じゃがたら


じゃがたら
その存在を始めて知ったのは高校生のとき、ラジオのFM放送に流れたのを聴いたときです。その頃は「暗黒大陸じゃがたら」というバンド名でした。ラスト・タンゴ・イン・ジュク、岬で待つわ、が流れたと思います。(遥か昔の記憶なので定かではありませんが)聴いてすぐに気に入ったのではなく、インパクトのあるバンド名と曲が頭をはなれず、じわじわと浸透してきたという感じです。ですがレコードを入手しようにも手に入れることが出来ませんでした。何故なら自主制作盤だったからです。今のようにインディーズがもてはやされていなかったので、そこいらのレコード屋では売っていませんでした。渋谷のディスクユニオンでそれを見つけたときは大感激でした。

暗黒大陸じゃがたら「南蛮渡来
1.でも・デモ・DEMO 2.季節のおわり 3.BABY 4.タンゴ 5.アジテーション 6.ヴァギナ・ファック 7.FADE OUT 8.クニナマシェ

スピード感のあるイントロで始まるこのアルバム。 軽快なギターとホーンセクションと女性コーラス、ファンク、レゲエ、パンクのごった煮のサウンド。思いつくままを口にしたような歌詞と江戸アケミのボーカル。 同じ言葉の繰り返し。コラージュのような曲。混沌としたこのアルバムこそがじゃがたらのノリの原点であると思う。
タンゴ」じゃがたらの変化と共に徐々にアレンジを変え、メジャーになってもバージョンを替え発表したこの曲、「UKI UKI」12“シングルに納められたバージョンが完成盤だと思います。彼らはこの曲に何を見ていたのか。
その後バンド名は「じゃがたら」となりました。

君と踊りあかそう日の出を見るまで
まさに狂気に満ちたアルバムです。おそらくこの緊張感は史上最強のものではないでしょうか。 最高に上り詰めた緊張感という糸が切れる寸前の音です。 ラジオのDJも「日本人もやっとこんな音が出せるようになったか」とコメントしていました。
A面:1.TANGO 2.BIG DOOR
「.BIG DOOR」この曲がこのアルバムを象徴していて、また最高傑作でもあります。 B面と対比させるようになっています。
B面:1.BIG DOOR 2.少年少女 3.HEY SAY
最高の緊張感の中で、選ばれた人間だけが見る事の出来る光を見てしっまた後の脱殻 、おそらく江戸アケミは自分が何処にいて何をしているのか判っていないと思います。そんな状況がひしひしと伝わってきます。

裸の王様
その音は前作と比べ遥かに洗練され一般の人にも聴けるようになった。 独特のうねりを持つファンクでした。 1曲の長さが非常に長いです、1枚のLPにわずか4曲 A面 1.裸の王様 2.岬で待つわ
B面 1.ジャンキー・ティーチャー 2.もうがまんできない

ニセ予言者ども
A面 1.少年少女 2.みちくさ
B面 1.ゴーグル、それをしろ 2.都市生活者の夜
前作の延長線上にあり更に一般の人にも聴きやすくなった音に仕上がっています。


それから
1.TABOO 2.GOTFATHER 3.BLACK JOKE 4.CASH CARD
5.つながった世界 6.ある平凡な男の一日 7.中産階級ハーレム
8.HEY SAY!(元年のドッジボール)
メジャーデビューアルバム。 (今まで紹介したのはインディーズ時代のものです。) メジャー用という事もあって1曲の長さが短くなっていて、なんと8曲も入いっています。 内容はとてもバラエティーで更に洗練されたアレンジになっています。しかしじゃがたら独特のクセがあるノリ(ファンにはこれがタマラナイ)はそのままなので、好きな人しか好きになれないのも確かです。 江戸アケミ自身が、このじゃがたらダンスビートの中で何も考えずに踊っていたかったのではないだろうか。


お宝 その1 ビデオ

例のヤツ

HEY!GOGGLE



私が見に行ったライブ

1986.6.8



ROBINSON'S GARDEN
山本政志第1回35mm劇場映画制作発表スペシャルマッチ
じゃがたら 町田町蔵+人民オリンピックショー
渋谷ライブイン

1986.10.4

新宿ロフト

1987.8.12

Beatnic Fes. Vol.4 at Yokohama 7th Avenue
JAGATARA/レピッシュ

1987.12.12

HEY GOGGLE PARCO SPACE PART3

1988.8.12

CULB QUATTRO

1989.9.9

インクスティック芝浦




お宝 その2 チラシ

88.8.12.13 CULB QUATTRO
夏の人喰い人種たち

88.9.17 インクスティック芝浦



じゃがたらリンク集