『最近気付いたこと』

ふと最近気付いたことがある。それはいつの間にか僕が変わってきていることである。なぜか以前の僕自身が思い出せない。もちろん事実として残っていることは思い出せる。でも、その時々の反応や考え方といった、僕自身の資質とでもいうべきものが、どうも変わってきているように感じるのである。これは成長といってしまっていいのか、ただの変化なのか、まだ僕には判断できない。しかし、僕のなかで間違いなく何かが変わってきている。

何よりも、先のことにとらわれなくなった。今という時間を自分の歩幅で一生懸命歩いているように思う。もちろん周りの雑音もあるし、邪魔もはいる。でも、そのなかでしっかりと自分をみつめていることができる。これも余裕というやつなのか・・・。果たして、これがいい方向に向いているのかはまだわからない。でも、今までになくとても心地よい。ようやく今を楽しんで生きているように思えるのである。

将来の夢とやらはまだわからない。でも、なにもビッグなことをやることだけが夢ではないと思っている。一軒家を建てる、子供が何人欲しい・・・そんなことでもいいと思う。なによりも大切なのは、夢の大きさではなく、まだ実現していない何かにむけて、今を自分らしく生きることのように思う。ひょっとしたら今を自分らしく生きるってことが、夢の入り口につながっているのかもしれない。今はわからないけど、何かの拍子にみつかるもの。それが夢なのかもしれない。

この歳になって具体化していないのはまずい?いや、僕はそうは思わない。いつだっていいと思う。なにか強烈に光をはなっているものを見つけて、それを追いかければ。例え人にばかにされようとも、その光が輝きつづけているかぎりいいと思う。夢ってそんなことから始まる、とてもドラマティックな出会いなんじゃないかな。だから、とりあえず今を一生懸命生きてみる。自分だけにしか見えないのかもしれないけど、自分にとっての光が見つかるように。外堀だけしっかりしていて、中味が「苦労」とかいう、もっともらしい言葉でかたづけらて、空っぽにならないように。

時々、もっと器用に生きられればと思うときもあるけど、それは自分のペースじゃないってわかっている。なんかこうして不器用ながらもコツコツやってる自分が、一番自分らしいような気がする。



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