読んでて痛い話
〜かいつまんで昔話〜

　簡単に言いますと、自分が一時トルーパーを足抜けした原因です。リアルタイムからトルーパーが好きだった本放送からOAVの輝煌帝伝説の発表位の頃（トルーパーシンドロームがTVニュースになった頃ですね）、あの儲け丸見えなところとかに少ないお小遣いがついていけなくなった事も原因ではあります。レンタルしたって2泊3日で\400…月のお小遣い当時\3K〜5Kでしたから、かなりの痛手ですわ。

…でも、そのビデオやカセットブック、画集なんかの傾向にも、正直閉口していた口が多かった訳です。

　と、言うのも、所謂『同人界での流行』が影響していた事。それが又同人界のカプ主張に拍車をかけた。勿論、主張の中にはかなりフィルターかかった状況で「**カプだ〜」みたいな見解もあるんだろうと思うんですが、その中の多数派が「私達が王道！他は邪道！」みたいに声を大にして主張するのを見ていて聞いていて、すっかり嫌気が刺してしまいました。自分の「王道嫌い・人気嫌い」はこの頃から端を発していた訳です。カプ同士の骨肉の争いも、この頃の事が原因で駄目になりました。

　自分も「なんちゃってやおい」だった時代がありましたけど、身近に当時自分がイチオシの逆カプの人はいたにしろ、自分と同カプの人は居なかった訳です。そんでもって「**が横道、逆は邪道だよ」みたいにいわれまくってた事もあったり、自分の好きなキャラが当て馬にされたりと言う事があったりしました。結構自分も、今以上にかなりのおガキさまだったんで、そう言われてムキになった処はかなりあったと思います。只…そんな事が続いて、段々と嫌気刺しました。反動で、やおいそのものジャンル問わず全部駄目になり、実はスト3に来る迄、やおいは全くもって見れない程、長い事駄目だった訳です。此処の隠し文書探し当てて読むと、「何処がじゃ」と思う位のものですが、これは本当。

　今も、『読める（好きな）カプ』と『うわ！それはカンベン〜』と『別に放っとける』の3つがあって、『読める（好きな）カプ』以外は出来る限り触れない様にしています…正直、Netでトルーパーサイトを回って「自分、トルーパーのやおい読めたんだ…」と吃驚した位です。相方や売り子の友人もやおい嫌いなんで、無理に本渡したくもないし、対戦系の男性の知り合いの方が増えたし、うちの客層としても男性…しかも対戦攻略本を求めている人の方が多いんです。

　そんな訳でして、当時の厭な事を思い出してしまいそうなもの触れたくないので、同人誌とか同人サイトは、結構慎重に巡ったり見たりしているんです。此処迄斜陽になった息の長いジャンルなんで、今でこそあの頃の様な骨肉の争いはないし、自分自身、人の好きなものを悪口は言いたくないんですけど、もしかしたら、この隔離コンテンツを読んでて、該当カプも好きな人が厭な思いをしてしまう事があるかも知れません。その時は、本当にすみません。眞、對不起。カプじゃなくて「コンビ」だったら正しく節操なしで何でもアリなんだけどなぁ…自分。

　意外とトルーパーの読み手としては腐ってるんじゃないかって程色々読んでいたりするのですが、どうしても読めないトラウマカプだけは触れないようにしてるんですよね。

……実は、現ジャンルでも全く同じ理由で（金銭絡んだから、結果的にはトルーパーの時よりも辛い）某カプ本が全くもって駄目になってしまってます。風前の灯ジャンルなのに、これでも取捨選択しないと本が買えない状況。今双児本出してるサークルさんの殆ど友達＆知り合い、新規開拓は非常に難しい。