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FUJI ROCK FESTIVAL 06

DAY1
仕事で初日は断念。夜に苗場着。そのまま苗プリへ。テレビで新日本プロレスを見ててあまりにもつまらないのでそのまま就寝。今回の宿はネットで探した人とシェア。

DAY2 
朝起きて、会場入りして友人とお会いする。
毎年おなじみの方々と、初対面となる方とその娘さん。
談笑している途中で強烈な便意。
必死に便所に行き、自分の順番を数えながら自分の内側で格闘。もう少し遅かったらやばかった。伝説になるとこだった。
ピーピーだった。起きてすぐに宿のトイレでもゆるいのをしているいので、二回目。
グリーン横の救護テントにてお医者さんに見てもらう。
噂ではめちゃくちゃ名医と言われているヒゲのお医者さん。
診断してもらい「急激な気候変化による腹痛だと思われる」との結果で正露丸をもらう。
「不覚にもフジロック参加して初の救護テント利用となってしまいました」と伝えるとお医者さんとスタッフの方々に笑われた。

特に見るものなく、友人とドラゴンドラへ。初めての経験です。
乗り場まで結構な登り道。10分ほどの行列。われわれが乗り込む直前、7ヶ月の娘さんを連れた友人一家に遭遇する。なんたる偶然。

ドラゴンドラは予想以上に面白く、中ではしゃぎすぎてしまいました。「伝説を作るためにケツを出す」とか「ここで下痢になったらどうするか」などと騒いだ。相席になったお姉さんうるさくてごめんなさい。

ドラゴンドラ頂上はゆるゆるで、パンダやライオン、かっぱの着ぐるみや、ハイジのコスプレした人に出会う。レストランでカレーを食し、おなかを暖めるため紅茶を頂く。
その後、定番フォークソングを歌う「歌のお兄さんのコンサート」があり、「幸せなら手を叩こう」とか「上を向いて歩こう」とか「今日の日はさようなら」とか、一部恥ずかしい楽曲を含む数曲を合唱。
後で知ったのだが、歌のお兄さんは真心ブラザースの片割れだったそうだ。スピードスターレコードの社長による紙芝居も見て都合2時間以上頂上にいたか。

ドラゴンドラからの帰り、雨。
また雨ですか。
もうねウンザリ。とりあえずヘヴンへ直行。なんとか/ロッソ・デュオという自分でCD持ってても名前を覚えていないアメリカのオルガンとドラムのデュオ。ジャズとプログレが一緒になったようなユニットでジャム系といってもよいか。
めちゃマイナーな二人ですがヘヴンは昼間の出演バンドとしてはかなりの人の入り。「蕎麦」という曲でアゲられる。
途中から雨は強くなったら弱くなったりを繰り返す。
終了後、アヴァロンでケバブ購入。
お気に入りのタイラーメン屋台は今年は発見出来ず。

グリーンステージでソニック・ユース。3曲目から数曲の間、ジム・オルーク飛び入り。キム姉さんの衣装がすごかった。演奏は「ソニックスも伝統芸能の仲間入りか?」と思った。いや楽しかったけど。

レッドまーキー前で友人夫妻(+あーちゃん)と久々の対面。最終日のフィッシュマンズでの再会を約束。

その後、予定ではUA&菊池を見るのだったが、場内の人大杉状態がすごく、ぬかるんだ中の大渋滞の中、移動する気がなくなり、そのまま電気グルーヴを見ることにした。すいません、オイラは彼らの音源は殆ど知りません。
なんか富士山の着ぐるみきてやってたのは楽しかったっすよ。

で人大杉の最大要因、レッチリ。
しゃれにならない人の波。
始まる前に「みんな後ろに一歩下がれ」「後方のシートは撤収してくれ」「混乱したらライブ中の中断もある」などと、「ここは98年の豊洲か?」という最近のフジロックでは聞かれなくなったアナウンスをスマイリー原島さんが行う。
セッティングで楽器が出る度に歓声が上がる。
で人大杉の状態でレッチリ。楽器以外にステージ上には何もなく、ただただ4人のパフォーマンスのみ。
やっぱね、演奏が恐ろしいほどうまいっすよね。
BY THE WAYの場内合唱はすごかったな。でも一番すごかったのはジョン・フルシャンテが弾き語りで歌ったやつ。ビージーズだったっけ?ちと自信ない。泣きそうになったよ。

レッチリ終了後、人大杉なので場外に簡単に出れそうも無い。
雨も電気グルーヴ前からやんでいたので、ところ天国で映画鑑賞。フレッド・フリスの動く姿をフジロックで見れるとは思わなかった。いやー面白い映画だったな。この映画に関してはまた別に書いてみたいわ。
寒くて途中ラーメン食いながらでしたよ。映画終了後、数人から拍手が。

とぼとぼ歩いて宿へ。3時ごろ寝たが6時半に目が覚めた。

 

DAY3

朝、鼓童の音を聞きながらホワイトステージのENVYへ。
モグワイみたいなバンド。ギターは当然テレキャス。
途中でダレた。
ヘヴンまでいってみるが、らぞくは着いて直ぐに終わった。
でアヴァロンに戻ってみたが、変なフォークみたいなのをやっていたので退散してホワイトのISISへ。
全然知らないバンドなんだが、これまた轟音系。デス声。
そしてギターはこれまたテレキャス。

終了後ヘヴンで釜焼きピザ2種友人と3人で食す。
昨年はこの店でピザを食ってたらお店の椅子がぶっ壊れて赤犬のメンバーに助けられた思い出があるのだが、今年は椅子が強固なものに変わっていた。相変わらずバリウマ。
食い終わり、リクルマイのライブ。アルバムが全然面白くなかったけど、ライブは良かったすよ。MCはちと辛いと言うか、なんかなー、響かないのだなー。

で恐ろしいほどの人がやってきたので、PAテント横から3人とも逃げてステージ向かって右側へ。友人夫妻も合流。他の友人が高田総統のTシャツを着て座っていたのを発見。

フィッシュマンズ、予想通り人大杉でパンパン。ヘヴンには最初から無理だと思っていたが、隙間ゼロ。
何せ人大杉でステージが見えない。本命HONZIなんか腕だけ。
ライブは60分でゲストボーカルは1曲づつしか歌わない。
クラムボンの郁子が歌うウェザーリポートはサビの部分を歌ってたら泣けて来てしまった。佐藤ちゃんを偲んでとか、こういうライブで泣くなんてアホだと思っていたのだが、泣いてしまった。オイラはキモヲタですよ。
続いて偽佐藤ちゃんじゃなくてボノボのVoで「感謝(驚)」。まんま。で郁子で泣いたのに一気に醒める。
欣ちゃんが「彼もフジロックやりたかったと思うよ」とMC。
キセルによる「IN THE FLIGHT」、UAによる物凄いというかUAでしかない「ウォーキング・イン・ザ・リズム」。
ポコペンは何を歌うのかと思ったら「SEASON」。もうね歌いまくった。で最後はハナレグミによる「ナイト・クルージング」。で終了。あっけない。最後にいかにもな展開な全員で「いかれたBABY」で終わるとかも無く、終了。
観客はアンコールを求めていたが終了。ポカーン。
やはり昼間ヘヴンではなくホワイトで80分ぐらいやって欲しかったな。

そのままレッドマーキーに行きキリングジョーク待ちなんだが30分前の段階ではガラガラ。ヤバイぐらいガラガラ。
開始5分前でやっと格好付く人の入り。
でも人はそれほど多くなくても熱量は全然負けてない!
ライブ前から最前付近は「キリングジョーク」コール始まってます。
3分押しぐらいでトルコ民謡みたいなSE流れてライブスタートするもベースが不調でなかなか始まらない。ステージ上ではジョーディーがローディーになんか腕つかんで叫んでるし。
やっと始まりジャズ、白塗りで登場。「communion」で始まる。で2曲目にいきなり「WAR DANCE」!すげーよ。めちゃかっこいい。皆踊りまくって、「ウォーダンス!」の大合唱。途中火吹きパフォーマーも参加してきたのでますます興奮。
「TOTAL INVASION」「BLOODSPORT」「ASTEROID」「WHITEOUT」
「THE WAIT」「PSSYCHE」などをやったと思う。PSSYCHEなんかも前の方は凄いことになってたな。
でここでタイムオーバー。LOVE LIKE BLOODをやる気配が無くなったので(「PANDEMONIUM」をやった)、俺フジロック06終了。苗プリに走って行き、タクシーに乗って一路越後湯沢駅へ。東京経由で寝台列車に乗って朝6時チョイ過ぎに帰宅しました。

今年は仕事もパンクし、その上に見たいバンドが少なかったけど、その中で参加して改めて「フジロックが何故楽しいのか」が実感できた。
正直毎年「もう今年で終わりだ」と思うし、今年は仕事上で辛いことが多く事前にモチベーションが全く上がらず、直前まで「宿を他人とシェアしてなかったら行くのやめようかな」と思ってた。
でも二日間だけだが参加してみて「やっぱりここはオイラの帰る場所なんだよな」と思った。行きの電車の中では「あーヤダ。仕事が離れないし落ち着かない」と思っていたし、金曜の夜の宿の布団の中でも「あー帰りたい」と思っていたのだが、会場の中で友人たちと遊んでいるうちに全部吹っ飛んだ。リフレッシュというとベタだけど。