美食虎の穴番外編
お粥ライス
実験者:十九十九(つなしつくも)
序
お粥ライス
それは何気にしたカキコから始まった。
「お粥ライスなら食べてみたいです」
カキコをしたのは私──十九十九(つなしつくも)自身。
ふとした気の迷いから私の心は、魔界の海原雄山の手に鷲掴みにされていたのだった。
本論
1.実験材料
・米(ご飯、お粥共に家にあった秋田小町を使用)
・塩(お粥の味付けに一摘み)
・水(水道水)
以上のように材料はどこの御家庭にでもあるものである。
2.実験方法
実験方法もいたって単純。手順は以下の通り。
1、米を炊く。
2、お粥を作る。
3、かけて食う。
以上の手順を追って今回の実験は行われた。
なお、今回は一人分の食事なので炊飯器は使わずに鍋焼きうどん用の土鍋でご飯を炊くことにする。
決して、残りの白米が無かったわけではありません。そう、あくまでも、キャンプでのお粥ライスを再現するために……。
3.実験結果
山田のような“なにか”氏同様に、見た目、香り、味の3点で5段階評価する事とした。
見た目:★★★
白米 と粥。
香り:★★★★★
粥 、ほんのりとした塩の香りが食欲を誘う。
味:★★★★★
……。
しいていえば
「さらさらっと食べたいな。白湯でもかけて食べようか。あ、電話が〜十分後〜あっ、ごはんが水を全部吸ってしまった」
。
言い換えれば「水分を吸ってしまったお粥、しかし熱い」でも良いだろう。
結び
「そのまんまやん」
全て食してもそれ以外の言葉は出てこなかった。
本日は秋田小町のみを使用したが、コシヒカリとササニシキ、標準米とひとめぼれ、玄米と餅米、ひねって海水でご飯を炊く。
このように、多数のバリエーションで食すのも、オツなものと考える。
なお、実行する際は塩を多目に入れることをおすすめする。
本日は「お粥ライス」という人体に危害を加えないものではあった。
しかし、私は過去に「抹茶アイスとワサビの化合物」という、どちらの味もしない全く別の物体になってしまったものを食したことがある。
果たして、魔界の海原雄山に私は抵抗することが出来るのだろうか?
ジーク・美食!!!!!