作品タイトル 作者名 出版社
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「倫敦魔魍街」 JET (角川書店/あすかDX 1〜7巻 以下続刊)
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作品ジャンル(管理人の独断で決定)
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オカルトホラーミステリー風味 |
あらすじ
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霧の倫敦(ロンドン)に住む探偵、ホームズと相棒ワトソンの周りには何故か奇怪な出来事が起こります。残念ながらこちらの「ホームズ」は本家ホームズほど頭の出来が良くないため、ほとんど依頼人も訪れず、野菜しか食べられない貧乏暮らし。そして実はホームズは狼男、助手のワトソンは吸血鬼なのです。いわくありげな彼らの元には、やはりちょっと普通ではない依頼人ばかりがやってくるのでした。まずいきなり最初の依頼人が「ゾンビ」ですから。 |
おすすめポイント
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本家シャーロック・ホームズとはあまり関係がありません。でもちゃんとモリアティーも出ます。妖艶な美形として。明るく能天気なホームズと苦労性のワトソンは最高のパートナーですね。 男性的な骨太の絵に(作者は女性ですが)それ以上に骨太なストーリー。 登場人物は、むさくるしい男の人ばかりで、その上女性がほとんど出てこない。というわけで、恋愛な話は全くないです。妖怪や、化け物や、モンスターや、ゾンビはたくさん出てきますけれど。怖い物が好きな人は、絵が嫌いじゃなかったら、おすすめです。グロい描写はすごいですよ。もちろんそれだけではないです。 |
心に残ったこの一言
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「俺は他人の血を流してまで幸せになりたいとは思わない」 ――ワトソン (1巻P66) |
こちらもおすすめ!
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「金田一耕介」「エラリー・クイーン」「シャーロック・ホームズ」 (角川書店/あすか)(朝日ソノラマ/文庫) ミステリーの漫画化です。どれもご本人がファンなので、きちんとしたイメージを持った漫画化ですから、原作のイメージを壊されることもないでしょうし、もちろん原作を読んでいない人にもおすすめです。 |