レチタティーヴォ(ソプラノ)
イエスがユダヤの地ベツレヘムで生まれたとき、博士たちが東方よりエルサレムに来て、
彼を拝んだ。
(マタイ2:1−2より)
三重唱(テノール、バス1、バス2)
「新しくお生まれになったユダヤ人の王はどこにおられますか。
わたしたちは彼の星を見て、拝みに来ました」
(マタイ2:2)
合唱
ヤコブより一つの星が進み出で、
イスラエルより一つの杖が立ち、
諸侯と諸都市を打ち砕くだろう。
(民数記24:17より)
輝く曙の星のなんと美しいことか。
何という光輝が主から放たれたのだろう、
光と慰めを与えるために!
イエスよ、あなたの言葉は明らかで、
真理と生命へと通じています。
誰があなたと並び立つことができるでしょう?
レチタティーヴォ(テノール)
すると全会衆は立ち上がり、
彼を訴え、中傷しはじめた。
(ルカ23:1−2)
合唱
「この者はわが民族を惑わし、皇帝に税を納めるのを禁じ、
また、自分が王なるキリスト(メシア)だと言っていることがわかりました」
(ルカ23:2)
レチタティーヴォ(テノール)
ピラトは祭司長たちと群集に言った、「わたしはこの者に何の罪も見出せない」
すると皆は叫んだ。
(ルカ23:4)
合唱
「彼は民衆を扇動しているのです、
全土で教えながら、
ガリラヤからこの都にいたるまで」
(ルカ23:5)
レチタティーヴォ(テノール)
ピラトは言った、
「わたしは彼に何の罪も見出せない。だから、鞭で打って釈放しよう」
全会衆は叫んだ。
(ルカ23:13−18より)
合唱
「その男を殺せ、バラバを赦せ!」
(ルカ23:18)
レチタティーヴォ(テノール)
ピラトはイエスを釈放しようと思い、再び呼びかけた。
しかし彼らは叫んだ。
(ルカ23:20)
合唱
「彼を十字架につけろ!」
(ルカ23:21)
レチタティーヴォ(テノール)
ピラトは彼らに言った。
「おまえたちが引き取って、十字架につけるがよい。
わたしは彼に何の罪も見出せない」
彼らは答えて言った。
(ヨハネ19:6)
合唱
「わたしたちには律法があります。律法によれば、彼は死に値します。
なぜならば、彼は神の子と自称したからです」
(ヨハネ19:7)
レチタティーヴォ(テノール)
そこでピラトは、十字架につけるためにイエスを彼らに引き渡した。
こうして彼らはイエスを引き取り、されこうべの場所(ゴルゴタ)へと連れていった。
(ヨハネ19:16−17)
民衆と嘆き悲しむ婦人たちが大きな群れを成して、彼に従った。
(ルカ23:27)
合唱
シオンの娘たちよ、自分と自分の子らのために泣け。
なぜなら見よ、その時が来るからだ、
山に向かっては、「われらの上に崩れ落ちてくれ!」
丘に向かっては、「われらを覆ってくれ!」
と言う時が。
(ルカ23:28−30)
コラール
彼はみずからの背に負われた、
わたしを悩ませる重荷、
わたしが背負いきれないほどの重荷を。
彼は冒涜を受けるだろう、それなのに
彼はわたしに恵みを与えてくださる。
何と慈悲深いことだろう!
おまえはどこにいるのか、太陽よ、
夜がおまえを追い払ってしまった、
昼の敵である夜が。
さようなら、地上の太陽よ、
しかしわたしの喜びなるイエスは、
なお私の心の中で明るく輝いている。
(第2節は、パウル・ゲルハルト作コラール“Nun ruhen alle Wälder”第2節に基づく)
訳が違ってたらすみません(汗)