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'99.3月版

3月第4週
「CURTIS」
CURTIS MAYFIELD
後輩のススメもあって、購入しました。まずはファーストというのもあるし、名曲「MOVE ON UP」も収録されてますからね。とりあえず導入編という感じです。
こうしてじっくり聴くのは、もちろん始めてなんですが、いきなり貫祿を感じましたね。こういうサウンドを「ソウル」と位置付けていいのかどうか、迷ってしまいます。とても幅広い雰囲気の曲が収録されていて、余裕見せつけられた感じですね。それでいて、力強さがあって、これがファースト?っていうのが、率直な感想です。それくらい、よくまとまった一枚だと思います。
しかし、何度聴いても「MOVE ON UP」はカッコイイですね。9分近くにわたる演奏。ドラムソロもあったりなんかして、緊張感がスタジオ盤の域を超えてますね。何かロックにもつながるっていうか、フリージャンルな空気がとても気持ちいい。ホーンあり、コンガありで、躍動感バツグンの曲です。これをライブでやったら、とんでもなく盛り上がるんでしょうね。
この曲の影響を受けてるアーティストって、結構多いんじゃないですかね。Charとかもそうなんじゃないかな?演奏方法とかは別にしても、リズムとか、ベースって、今のいろんなジャンルにつながっているように思います。


3月第3週
「FILTH AND DREAMS」
SWING OUT SISTER
初めてアルバムを通して聴いたSWING OUT SISTER。何年か前に、三人でやっていたのが二人になった、ということくらいしか知らなかったんですよね。まあ、特にきっかけもなかったので、今までじっくり聴くこともなかったんですけど、先日発売になったばかりのニューアルバムを買ってみました。
これを買ったきっかけは、FMで聴いた一曲目に収録されている、「WHO'S BEEN SLEEPING」。最近よくかかっているんですけど、初めてFMで聴いた時に脳天ブチ抜かれましたね。彼ら(正確には彼女ら?)には、"明るいポップ"ってイメージを持っていたんですけど、この曲がSWING OUR SISTERの作品だと知ったときには、もっと衝撃を受けました。音としては、ハウスとかそっちの部類に入るんでしょうけど、スローなテンポが気持ちいい、クールでアダルトな曲です。
このアルバムを通して聴いて、今まで持っていたイメージは見事に崩れましたね。全体的に"大人"って感じの静かなサウンドで、CORINNEの透明感ある独特の声が、その落ち着きの中に見事にハマってます。
朝聴いても気持ちいいし、夜聴いてもリラックスできますね。個人的には、思わずコーヒーでも飲みながら聴きたくなる、そんなオシャレなアルバムです。


3月第2週
「OiRA」
JOHNNY,LOUIS&CHAR
このアルバムに入っている曲って、ライブ音源で聴くことが多いんですよね。こうして、レコーディングバージョンを聴くのも久しぶりです。J,L&Cの3枚目のアルバムです。結構、好きな曲がいっぱい入っているんですよね。
こうして聴くと、ライブ音源とは違った「艶やかさ」を感じるんですよね。それぞれの曲のテンポもそうだし、音自体もそう。PINK CLOUDとはちょっと違った、挑戦的な雰囲気があるような気がします。
彼らの歴史の中で、すっかり名曲になってしまった「HEAD SONG」もこのアルバムなんですよね。Charの声や歌い方が若くて、新鮮ですね。とは言っても、その部分を除けば、あんまり古さとか懐かしさとか感じないんですよね。確かに一音一音を聴くと、「あぁ80年代」なんて思ってしまうんですけど、曲全体の構成ってことになると、時代をすっ飛ばしてるなって感じます。
このアルバムの中では、「MOON BEAM」が好きですね。独特の怪しげな空気がたまりませんね。ちなみに、実家にいた頃、「YOU KEEP SNOWIN'」聴いていると、ウチの母親が、「ゆ〜きやこんこん、やな。」と言って去っていくことがしばしばありました。


3月第1週
「BLACK SEA」
XTC
この秋にリリースされる新作第二弾が、このアルバムに近いというウワサ。って、多分、全然違うんでしょうけどね。
XTCの4枚目のアルバムです。このアルバムを最後に、ツアーたるものをやらなくなってしまうんですけど、ツアーでのヤンチャな部分と、レコーディングにおける音造りへのこだわりの部分が、それぞれ最高の形で表現されています。この後進む方向っていったら、そのどっちかをとるしかないなって感じるくらい、ギリギリのところまで追及された音だと思いますね。結果、彼等は後者の道を歩む訳で、そういった意味では、初期の彼らが、最初の殻から抜け出そうとしている瞬間をとらえた、貴重な一枚です。
スカのリズムを感じさせる「LIVING THROUGH ANOTHER CUBA」は絶品。このアルバムの中で、一番衝撃的だった曲ですね。この曲もそうなんですけど、全体的にカテゴリーにとらわれずに、いろんな要素を自分達なりに消化した曲が多いです。ポップぽくって、パンクぽくって、ロックぽい・・・。それでいて、アルバムとしてのまとまりもある。そんなXTCらしさみたいなものが確立された一枚ではないでしょうか。
だから、何回聴いても飽きないんだろうな。

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