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FUJI ROCK FESTIVAL 05

出発:
残念ながら仕事から抜け出れず、午前中はびっちし仕事。午後に出発して夜から参加のフジロック初日。PM13:45。家から出発、車で駅までかみさんに送ってもらう。娘、息子も新幹線を見せたいがために同行。
娘「パパー、どこいくの?」オイラ「お祭り」息子は新幹線に注目していた。
自由席しか空いておらず、なんとか座席を確保。車窓の向こうに一家3人。またしても家族を置いて参加することになってしまいました!

現地は雨との事で、萎え。2ちゃんねるの恒例スレ「三日間晴れてて涼しかった」スレが始めて開催前までに1000レスに達しなかったという縁起の悪さ。ちなみに2001年、最初に2ちゃんねるで「三晴涼」スレが立った時、途中で「願望を成就するには過去形で祈願し、感謝の気持ちを込めると良いと聞いたことがあるので「三日間晴れてた」とお願いしようと書いたのはオイラです。以来伝統として毎年行なわれていましたが、「三晴涼」の省略形では過去形にならないのでなかなか成就しないのではと思ってます。(付け足すと、今は恐山ロックフェスとして2ちゃんなどで出てくる故人を集めたフェスのネタ元は、かつて1999年、フジロックのBBS(=ORGになる前)に「イタコロックフェス@恐山」なるネタを書いたオイラだという説有り。あと「こんなフジロックは嫌だ」スレを一番最初に立てたのはオイラです)

現地に着くと、時間帯から行ってもそれほど多くはないとは言え、人目でフジロック参加者だとわかる姿の人々。雨は降っていない。シャトルバス乗り場に行くと、「ここだと雨がしのげないから、ここで待っててください」と言われて駅前の屋根の有るとこで待機。誰かが「バスはどのくらいの間隔で来るのですか?」と聞くと「30分ほどです」との答え。またもや萎え。

やがて20分ほどでバス到着。意外と早く乗れた。バスは二人がけの椅子に座ったのだが、オイラの場所はドア横で他の席よりも数センチ狭い。そこに荷物やウエストバックをした人が座るからギューギュー。あと、いかにも仕事帰りのOLさんいう人がルイヴィトンのキャリーバック持って乗り込んできた。この姿で会場入りしたら神なんだが。

みつまた場外駐車場で乳児と三歳ぐらいの子供を連れたお母さんが乗り込んできた。席を替わってあげようと思ったが、他の近くの二人組みの女性が替わってあげたようだ。まぁね、オイラが席を替わってあげても隣の人が同意してくれるかどうかわからんかったしね。

会場に着くと雨は降っておらず、まずは宿へ直行する。今回の宿はマイミクの方々と共同で取った民宿みたいな場所。事前情報が全く無く、場所だけしかわからなかった。めちゃくちゃ遠いわけではないが、オイラは今回、秘密兵器を投入した。折りたたみ自転車である。仕事でしばらく使っていた物で、今回3千円という金額を掛けて宅急便で送付した。
宿の前で組み立てていると会場から宿に帰ってきた女性が「自転車ってどこかでレンタルできるのですか?」と聞くので「いえ、宅急便で送りました」と答える。「いいですねー」と言う女性。「いいですよー」 会場へ出発。3分ぐらいでゲート前に到着!快適だ!


ゲート〜グリーン〜ところ天国〜ホワイトステージ:
ゲートをくぐると丁度コールドプレイとか言うバンドがスタートしたようだ。まぁね、オイラはこの手のバンドに興味が無いのですが、なんでも今一番旬だとか。それなりにグリーンステージはお客さんで埋まっておりました。満員とまでは行かない感じだったけど。で通路を歩いているとタープ禁止のアナウンスでタープは無いけど結局シートは無人のものが大量にあって、場所取り的な行動はなくなっていないということがわかった。オイラは今年、拠点基地を作らなかった。どうせみんなグリーンにいる事は少ないし、無人状態になるのはわかりきっていたから。お陰で友達と会うのに非常に苦労しました。
ところ天国に行きギネスを購入し、店長さんにご挨拶。「ポーグスでじゃんじゃん集まってきたな!」 おぉ!ホワイトステージは目の前だ!

スティール・パルス:
初めて見た。UKレゲエといえばパルスかアスワド。その代表的なバンドの片一歩。ダブ処理とロック的なギター。ジャマイカ発のレゲエに無い、硬質な感じ。すげーかっこいい。たった10分とはいえ見れて良かった。

ポーグス:
初日最大の目当て、これに間に合うように来た。シェーン復帰で物凄い期待をしていた。単独公演も好評だったようで。
場内、日本の楽曲が流されている。ソウルフラワーユニオン「海行かば山行かば踊るかばね」モノノケサミット「復興節」喜納昌吉「ハイサイおじさん」河内屋菊水丸やネーネーズ、上々台風など。そして早く出て来い的な手拍子へ進む場内。SEでクラッシュの「ストレート・トゥ・ヘル」が流れると手拍子、歌ってる奴、ジョーって叫んでる奴。
メンバー登場。最後にシェーン、なんかマフィアのボスのような姿で登場。シェーン・カムバッ〜〜〜〜ク!!!
「ストリームス・オブ・ウイスキー」で始まる。「あいあむごー あいあむごーいん」で大合唱。
正直音質が悪い。バランスが悪くスパイダーのホイッスルの音が聞き取りにくい。シェーンはヨレヨレで3曲ぐらい歌っては引っ込んで他のメンバーがリードヴォーカルを担当し、その後はシェーンは燃料を補給して帰ってくる。帰ってくる度に燃料が補充されていたのは笑った。
観客はホワイトステージをほぼ埋め尽くしていた(と思う)。所謂アイリッシュトラッド風の展開になるとみんな飛び跳ね、シェーンが歌えば合唱。「セイリング」はシェーンが歌わなかったけど、オイラは「うい だんす とぅ ざ みゅーじっく うい だんす!」の時に大声で叫ぶ。
残念ながら「ニューヨーク」もやらず、単独ではやっていた「アイリッシュ・ローバー」も無かったけど、最後の「フィエスタ」でメチャクチャに弾ける。。・゚・(ノД`)・゚・。お帰りシェーン。なんでもポーグス公式サイトでは「なんでアメリカには来ないのに日本だけツアーをやるのだ、ポーグスは日本でそんなにもビックなのか?」という書き込みがあったが、そこは日高さんの力でしょう。日高さん、ポーグスのTシャツを着て最後までPAブースから見てましたよ。

ROVO:
走ってフィールド・オブ・ヘヴンへ。ROVOが夜間にフジロックでライブをやるのは初めて。VJ、照明が揃った完全体ROVO。勝井さんのヴァイオリンにアゲられまくり。途中、芳垣&岡部のドラム隊による非常に繊細な即興。雨が降っていたらちょっと辛いだろうな。ヘヴンは8分位のお客さんの入り。後方に陣取り見ていたのだが、繊細な部分になるとベラベラとしゃべりだす連中大杉。さらに最悪なのはヘヴンの店の一軒が店を仕舞うだとかで「店〆まーす」と大声で言う。萎えるんじゃボケ−!
最後はアゲアゲ。勝井さんだけでなく山精さんまでMCでしゃべる。マジでメンバーも喜んでいたようだった。
ちなみに「アゲ」に関して、オイラは忘れていたある事を翌日思い出すことになるのです。(day2レポ参照)

アヴァロン・フィールド:
意外にも混雑していないアヴァロン。去年はフジを裏切ってロック・オデッセイに出店したサワディー、今年は復活。2年ぶりに食す。うんうまい。

苗場食堂ディナーショー:
走って苗場食堂に行くと人大杉。なんとか姿が見える場所に行くとぬかるんでいてすべりそう。木に摑まって見ることに。ディナーショーは赤犬。食堂には全く似合わない下品な言葉、姿。アキラ君は恒例スクール水着。本編最後は「UNCO」多くの人が「うんこ」コール。UNCOの手のポーズが最後のOにおいて、うんこらしくひねりを加えていることを発見して感激する。凄いよ。
「僕たちは苗場食堂のキャンペーンボーイです」と言ってましたが、観客の大半は苗場食堂で何も買ってないのですが?
赤犬を知らない人が見たらどう思うだろうか?例えば「今年初めてフジロックに行きます。」という人が深夜に食堂で大勢の人が「うんこ」コールをしていたところに遭遇したら?
きっと大喜びするだろう。そして「次はウンココールに参加したい」と思うだろう。これはオイラの今年のフジロックの感想で非常に大きな影響を与えた一瞬なのだ(3日目のレポで書きます)。

オアシス:
ディナーショー終了後、オアシスで飯。タコライス。MIXのタコライスは毎年食しているので、今年は違う店で。これが( ゚Д゚)マズー。
食い終わって自転車で宿へ。帰りは上り坂ばっかでキツかった。

 

DAY2

朝:
AM9:00頃、一人宿を抜け出し、友人と会場入り。もちろん自転車で。友人とは場内1駐車場で待ち合わせ。会場入りしてすぐにファットボーイスリムメガネをもらう。どういうネタなのかは知っていたのですが、娘の土産になると思ったのでもらう。

ワールド・レストラン:
クイーンシーバでロッカーズ・プレートなるものを食す。ステーキ、チキン、ソーセージ、米。朝から濃い飯です。フィッシュ&チップスも買おうと思ったが、まだやってないでやんの。ビール飲んで朝飯終了。しかし、このワールドレストラン、今年はあんまり充実してなかったですね。

キッズランド:
今年も単独参加なんだけど、キッズランドがどうなっているかは確認したかった。子供の遊ぶものはどんなものが用意されているのか?今年は新企画として「楽器を作ろう」という企画があった。うれしいなー。去年、音楽フェスなんだから、なにか音楽に関係した物がキッズランドに欲しいなってBBSに書いた覚えがある。あー、最後は楽器を使ったセッションだって。いいなー。娘を参加させたかったなー。
ついでにかき氷買って、ヘヴンへ向かう。

ヘヴン:
とにかくピザがうまいと昨年から評判だったのでピザを食いたかった。しかし朝に濃いのを食ったので、一人で食いきれない。友人も全部食えないという。急遽電話で他の友人の女の子を呼ぶ。ヘヴンに来たらピザ食えるよ。「行きまーす!」
で食ってたのよ。店に備え付けのアウトドア用の椅子で。うまいなー。生地がうまいわ。感激しながら食ってたら椅子がミシって言って崩れた。ピザは無事。オイラのケツが痛かっただけだ。隣のテーブルの人が「大丈夫ですか?」と手助けしてくれる。その人たちの顔を見て、オイラは思い出した。「赤犬のメンバーだ!」ヴァイオリンの人とコーラスの人と、あとVoの人か?(アキラ君じゃない)。
赤犬に助けられるオイラ。ある種、こういう展開はどうなんだ?「ありがとう」と言ったけど、本当は「昨日、うんこを叫びまくりました!」と感動を伝えたかった。でもピザ屋で、そんな事を言うのはどうなんだ?と思いやめた。

エディー・リーダー@アヴァロン・フィールド
なんかね、凄く良かったよ。めちゃすばらしかったよ。でもね始まる前からけっこうな雨。途中から大雨。めちゃ寒いの。つらいの。エディーは今度地元のチームに日本人サッカー選手が移籍してくるの、うれしいの、名前なんだっけ?って聞いてた。観客が「中村」と答えた。おぉーナカムーラ!
その割りにすっかり名前を忘れて再びスタッフに聞きに行って曲の途中でエディーは大きな声で何度も叫んだ。
「ナカータ!ナカータ!ナカータ!」
2ちゃんのコテハンの事ですか?

プラクシス@レッドマーキー
レッドに行くと雨で避難した人たちで人大杉。おまいら椅子まで持ち出してここで寝るなよな。
で、機材セッティング中のそこで、オイラは泣きそうなぐらいな感情をかき乱される音を聞く。「パァー」という電気トランペットの音。姿を見なくてもオイラはわかる。何十回と生音を聞いてきたオイラはわかる。この音は近藤さんだ!近藤等則さんだ!近藤さんがフジロックにキタ─────(゜∀゜)───────!!!!
事前に全くアナウンスが無かったプラクシスのメンバー。数日後に近藤さんとビル・ラズウェルが東京で共演すると聞いていたので、可能性は捨て切っていなかったが、マジに近藤さんか!4年ぶりに聞く近藤さんの生音。いかん、震えてきた。
異様に長いセッティングの後、おっさんがメンバー紹介。DJ高田、近藤等則、ブレイン、ビル・ラズウェル!
ブレインはかつてMCMモンスターズに在籍し、プライマス、一時期ガンズ&ローゼズにも在籍したテクニシャン。去年のプラクシスには何故か参加しなかった人。DJ高田は15年ほど前に近藤さんと共演した日本のヒップホップDJの草分け的な人。DJクラッシュ(近藤さんと一枚共演作を作ってます)もこの人と一緒に活動してたのです。
爆音のビルのベース。そしてブレインのすばらしいドラム。そしてレッドの屋根を切り裂くような近藤さんのラッパ!ぐわー、きたキタ─────(゜∀゜)───────!!!!
もうね、どうかなりそうでしたよ。絶対にフジで見ることは無いだろうなって思ってた。ビル&ブレインのインタープレイは全然覚えていない(いや、すばらしかったですよ。)。近藤さんのラッパがオイラの脳を直撃していったのです。バリバリと頭蓋骨と脳の間をかけぬけていったのです。やられた。
ちびりそうになりながら終了。おぉ、15〜17年前の近藤IMAをフジロックで見たかった。当時、打ち込みとロックバンドが共演したバンドなど世界にいくつも無かった。RECK,山木秀夫、富樫春生、酒井泰三、近藤等則。最強メンバーであり、アマチュア時代のオーディオ・アクティヴのMASAもいつもライブを見に行ってたらしい。(現:オーディオ・アクティヴのマネージャーでありビート・インクを運営し、以前はフジロックのホワイトステージの運営をしていたレイ・ハーン氏は、以前近藤さんのマネージャーだった)。近藤等則IMAのライブPAは無名時代のZAK(UA、フィッシュマンズでお馴染みの日本最高のエンジニアの一人)が手がけていた。

終了後、マイミクの方と雑談。「今、勝井さんのヴァイオリンでアゲられるのと同じく、15年前、オイラは近藤さんにアゲられた」。そう、当時、マジでトランスとかトリップするラッパと呼ばれていた。書籍も多く出版され、CM、ラジオやテレビの司会。今で言う菊池成孔のような立ち位置でもあった。
近藤さんがオイラの中でいつまでも別格なのは「アゲていく」ではなく「一音でアゲる」人だからである。文学ではなく記号へ。

プリンスホテル:
終了後便所に行こうとすると、人に呼び止められる。「えーなんでこんなとこにいるの?」5年ぶりに会う友人O君。
これは実は物凄いことなんですよ。このタイミングで彼に会うということは。
彼は何故フジロックに来たのか?「ドレスデン・ドールズ(レッドに出てたのですね)」っていうバンドのアマンダとかいう女性の友人にD・Fという人がいる。オイラも面識があるボストン在住のハーバード卒のインテリだ。そのDF氏がアマンダに日本に行ったら、日本のマーシャル・アーツを習って来いと言ったらしい。でO君はその依頼で、ここまで教えに来たらしい。エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ? プラチナチケットと化した二日目のチケットを二日前にもらったとかで。「どこか座ってのんびり出来るとこない?」と聞くのでプリンスホテル内へ。
どうやって、どこで教えるのかは決まってないらしいが、オフィシャル・ブースでサイン会をやるので、その時に来て欲しいと言われているらしい。久々に会って色んな話をした。あいつは何してる?あいつはどう?懐かしくて泣きそうになった。
この辺の詳細を書くとオイラの個人情報などがバレルので書けないが、とにかく、このタイミングで会った事はビビッタ。「腐れ縁だ」と思った。

エイジアン・ダブ・ファンデーション@グリーンステージ
プリンスから帰ってきたらADFの始まる直前。5月の単独公演が実に駄目駄目で、スルーするつもりだったんですよ。でもね、お客さんが信じられないほどいっぱいなんですよ。パンパン。で真ん中ぐらいのぬかるみまで行きましてね。で最後まで見てしまいました。
MC小宮君、ゲットー・プリースト、あと一人の3MC。もうね、お客が踊りまくりなんですよ。今回は自前のエンジニアを連れてきたようで(On-Uのポールかなー?)ダブ処理もなかなか良い。モットサワゲー!ホントニアリガトウゴザイマス。いつもの日本語MC。
いやー、全然期待してなかったけど、めちゃ楽しかった。サノバブッシュ!フォートレス・ヨーロッパを最後にやってたけど、飛び跳ねるお客さん見て感激したよ。

ギャング・オブ・フォー@ホワイト・ステージ
ポーグスに次ぐ復活組。恐ろしいことにお客さんがかなりの数いるのです。おいおいリアルタイムに聞いてないだろ、おまいら。俺もだけど。おそらくリアルタイムで聞いていただろう数少ない人、小野島大氏も近くにいた。
なにせ、オイラ、メンバーの顔も全然知らん。メンバー出てきた。これがGOFか。なんか知らんがVoのジョンがテンション高いぞ。
動くたびに喝采を浴びてるぞ。おっさんがんばってるな。アンディーは乾いたカッティング。なんかCDよりかっこいいぞ!
ダメージ・グッドでは途中の「あーあーあーあ」いうコーラス部分手拍子&大合唱。おまいらそんなにもGOFが好きだったのか!
ギター破壊、黙々と電子レンジを金属バットで破壊、ラストのトゥ・ヘル・ウイズ・ポヴァティーなど恐ろしいほどかっこいい。なんじゃこりゃ!すいません、記念に見るつもりぐらいだったけど、最高でした。

ファット・ボーイ・スリム@グリーンステージ
すいませんメガネ記念に見ました。思ったよりつまらなかったし、雨が強くなってきたので30分ほどでオアシスで飯買って(沖縄そばとケバブ)レッドで食ってました。自転車乗って宿へ帰って風呂入ってマターリ。

二日目終了。

DAY3

朝10時ごろ会場入りする。
自転車で行ったけど、同宿のマイミクの人と一緒に行く。すると苗プリ敷地内ショートカットで行けるという。マジで?歩いていくとキャンプサイトの横に出る通路。
でもセキュリティーにストップと言われる。この通路は駄目だという。引き返そうとしたオイラ。でもスタッフの兄ちゃんが「苗プリの中を通って裏に出れば行けますよ。フロントに通らせてくれって言えば多分大丈夫だと思います」と言う。そんなスマッシュ的な回答、曖昧だなー。フロント許可しないと思うよ。で結局自転車かついでプリンスホテル内強行突破しました。一部の人の視線が痛かったです。

あふりらんぽ@ホワイトステージ
ライブ前、素顔でセッティングをする本人。なんかねセッティングがそのまま演奏と変わらんのですよ。それぐらい彼女らの演奏する楽曲は面白いのですが。
やがて真っ赤な衣装できついメイクになった二人が登場。スリッツからルーツ的要素を抜いて、轟音化したような天然素材。たとえそれが計算だとしても面白い。演奏うまいなー。めっちゃきもちええを連発する二人。これが今、海外でもっとも注目を集める日本のバンドなのだ.

セネガルのパーカッション集団@オレンジ・コート
おまいら安田大サーカスか!太鼓をもっと叩かんか!今年数少ないオレンジコートで見たライブ(前日、エイドリアンブリューも見たのですが、途中で退散してます)。しかも三日目はオイラに縁が無さそうな押尾コータロー、上原ひろみ、ゴンチチの3連発。オイラは名付けた「情熱大陸枠」。その内ハカセなんとかとかいう気色悪いヴァイオリン弾きまで出そうな流れだな。加古隆がNHKのドキュメンタリーの曲を弾いちゃうよ。もう、オレンジのブッキングは外注に出してください!

ゴー・チーム@ホワイトステージ
すいません3曲で退散しました。ドラムあかんやろー、リズムへたりすぎじゃ。一曲ラジオか何かで聞いてかっこよかったけどなー。やりたいことはわかるけど体がついていってない感じ。

アヴァロン
飯。サワディーじゃないタイラーメン。ケータリングカーで椅子付き。実はサワディーよりこっちの方が好きなんですよ。正直、スープはこっちの方が好みですね。去年初めて登場して食ったのですが、感動的にうまい。パクチー多めでーって注文。うまいなー。

ソウル・フラワー・ユニオン@ホワイト・ステージ
ダラダラと集まる客。開始直前にはホワイトが埋まるほどのお客だったけど、ダラダラとしか集まっていない。3日券購入者が多く、姿からして「おまいら毎年フジ来てますね」な雰囲気。2000年、感動的なクロージング出演。あの時の楽しさを再び!そんな思いがあったのでしょう。オイラもSFUは3年ぶりに見ます。
登場して中川番長「ようけおるじゃないか。ワンマンの時は全然おらんけど。みんなどこに行ってるだ!」すいません、ワンマン最近いってません。一曲目は「松葉杖の男」レゲエ風の曲で新作の中でもかなり良い曲。割合早い時間で「満月の夕」。ヤサホーヤの合唱。色んな人が歌ってるこの曲ですが、やっぱ番長のが一番好きだなー。
そして「海行かば山行かば踊るかばね」。フジロックアンセムというものを考えたとするなら、この曲は絶対に入るね。オイラは今でも2000年のフジロックが一番楽しかったと思っている。そして2000年を一曲に例えるならこの曲。決して有名じゃないけど、この曲が流れればフジロック参加者が「キタ─────(゜∀゜)───────!!!!」になる曲。渋さの本多工務店、アンダワの盆刷りなどと並んで「踊りまくり」の曲だと思う。
案の定キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!ですよ。ペットボトルの水が弾けとび、ヨイヨイヨイヤサット!のコール&レスポンス。面白いことにSFUの時はみなさん大きく手を上げるときは手のひらを開いているのですよね。無意識のうちに。他のバンドだと拳を握ってあげてるのに。すげー事だよ、音の力は!
演奏もすばらしく、中西タンはかわいくて。いやー、今度は単独公演行きたいなー。

一旦休憩で宿へ。少し寝る。

各所うろうろ:
ボードウォークを通ってヘヴンへ。ヨンダー・マウンテン・ストリングス・バンドの真っ最中。いやーブルーグラスってオイラ苦手だと思ってたんだけど、かなり良いバンドでしたね。でアヴァロンで朝霧の焼きそば買って、ルースターズへ。焼きそば食いながらルースターズ。アコースティックでルースターズ。池端番長無しでルースターズ。途中で雨降って大変だった。大江さん、アコースティックでも同じだった。うろうろしてる時に色んな人がオイラの胸元を見て(・∀・)ニヤニヤしてるの。後で気づいたがZカードの入れ物にオイラは2ちゃんのPDF職人さん作のタイムテーブルを入れていたからなのね。

マーズ・ボルタ@ホワイトステージ
奇跡的なことにライブが始まる直前に雨がやむ。ドラムは神だった。サックスの音はドラムの音にかき消されていたのが残念だが、オイラはこのライブに神がかった70年代初期、ロータスの頃のサンタナを見た。ギターはサンタナ的な叙情的なフレーズ。Voはメロディーを歌うパンク以前の歌い方。一曲が異様に長く、暴れたいだけの観客を置き去りにし、即興!ソロ!その間もドラムは神のような手数の多いフレーズ。おぉぉぉぉ、かっこええ!

ニュー・オーダー@グリーンステージ
すっかりはじまっておりました。日本語で歌ったと後で知りましたが、その場にいなくて良かったと思います。たどり着いてからは神選曲。トゥルー・フェイス、ビザーレ・ラブ・トライアングル、ラヴ・ウイル・ティア・アス・アパート、テンプテーション。めちゃ楽しい。初めての生ライブ。意外と演奏うまいな。まぁ機材の進歩がすばらしいからね。
ラストはブルー・マンデー。キタ─────(゜∀゜)───────!!!!思わずウォーと一緒に見たマイミクの方と声をそろえて言うと、前のほうにいたお姉ちゃんが笑ってたよ。白人の連中、おまいらもう少し真面目にライブ見ろよ!うるさいんじゃー!

2時間半立ちっぱなしの苗場食堂:
ブルマン終わって即効で苗場食堂へ。なんとあふりらんぽの二人が「まゆみとみねこ」という名前でスッピンで演奏。萌えた!二人ともかわいい。特にオニ!写真写りの良い時のビョークのようだ!萌え萌え!
めちゃくちゃな人ごみでなんとか開いてる場所を探したらぬかるみですべる。思わずこけた。アンコールでは厨房がぬかるみ地帯で暴れる。なんちゅう迷惑な奴だ。ライブ終了後、何故か最前列を獲得。ついでに機材を撤収してるオニたんにサインをもらう。PDF職人さんのタイムテーブルの裏側にでっかく「オ」と一字。職人さん、永久保存しますよ。

その次は赤犬かと思ったらKPMという女性二人がVOのマターリしたバンド。レゲエ風味のなかなか良いバンドでした。ドラムうまかったな。

でとんでもない数の人たちが集まった苗場食堂。SEで「親方星条旗」が流れる。アメリカ国歌の旋律で「君が代」を歌う。オイラは初めて君が代の歌詞を声を出して歌いました!
赤犬登場!「おまえら本当に赤犬を見に来たのか!」「プライマル見に行け、アホ!」一曲目はクリムゾン。キング・クリムゾンの「21世紀の精神異常者」のカバー。うわー変な人たちでいっぱいだよー!
アキラ君、「俺も着替えたいなー」言ってオイラの方を見るの。ボケっとしてたら隣の女の人がアキラ君のマイクを持ってあげてた。ごめん、気が付かなくて。で着替えたら股間に「天照」と書かれたブルマー。上はラムちゃんのキャミソール。「萌えているか!萌えー」
「全裸ブギ」「反戦小唄」などと続き、やっぱりラストは「UNCO」ですよ。またもや「UNCO」大合唱。
アンコールはやらない「マンコール」ならやるということで「マンコール」の大コール。お姉ちゃんの口からマンコールって!
すると全裸に前掛けだけになるメンバー。観客の上でクラウドサーフィンじゃなくてツイスターゲームやってるし。アキラ君のチンコが目の前30センチぐらいのとこにあるし。最後は初日でもやった赤犬ビール製造。またもや飲尿ですか!苗場食堂に二時間半立ちっぱなしでいました。

フジロック終了。
飯はアヴァロン、ヘヴン、オレンジはうまい。オアシスは( ゚Д゚)マズーな店が多い。そしてタープ禁止でも場所取りで無人シートがたくさんあった。以前なら考えられない、PAブースより前でライブ中に椅子に座って寝てる人。これ以上ルールはいらないのだけど。
正直タープ禁止、半分マンネリ化したメンツ、渋さ不在、ダブ少ないで不満が多かった。三日とも雨に降られ、タープも無いから辛かった。来年以降の参加はやめようかと思った。
でも、最後にUNCO歌ってたら楽しくて。普段の生活から完全に離れて、ここまで遠くなら仕事で何かあっても連絡すら取れない環境。海外旅行より楽しい。多くのここでしか会えない友人たち。2ちゃんでの開催直前の変な一体感。

やっぱり来年も行きたい。来年は10周年です!