Act.1 ライブ・ア・ライブ

 何でストIIIの話をするために違うゲームの話をするのか?なーんて思うでしょうけど、これがないと次の話が通じないので、ライブ布教活動の意味も込めて書いています。出来ればきちんと読んでくれると嬉しいなぁ……

 その昔、僕はTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)の集団に所属していたのですが、丁度そのメンバーが原因で人間不振に陥りました。これについて詳しいことは省きますけど、親友と思っていた人に裏切られ、何も信じるものが残されていなかった僕がライブ・ア・ライブに出会ったのはその頃でした。このゲームには、人を信じる事の大切さを教えられました。それから、全てに裏切られたこのゲームのラスボスが辿った運命が、まさにこの先自分が進むであろう道に見えて、もう一度回りを見直して見ることが出来たのです。集団には酷い仕打ちを受けて、爪弾きにされて、自分の全てを否定されたけど、僕には僕を必要としてくれている沢山の人達が居たって事を再認識出来た…自分にとっての道徳ゲームでした。

 このゲームには9つのシナリオがあり、その中で僕が一番好きな"中世編"に続いて、大好きなシナリオが"功夫編"です。この章では、ある中國拳法の老師が、心・技・体を共に兼ね備えた弟子を後継者に選ぶ、というのが目的です。そして心・技・体各々一つに秀でた3人の弟子をとり、後継者をその中から選ぶのですが……詳しい話は出来ればゲームの方をやっていただきたいので端折ります……僕はこの3人共がみんな大好きで、どのキャラを後継者に選ぶか何時も迷ってしまうのですけど、その弟子の一人の名前がユン・ジョウという、弟子の中で最も強い心をもった少年でした。そう、勘の鋭い人はもうわかりましたか?

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