6月某日「昔の男に会ってしまう」 
 6月最後の週は、雨も多く寒い毎日でしたね。そんな中、俺は亮ちゃんと“文化的な生活”を送ってました。週中で映画を観に行って、週末はオペレッタを観に。映画は俺の強い希望で『少林サッカー』を。みなさんはご覧になりました?噂どおり、めっちゃ面白かった!なんかストーリーに意味がないっちゅうか、小ネタ集みたいな映画。とにかくアホすぎ(笑)。チャウ・シンチー以外に男前も出てこないし(チャウ・シンチーが男前かどうかも疑問だけどさ)。映画の結末あたりの台詞を聞いていると、次は「少林ボウリング」が出来そうなニュアンスを漂わせていたんだけど、これも絶対に見たいね。ていうか、俺も少林ボウラーになりたい(笑)。
 週末はオペレッタを観ました。演目は『サウンド・オブ・ミュージック』。ウィーン・オペレッタ劇場の来日版です。主役のマリアを演じるのは、メラニー・ホリデイ。オペレッタの女王と言われる彼女の名前は知っていたしテレビで見たことはあるのですが、ナマでは初めて。素晴らしい歌声でした。でも『サウンド・オブ・ミュージック』は、ミュージカルで観たことがあるのですが、オペレッタとミュージカルの違いがイマイチわからんかったです。ごっつう中途半端なモノを見せられたようで、ちょっと消化不良気味で劇場を後にしたのでした。そう言えば幕間にコーヒーを飲んでいたら、昔付き合ってた男がいてビックリ!随分太ったようで、それもビックリみたいな(笑)。向こうにもツレがいたし、あまりいい別れ方をしてないしで、さすがに声はかけられませんでした。でも、もし声をかけるとしたら何て言ったのかなぁ。「久しぶり!相変わらずケツマンコ疼いてるの?」なんてね(笑)。

6月某日「女装子、哀愁派!」 
 女装。なんて妖しい言葉の響きでしょう。俺はもちろん、俺の周りにも女装するヤツはいないと思っていたんですが、春頃知り合った坊ちゃんに、実は女装の趣味がありました。俺はまだ見たことがないんだけど。聞けば友人と2人で女装しているそうで、その活動はなんだか地味(笑)。そもそもアイテムなども、その友人の妹が、身体がデカい上にオミズをやっている。つまり坊ちゃんたちの身体のサイズに合った、派手目の服をいっぱい持っているわけですな。で、ふたりして妹のいない隙に、勝手に服やら小物やらを借りて着ている。妹は「お兄ちゃん、勝手に私の服とか着んといてくれるーっ?!」とご立腹だそうだが、懲りずに…とのこと(笑)。哀れ、妹よ…。で、女装してその後どうしてるか?普通なら(?)、クラブとかに出没するんかなぁと思うんだけど、坊ちゃんたちは夜中に普通の住宅街の街角に立ってみたり。で、やんちゃそうなお兄ちゃんが集団で来たから、走って逃げたり。うーん、女装している目的が俺にはイマイチわからんぞ…(笑)。
 先だってのW杯「日本×チュニジア戦」では、過熱したサポーターが大阪の道頓堀川に飛び込んだりして大騒ぎになりました。坊ちゃんと友人は「中には、裸で飛び込む若者もいます」とニュースで聞くやいなや、「すぐに道頓堀へ行きましょう!」「デジカメを持って行くのよーっ!」と駆けつけたそう。でも「デジカメなんか撮ってたら、怒られそうね」「じゃあ変身して(女装して)行きますぅ?」と言いながらも、それはかえって目立つでしょう、ということで却下。ここは割と冷静で正しい判断。でも現場に着いたら、血気盛んな若者たちがワチャワチャといる。その様子を見たふたりは「こんな所に女装なんかしてきたら、犯されてたわ…」と言いながら、ふたりとも「いやーん、やっぱり女装してきたらよかったぁ〜」と後悔しきり(笑)。バカですねぇ〜(笑)。
でも、ここで頑張っておけば、女装活動も日の目を見たのにね…。
明日から坊ちゃんたちは、再び地味目な女装活動に舞い戻ります。

頑張れ、ジョソコ!
ジョソコ、チャチャチャっ!

6月某日「知らなかった」 
 6月14日の「日本×チュニジア戦」を皆さんはご覧になりましたか?俺は典型的な俄かファンとして、調子に乗ってる状態です(笑)。職場がアホすぎ…というか。ウチの職場では中継の時間、誰も働いてなかったうえに、かかってくる電話は無視。しかも「こんな時間に電話をかけてきやがって、非常識な!」と逆切れする始末(笑)。みんなで観戦してた応接室には、国旗やらFIFAグッズやらが散乱してるうえに、シャンパンまで!誰か知り合いでも出場してるんか?(笑)
もともとノリのいい職場なんですが、今回はそれも“極めたり!”って感じで。それにしてもこんなことしてて大丈夫か?ウチの会社…。
 続く韓国戦は、近所に住んでる社員の部屋に押しかけて、なぜか韓国を応援。やはり素では応援しません。チヂミやらキムチやらナムルやらと韓国惣菜を買い並べて、気分は「カムサミダ」。勝ったら勝ったでJINROで乾杯してるし(笑)。

 スポーツ観戦はもともと好きな方です。でもスポーツ観戦にありがちな“集団乱痴気騒ぎ”のようなノリって、普段の俺は妙に冷めてしまうというかちょっと引く。どう考えたってバカまるだしですからねぇ。でもサッカー自体はおもしろいし、こういう“ノリ”の輪の中に入ってしまえば、それはそれで楽しいもんなんですね。今まではどちらかと言えば輪の外にいる方が多かったし、こういう楽しさは知りませんでした。これからも恐らく輪の外にいて「あいつらバカじゃないの?!」なんてことを言ってる人間だと思いますが、思いがけずその“バカ”の楽しさを知れたことは貴重な経験。逆の立場になって知ることも多いですからね。W杯に感謝!

6月某日「ゲイビデオと私」 
 ゲイ・ビデオを買いました。もう飽きたはずだったのに(笑)。あるゲイバーでバディの広告を見ていて、めっちゃ可愛い坊ちゃんを発見したのがきっかけ。「こんな可愛い坊ちゃんがあんなことやこんなことをするなんて!坊ちゃんのあんな姿やこんな姿をを見ないうちは死ねない!」と、まぁ、そう思ったわけです(笑)。
 さて、久しぶりのゲイ・ショップ。変わらぬ店員、変わらぬ雰囲気。変わったと言えば、ゲイ・ビデオもDVDが並行して発売されているということでしょうか。知ってました?
 で、お目当てのビデオは「新作」というシールもにぎやかに、目立つ場所に並んでいました。でもパッと見でレジに持って行くとロクなことがない。というのは以前、背表紙のタイトル「極太リーマン」と「デカマラリーマン」を間違えて買ってしまい、エライ目に遭った俺。見ても見てもお目当てのモデルが出てこない…。10000円捨てたよ。てなことがあって、以来ゲイビデオを買う時は、ちゃんとモデルの指差し確認をするようになってしまいました。「顔よし!体よし!チンコよし!」みたいな(笑)。
余談ですが、「このショップのポイントが貯まってるから今日は割引ね!」と、普段はマイレージも含めてなかなかポイントを貯めるのが苦手な俺ですが、なぜかゲイ・ショップのポイントだけしっかり貯めてます。トホホ…。

 さて、家に帰り風呂に入り、後は寝るだけという状態にしてビデオ鑑賞。
「きゃい〜ん、やっぱりかわゆい〜。わわっ!坊ちゃんたら、そこまで見せるのぉ〜?」とハァハァするも束の間。15分ほどで次のモデルに。「そんな、中途半端な!」。
言い忘れましたが、このビデオったら30人くらいのノンケが次から次へと出て来るタイプのものなんです。この手のビデオにロクなものがないというのが俺の個人的な意見。今回もお目当ての坊ちゃんと、あと2,3人以外はぜーんぶハズレ。「ノンケの体ってなんでこんなに汚いねん!」とか「まさかオマエまでギャラを貰ってんじゃねーだろーなー?!」とか「顔にモザイクかけろよ!」とか、ぼやきながら見ていたらアッという間に終わってしまいました。気がつけば「しまった!ヌキ忘れた!!」。
せっかくパンツも膝まで下ろしていたのに(笑)。しかしもう一度最初の坊ちゃんに戻る気にもなれず、何事もなかったようにパンツを上げました…。
ビデオなんてもう二度と買わない(←毎回言ってる懲りないヤツ!)。