かつての英雄の子孫が並ぶ、錚々たるラインナップ。
*ボイオティア勢(50艘)
名前 | 形容 | 人物 | |
ペネレオス | − | ヒッパルキモスの子。かつてはアルゴナウテースの一人であった。 ヘレネーの求婚者の一人。 |
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レイトス | − | テバイのアレクトリュオンの子。 | |
アルケシラオス | − | ||
プロトエノル | − | ||
クロニオス | − |
*アスプレドン、オルコメノス(30艘)
アスカラポス | − | イアルメノスと共にアレス神の子。二人はアルゴナウテースでもあった。 共にヘレネーに求婚している。 |
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イアルメノス | − |
*ポキス勢(40艘)
スケディオス | − | 剛毅のイピトスを父に持つ。ヘレネーの求婚者の一人。 | |
エピストロポス | − | スケディオスの弟。 |
*ロクロイ勢(40艘)
アイアース | 駿足 | オイレウスの子。いわゆる小アイアース。槍を得意とする。 小柄ではしっこい。性格は傲岸不遜。 |
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*アバンテス族(40艘)
エレペノール | − | カルコドンの子。 アバンテス族は駿足で知られる。 |
*アテナイ(50艘)
メネステウス | − | アテナイのエレクテウスの孫ペテオスの子。 テーセウスが冥界に下っている間、ヘレネーの兄であるディオスクーロイ (カストル、ポリュデウケス)によってアテナイ王位につけられる。 テーセウスが戻ってきた後はスキュロス島に退いていた。 ヘレネーの求婚者の一人。 軍の配置統率にかけては老雄ネストールにも勝る。 |
*サラミス(12艘)
アイアース | テラモーンの子 (テラモーニオス) |
いわゆる大アイアース。サラミス王テラモーンの子。 アキレウスに次ぐ勇将で、ヘクトールと戦っても全く引けをとらない。 ギリシア勢一の巨漢。 |
*アルゴス、ティリュンス、ヘルミオネ、アシネ、トロイゼン、
エイオナイ、エピダウロス、アイギナ、マセス(80艘)
ディオメーデース | 大音声の、 馬を馴らす |
カリュドン王オイネウスの子テューデウスとアドラストスの娘デイピュレとの子。 第二次テーバイ攻め(エピゴノイの戦)で勇名を馳せた。 知勇兼備の将で、オデュッセウスとはウマが合うのか、常に一緒に行動する。 ダンテ・アリギエリの『神曲』では、地獄でもコンビを組んでいた。 |
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ステネロス | − | カパネウスの子。ディオメデスと共に第二次テーバイ攻めに参加。 ヘレネーの求婚者の一人。 足を痛めており、徒歩では戦えない。 |
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エウリュアロス | − | タラオスの子メキステウス王の子。アルゴナウテースの一人でもあり、 第二次テーバイ攻めにも参加、地味ながら戦歴は輝かしい。 |
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*ミュケナイ、コリントス、クレオナイ、オルネイアイ、アライテュレエ、シキュオン、
ヒュペレシエ、ゴノエッサ、ペレネ、アイギオン、アイギアロス、ヘリケ(100艘)
アガメムノーン | 広大な国土を統べる勇士 | アトレウス王の子。ミュケナイ(あるいはアルゴス)王。 トロイア戦争におけるギリシア方の総大将。 |
*ラケダイモン(60艘)
メネラーオス | 大音声の、 軍神アレスの寵に恵まれた、 金髪の |
スパルタ王。アガメムノンの弟。 彼の妻ヘレネーがトロイアの王子パリスに奪われたことがこの戦いの発端となった。 |
*ピュロス、アレネ、トリュオン、アイピュ、キュパリセイス、
アンピゲネイア、プテレオス、ヘロス、ドリオン(70艘)
ネストール | 弁舌さわやかな、 ゲレニア育ちの騎士 |
ピュロス王ネーレウスとクロリスの子。ゲレニア育ちの騎士。 両陣営中、一番の古株。何しろ、ヘラクレスの時代から生きているのだ。 |
*アルカディア勢(60艘)
アガペノール | − | アンカイオスの子。アルカディア王。 |
*ブプラシオン、エリス(40艘)
アンピマコス | − | クテアトスの子。タルピオスとは従兄弟。 (クテアトスとエウリュトスは銀の卵から生まれた双子。彼らはモリオネと呼ばれる。) |
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タルピオス | − | エウリュトスの子。ヘレネーの求婚者の一人。 | |
ディオレス | 剛勇 | アマリュンケウスの子。 | |
ポリュクセイノス (ポリュクセノス) |
その姿神にも似た | アウゲイアスの子アガステネス王の子。 | |
*ドゥリキオン、エキナイ諸島軍(40艘)
メゲース | その武勇アレスにも劣らぬ | ピューレウスの子。ヘレネーの求婚者の一人。 | |
ピューレウス | ゼウスの寵に恵まれた騎士 | エリス王アウゲイアスの子。 父の家畜小屋をヘラクレスが掃除したとき、父が報酬を払わないことに対して反対したため追放され、 ドゥリキオンへ住み着く。のちアウゲイアス王を破ったヘラクレスによりエリス王につけられるが、 位を兄弟に譲ってドゥリキオンへ戻っていた。 カリュドンの猪狩りのメンバーの一人。 ・・・ということは、結構年寄りだ。 |
*ケパレネス族(12艘)
オデュッセウス | 機略縦横の、 知謀ゼウスにも比すべき、 城攻めの勇将 |
ラーエルテースとアンティクレイアの子。イタケ島の王。 『イーリアス』の戦いより以前に、ヘレネー返還を求めてメネラオス、アキレウスと共に イリオンを訪れている。 知勇兼ね備えた名将・・・なのだが、後世の悲劇などでは、 狡猾で冷酷な策士として描かれることが多い。 |
*アイトリエ(アイトリア)勢(40艘)
トアース | − | アンドライモンの子。 |
*クレテ勢(80艘)
イドメネウス | 槍に名高き | 地中海に覇を唱えるクレテ(クレタ)島の王。ミノス王の子デウカリオーンの子。 ヘレネーの求婚者の一人。 |
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メリオネス | 武士の命を奪うエニュアリオスにも劣らぬ勇将 | イドメネウスの友人で、彼の戦車の御者を務める。 ヘレネーの求婚者の一人。 |
*ロドス勢(9艘)
トレポレモス | 身の丈高く武勇優れた、 槍に名高き |
ヘラクレスの子。 ヘレネーの求婚者の一人。 |
*シュメ島(3艘)
ニレウス | − | ニンフ・アグライエとカロポス王の一子。 ヘレネーの求婚者の一人。 トロイアに集まったギリシア人中、一番の美男子だったという。 ただし、力は弱かった。 |
*ニシュロス、クラパトス、カソス、コス、カリュドナイ島(30艘)
ペイディッポス | − | アンティポスと共に、ヘラクレスの子テッサロスの子。 ヘレネーの求婚者の一人。 |
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アンティポス | − | ヘラクレスの子テッサロスの子。 |
*ペラスギコン、アルゴス勢(50艘)
アキレウス | 駿足の勇士、 ペレウスの子 |
ギリシア方最強の英雄。プティアの王ペレウスと海の女神テティスの子。 ミュルミドーン人を率いる。 |
*ピュラケ、ピュラソス、イトン、アントロン、プラレオス(40艘)
プロテシラオス | 勇武の | すでに戦没している。 トロイアに最初に上陸したものは討死する運命にあると知ったとき、自らそれを引き受けたという。 |
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ポダルケス | アレスの分身とも言うべき、 勇将 |
ピュラコスの子、羊あまた持つイピクロスの子プロテシラオスの弟。 |
*ペライ、ボイベ、グラピュライ、イアオルコス(11艘)
エウメロス | − | テッサリア王アドメートスとアルケースティスの子。かつてアポロンが父のために飼育した駿馬を持つ。 |
*メトネ、タウマキエ、メリボイア、オリゾン(7艘)
ピロクテーテース | 弓の名手 | ヘラクレスの火葬壇に火をつけた礼として、ヘラクレスの弓とヒュドラの毒矢を受け取っている。 ヘレネーの求婚者の一人。 遠征の中途レムノス島で負傷し、置き去りにされたままとなっている。 |
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メドーン | − | オイレウスの庶子。 |
*トリッケ、メトネ、オイカリエ(30艘)
ポダレイリオス | − | マカオンと共に医神アスクレピオスの子。 | |
マカーオーン | − | 彼ら二人は優れた勇士であり、また医者でもある。 |
*オルメニオン、ヒュペレイア、アステリオン、ティタノス(40艘)
エウリュピュロス | − | テッサリアのエウアイモンの子。 |
*アルギッサ、ギュルトネ、オルテ、エロネ、オロオッソン(40艘)
ポリュポイテス | 不屈の戦士、 戦いでは後に退かぬ |
ラピタイ族のペイリトオスとヒッポダメイアの子。 ペイリトオスがケンタウロスたちを破った日に生まれたという。 ヘレネーの求婚者の一人。 |
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レオンテウス | その武勇アレスの分身というべき | カイネウスの子コロノスの子。ポリュポイテスの友人。 |
*キュポス(22艘)
グネウス | − | オキュトスの子。 |
*マグネテス人(40艘)
プロトオス | 駿足 | テントレドンの子。 |