あっちゃんの三都物語  
       
狸に引かれて山の中編


◆◆5月4日(木)◆◆
 気がついたら朝の8時半でした。もぞもぞと布団から這い上がり、取れない眠気と格闘しながら居間へ。前日はかなり動き回ったので、疲れたんでしょう。すでにTambeさんと清美ちゃんは起きていました。
 清美ちゃんが朝食を作ってくれて、3人で食事。身支度をして、家を出たのが9時半でした。
 この日、向かう先は山の方でした。この日、Tambeさんの運転が極みを見せます。彼は旅行前にメールで「私の車に乗ると怖い思いをする」という事を私に表明していましたが、それが成就しました(ありがたくない・・・)。徐々に細い道に差し掛かり、挙げ句の果てには「落石注意」の看板、そして離合するのが苦しいほどの道幅、訳の分からない看板(スイカ好き好きと書いてある)を掲げたスイカ屋さん、すべてが私をワクワクさせました。これは他人事で、Tambeさんはちょっと緊張していました。清美ちゃんが言うには、いつもならもっと運転がうまいのに、運転歴の長い私が乗っていると緊張するというのです。ま、気持ちは分かりま
す。この時通った道を初めて清美ちゃんと2人だけで走ったとき、清美ちゃんが話しかけてきたら怒られたといいます。
 
 辛い道は終わって、落ち着いた道になってくると、徐々に狸の置物がある店がちらほら見えてきました。私たちは
信楽に着きました。あるお店に立ち寄り、置物や焼き物を見学しました。まあ、旅行誌に載っていましたが、実際目で見ると圧巻です。京都の三十三間堂の千手観音もびっくりするほどのおびただしい狸たち。よく見ると、いろいろな狸がいて、ゴルフをしている狸も見ました。誰が買うんだろ?
 もう1カ所、お店に立ち寄りました。こちらはもっと狸がいました。
清美ちゃんが写真撮影をするから入ってと、Tambeさんと私に言いました。Tambeさんは、「普通に写るのは面白くないから、2人で狸に紛れて写ろう」と提案しました。で、写真撮影(上の画像)。横で見ていたおじさんが笑いながら私たちを見ていました。それもそのはず、店の中に入ったら、ナンチャンが茶色の全身タイツを着て、狸の置物のかぶり物をかぶってしゃがんだ姿の写真を目にしました。Tambeさん曰く、あるテレビ番組で「ナンチャンを探せ」という、コーナーがあったらしいのです。これは、いつもナンチャンが何かに扮して景色に紛れ込んだのを、出場者が当てるという企画で、信楽で撮影をしたことがあるらしいのです。お店にはたくさんの焼き物がありましたが、おみやげにすると割れる心配もあり、店員さんが数名いる中、「みーてーるーだーけー」と呟きながら商品を見て回りました。
 その後、甲賀(こうか)町へ移動。目指すは
甲賀の里忍術村です。着いたのが12時半でしたが、すでに前には30台くらいの車が並んで、入り口で待っていました。(GWでたくさん来ているんだ・・・)内容が内容だけに小学生の男の子を持つ家族が来ているようでした。ここで30分くらい足止めを喰らい、やっとの思いで中へ入りました。特に忍術博物館とからくり忍術屋敷は人気でした。忍術博物館は、忍者が実際に使っていた道具や資料の展示がしてありました。また、からくり忍術屋敷は、実際の家に施された仕掛けを回りながら紹介をするという物で、たくさんの人が行列を作っていました。順番を待ちながらTambeさんと訳の分からない会話をして楽しんでいました。Tambeさん談:「中で『うわ〜!きゃ〜!』って大げさに叫んで、出ていくときには何事もなかったかのように『楽しかったネ』と言ったらいいかも知れない」・・・、そんなこと君しか考えないよ。面白かったけど。
 呼ばれて中へと入ります。先頭の方だったので、奥の壁の方へ詰めて入りました。Tambeさんが好奇心から「もしかして隠し扉があるかも知れん」と言って壁を触ったので、「まさかあ」と思いながら私も何気なく壁を触ったら、壁がクルッと動きました。説明をするお兄さんが言う前に種明かしをしてしまいました。いろいろ考えるなあと感心させられる仕掛けの数々。楽しく回ることが出来ました。
 売店があったので、「やわらかやき」なる物を買って食べました。ちょっとぱさぱさしたホットケーキのようなものでした。また、その近くには気性の荒いイノシシや、ちょっと薄汚れたウサギなどがいました。それから手裏剣道場へ。300円で8枚投げられるのを、3人で分けて投げました。これが重みもあって、コントロールが難しかったです。弓道の的みたいな物を目がけて投げますが、かすかにかすめて地面に突き刺さりました。
 結構回ってから、帰路へ。ちょっと中途半端な時間で、どうしようか迷いましたが、家で夕食を作って食べることに。しかもTambeさんと私の合作と相成りました。ということで草津のスーパーへ買い物に出かけました。


       手作り編へ

       日記のトップページへ