*11月26日 アジアユース決勝
日本代表 1−2 イラク代表
得点者:
日本=田原(駒野FK)
負けた試合は書く気がしない。以上(おい)。
*11月24日 アジアユース・準決勝
日本代表 2−0 中国代表
得点者:
日本=森崎和、石川
14 前田 | ||||||
17 飯尾 >11 佐藤 |
8 山瀬 | |||||
6 駒野 | 16 石川 >25 森崎浩 |
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15 青木 | 10 森崎和 | |||||
4 中澤 | 5 羽田 >3 那須 |
2 池田 | ||||
1 藤ヶ谷 |
すごいフィールドだ。芝より土むき出しのほうが多いくらいで、バックスタンド側なんか砂漠状態。申し訳程度の継ぎ接ぎが涙を誘う。現在アジア屈指の強豪国のスタジアムとは思えない。草サッカーじゃないんだから。
試合開始。開始早々、左サイド中盤でボールをさばいた中澤がレイトタックルを受け倒れる。噂どおり、激しい当たりを仕掛けてくるが、この年代からこういう事をするなど、率直に言って感心できない。これを取らない主審も、そのオカマっぽい身振りも手伝ってはなはだ気に食わない。
前半6分、カズのミドルシュート、枠を外れる。次いで7分、コマの縦パスに飯尾が抜け出すが、DFに寄せられ折り返せず。日本は徐々にペースをつかんでいく。中国はMF7孫吉と主将のMF8高明のコンビで右サイドから攻撃する。もっとも、彼らやコマ、青木のいるメインスタンド側サイドには芝が多く、逆には芝がない。自然こちら側で攻撃したくなるだろう。双方とも、バックスタンド側のプレイヤーは暇だ。
17分、中国右サイドでFK。一人右に流れる。コマはついていこうとしたが、それだと壁が一人になってしまうため思いとどまる。そのとき、FKが素早く右に流された。そしてセンタリング。このこぼれ球を、中国FW17于涛とMF23陸峰がなんと大技・ツインシュート!中国でも『キャプテン翼』(あるいは『シュート!』)が読まれているのか知らないが、今ここでそんな事ができるのは、森崎兄弟だけだ(希望)。変化もしないへろへろシュートは藤ヶ谷ががっちりキャッチ。さらに23分、中国右CKからMF18曹陽がヘッド!しかし藤ヶ谷がジャンプ一番、パンチではじき出す。彼は反応もいいし、足技も正確。いいっすねえ・・・山瀬といい、札幌の未来は明るいか。
28分、今度は青木がロングフィードのこぼれ球を思い切ってミドルシュート。ボールはバーをかすめるように飛んでいった。33分、左サイドからコマがいいクロス、DFがクリア。35分、中国右サイドの7孫吉と8高明のパス交換から中央の17于涛がポストで裏へ、FW21馬義が振り向きざまボレーシュート、しかしサイドネット。日本も負けずに、カズから前田へミドルパス。前田が落として、突っ込んできた山瀬がシュート、ゴールならず。40分、中国・高明が切り込んでシュート、藤ヶ谷キャッチ。43分、左サイド青木から右サイドを走る石川へ大きなサイドチェンジパス、石川のキープから飯尾シュート。44分コマのFK、DFクリア。
攻め合いとなったが、全体的には日本がボールを支配しつつ0−0で前半終了。
さて後半、エンドが代わって日本の右サイドに芝が。石川の出番となった。さっそく右から中央へ入ってきてシュートを放つ。さらにカズがドリブルで持ち上がり、右を走る石川へスルーパス。石川が生き生きとしてくる。8分にも石川が右を突破してクロス、しかしゴールラインを割る。彼はドリブルはいいが、クロスはもう少しだ。9分、またも右サイド。山瀬がクリアボールを拾い、右サイドを走る飯尾へ。飯尾はボールを持ち込んでニアへ折り返す。これに、パスしたあと猛然と上がってきた山瀬が追いつきセンタリング、前田がシュート!しかしGK1安gがファインセーブではじき出した。
カズは中盤の底からボールを前線に次々に打ち出す。10分、ボールキープから小さい振りで右の石川の前のスペースにフィード、CKを取り、また中国セットプレーからのカウンターで、前線に残っていた石川に素早く展開する。中国は21馬義に代えFW16曲波投入、トップの17于涛を左サイド中盤に回し、石川の裏を突こうとする。日本は飯尾を上げて2トップとし、山瀬をトップ下において3−5−2とする。後半は中国のファウルがかさみ、コマが次々にFKを放つ。青木が倒されて得たFK、ボールにコマと石川が向かう。コマが助走、しかしフェイクでそのまま縦へダッシュ、石川がコマにボールを流す。コマはフリーでセンタリング、ファーには中澤、ヘッド!しかしポスト!
20分、飯尾に代わって寿人投入。その直後にも、またもカズ−石川のラインからFKを得る。もう日本のゲームになってきた。中国は、ボールのこない砂漠の右サイドでひとりぼっち、干物寸前の7孫吉に代えMF10閻嵩を投入、左サイド上がり目に置き、そこにいた17于涛を再び右FWへ。
中国右CK、ファーでフリーの選手が足で合わせたが、藤ヶ谷キャッチ。ここからのカウンターで今度は日本がCKを取る。
左からコマのCK。右足のキックはクリアされるが、左サイドでこれを拾った山瀬が再びコマへ、そしてクロス。素晴らしい弾道のボールがニアの寿人の頭にズバリ、ユース必殺・コマ−寿人のホットラインだ!しかしGKがナイスセーブ、再び左からのCK。再びコマが向かう。
キック!ニアに入った寿人がヘッドで反らす。ボールはファーの羽田の前へ。しかし中国18曹陽が寸前でヘッド、クリア。ボールはPA外へぽんぽんと転がっていく。ここへブルーの背番号10が風のように走り込んできた。そして細かいステップでバウンドにタイミングを合わせ、右足で完璧にミート!ボールは糸を引くような鮮やかな軌跡で左サイドネットに豪快に突き刺さった。日本先制!カズがみんなにもみくちゃにされる。
中国も負けじとミドルを放つが、ことごとく宇宙を開発する。そして再び日本の番。左サイドコマのスローイン、これはクリアされたが、再び戻ってきたボールを今度はクロス。DFが体を伸ばしてヘッドでクリアしたボールの先にはまたも10番、ダイレクトで中央正面の寿人へ。寿人はダイレクトの壁パス、DFが足を伸ばすがクリアしきれず山瀬の前へ、山瀬がシュート・・・その寸前、右から詰めてきた石川が左足でシュート、ゴールに叩き込んだ。2−0。
「衝突してもいいから自分が打つつもりでした」
試合後の弁だが、この気性はさすが、個性派揃いの横浜の一員。
ゴールを逃した山瀬は、こんちくしょうと思ったかシュートを連発。ミドルシュートは右に外れる。カズのミドルパスを前田が落とし、山瀬が中央切り込んでシュート。しかしGKのファインセーブで決まらない。
中国は守備的MFの23陸峰を外してMF12察可軍、最後の攻勢に出るが、日本は揺るがない。42分には石川に代わって浩司を投入、左に置き、コマを右にもってきた。
しかし44分、羽田がプレイ後の悪質なファウルを受け負傷退場。那須が入ったが、決勝にむけての不安材料となった。
結局中国は決定的な場面を作れず、2−0で試合終了。MVPは、2得点に絡み、中盤の底から好パスを供給しつづけたカズ。ビデオデッキらしいもの(DVDだったりして)を拝領していた。
*11月20日 アジアユース・グループリーグ
日本代表 1−3 イラン代表
得点者:
日本=中澤
イラン=ダグハグレ、ホヴィザー2
9 田原 | ||||||
13 大久保 >17 飯尾 |
14 前田 | |||||
20 根本 | 23 田中 >16 石川 |
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25 森崎浩 | 12 永井 >15 青木 |
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4 中澤 | 5 羽田 | 3 那須 | ||||
21 黒河 |
陣形はこんな感じだったらしい。
ワールドユース出場を決めた日本はそれまでのレギュラーの大半を休ませる布陣。決勝で再び当たるかもしれない相手に手の内を見せない作戦か?ゲームはイランのペース。日本の左サイドを崩して次々にチャンスを作る。そして、先制もイラン。中盤からワンツーで抜け出したダグハグレがこの日先発のGK黒河を破ってゴールを決めた。
しかし後半、日本が追いつく。永井のFKの処理をGKが誤り、こぼれ球を中澤ががら空きのゴールに押し込んだ。1−1。
だが、イランは途中出場のホヴィザーが活躍、まずイラン右サイドからの低いクロスに合わせて勝ち越し。さらにゴール前のボールをヒールキックでゴール。3−1と日本を突き放した。
日本は選手交代から試合終了間際には猛攻を見せるが、那須、田原、前田のシュートをことごとくイランGKがセーブ、1−3で日本は敗れ、A組2位となった。
惨敗だったようだ。
*11月18日 アジアユース・グループリーグ
日本代表 3−0 クウェート代表
得点者:
日本=飯尾、中澤、山瀬
14 前田 | |||||||||
8 山瀬 >25 森崎浩 |
17 飯尾 >13 大久保 |
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6 駒野 | 16 石川 | ||||||||
15 青木 | 10森崎和>23 田中 | ||||||||
4 中澤 | 5 羽田 | 2 池田 | |||||||
1 藤ヶ谷 |
この試合、絶対に勝たねばならない日本は、試合開始から積極的に行き、駒野のFKから次々にチャンスを作る。カズのミドル、石川のボレーとシュートを次々に浴びせ、前半32分、後方からのロングボールを前田がヘッドでゴール前に折り返し、この日先発の飯尾がこれを押し込んで先制する。さらに後半3分、左サイドからのFK。駒野のキックはふわりと舞い上がると急降下、中澤の頭に正確に落ちてきた。2−0。つづいて後半10分、藤ヶ谷からのキックをクウェートDFが目測を誤り頭の後ろへ。前田がこれをさらって右サイドからグラウンダーのセンタリング、正面から走り込んだ山瀬が上手く合わせて3−0、試合を決めた。
あとは大久保、浩司、田中の初登場トリオを送り出し、そのまま寄り切った。
続く試合でイランがオマーンを3−0で破り、これによって日本とイランがグループリーグ突破を決定。同時にワールドユース出場権を獲得した。
と、いうわけで、カズ、浩司、帰ってこーい。
*11月16日 アジアユース・グループリーグ
日本代表 2−2 オマーン代表
得点者:
日本=山瀬、中澤
オマーン=アラウィ、サウム
先発: | 最終形: | ||||||||||||||||||
14 前田 | こんな感じらしい。 | ||||||||||||||||||
8 山瀬 | 11 佐藤 >16 石川 |
14 前田 | 9 田原 | ||||||||||||||||
6 駒野 | 12 永井 >17 飯尾 |
8 山瀬 | 17 飯尾 | ||||||||||||||||
15 青木 | 10森崎和 | 15 青木 | 10 森崎和 | ||||||||||||||||
4 中澤 | 5 羽田 | 2 池田 >9 田原 |
6 駒野 | 4 中澤 | 5 羽田 | 16 石川 | |||||||||||||
1 藤ヶ谷 | 1 藤ヶ谷 |
先発はタイ戦と一緒。前半11分、青木のパスを受けた山瀬がゴールを決め、日本先制。そのあとは攻めあぐみ、38分には永井>飯尾。この早い時間帯の交代でフォーメーションがどうなったのか謎。飯尾は山瀬の位置に入るとして(まさかサイドじゃないだろう)、山瀬がどこに行くか。永井の位置か、駒野が右に移って左アウトサイドか、それとも池田を右SBに出して4−5−1か?とにかく前半は1−0で終了。
後半早々、日本は左サイドを破られ、センタリングからアラウィが決めて1−1。日本は佐藤が負傷し、石川が入る。さらに後半33分、DF池田を外して田原投入のギャンブルに。上のような感じになったらしい。しかし逆に後半43分、オマーンに逆転ゴールを許す。さすがに西村監督も青くなったと思われるが、終了直前、自陣からのFKのロングボールを田原が競り、こぼれ球をDF中澤がボレーで決めて同点に追いつき、その直後に試合終了、貴重な勝ち点1をゲットした。
しかし、オマーンには勝っておきたかった。クウェート、イラン戦は気の抜けない戦いになりそうだ。そろそろベストメンバー組まないと・・・
田原を入れるなら、山瀬か前田に交代のほうが・・・?って、見てないからよく分からないけど。
続く試合でクウェートはタイを5−2で粉砕、3試合を消化し勝ち点6で暫定のグループ1位に浮上。さあ、クウェート戦頑張れ〜。
*11月14日 アジアユース・グループリーグ
日本代表 6−1 タイ代表
得点者:
日本=佐藤2、前田、山瀬、田原2
タイ=フィチットホン
フォーメーションはこんな感じらしい。 山瀬のゴールは駒野のFKがGKの手をはじき、バーを直撃したはねかえりを押し込んだもの。 前田のゴールも駒野のセンタリングをヘッド、田原の1点目も駒野のパスから。 いやー、頑張れコマ。 カズも10番を担って中盤で奮闘、先制点の起点となったそうだ。 |
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14 前田 >9 田原 |
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8 山瀬 | 11 佐藤 | ||||||||
6 駒野 | 12 永井 >17 飯尾 |
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15 青木 | 10 森崎和 | ||||||||
4 中澤 | 5 羽田 | 2 池田 >3 那須 |
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1 藤ヶ谷 |
SANYO MVPは青木。ユースでも紙袋でなんかもらったりするのか?
*11月2日 アジアユース日本代表21名発表
GK | 1 藤ヶ谷 陽介 (札幌) | 21 黒河 貴矢 (清水) | 岩丸 史也 (神戸) | |||
DF | 2 池田 昇平 (清水) | 20 根本 裕一 (鹿島) | 3 那須 大亮 (駒澤大) | 5 羽田 憲司 (鹿島) | 4 中澤 聡太 (市立船橋高) | |
MF | 10 森崎 和幸 (広島) | 25 森崎 浩司 (広島) | 16 石川 直宏 (横浜) | 6 駒野 友一 (広島) | 8 山瀬 功治 (札幌) | |
13 大久保 嘉人 (国見高) | 12 永井 俊太 (市立船橋高) | 23 田中 隼磨 (横浜) | 15 青木 剛 (前橋育英高) | |||
FW | 14 前田 遼一 (磐田) | 17 飯尾 一慶 (V川崎) | 11 佐藤 寿人 (市原) | 9 田原 豊 (鹿児島実業高) |
日程:14日タイ、16日オマーン、18日クウェート、20日イラン。24日準決勝、26日3位・4位決定戦、決勝戦。
*10月27日 U−19日本代表候補選手変更
DF茂庭照幸(湘南)、MF阿部勇樹(市原)がけがのため辞退。阿部は疲労骨折で全治1ヶ月とのこと。
代わって、
DF田中 隼磨(横浜)、MF永井 俊太(市立船橋高)が選出される。
*B組、クウェートがイラクとの対戦を拒否、AFCはこれを受け入れ10月28日に再抽選を行った。結果、
グループA:日本、タイ、オマーン、クウェート、イラン
グループB:韓国、中国、パキスタン、イラク、UAE
となる。
*10月23日 U−19日本代表候補発表 (アジアユース登録メンバー21名は11月2日発表)
GK | 藤ヶ谷 陽介 (札幌) | 黒河 貴矢 (清水) | 岩丸 史也 (神戸) | |||
DF | 池田 昇平 (清水) | 茂庭 照幸 (湘南) | 那須 大亮 (駒澤大) | 羽田 憲司(鹿島) | 中澤 聡太 (市立船橋高) | 小原 章吾 (横浜) |
MF | 森崎 和幸 (広島) | 森崎 浩司 (広島) | 石川 直宏(横浜) | 根本 裕一 (鹿島) | 駒野 友一(広島) | 野沢 拓也 (鹿島) |
阿部 勇樹(市原) | 山瀬 功治(札幌) | 茂原 岳人 (神戸) | 大久保 嘉人 (国見高) | 青木 剛 (市立船橋高) | ||
FW | 清野 智秋 (磐田) | 前田 遼一 (磐田) | 飯尾 一慶 (V川崎) | 佐藤 寿人 (市原) |
日本は予選グループBに組み分け。対戦相手は11/15イラク、11/17UAE、11/19クウェート、11/21韓国。上位2チームが準決勝進出。