Act.11 暗黒時代

 ……当時の行きつけゲーセンでついに2ndが消えた。消された最大の原因はやっぱり某S社のRPG絡みの滅茶ムカつく3D格ゲーだった。奴の為に2ndはシングルに移行され、終いに某社のキャクターの印象の方が先に出ちゃって結局僕がやるのをやめてしまった3D格ゲーによってシングル台すらも消された。

 それからの僕は、まさしく暗黒時代だった。他のゲーセンに行けばよかったものの、当時嫌な思い出のゲーセンには行けなかった。たまに別ゲーセンに行ったりもしたけど、当時は色々訳があって行き付けばっかりに行っていたのは事実。特に対戦台健在のシントクは、最も腹の立つ思い出&悪い態度の客の印象が強くて近づけなかった。とはいえ、FAX等で情報のやり取りをしていたRIRI女史からの話を聞いていると本当に2ndが、スト3がやりたい。その気持ちは抑えられなかった。インターネットを始めたのはそれから色々募る悩みが有った秋の事だった。NET上で見つけたスト3のページ……主に攻略&対戦……の話を聞いていると、本当に行けば行ける場所に有るのに、何故か一人で行く気がしなかったのだ。……因にその頃代りにハマったもので今でも好きなのは、結局ポケモンとシェルミーしかない。

 ゲームをすること以外にも、特に同人方向は更なる暗黒時代であった……否、今でもその暗黒時代の傷は癒えておらず、今だにトラウマをもってしまって精神疲弊をされてしまっている状態である。特にこの当時はコスプレが出来ない処か、単純に他の絵すらも描けない位深刻なものだった。僕の暗黒の原因となった「あるもの」は今だに存在はしていて、やはり傷は癒えていない……一体何が原因でこうなったのかは分からない。僕愛用のヤンカラー&SAの一方的な非謗が飛んでいたりもした……生じっか、自分は本などで色とSAを書いていたので、当てつけではないかと思える位酷かった(少々被害妄想)。他にも「裏切り」と感じてしまった衝撃的事件も起こった。これに関しては似た様な事例が過去に有ったため、かなり衝撃を和らげることが出来たが、今だにその原因となった元作品は声を大にして「大嫌い」と言える。今でも「スト3が好き」という、暗黒時代以前に知り合った知り合いは本当に少ない。この暗黒時代に、各々思うところがあって「スト3が好きな」僕の知り合いは「スト3」から離れていってしまった(「あるもの」の影響もかなり有ったらしい)。僕に残されたのは遠くにいる極わずかな「スト3が好きな」知り合いと「スト3」関係なしに古い深い友人達、そしてそれを張るかに上回る、原因である「あるもの」の巨大な陰である。

 「スト3は大好きだ」が、「好きだという気持ちを表に表わせる行動(ゲームをやる、絵を描くetc)が一切出来ない」状態に陥っていた………将に泥沼の暗黒時代である。


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