ユース代表2001


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6月24日 ワールドユース2001アルゼンチン・グループリーグD組
U−20日本代表 3−0 U−20チェコ代表
得点者:
森崎和(−)、山瀬(−)、田原(佐藤)

直前の試合で、アンゴラが先制しながらもオーストラリアにPKを与えてしまい、これを決められて1−1。このまま試合終了となり、この時点での勝点はアンゴラ5、オーストラリア4、チェコ4。現在2連敗で勝点0の日本のグループリーグ4位はここで決定してしまった。この試合に勝っても、報われることはない。

9田原
13山瀬
>17飯尾
14前田
>2池田
8森崎和
16森崎浩
>11佐藤
7青木
6駒野 10石川
5羽田 3中澤
1藤ヶ谷

しかし!サンフ的にはそんなことはどうでもよい。浩司先発!しかも4バック。サンフスタイルの4−3−3か?西村もやっとわかったようだな、ベストの組み合わせというものを。
チェコはガタイがしっかりしていて、中盤でのプレスも速い。こいつはオーストラリアやアンゴラより強いぞ!と思っていると、いきなり浩司が顔を蹴られて転倒。起き上がった浩司の右目の上はざっくりと裂け、血が滴っていた。すぐにピッチの外に出され、止血作業に入る。この間中盤が少なくなったことでチェコが中盤のプレスから日本を押し込む。しかし、頭をテーピングでグルグル巻きにして浩司復帰!カズとの見分けもバッチリになったが、この流血でアドレナリンが大量分泌されたか、ここから浩司が凄まじい働きを見せ始める。

カズはサンフでの位置、つまり中盤上がり目にいる。浩司はどちらかというと中盤の底で、青木とドイスボランチを組む格好となっていたが、これが機能した。とにかく来るボールをほとんどダイレクトではたきまくる。これによって日本の攻撃にリズムが生まれ、ボールが自在に回り始めた。青木もフリーでボールを持つ場面が増え、得意のロングパスを通し始める。
田原のポストから石川が切り込み戻す、これをカズがチェコのラインの裏へ!抜け出した前田がシュート!しかしGKが必死のセーブ、ボールはポストに跳ね返った。さらに左サイド駒野の鮮やかなサイドチェンジから石川が持ち込み山瀬にパス、山瀬が撃つがまたもGKセーブ。石川のスピードが通用する、ということで右サイドにボールが集まる。石川は持ち前のスピードでチェコの左サイドを切り裂き、好機を次々と演出した。カズもボールキープからチェコの肺腑をえぐるようなパスを次々に通してゆく。浩司も低い位置から逆サイド石川にボールを次々に供給した。左サイドの駒野も機を見て上がり、タテに突破してクロスを上げる。守備陣も高い集中力で時折訪れるピンチをきっちりしのいでいった。得点こそ奪えないが、日本が完全にゲームを支配して前半を終了した。

後半、チェコは石川にマークをつけてきた。それなら今度は左の出番。駒野のショートCKをカズが返して駒野が前田へ、前田スルーパス、田原シュート!GKセーブ、山瀬シュート!GKセーブ!駒野が左サイドを破ってクロス、田原がヘッド!上へ外れる。日本ペースは変わらないが、なかなか点を奪えない。ここで西村、勝負に出る。浩司>寿人。双子の弟同士の交代だ。しかし大丈夫か。攻撃的に行くなら浩司をトップ下に入れるだけでいいのだが。それとも出血の影響か?ともかく、これで日本のバランスが悪くなり、チェコが押し込んできた。西村、またやっちゃったか?しかし、藤ヶ谷のフィードからボールをつなぎ、前田が右サイドからロングフィード、PA内に走り込む田原を狙う。これは彼のマークについていたチェコDFがヘッドでクリアしたが、そのボールの落下点にカズがいた。位置はPA左外。カズは胸でワントラップし―
右足一閃!シュートは飛びつくGKの手の上を飛び越し、ドライブしてゴール右上隅に突き刺さった。日本先制!カズも思わず(控えめな)ガッツポーズだ。
これで日本が再び勢いづいた。中盤でカズがインターセプト、そのままドリブルで持ち上がってスルーパス!寿人シュート、DF防ぐ、こぼれを田原!しかしDFクリア。
右サイドの攻撃から中央のカズへボールが回ってきた。カズはキープすると、ビシッと中央にパスを叩き込む。山瀬が股を通してスルー、その向こう、PAを背負った寿人が落とし、山瀬へ。山瀬は寄せてくるDF2人の間を通すダイレクトのラストパス、そして左外側にフリーでいた田原が強烈なシュート!この日再三のファインセーブを見せていたチェコのGKもこれは止めきれず、弾かれたボールは彼の後方に舞い上がった。それにいち早く反応したのが山瀬と寿人。折り重なるようにボールに飛びつき、一瞬早く山瀬がヘッドでゴールに押し込んだ。2−0!

前田>池田。オーストラリアが負ける事を前提にしたグループリーグ突破の条件「2点差以上の勝利」。グループリーグ突破はもはや叶わぬこととなったが、ゲームプランは遂行する。これを半分クリアした今は3バックにして守備を固め、あとはゼロに抑えるだけだ。慣れ親しんだ3−4−3とし、さらに山瀬に代え飯尾。そして、とどめはここから生まれた。
左サイドを駒野・カズ、そして飯尾の3人で崩す。いったんはクリアされたが、落下点に駒野が向かった。そこにはすでにチェコの選手がいて、このボールをダイレクトでクリアするべく足を振り上げていたが、駒野はそのまま体ごと突っ込んだ。
そのクリアが駒野の体に当たった。ボールはゴール前に飛ぶ。落下点には寿人。押し上げようとしたチェコDFがビックリして上がるのを止める。マークが外れたのを確認した田原が一気にラインの裏に走り出した。寿人は浮き球をラインの裏へ。完全に抜け出した田原がワントラップ、そして右足を強振!
バン!と、ゴールすぐ裏にある看板が激しい音を立てる。3−0、これで完全に勝負があった。

3戦目にして、日本の実力が発揮された。これが最初から出ていれば、グループリーグ1位は確実だったろうが、いまさら言っても詮無いこと。これをバネにして、さらに大きくなってほしい。「男子三日会わざれば、刮目して相対すべし」ともいう。今回はこういう結果だったが、みんなまだ若いし、これからどう化けるかわかったものじゃない。
次の目標は、ギリシアの地・アテネ。狙うは金毛羊ならぬ金メダルだ。


6月21日 ワールドユース2001アルゼンチン・グループリーグD組
U−20日本代表 1−2 U−20アンゴラ代表
得点者:
日本=山瀬(森崎和)
アンゴラ=メンドーサ()、ラスカ(シーニョ)

初戦を落とし、ここは負けられないU−20日本代表の今回の相手は、U−19のアフリカチャンプ・アンゴラ。以前吉田のヤッさん(康弘、現清水エスパルス)がポルトガル・リーグ1部のサンタ・クララに移籍が決まった際に(結局、クラブ側がスポンサーマネーを要求したことでご破算となったが)当該クラブ関係のHPを見たが、チームにはアンゴラ出身の選手がゾロゾロいた。なんだこりゃと思ったが、アンゴラはもとポルトガル領ということで、ポルトガルで活躍するプレイヤーが多いとのことだ。なるほど選手の名前はポルトガル風。

前半: 後半:
9田原
13山瀬 14前田 9田原
6駒野 10石川 13山瀬 17飯尾
>15平本
7青木 8森崎和 14前田
7青木 8森崎和
2池田 5羽田 3中澤
>17飯尾
6駒野 10石川
2池田 5羽田
1藤ヶ谷 1藤ヶ谷

試合開始早々、アンゴラの右サイド16マテウスの突破からFK。11ジウベルトのキックは壁に当たる。日本の面々は豪州戦に比べれば落ち着いていた。駒野のクロス>田原ポスト>中央前田つなぐ>右山瀬、駒野のサイドチェンジ>石川のシュートなどいい形を作る。こいつあいけそうだな、と思っていると、駒野のパスを受けた青木がバックパス。しかしそこには誰もいない。池田がビックリして取りに上がろうとするが、そのときにはすでにアンゴラにかっさらわれていた。そのままドリブルで突っかけ、中央に一人素晴らしいスピードで走り込む選手をオトリに左サイドへパス。日本は中央の選手の突進につられ、パスの先にいたメンドーサを全くのフリーにしてしまった。ドン、と打ち出されたキャノンシュートがゴールに突き刺さり、アンゴラ先制。

このまま真っ白な灰になってしまうわけにはいかないと、日本は反撃に出る。クリアボールに追いついた青木がダイレクトで石川にスルーパス。PA内でこれを受けた石川は切り返しで一人かわし、シュート!決定的チャンスだったが、ボールは大きく枠をそれてしまった。
中央でキープしていたカズが倒されFK。やや遠い位置、駒野が流して青木が狙うが、上へ外れる。
右サイドの石川の突破が目立つが、クロスの精度が悪い。柳本二世って呼ぶぞ。それでも、中盤でカズのタッチが増えてきたことで日本の攻撃にリズムが出てきた。前回の攻め急ぎの反省か、ボールキープしてきっちりつなぐことを心がけているようだ。守りも安定している。駒野はアンゴラのドリブラー・マテウスを完全に抑え、攻めの形を作らせない。
カズのくさびのパス>田原落として>山瀬シュート(GKキャッチ)、駒野のクロス>前田飛び込む(GKパンチング)、カズのくさび>前田ポスト>田原シュート(GKキャッチ)と、攻撃陣もアンゴラゴールに肉薄する。互角の戦いに持ち込んで前半を終了した。

後半、中澤>飯尾で4バックにし、前田を中盤に下げる。最初のうちは攻め込まれ、ヒヤヒヤする場面(バー直撃シュートとか)もあったが、そのうち落ち着いてきた。石川のロングパスから田原がポストとなり飯尾が狙う、という場面もあり、いけそうだ、と思っていると、待望の同点弾!
ハーフウェイライン付近でカズがキープ。右を上がる山瀬に渡す。山瀬はそのままドリブルで持ち上がり、くさびのパスを入れた。これはスライディングでカットされたが、山瀬はこれをまた拾ってさらに切り込む。中央に選手が集まってきた。その中、さりげなく左アウトサイドにフリーで一人・・・先ほど中盤で山瀬にパスを出したカズだ。いつの間にかここまで上がってきていた。山瀬は見逃さず彼にパス。カズ、シュートか?しかし3人のアンゴラDFが素早く寄せる。しかしカズは冷静だった。自分に3人くれば、当然中央が空く!
カズはすかさずリターンパス。そこにはフリーの山瀬!グラウンダーのシュートがゴールネットを揺らし、1−1の同点に追いついた。鮮やかなコンビプレイ。広島−札幌の遠隔地ホットラインだ。苗字は違うが、コウジとの息はぴったりって感じ?

アンゴラは3人の選手を次々に入れ替えてくる。やや運動量が落ちてきたか。しかし、ここらへんからまた日本の攻撃が単調になってくる。第1戦での「ドリブル突っ掛け持ち過ぎトリオ」こと前田・山瀬・飯尾がまたぞろ真ん中へ集まってドリブルで突っ掛け始めた。特に飯尾はスローダウンして1対1を仕掛けるなど流れを阻害し、後半から中盤に下がり、ゲームメイクをしなければいけない立場の前田でさえ中央から大回りで石川の持ち場である右サイドへドリブル・トラベル決行。石川と駒野をなぜ使わん!?
アンゴラはこれに乗じて反撃に移る。アンゴラの左サイドに新投入のシーニョのクロスからこれも交代出場の17歳・ラスカのシュート(ミス)、そしてゴール正面左からのシュートをゴール前でジウベルトが角度を変えゴールネットを揺らす!しかしオフサイドで命拾い。
だが油断は禁物だった。左サイドを崩されセンタリング!からくも防ぐがルーズボールが逆サイドへ。これをシーニョが拾う。そしてすかさずセンタリング!ゴール前にアンゴラの3人が飛び込み、途中出場のラスカが豪快に頭で合わせた。藤ヶ谷も反応するが、ボールは彼の体ごとゴールに飛び込み、痛恨の失点、1−2。素早い揺さぶりに完全に翻弄された形となった。ゴールエリア内だったし、藤ヶ谷が飛び出してパンチすべき場面だったが・・・

なんとしても最低追いつかなくてはならない日本は、飯尾がドリブルで突っかけFKを得る。しかしこのファウルで飯尾が足を痛めてピッチの外へ。FKを蹴るのは駒野、しかし右足のシュートは上へ外れてしまう。さらにFKのチャンス。駒野がボールをまたぎ、石川がクロス、これを中央でヘッド!GKが弾いたこぼれ球に羽田が詰めて押し込む、同点!・・・しかし副審の旗が前へ突き出されている、オフサイド!
飯尾に代え平本を入れて最後の反撃に出るも及ばず、日本は1−2で敗れて2連敗。セカンドステージ(決勝トーナメント)出場は非常に難しくなってしまった。
とにかく、次は絶対に勝ってあとは結果待ち、ということになる。次の相手は、主将のDFを負傷で欠いていたとはいえ、日本を2−0で破った豪を3−0で叩きのめしたチェコだが、さて・・・


6月18日 ワールドユース2001アルゼンチン・グループリーグD組
U−20日本代表 0−2 U−20オーストラリア代表
得点者:
豪=オウンゴール(羽田)、オーウェンズ(ケネディ)

南半球はアルゼンチン、そろそろ冬に入ろうかという季節ゆえ気温は9度。この寒い中行われるはU−20日本代表対U−20豪州代表。豪のほうは同じ南半球の国ゆえ慣れているだろうがこちらはどうか。
豪の選手はちっこいのもいるが、だいたいゴツくてデカい。幼少よりオージービーフを食し、精悍なカンガルーたちをスパーリングパートナーに日々鍛錬を重ねて造り上げた見事な肉体。
実際は違うかもしれないが、そんな感じだ。

前半: 後半:
14前田
13山瀬 17飯尾 14前田
>16森崎浩
6駒野 10石川 13山瀬 17飯尾
>11佐藤
7青木 8森崎和 6駒野 10石川
7青木 8森崎和
2池田 5羽田 3中澤
2池田
>9田原
5羽田 3中澤
1藤ヶ谷 1藤ヶ谷

試合開始。いきなり駒野がパスをしくじってピンチになるが、なんとかしのぐ。駒野は左サイドでのスローインが多いためその度にアップで映るのだが、なんか表情が硬い。緊張しているようだ。ファーストシュートは、飯尾のパスを受けたカズのミドルシュート。カズは中盤でのインターセプトからワンツーで一気に豪ゴールに迫るなど攻守で起点となる。豪もFKからバーンズがヘッドで合わせるも右へ外れる。空中戦は豪に分があるか?
日本は中盤から速い攻めで一気にゴールに迫る。特に飯尾の動きがよく、山瀬とポジションチェンジし左サイドからドリブルシュートしたり、駒野のクロスに飛び込んだり、中盤で軽やかなステップワークを見せて豪を翻弄したりなど、観客も彼のプレイに声援を送るようになる。しかし、だんだんと単調になってきた。とにかくドリブルで突っかけたり、性急に前へボールを運ぶばかりで、中盤にためがなくなってきた。豪も屈強なDFをそろえているので、そう何人も抜いてシュートにいくわけにはいかない。やがて日本の攻撃を見切った豪が反撃に転ずる。危うい場面も見られたが、しかし日本守備陣も羽田を中心にがっちりと受け止め、前線の前田や山瀬からも激しいチェックを仕掛けてチャンスを作らせない。拮抗した状態のまま前半が終了した。

後半開始直後、駒野が左サイドを破り、一人かわして中央へグラウンダーで送るも惜しくも合わず。右サイドからも青木のスルーパスから石川が突破してCKをゲット。しかしこの日のセットプレイは右足・石川、左足・駒野だったが、どちらにしろ豪DF陣が強いのでいくら放り込んでもなかなか味方に合わない。ショートコーナーなど工夫して上げるも、はねかえされる。うまく崩して決めるしかない・・・そのとき石川がドリブルでPAに侵入、背後からチェックを受けて倒れた。しかしノーホイッスル。ちょっとわざとらしい倒れ方だった。倒れるならもっと粘って倒れるべし。
選手交代。寿人が出てきた。山瀬に交代か・・・と思ったら、飯尾と。何でだ。スタンドからも不満のブーイングが沸き起こる。
そして試合が動く。豪が右サイドからのクロス、一人飛び込んだがその前にはきっちり羽田が入っていた。足を出してクリア!しかし、ジャストミートせずふわりと浮いたボールは、こともあろうに藤ヶ谷の頭を超えてゴールに飛び込んだ。羽田痛恨のオウンゴールでオーストラリア先制!せっかく腰椎骨折から復帰したのに、なんたるハードラックか。
ここで池田に代わり、メイドイン鹿児島の新型電柱・田原投入。4バックにして田原をトップに入れる。しかし彼に有効なボールが入らない、ていうかあまり動かない彼に入れるのは至難の業だが。寿人もDF陣に埋没してしまってどこにいるかわからない。
そして豪に追加点。中盤からきっちりと無理せずつなぎ、左サイドからこまかくパスを連ねて右サイドへ。そこから上がったクロスは中央を飛び越して再び左サイドへ!大きく振られて日本DF陣の足が止まった。ファーにいた長身FW・ケネディが競り勝って折り返し、そこにフリーで走りこんだのは先ほども強烈ミドルを放った(ぎりぎり左へ外れたが)、名前がちょっとすごそうな8番・オーウェンズ。ワントラップは大きすぎたが、これで正面にいた羽田が完全に振り切られた。羽田は足を出そうとするが転倒、オーウェンズは落ち際を確実にミート、藤ヶ谷の脇を破ってゴールに流し込んだ。2−0。

これで試合はほぼ決まった。田原の強引な突破からFKを得たりするものの決定機につながらない。駒野の、すばらしいスピードで打ち出された低い弾道のCKがファーサイド・青木の前に飛んだが、青木は反応できず見逃してしまう。田原がPA内でバックチャージを受け倒されるも笛はなし。豪DFにもまれてヘトヘトの前田に代わって浩司が登場するも、守りに入った豪の前にはどうしようもない。攻撃陣は完全に抑え込まれ、そのまま押し切られて試合終了。
この前のコンフェデでも、前半のナカータのスーパーFKがなかったら、日本代表もこうなっていただろうか・・・

総括:
石川、ユ・サンチョルに似てるなあ。


《ツーロン国際ユーストーナメント結果》

●1−3 U−21ポーランド代表 G:森崎浩(駒野)
GK黒河、DF池田(佐藤)、那須、茂庭、MF森崎和、青木、山瀬、駒野、FW森崎浩(石川)、前田、飯尾(平本)

△1−1 U−21フランス代表 G:石川(山瀬)
GK藤ヶ谷、DF池田、中澤、茂庭、MF森崎和、青木、駒野、石川、FW山瀬、田原(平本)、前田(佐藤)

●1−4 U−21ポルトガル代表 G:飯尾(PK)
GK藤ヶ谷、DF池田、那須(森崎和)、井川、MF永井、田中(石川)、根本、森崎浩、FW佐藤、前田(青木)、飯尾

ちなみに飯尾のPKは、浩司がドリブル突破、PA内で倒されて得たもの。浩司、攻撃のコマとしてクローズアップだ。ていうか、守備何とかしろ。相手が1歳年長組とはいえ。


《U−20日本代表の南米遠征の結果》

18日:●1−3 U−20アルゼンチン代表 G:前31山瀬(PK)
GK岩丸、DF池田(後30佐藤)、羽田、中澤(後24今野)、MF青木、森崎和(後9森崎浩)、石川、駒野、FW山瀬、前田(後9田原)、大久保(後0野沢)

19日:●1−3 リーベルプレートU−20 G:後10田原(A:森崎浩)
GK藤ヶ谷、DF井川、那須、根本、MF平島、茂原、今野、松橋、野沢(後0森崎浩)、FW田原、佐藤(後23大久保)

20日:●0−2 U−20パラグアイ代表
GK黒河、DF中澤、那須(後0根本)、羽田、MF青木、森崎和(後25佐藤)、石川、駒野、山瀬、大久保、FW田原

22日:△1−1 U−20コルドバ選抜 G:前23田原(A:森崎浩FK)
GK岩丸(後0黒河)
DF井川、那須(後0今野)、池田
MF平島(後14大久保)、森崎浩、茂原(後21青木)、松橋(後0野沢)(後35羽田)、前田、佐藤(後27山瀬)
FW田原
退場:後24大久保

すげー日程でしたな。お疲れさま。
浩司が2アシストか、やる。それにしても田原、駒野に浩司と、広島勢と相性がいいなあ。広島に来る?走れないと試合に出さないけどね!


3月25日 ジャパンユースカップ2001・決勝戦
日本代表 1−1 メキシコ代表
   (PK4−2)
得点者:
日本=山瀬(PK)
メキシコ=サンチェス

スタメン:
9 田原
12 山瀬
>13大久保
14 前田
>11佐藤
6 駒野 10 石川
7 青木 8 森崎和
>16森崎浩
3 中澤 5 羽田 4 池田
>15今野
1 藤ヶ谷

試合詳細は不明。だってスカパーに入ってないし!
先制はメキシコ。CKからニアでそらされ、中央フリーのサンチェスに頭で合わされ失点。
日本は前半終了間際にそのサンチェスのファウルでPKを獲得、PKキッカーが決まっていなかったため山瀬が自らボールを持ってセット、そのまま決めて1−1の同点に追いつく。
後半は双方決定打を欠きドロー、延長なしのPK戦へ。
ここでGK藤ヶ谷が大活躍。1本目をファインセーブ、さらに4本目もストップ!さらに以前ブラジル戦でミソをつけたキッカーも確実に決めてゆく。羽田、石川、駒野・・・とどめは背番号16、復活の浩司。強烈な左を突き刺し、PK4−2で1位の座を獲得した。
西村監督は、優勝にも「課題は多い」と渋い顔。さて、本番までにどのように仕上げていくのか、阿部はいつ復帰するのか、それは次回で。


3月23日 ジャパンユースカップ2001・1回戦
日本代表 4−3 チリ代表
得点者:
日本=大久保、田原3
チリ=サルガド、バルデス2

14 前田 後半> 9 田原
10 石川 12 山瀬 12 山瀬
(11佐藤)
14 前田 13大久保
6 駒野 2 平島
(13 大久保)
8 森崎和
7 青木 8 森崎和 7 青木
6 駒野 10 石川
15 今野 5 羽田 3 中澤
(9田原)
15 今野 5 羽田
1 藤ヶ谷 1 藤ヶ谷

スタメンに平島が入って、フォーメーションがどうなったかわからないが、とりあえずこういうことで。
前半11分に羽田が裏を取られてサルガドに先制を許し、さらに20分、ボールを持つカセレスに3人が集まったところからパスを通され、
バルデスに決められて0−2のビハインド。守備が不安定。37分に大久保を投入し、やや盛り返すも前半はそのまま0−2。

後半、こんな時のためのとっておき、出てきましたハイタワー田原。彼を最前線に置き、4トップで攻めに出る。
そして追撃の一撃は後半13分、駒野の左CKからのシュートのこぼれを押し込んだ大久保。
その4分後、今度はカズのパスから左サイドを深く破った駒野がセンタリング、見事なカーブのかかったボールがファーから走りこんだ田原のおつむにドンピシャ!
高さ充分の強烈ヘッドが炸裂、たちまち同点に追いつく。
そして後半30分、またしても駒野の右CKから。高々と舞い上がったボールは曲がり落ちて正確に田原のおつむの上へ。
この日二度目のヘッドが火を噴き、逆転!だがチリも反撃、バルデスがFKを決めて同点とした。
しかししかし、勝負を決したのは三たび田原。後半43分、PA内右サイドで大久保が相手DFを切り返してかわしセンタリング、
ファーに飛び込んだ田原はこれをまたも頭で合わせてゴールに押し込み、エキサイティングなゲームに終止符を打った。
田原のおつむが大噴火で勝ってしまった。念力集中、ピーキピキ、ドカーンという感じか。ゴールできなければ坊主頭の公約をみごとに回避した。
まあ、真の殊勲者は、ゴール前で動かないぬりかべ田原に、ゴールへはね返るよう反射角を測ってクロスを放り込んだアシストプレイヤーだけどね!
コマ、お疲れさま〜。カズも中盤で攻守に活躍、後半は4トップ前がかりのチームを鮮やかに操ったとのこと。さすが、J1レギュラーの貫禄ですなあ。
決勝の相手は、ウクライナを2−1で降したメヒコ。

ニュースソースは各メディアの情報によります。


2月25日

U−20サッカートーナメント香港2001・3位決定戦
日本代表 0−1 アルゼンチン代表
得点者:
アルゼンチン=ディ・ロレンソ(PK)

前半: 後半:
14前田
16大久保 11佐藤 14前田
6駒野 21田中 13茂原
>15石川
16大久保
>19田原
11佐藤
7青木 6駒野 15石川
7青木 21田中
>10森崎
4今野 5羽田 2那須
4今野 5羽田
>3中澤
2那須
20黒河
>18岩丸
18岩丸

3位決定戦の相手は中国に不覚を取ったアルゼンチン。しかし、レギュラーメンバーを揃えてやってきたアルゼンチンはここでの負けは許されない。一方日本のメンバーは・・・控え中心。しかし、それを感じさせない見事なコンビネーションで本気モードアルゼンチンとがっぷり4つ。アルゼンチンは伝統のハードな当たりを見せ、激しいゲームとなる。一進一退の中、田中の微妙な判定のファウルで日本はPKを与えてしまう。これをディ・ロレンソが確実に決めてアルゼンチン先制。
ここで右サイド茂原に代え石川投入。彼の突破からチャンスを作るもゴールならず、前半は0−1。

後半はGKを代えてスタート。しかしいきなりFKから危機を迎え、ヘッドはかろうじてバーに当たる。この日は中盤のつなぎがいまいちで、ロングボール主体。駒野の突破からFKを誘うが駒野のキックはGKキャッチ、石川のクロスに佐藤がヘッドで合わせるが、これもGKキャッチ。ここで田中に代えカズが入る。次いで大久保に代え田原。でもチャンスはアルゼンチン。羽田がイエローをもらってFKを与える。壁の下を狙ったキックは壁に当たり、最後のミドルは大きく外れた。
日本は中盤が作れず、シュートチャンスも作れない。アルゼンチンの攻勢が続く。羽田に代え中澤投入。
日本は、佐藤、田原のパス交換からカズが久々のシュートを放つが、枠の外。ここから少し息を吹き返すが、いずれもミドルシュートしか打てない。逆にアルゼンチンが決定機を立て続けに迎え、岩丸のファインセーブなどでかろうじて防ぐ。日本も右サイドを突破した石川のセンタリングに前田がボレーで合わせたが、バーをかすめ上へ。ロスタイムに突入、アルゼンチンはコーナーでキープ、CKでは遅延行為でイエローをもらいながらロスタイム4分余を使い切り、ゲームセット。

アルゼンチン、中国戦の敗戦で超本気だったようで、ホイッスルと同時に足をつらせてぶっ倒れた選手もいたとか。そういう相手と戦えたのはいい収穫、か。いろいろテストもできたようだし。
駒野は、石川に比べてインパクトが弱かった?負けずに頑張れ!


2月23日

U−20サッカートーナメント香港2001・1回戦
日本代表 2−2 ブラジル代表
   (PK1−3)
得点者:
日本=石川(飯尾)、飯尾(大久保)
ブラジル=ジュリオ・バティスタ(アンジェロCK)、オリベイラ(カカ)

前半: 後半:
14前田
9山瀬 8飯尾 19田原
6駒野 12永井
>15石川
13茂原
>19田原
9山瀬
>16大久保
14前田 8飯尾
>11佐藤
10森崎
10森崎 7青木
7青木 5羽田 3中澤 6駒野 15石川
5羽田 3中澤
1藤ヶ谷 1藤ヶ谷

基本はアジアユース組。青木がDFに下がり、茂原が入ってなんと右サイド、永井俊太はカズとドイスボランチ。
前半7分、DF2アンジェロのCKからMF10ジュリオ・バティスタのヘッドでいきなり先制を許す。CKをゾーンで守るのはやめれ。その後しばらくペースを握られるが、カズのパスカット、茂原の右サイド突破と、Jで活躍する二人が中盤を作り、前線では山瀬・飯尾のシャドーストライカーが好機を創り出し、押し返す。前田もシュートを放つが決まらない。35分、いまいちの永井に代え石川を投入、茂原が中央に回り、石川は右へ。ちなみにこの試合は交代枠4人。だが44分、オリベイラの中央突破から右へ展開され、折り返しをオリベイラがゴールに流し込んで0−2、痛い失点を喫し、前半終了。

後半より茂原に代わって田原が登場。最前線に入り、3トップはその後ろに。青木が中盤に上がり、4バックになる。開始早々、ブラジルのミスから山瀬にチャンスボールが来、ドリブルからシュート。しかしミートせず。しかし直後の後半4分、中央カズがタテに入れたボールを、ポストに入った飯尾がチップキックで裏へ。そこへ猛然と走りこんできた石川がダイレクトシュート!ゴールネットを揺らして追撃の1点をゲットする。
田原といえば、いきなりイエローをもらってしまう。そして、大久保が出てきた。山瀬と交代。大久保はボランチの前に位置する。戦況は一進一退。18分には、茂原や石川の陰に隠れていた駒野がクロスを上げるが、オフサイド。FKのチャンスから、大久保が田原へスルーパスのトリックプレイ。しかし合わない。このままでは・・・しかし、25分、左サイド、またもカズのパスから、左サイドで受けた飯尾が軽やかなドリブルで中へ切り込み、左に開く大久保へオフサイドぎりぎりのパス。大久保はドリブルで突っかけ、フェイントで相手をかわすやゴールライン際から鋭く切り返した。グラウンダーのボールの先には中に入ってきた飯尾、スライディングシュートがゴールを揺さぶる。2−2同点!

大活躍の飯尾が下がって、佐藤寿がイン。急造チームのブラジルは、運動量が落ちてくる。しかし日本に大ピンチ。レオナルドに交代で入っていたダニエルのシュートがDFに当たり、ゴール前へ。ダニエルが追いつきシュート!しかしこの超決定機を藤ヶ谷が決死の飛び込みで顔面セーブ!さらにタテ一本のロングフィードにも、PA飛び出してヘッドでクリア!藤ヶ谷、おつむが冴えている。
ゲームは終盤を迎える。なんとしても勝ちたいブラジルはサイドアタックから前へ出てくる。日本はしっかり受け止めてカウンター、という図式に。後半44分、駒野がFKを蹴る。クリアされ、カウンターを受けるも防ぎ、ロスタイム4分へ突入。ロスタイム、ブラジルが決定的チャンスを迎えるも、シュートはわずかに枠を外れる。かくて90分の終わりを告げるホイッスルが鳴った。両者ドロー、PK戦へ。

先攻ブラジル。・・・×!外す!日本はキャプテン羽田。・・・これも外した!ブラジルは2人目○。日本はアジアユースMVP前田。同じく○、1−1。ブラジル3人目○。日本は大久保、×!ブラジルは4人目も○。そして日本4人目はカズ。・・・中央を狙ったキックはセーブされ、×!PK3−1にてブラジルの決勝進出が決定した。

まあ、PKじゃしょうがない(でも3人×はどうかと思うが)。次の相手は多分中国だろうけど、この調子なら大丈夫でしょ。茂原右サイドっていうのは、なんかトルシエ風って感じ?俊太よりは石川でしょ。大久保はドリブルのキレを見せつけたけど、田原はダメだったみたいね。やっぱ動かないと、使えんよ。
・・・え、中国が3−1で逆転勝利すか?

これはISIZEの大速報!BBSや、日刊スポーツの速報、あとニュースステーションの映像、24日の各紙記事を参照してますので、事実と違うとこあったらすんません。
スカパー入ろうかな〜。


2000年のもの