市庁内テロ対策本部
オペレーター「何者かが、D−13地区で銃撃戦を繰り広げている模様です」
本部長「何?」
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エンドウ警部が走り込んでくる
エンドウ「本部長!」「この街にハッサンの弟が住んでいます!場所はアラブ街!」
ゴウマン「そこだ!」
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アラブ街 深い夕方
炎の中からゾンカーが現れる
ジャンリュック「お前達はもういい。あとは俺がやる」
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ジャンリュックの命令を受け引き下がるヒューパ
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マルシア「どうして?攻撃をやめたの?」
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トレーラーが横付けしたビルに逃れていたタカコ達、異常に気づき外を窺う…
ハッサン「あっけないな……」
タカコ「シッ!」指を口に当てハッサンを黙らす
ハッサン「……」肩をすくめる
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タカコ達が隠れている建物を守るように集まるAA達
シルヴィア「命が惜しなったんちゃうか?」
ケイ「油断しないで!簡単にあきらめるはずがない」
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おもむろにゾンカーが構える
背部が展開しプラズマが発生する
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ミシェル「二時の方向にプラズマ反応!」「すぐ近くよ」
ケイ「何!?」
ゾンカーのプラズマ砲が火を噴く
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シルヴィア「こっちかいな!」
ゾンカーがいる方向に振り向くナンブ
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アリサ「伏せろ!」
ケイ、マルシア、ミシェルは咄嗟に伏せるが……
動作が遅れたシルヴィアは立ったまま……
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シルヴィア「!」
手前まで一杯に広がるプラズマ光の前に立ちすくむシルヴィア
ドルチェがナンブに飛びつく
ドルチェの右肩がプラズマ光に飲まれ右腕が吹っ飛ぶ
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突き抜けたプラズマ光が建物に吸い込まれるように突き刺さり建物は爆発炎上する
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アリサの機転により難を逃れたシルヴィア
地面にはドルチェの右腕が落ちている
シルヴィア「アリサ!」
アリサ「大丈夫だ」
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アリサ「ジャンリュック?」
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行く手に立ちはだかったのは試作品のプラズマガンを装備したゾンカー
ジャンリュック「やはり試作機か。標準が甘いな」
圧倒的な火力の前に為すすべもないAA達
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破壊された建物から子供がさまよい出てきてしまう
子供「ママー、ママー」
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窓から外の様子を見ていたハッサン。
思わず子供を助けるために走り出す。
ハッサン「!……危ない」
タカコ「!」
イブン「兄さん!」「出ちゃダメだ!」
突然の行動にハッサンを止められない
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子供のところへ走っていくハッサン
ジャンリュック「バカめ」「捜す手間が省けた」
ゾンカーのプラズマ砲が光り出す
アリサ「やめろー!」
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プラズマ砲が放たれる
プラズマガンがハッサンを捕らえる
その瞬間
辛うじてアリサがハッサンを庇うため飛び出す
ドルチェの左腕を吹き飛ばしプラズマ光がハッサンを襲う
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ドアのところから顔を出したタカコ、イブン、亮
タカコ「あ!」
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子供を抱いたハッサンの後が光る
ハッサンの後の地面に着弾
子供と一緒に吹き飛ばされるハッサン
激しい煙……
ケイ「くっ!」
ミシェル「あ」
マルシア「!」
シルヴィア「!」
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タカコとイブンハッサンに駆け寄る
ハッサンの下から子供が這い出してくる
イブン「兄さん!」
子供「ワーン、ワーン」
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怒りに燃えるアリサ
ジャンリュック「アリサ……邪魔をするな……」
AA達が立ち上がる
アリサ「ジャンリュック……」
ジャンリュック「邪魔をするな……!」
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アリサ「うお〜!」
ぼろぼろのドルチェがゾンカーに突っ込む
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ノクトゥール、クムガン、トリュフアン、ナンブ
ドルチェの援護のため打ちまくるが、ゾンカーはよろけながらも銃を構え続ける
そしてプラズマ光が集まり……
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拡散したプラズマ光がドルチェを捕らえる
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アリサ「……!」
ケイ「アリサー!」
マルシア「〜」
ミシェル「〜」
シルヴィア「〜」
追いつめた獲物を前に不適な笑いを浮かべるジャンリュック |
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絶体絶命のその時
アラブ人街の戦闘を察知した警察のヘリ部隊が到着する
エンドウ「テロリストへ告ぐ!こちらはベイサイドシティポリス。すみやかに投降せよ!」「まもなく軍も到着する。抵抗は無駄だ。すみやかに武装解除して投降せよ」
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ジャンリュック「ザコが……」
皇城「ジャンリュック、引き上げろ!」
ジャンリュック「なあに、すぐ済む」
皇城「上からの命令だ!これ以上騒ぎを大きくするな!」
ジャンリュック「ちっ……」
皇城大尉の命令もありしぶしぶながらジャンリュックは戦闘の場を後にする
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ドルチェの廻りに集まる四体
ミシェル「アリサ!」
ケイ「聞こえるか、アリサ!」
マルシア「アリサ!」
LMの中アリサ目を開ける
アリサ「聞こえてるよ」
ミシェル「アリサ!」
シルヴィア「しっかりしいや」
アリサ「大丈夫……死ぬほどの事じゃない……」
ケイ「ちょっと待って、すぐ出してやる」
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