タイキファントム 馬主の一言 (97.10.6)
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[前回の講釈]
ああ、恐れていた事態がついにやってきてしまいました。
脚元が完治せず、無念の引退となりました。半年前に骨膜炎を発して以来、なんとなく脚元の状況がはっきりせず、トレセンと育成牧場の間を行き来しつつ、トレーニングを続けてきましたが、ついに復帰することができませんでした。復帰できないのでは、という心配を最近感じていましたが、二週間ほど前に再びトレセン入りして、福島開催を目指すとの近況報告があり、ひと安心していたところ、調教中に再び脚を痛めてしまったようです。
競走馬に脚元の不安はつきものなので、こればっかりは仕方のないところです。ファントムについて悔やまれるのは、デビュー戦の使いだしが少し急になってしまったこと。もともと、仕上がりが遅めで、タイキの外国産馬の中でも、第二段での輸送となっていたほど。私としては、4月の段階でそんなにデビューを急がなくても、という感覚でした。一方、他の会員の方の意見では(これはファントムの会員の方ではありませんが)タイキの馬は、使い出しが遅すぎるのではという声もあり、いろいろと考えさせられる点でもありました。
ファントムのポテンシャルは高いものだったと思っていますし、ここで引退となるのは彼にとっても非常に不本意でしょう。
ファントムの父のLear Fanの仔であるユノプリンスが、つい最近新馬勝ちを収めました。関西馬なので、なかなか目にする機会はなさそうですが、ファントムの分も頑張って欲しいものです。
ファントム、お疲れ様でした。
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Last update 97.10.06