第4回実験報告
キムチコーンスープのりたま風味
序
『美食戦隊 薔薇野郎』
と言うゲームをご存知だろうか。
1995年に発売された、スーパーファミコン用ソフトである。ジャンルは美食格闘アクション。
このゲームは、そのアレな世界観と共に、「ライフアップグルメシステム」と言う特殊な体力回復
システムでそのテのファンの間では有名である。
この「ライフアップグルメシステム」と言うシステム、ステージ終了時に、それまでに集めた様々
な食材を組み合わせ、サイバーシェフと言う謎のシェフに料理してもらい、それを食べて体力を回復すると言うもの。例えば、“ぶたにく”と“こめ”を組み合わせて“かつどん”、
“トウガラシ”と“やさい”で“きむち”と言った具合だ。
しかし、このサイバーシェフは融通がきかない。とにかくなんでも組み合わせて料理してしまうのだ。例えば、“さかな”と“アイス”で“さかなアイス”、と言った具合だ。 もちろんこんな明らかに不味そうなものを食べると、ライフは減少してしまう。
実に斬新かつアヴァンギャルドなシステムである。
まさに私の今の状況は、この『美食戦隊 薔薇野郎』なのである。私のライフは増加するのか、減少するのか……。そして、私は今日も美食の修羅道を歩むのである。
本論
1.実験材料
今回使用する食材は以下の3つである。
この3つをもって、今回の実験を行うこととした。
2.実験方法
以下の手順をおって、実験は行われた。
(注1)今回の実験においては、箸でひとつかみできる量を適量とした。
(注2)今回の実験においては、小匙2杯を適量とした。
3.実験結果
今回の実験も、見た目、香り、味の3点で5段階評価する事とする。
以上の点をもって総合的に判断すると、キムチコーンスープのりたま風味は不味い事がわかる。今回の実験、またも失敗である。
これを御覧の諸氏には一言忠告させていただく。罰ゲームでもやめておきなさい。
結び
「まっずぅ〜」
これが実験直後の私の言葉である。
今回もまた、私は美食の深淵の前に敗れ去ってしまった。私の力はもはやここまでなのか?否!断じて否!!私は至高の美食に至るその時まで、挑戦を続けるのだ!!
魔界の海原雄山の名に賭けて!!!!
ジーク・美食!!!!!