作品タイトル 作者名 出版社
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「ブラックキャット」 新井素子 (集英社コバルト文庫 1,2,3上下)
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作品ジャンル(管理人の独断で決定)
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ドタバタコメディ (あるいはびっくり人間大集合) |
あらすじ
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ストーリーは、不器用なスリの広瀬千秋がミステリアスな美女、キャットと出会ったことから始まります。実はキャットはブラックキャットと名乗る泥棒なのですが、彼女には、持病の心臓病があり、激しい運動の出来ない身体なのです。そしてキャットには仲間がいるのですが、それが虫も殺せぬ殺し屋の黒木で、そんな3人が手を組んで、泥棒をしようとするのですが、当然それぞれのウィークポイントがじゃまをして、いろいろ厄介なことが起こってゆきます。その中で、無事、3人組は計画を達成することが出来るのか、お楽しみです。 |
おすすめポイント
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主役の3人もそれぞれすごく個性的な人物なのですが、それ以上にブラックキャットに対抗する警察官の山崎ひろふみがむちゃくちゃな人物で,笑いを誘います。彼はどう考えても常識では壊せないと思うものを、自分の意図しないうちに壊してしまうクセ(?)の持ち主で、しかも彼自身は善意や、熱意の固まりで、全く悪意がないところが困り者なんです。派出所を壊した経歴もあるとかないとか。それもキングコングのようなすごい男ではなくて、見た目はごく普通なのが、より惑わせる原因ですね。その山崎刑事が千秋と出会ってしまったから、さあ大変。もうとんでもないことが起こることは、予想するまでもないでしょう。 |
心に残ったこの一言
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「ヘレン・ケラーが奇跡の人なら、 あたしたち奇跡のグループになれるわよ。なんせ三重苦」 ――広瀬千秋 |
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特になし |