て、
「駐車場が一杯になってしまったんで・・・」
まだ14時ですが!5時間前でビッグアーチ前満車?昨年の9・23、新潟戦の時みたいだが・・・やれやれAシティ上まで引き返すのか。とりあえずUターンして坂の下でズビズバーと昼食をとり、Aシティ上の広島市所有地であるだだっ広い空き地へ向かう。坂を上がるとき、共産党の宣伝カーを追い越した。こんなところにもアカ━━━━(゚∀゚)━━━━!!チミらも浦和のサポートかよ。そんなこんなで空き地駐車場に入る。ここもすでに4分の1が埋まっていた。まだ15時30分だ。相当来るのか?
 座席を倒し、しばらく仰向けになって休む。・・・・・・・暑い。出る。

 ビッグアーチ正面に回り込むため、いったんAシティ中心部まで歩いて下り、そこから右折して広域公園へ。ここを歩いていくと、アウェイ側ゲート前へ出てくるのだが・・・うひゃあもう二百人以上はいる!見事なファランクス(密集方陣)を敷き、戦闘態勢充分!これでフラッグを向けて行進してこられたら、ちょっと逃げさせていただきたいと思った。気合入っていやがりますね。しかもそこへあとからあとからゾロゾロと同士が加わっていく。何人になるんだろう。これはクラブの懐もかなり潤うだろう。ありがとう。
 今年は特典グッズがどんなものか見たかったというだけでBA年間パスを買っていたので、指定席側入り口へ。もちろん中へ入ったらゴール裏に行くわけだけど。で、正面ゲートに行ったらここもすでに折り返し二回の長蛇の列となっていた。めんどくせー。携帯で他会場の経過などを見ていると、少し開場が早まったらしく、列が動き始めた。歩いていったが、前のほうで列が妙なことになっていてちょっと揉めていた。ちゃんと誘導せんとあかんよ警備の人。
 中に入って、ファンクラブカードを読み取り機に通して特典もらうぜー、と思いきやすでに物凄い列。あっさりあきらめた。これ以上並んでいたら体力がもたん。
 ピッチではジュニア世代の前座試合・フォリアチャレンジ。ホーム側のハーフコートではサンフジュニアとピースクラブが試合を行っている。ここではポイチさんの次男の圭吾くんが10番をつけテクニカルなプレイを披露、喝采を浴びていた。ジュニアユースに入った兄の翔平くんともども頑張れ。風間兄弟に負けるな。
 すでにスタンドは見た感じ1万5千をはるかに越えている。これは2万超えるな。
 試合が終わる。両チームのスタメンは携帯で確認済みだ。
サンフは、
GK下田、DF吉弘、リカルド、吉田、MF駒野、ハンジェ、サンパイオ、服部、カズ、浩司、FWチアゴ。
リザーブは林、小村、外池、高木、田村。
浦和は、
GK都築、DF坪井、闘莉王、室井、MF平川、酒井、鈴木、アレックス、山瀬、FWエメ、達也。
駒野復帰後初先発キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
吉弘お菓子杯に続きリーグ戦初先発キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

サンフの両翼が久しぶりに揃い踏み!そして、エメタツを止めるべく吉弘充志出陣!二週間ぶりのゲームでチームもグレードアップしてるだろうし、今日は勝利を頂くぜ!
・・・・・・・と思っていたら、試合前のアップではシュート練習相変わらず外しまくり。大丈夫かよ・・・
 あと、広島チアリーディンググループ“GUTZ”のパフォーマンスはなかなか好評のようだった。でも、試合開始直前にやるのは冗長で気勢を削がれるので、かんべんな。それにしても今日の浦和の応援はずいぶんと控えめ。あれだけ頭数いるのに・・・では、試合開始。
 いきなり吉弘、エメにチャージキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ぶっ飛ばされて転倒するエメ。いいご挨拶っ・・・!全く気後れしていない。さすがに前を向かれたらまだ厳しいが、その場合はリカルドをはじめとする先輩達がキッチリとカバーリング、Jリーグ屈指のツートップを完全に抑え込む。さらに中盤も制圧し、服部、駒野の両翼が次々にサイドを駆け上がる。駒野はコンディションどうよ?とちょっぴり不安だったが、ごく普通にアレックスを圧倒していた。まあ彼が清水にいた3年前から完全に抑えていたし、当たり前のことなんだけど、それが当たり前にできているあたり、完全復活といっていいだろう。やはり別格のプレイヤーだ。服部はやや疲れがあるのか、平川に裏を取られるシーンがあったが、吉田がカバーする。突破の時に動きが鈍いが、横浜戦の疲れだろうか・・・
 さて、ハンジェの動きはこの日も溌剌で、動き回ってボールに絡み、徹底的にダイレクトでパスを散らす。カズと浩司が反応してパスを回し、チアゴへ・・・・と、そのチアゴはツーリオにべたーと憑かれて窮屈そう。ならばと浩司が積極的にシュートを撃つが、ミドルレンジからのシュートでなかなかゴールを破れない。
 吉弘、普通にチームにとけ込んでプレイしている。やる!
 ゲームを支配し、浦和にはろくにシュートを撃たせず、ボールを回しまくるものの相変わらずゴールが奪えない。いつもの展開だな・・・と思いつつ、前半終了。

 後半立ち上がり、浦和に左サイドを崩されるものの、センタリングからニアに走り込む達也に吉弘がタックル、ボールをはじき出す。この時の接触で達也が負傷したようで、じきに選手交代。お、野人出るかな?と思ったら長谷部だった。中盤の右に置き、3−6−1とする。
 服部のクロスをチアゴがヘッドで前に落とす、ツーリオ、ハンドで止める!が笛はなし。チアゴが驚いてアピールするが判定は変わらずインプレー。カウンターからカズのスルーパスが左へ、チアゴがフリーで抜け出す!やたー!シュート!
右へ外れたー!
そこから外すかおめー!!
 後半半ばになると、いつものようにガス欠が始まった。浦和がボールキープする時間が長くなる。シュートを撃たれ始めるが、ここからは下田がパーフェクトな対応でゴールを許さない。そして吉弘に代わり田村投入!4−4−2とし、いきなり田村が右サイドをドリブル突破!PA侵入し、切り返しでDFをかわしつつゴール向け進撃、もう一度切り返してシュート!というところでタックルされCKに。浩司が向かってきて、ゴール裏を煽る!キック!はゴールに結びつかず。
 浦和、選手交代。鈴木を下げるようだ、いよいよ岡野で勝負にくるか!・・・と思ったらMF堀之内。さすがギドさん、ドイツ人らしい堅実采配・・・っ!で、最後はお互いどっちもどっち、な試合展開になる。チアゴが倒される!時間がない、早く立て!立たない。倒れたまま。何やってんだこいつは!さっさと交代しろ!しかしいったん担架で出される。高木がスタンバイするが、チアゴはピッチに戻っていった。自分で何とかしようという意気込みはあるようだが・・・そのままホイッスル、スコアレスドローとなった。

ムキー
主力はナビスコの横浜戦休んでこの試合に臨んだんと違うんか!!
あの試合に出た青山や西河はただの負け損か!!
この怠け者どもぐぁ――――っ!!
出直して来い!
 疲れた。本当に疲れた。しかも空しい。帰るにしてもひどく疲れていて、途中何度も休憩して、やっと家に帰り着いたのが次の日の0時50分。今日のもみじカップ、行くのやめようかな・・・と思いつつ、何とかサイト更新だけでも・・・と思いつつPCに向かったが、どうしても進まず、シャワー浴びて戻ってきて再度PCに向かったら、そのまま寝てしまった。

3月20日 万博競技場 曇時々雨
VSガンバ大阪

 関西へJの試合を観に行くなんて2年ぶりである(Jじゃなきゃサテライトやユース関連で何度も来てるが)。昨年の直近アウェイは西は福岡東は甲府だったので、今年は福岡はともかくとして長居に万博に神戸にと、そこそこ気楽に足を伸ばせるのがいい。
 この日は本来会社はお休み、しかし前日に仕事がどうしても終わらなかったために朝来てやらなければならなかったので、早くに行っていろいろと片付けたものの、ほかにもやらなければならないことができてしまってそれを片付けているうちに時計の針は11時をはるかに回ってしまった。
 ・・・・・・でもユニ持ってきてるし、行くしかないぞ。というわけで、駅前の駐車場に車を停め、12時5分福山発ののぞみに乗り込んで新大阪へ。着くととりあえずメシ食って書店に行き、『変人偏屈列伝』『ゴージャス・アイリン』買ってホームに下り、間もなく来た普通に乗って腰を下ろす。
 ここで思った。はてどこで降りるんだっけ。周囲を観察すると、向かいの座席に座っている男女がガンバ戦のチケットを出してなにやら確認している。よかった彼らについていこう。安心して『ゴージャス・アイリン』を取り出し『アウトローマン』を読む。この頃の荒木は白土三平っぽい。茨木が近づくと辺りがちょっと慌しくなり、茨木駅に着くとみんな降りはじめた。それについて降りる。あとはわかる。改札を出て当日券買って高架を伝ってバス乗り場へ行き、ほぼ満員だったバスにぎゅうと乗り込んでしばらくの間我慢する。そして万博到着。
 福山を出るときにはちょっと雨がぱらついていたが、ここでは小降りになっていた。予報と違わんか?でものどかな春の日にまたーりとした試合されるよりは、こういう肌寒い天気のもと、締まった試合をやってくれるほうがいい。ピッチではジュニア世代のチビッコたちがフルコートで試合をしていた。試合開始まで一時間を切ってもまだやってる。やっと終わって整列、拍手。一同が引き揚げていくと、入れ替わりに下田と林が出てきた。林お疲れ!U−23日本代表GKとして6試合2失点、細かいミスもありまだまだなところもあるが、前への飛び出しや正確なフィードなど持ち味も出していた。隣にいるライバルを打ち破り、チームでもレギュラーを勝ち取ることができるか?
 この日のメンバーは、

GK下田、DF小村、リカルド、吉田、MF井川、ハンジェ、サンパイオ、服部、カズ、FWチアゴ、眞中。
リザーブは林、一樹、外池、浩司、茂木。

浩司もメンバー入り。ここぞで仕事してほしい。
ガンバのメンバー発表。最後にニシノの名前が出た時ブーイング飛んでいたのが印象的。
・・・・・・・・・で。
試合内容なんざ思い出すのもうっとーしい。
吹田はバックラインでボール回してそっからマグロン向けポーンポーン蹴ってくるだけのおまえらJ2か!!的放り込みサッカーに終始。
で、セットプレイ崩れからたまたま先制。
そしたらもう無理せずカウンターに切り替え。
ホームのクセにアウェイな戦い方しやがって。
サンフはショートパスをダイレクトにつなぎ、ハンジェが左右に振ってチャンスを作る。特に左サイドは服部が暴れ回る。
しかし松代がスーパーな活躍で、決定的シュートをことごとくセーブ。
後半から浩司出場、チアゴ、カズと鮮やかな攻撃展開。
でもそのうち疲れちゃった。
チーム全体もバテてお疲れモードに
主審、ダメ。
ガンバ、無理せずボールを回してキープ、そのまま逃げ切る
シュート数決定機とも吹田を上回りながら敗戦。
 くっそームカつく!あまりにも悔しい負け方に、泣いている人も多かった。セカンドではこっちが吹田を泣かしちゃらあ。
次こそ勝て!
 梅田まで出てCD衝動買いし、阪神のワイン売り場でいつものように試飲しまくって憂さを晴らし、帰る。明日はプリンスリーグ初戦、早めに寝るか。
 ...    

3月13日 広島ビッグアーチ 晴
VS清水エスパルス

 さあ来た。早く来い来いとお正月よりも強く待ち望んでいたこの日が。J2のくびき(と言ってはJ2クラブの皆様に失礼なのだけれど、J1から陥落したサンフにとってはまさにそういう感じだった)を解き、青銅の扉を壊し、鉄の貫の木を断ち切って再びJ1にその基を据えたサンフレッチェ広島が、風雲再起をかけて戦いに挑む日が。
 朝早く起き、今年に入って激務連発な一週間の疲れもなんのその、ちょっと会社に行ってちゃっちゃと小事を片付け、給油して広島へGo!

 J開幕戦にふさわしい晴天。いい試合ができそうだ。午前中にビッグアーチ前の駐車場に滑り込み、とりあえず下へ降りて昼メシをズビズバーと食う。開場は14時だしゆっくり並べるなーと思っていると、ふと重大な用事を思い出して青くなる。マズー!と、アストラムライン沿いにA・CITYのほうに向かい、何とか目的を達成してほっと一息。そうしている間にも某氏から前橋育英グラウンドからのサンフユースVS浦和ユースの戦況がメールで飛んでくる。森脇くんスタメンにいない?な、なんだってー!まさかまた・・・と思っていたら後半から出場とのことでこれもひと安心。前半に俊介のFKで先制しているらしい。ビッグアーチへ向かう途中、買い出しに行くらしいシミサポさんがたとすれ違う。
 A・CITY回りなのでアウェイ側の道路からビッグアーチ前へ。オレンジな人が多い。ビッグフラッグが一枚、道端に広がって日干になっていた。結構来ている感じだ。やはり開幕戦ということもあるんだろうか。
 ユニとか取りに車へと戻る。ビッグアーチ前はほぼ埋まっていた。結構歩いたので汗だくになっていたのでユニに着替えて涼しくして、またビッグアーチへ。静岡ナンバーのバスがあった。ツアーか。

 すでに自由席ゲートは一般・ファンクラブとも長蛇の列ができ、補助グラウンドに沿ってのびていた。補助グラウンドではジュニア世代のプレイヤーによる大会が行われている。それを観ていくのも一興だけど、そういえば自分の持っている年間パスはSBだったと思ってメインゲートの方へ。別にSBに座るつもりはないけど、付属のグッズがちょっと欲しかったので。それに、サンフの収益をちょいとでも増やそうと思ったので!偉いぞボク。
 さすがにこっちはそんな列はできていない。みんなのんびりと座って開場を待っている。こちらものんびりと待つ。サンフユースは2−0で浦和ユースを降した。福本くんのCKから森脇くんゲットで追加点とのこと。長旅疲れのせいか試合内容はよくなかったらしい。この後トップの試合と重なるように16:15から国見戦。先日は負けちゃってるから、やり返したいとこだ。さてそろそろ開場。その旨を某氏にメールしたところ、

佐藤くん、出るといいですね。
いや、それはよくないのか(笑)


本日はユースのGK佐藤昭大が堂々の開幕ベンチ入り。しかし実際そういうことになったらこれすなわちサンフ大ピンチ状態といえよう。
 メインからの入場はどれくらいぶりだろうか、考えるのも面倒だからやめて、とりあえず開場と共にとっとと中に入ってもらうもんもらってゴール裏へ。自由席は15分開場が早まったらしいため、すでにB6やバックスタンドは埋まり始めていた。お久しぶりの方々に挨拶などしたりしていると、だんだん緊張してきた。もうすぐ戦いが始まる・・・サンフは大丈夫かな・・・しかしとりあえずピッチ上で行われているジュニア戦を観ることにする。
 ホーム側ではサンフジュニアが試合を行っていた。鉄壁の守備を見せる長身DFの2番、スピーディーな突破の左ウイングの7番、そして中央で圧倒的なテクニックを見せる9番と、組織よりも個人技を徹底的に鍛えるサンフジュニアらしい、観ていて面白いゲーム。向こうでやってる廿日市FCも、小学生離れした肉体の10番の突破やゴールで魅せる。見入っているうちに試合は終わり、開幕戦の開始一時間前となった。
 メンバー発表。
GK下田、DF小村、リカルド、吉田、MF松浦、ハンジェ、サンパイオ、服部、カズ、FWチアゴ、眞中。
サブにはGK佐藤昭大、DF井川、MF外池、カズキ、FW元気。
3−5−2、松浦と服部の両翼という攻撃的布陣。
 他会場ではすでに試合が始まっているところもあり、鞠がアンのゴールで先制したりと面白そうな展開となっている。昨年J2にいた身としてはそちらの状況も大いに気になるところだが、こちらも仙台が横浜FCに0−2とリードされたり京都も大宮に1−1と苦戦中、川崎はホームで鳥栖に先制されちゃったけどジュニーニョマルクス我那覇で逆転!と、結構動いている。スタジアムジョッキーの石橋さん登場、今年も飛ばしていきそう。
 さて、ピッチに下田と昭大が出てきた。わっと歓声が起き、みな立ち上がって拍手する。今年も頼むぞ!二人はゴール前でアップに入る。そして清水のベンチ入り選手が発表され、次いでハイタッチの子供達がピッチサイドに列を作った。さあみんなが出てくる!BGMが流れると同時に、サンフの選手たちが飛び出してきた。それに応じてB6下からフェンスに渡って何本も渡された紫と白の帯が一斉に広げられ、彼らを迎える。そして「ヒ・ロ・シマ!」コール、ベンチ入りメンバーの発表に次いでスターティングメンバーの選手コール!下田、小村、リカルド、松浦、リ・ハンジェ、セザール・サンパイオ、服部、そしてカズ!の新コールはメロディラインがよくわからなかった(藤田俊哉のみたいにもうちょいシンプルでもいいんでは)。小村コールのときは、彼の顔がいっぱいに描かれた青いビッグフラッグが悠然と翻って正直、驚愕!そ、そうだ、オムさんには鞠時代からのサポーターがいらっしゃるんだった!はるばる広島まで!お疲れ様ですッ!で、眞中、チアゴ!ここで吉田のメグたんを呼び忘れていたのに気づいて吉田コール。おわびでいつもより多くコールしております!
 昭大をどうコールするかで自分に質問が飛んできた。うーんカズキさんいるし、ユースでのコールじゃ昭大が「サトー」で将が「マサル」だったけど、トップで昭大が先輩カズキさんから「佐藤」のお株を奪うわけにはいかないぞ。というわけで無難に、
「アキヒロでいきましょう」
そしてアキヒロコール。続いて井川、外池、カズキ、元気コール。それが終わると各コールおさらい!ヤッベなんか早くも喉疲れてきた・・・テンション高い〜。
 しばしの静寂、飲み物を買いに行く。オーロラヴィジョンでは小野監督の今年の抱負が。ここで紙吹雪が配られる。キックオフと同時に「真上もしくは後ろ」に投げ上げるように、とのこと。了解しましたー。
 16時。皆がマフラー、中国新聞の紙面ほか紫のものを掲げる。静寂の中、長い雄叫びがスタジアム、そして山々に響く。そして控え室から選手が出てきてスタンバイすると同時に雄叫びは勇壮な「Smoke on the Water」に変わり、ピッチに出てくる戦士達を熱狂もて迎える。

さあ!諸君!勝ったり勝たれたり獲ったり獲られたりしよう
さあ乾盃をしよう
宴は遂に今日此の時より開かれるのだ

そして、戦いの堰を切るホイッスル!同時に「プローズィット!!」とばかりに紙吹雪が一斉に舞い散った。
さあ、2004年の始まりだ!!
 サンフは立ち上がりから清水に襲いかかる。激しいプレス、ボールホルダーに二枚、三枚と怒涛のごとく襲い掛かり、清水にまともにボールを持たせない。そしてボールを奪うとハンジェ、カズが素早く前線にパスを繰り出す。ダイレクトパスも二本三本とダイレクトでつながり、あっというまに清水守備陣を切り裂いてゆく。そしてチアゴ!圧倒的なフィジカルと体さばきでボールをキープ、自在に落として攻撃をリードする。すげえええええ!そして左サイドでFKゲット、ハンジェのキックにチアゴが宙を舞いヘッド!周囲から頭二つは軽く出ていた異次元飛翔で完璧に捉えてボールはゴール右スミへ、しかしGK西部洋平がこれも宙を舞い左手一本セーブ!くうううううう惜しいいいいい!しかしサンフは止まらない、右サイドスローインからチアゴがヘッドでカズに落とし、前を向いてボールを受けたカズがすかさずノールックでスルーパス!これにチアゴが反応して右サイドから走り込み一気にDFラインの裏を取って疾走、PAに侵入すると左足一振り!西部の左を抜こうとしたが、ボールが浮かずに西部ががっちりと反応して抑えた。うむ!その後クロスプレイで痛んで運び出されてヒヤヒヤさせたが何とか復帰、そして服部のクロスに右から走りこんでスライディングシュート!ジャストミートせずに西部がキャッチしたが、立て続けにチャンスを得る。清水はらしくないパスミスを繰り返し、全く精彩がない。ツートップのアラウージョとジャメーリも何もすることがなくてイライラしているようだ。シミサポのサンバもちょっと空しい。あれを見るとJ1ッすね〜と思うが、見ているこちらとすれば、同じ踊るならばチアガールさんのほうがイイと思ったりします。

 松浦がカウンターからシュート!GK正面。清水も中盤からは守備を整えてきたが、攻撃のほうはサンフのプレスと確実なカバーリングを見せる小村・リカルド・メグたんのスリーバックがはね返し、下田はとくにすることがない。いやー円熟スリーバックすね。とくにメグたんの確実で冷静な守備っぷりは予想以上。いいストッパーだっ・・・!清水は前半終わりごろになると両サイドへ長めのパスを通してチャンスを作るようになったが、サンフの帰陣が早く、キッチリ中央で対処、清水に決定機を許さない。ちょこっと連携がもたつくところがあったがそこはご愛嬌として、スコアレスながら前半45分はサンフが攻め倒して折り返した。

 ハーフタイム、一斉に紙吹雪の片付けに入るゥゥゥ!大変な量だが、各人が自分の周りをきちんと片付けさえすれば、意外と時間はかからない。みんなが空き袋を持ち出して紙吹雪を詰め、ダンボールにホイホイと放り込んでゆく。次に通路や階段に落ちているのを拾いに行き、ハーフタイムであらかた片が付いてしまった。ふう。飲み物を買いに行って一息つく、間もなく後半開始。松浦に代わって背番号19、井川が出てきた。そのまま右WBに入る。
 後半開始。清水は、このままではやられる、ということをしっかり自覚したようで、しっかりと守備を固めてのカウンターに切り替えてきた。前がかりな服部の裏を突かれてクロス、中央でジャメーリがトラップしてシュートを放つ!が下田が悠然と宙を舞ってこれを完全捕球した。そんなへなちょこシュートでは、神の牙城は破れないイイイ。反撃、服部に展開してクロス!中央チアゴが飛ぶが届かない、しかしその外側から井川が上がってきた、完全フリー、バウンドして落ちてくるボールをダイレクトボレー!
決まったー!と思ったが、ボールは左ポストをかすめるようにしてゴールラインを割ってしまった。だあああ枠に飛ばせば決まってたのに!直後にジャメーリがフリーで抜け出してシュートを放ったが、大きく外して助かった。
 攻めるサンフ、カズからチアゴ、そして井川にスルーパス!上がってきた井川がシュート!はDFに当たってCKに。右CK、服部が向かう。マフラーが一斉に旋回する。紫と白の華を受け、服部がキック!ニアに飛んだボール、ジャメーリが競るが後ろに逸れる、ファーに落ちてくるボールに誰かがぐっと足を伸ばし、落ち際に合わせた。ボールはコロコロと転がり・・・ゴールネットを揺らす。
ゴール!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!誰だ、誰だ?と、その男はゴール裏向け走っていくや看板を一気に飛び越え、そのままトラックまで走り出てハデにガッツポーズした。その男は、背番号3、小村徳男!!
島 根 県 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
小村はそのままトラックをメイン側からB6下まで走って行きガッツポーズ連発!サンフの今季初ゴールは、仙台から来た男・小村だったッ!さすがセットプレイの鬼!いつもは看板蹴っ飛ばしなのに、今回は飛び越えてトラック横断ですか――ッ!今年から、看板飛び越えはシチュエーション次第で必ずしもイエロー対象にならないことになっている。開幕戦の今季初ゴール、これは勢い余って飛び越えてもお咎めはあるまいッ!それにしても熱いッすよ小村さんンンン!!一気にサポーターのハートをがっちりとキャッチ!
 戻ってきたオムさんをサンちゃんたちが祝福。主審の高山氏は軽く注意を与えるだけで済んだ。さあ、次だ。もっと取っていこう。

 後方からのフィード、清水DFが追いかけるが、バウンドしたところへチアゴがぐいと体をねじ込んで追い出し、キープして切り込みシュート!西部セーブ。チアゴはホントに強い奴。ここでなんもしてなかったアラウージョに代わり、スピード抜群の平松が入ってきた。走らせたら厄介な相手・・・なのだが・・・セットプレイからこぼれをサンパイオが入れ、井川がヘッド!外れる。そして清水が右CKゲット、沢登が入れてニアでジャメーリが反らし、ファーに流れたボールに池田と平松が折り重なるように飛び込み、平松が頭で捉えたボールがゴールに突き刺さった。1−1!
 あー、セットプレイで・・・まだまだ課題だな・・・ここで眞中に代え元気。
 サンフは攻める。サンパイオと服部が絶妙の連携で左を破る。服部のクロスにまたも上がってきた井川、ダイビングヘッド!しかし決まらない。時間が経つにつれサンフは体力が切れてきたようで、運動量が落ちてきた。そこを清水に突かれ、サイドを破られるようになってくるが、スリーバックがキッチリと中央を締め決定機を許さない。サンフはなんとか攻めようとする気概は見せるものの、いかんせん体がついていかない。元気が効果的な動きができないので、チアゴに合わせるしかないが、マークを受けているのでこれもあまり効果的でない。それでもボールをきちんとはたくのはたいしたものだが。しょうがない、トノ様をFW投入だ、この際元気を下げても構わん!とジリジリするが小野監督は動かない。そのまま両者せめぎ合いのうちホイッスルが鳴り、2004年の始まりは1−1のドローとなった。
 うーん・・・キャンプ中の練習試合の惨憺たる結果を見ると、よくここまで仕上げてきたと思う。よくやったと思うし、よく頑張っていたと思う。カズや松浦などは「荒ぶる」ところを見せてくれて、思わずぞくっとしたほどだった。しかし・・・勝てていた試合だった。試合内容では概ね清水を上回り決定機も量産、3−0あるいは3−1くらいで勝っていてしかるべき試合だった。それをみすみす引き分けてしまったのは・・・口惜しい。残念。もったいない。そういうわけで、みんなが挨拶に来たけれど、もうちょっと喜べなくって小さく拍手しただけにとどまった。選手達も口惜しいだろう。次の万博戦、もっと成長した姿を見せ、ガンバを撃破して進撃の足がかりを作ってほしい。
 横浜FC4−0仙台、京都2−3大宮。J2は昨年長足の進歩を遂げました。うちのおかげでな!せいぜい苦しめイヒヒヒヒ。
あの苦しみをおまえたちも存分に味わうが良いわァアAAAHHHH!!
 それからも、良かったんだけどでも結果がなあ・・・ともやもやしながら帰途に着く。そういう精神状態の中、妙にスピードが出てしまった。あっという間に小谷SAへ。ちょっと休憩していこう。
 SAではサンフサポ、シミサポさんたちで一杯。うどんやそばをすすりながらTVの磐田VS東京Vを観ている。まだ前半。森本ベンチ入りしてるんだっけ。出るだろうな。最年少記録更新か。高萩の記録をあっさり大幅に塗り替えてしまうが、まあ彼に破られるのならしかたがない。去年J村で見たけど、あれは尋常じゃない。きっと古の巨人ネピリムか主の前に力ある猟人ニムロドか、はたまたその身の三分の二が神で三分の一が人間の英雄ギルガメシュの血を引いているね。とか思っていると、磐田が右サイドから名波のクロス、ファーで田中誠が折り返し、落ちてくるボールを福西がさらって切り込みセンタリング、それを後方から飛び込んできた藤田俊哉がヘッドでゲット!磐田先制!うはー、さすが!
 その時、近くにいたシミサポさんがチッ!と舌打ちし、「何やってんだヴェルディは・・・」とぶつぶつ文句言い始めた。うーんさすがにダービーマッチの相手のゴールは相当に不快なものらしい。ちょっと可笑しくなった。この一連の出来事を見て満足したので(人が悪い)、SAを出てまっすぐ帰宅。
 すぐにBS−1!
森本出テル━━━━(゚∀゚)━━━━!!
あっぱれ。
 その後リプレイや速報Jで、15歳少年に翻弄される山西尊裕(27)の勇姿を存分に堪能させていただいた!いやスゲー切り返し。

平繁くん、ヤツに負けるな!!

あとJ2ももっと映してくれー、と思った。



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