2月23日「スター・ボウル」 
 今日は第1王子とのデート日。いつものように、午後4時頃に梅田で待ち合わせ。とりあえずは、あるホテルでアフタヌーン・ティーをいただく。俺はイギリス人でもないので“アフタヌーン・ティー”という習性を持ち合わせないのだが、亮ちゃんが好きなので付き合った。で、当然“アフタヌーン・ティー・セット”を頼む。こんなのが好きだなんて、大きな体してこいつもつくづくOLなヤツだ。でもそういうところ、ちょっと可愛いかも…(笑)。俺はパサパサしたサンドウィッチにケチをつけ、あとは甘いものだらけのこのメニューに辟易。ケーキやらスコーンやらを食ってたら、急にカニ雑炊が食いたくなった。
「なぁ、カニ食おう、カニ!」
ちゅーことで、次はカニを食べに。カニすきコースに、オプションでカニの刺身。あと焼きがにも食いたいところだったんだけど、さすがにさきほどのアフタヌーンなんちゃらが腹にこなれず、今回は断念。全席個室になってるこの店は、寛ぎながら食えるのがいい。話題も選ばなくていいし。てなもんで、ふたりの会話はどんどんシモの方に(笑)。落ちるところまで落ちて、最後は最後らしく「射精時における放物線のあり方」について議論。「やっぱりドロ〜ンと出るより、ドピューと出る方が嬉しい」と言うと、亮ちゃんに「アホちゃう!」と言われてしまいました(笑)。俺はどちらかと言うと、ドロ〜ン派。いや、年のせいではない。若い時からです(聞いてねーよ!→スミマセン)。亮ちゃんは…スゴイです!しかも撒き散らしタイプ。女とやってんだったら、確実に妊娠させそうな感じ?と、ここまで書くと絶対に怒られそうなんだけど、まぁ、いいか。
 かに食って時計を見ると10時半。いつもなら且座に、って時間なんだけど、今夜はふたりとも気乗りがしなくって「じゃあ、どうする?」。よっしゃ!ではボウリングに行くべ。郊外の空いてそうなボウリング場にレッツラ・ゴー。ふたりで投げてるとあっと言う間に、1ゲームが終わる。1ゲーム目は、俺の調子が全然出ず100越えるのに一苦労。ふ〜。今日はダメかも…と弱気に始まった2ゲーム目。6フレくらいまでダメダメだったのが、7フレで突然開眼。出ました、ターキー!2ゲーム目は140越えで終了。亮ちゃんは1ゲーム目で俺に勝った優越感からか、すっかり気を抜いちゃって、2ゲーム目はいまいち振るわず。続く3ゲーム目は俺がダブルをダブルで出して150越え。亮ちゃんもストライクは出すものの、チャンスを生かしきれず、結局130台ペースで終了。
 それにしても可笑しいのが、1ゲーム目で俺に勝ってた時は「なぁ、なぁ、負けた方がさ」なんて罰ゲームを提案してたくせに、3ゲーム終わる頃には「どうせボウリング世代のオヤジには勝てない」だのなんだのと悪態の嵐。ホント、わかりやすくってカワイイ男だ(笑)。負けず嫌いの亮ちゃんだから、どこかで極秘の練習を積んで、俺にリベンジをしかけて来るかもね。うーん、しばらく俺たちの間では、ボウリング・ブームが続くかも。

2月18日「不器用な男」 
 「自分は不器用な男ですから」って言う男、みなさんはどう思いますか?たしか高倉健なんかも言ってた気がするけど。俺はそういうこと言う男が嫌いでねぇ。俺の周りにもひとりいるんですよ。そういうこと言ってるヤツが。よく女の子で「私、よくわかんなーい」っていうのがいて、そういうヤツはブリッ子と言われがちですよね。俺は「自分は不器用な男ですから」って言う男は、男版ブリッ子だと思ってます。
 先日、ある男の仕事の相談に乗っていた。俺はそいつの話を聞いていて「要領悪いやっちゃなー」と、何がしかの手助けを考えていた。しかしその男が最後にこう締めくくった。「ホント、すんません!自分は不器用な男ですから何も出来ませんが、よろしくお願いします」と。それを聞いた同僚の女子は「○○さんが、愛しくってたまらんかった」そう。
…はいはいはいはい。みなさん、ちょーっと待ってくださいよ!こいつのどこが不器用やねん!俺も危うく騙されるとこやったわ。巧みに生きてはるがなー。自分で不器用なんをアピールして、人の手助けを上手く取り入れてはるしぃ。しかも「自分は何も出来ないけどよろしく」と来たもんだ。お見事。ちょっとその戦術、メモっとくわー。と思ったのは、もちろん俺(笑)。助けると一旦は言ってしまったので手助けはしましたが、二度とせぇへん。不器用かどうかは他人様が感じることであって、自分で言ってしもたらお終いだす。ましてやアピールに使ったら、そりゃ最低というもんだっせ。
 まぁ、ビジネスの世界ではもちろん終わってますが、何を勘違いしてるのか本当にこの言葉ってアピールに使われる頻度が高いと思う。しかも「何気にアピール」というジャンル。「私、わかんなーい」は男心をくすぐり、「不器用な男ですから」は母性本能をくすぐる。そんな理屈は理解できるのですけど、なんだかインチキくさくてやだな、俺は。そうそう、路線は変わりますが、女の好きな男性像で「少年の心を忘れない男」ってヤツも、俺はどーだか?って感じっす。早く忘れて大人になれよ!って教えてあげたい。少年の心は少年が持ってるからいいんですよ、と、背中のひとつもたたいて諭してやりたいです。

俺って何が書きたかったのかを忘れてしまいました(笑)。ま、いいか。不器用な男でちょっとむかつくことがあったので、つらつらと綴ってみました。因みに俺は…これが自分で言うのもなんですが、器用な方なんですよ〜。要領も悪くないし。ついでに手先も器用でして、ってまたまた話が変わるのですが(笑)、子供の頃から工作も得意だったし、今でも日曜大工の類はかなり自信アリでございまする。陶芸も六甲山に毎週通ってやってたのですよ。阪神大震災で窯が潰れて止めちゃいましたけど。…と、なんだかムカツクので、俺の手先は器用だという自慢くらいしたっていいじゃねーか!ということでございますぅ。

(参考)俺は先週までインフルエンザに罹っており、熱で脳の一部が溶けて流れ出た模様。

2月17日「ふたりのデート」 
 先週の3連休。みなさんはどう過ごされましたか?俺は久しぶりの休日で、家にいたい気分だったのですが、土曜日と日曜日は坊ちゃんとデートをしてきました。
【土曜日】
 今日は第1王子の亮太とドライブ&ショッピング。最近、彼はちょいへこみ気味。ならばドライブでもする?っちゅうことで、梅田で待ち合わせ。でもどこに行くべ?大阪からドライブというと神戸とか相場は決まってるんですが、連休初日ということもあって、道路はどこも大渋滞。湾岸道路なら空いてそうだし、大阪南部にあるアウトレットにでも行きましょう。アウトレット・モールまでは1時間ほどのドライブでした。アウトレット・モールではバーゲン中で、普段でも安いのに今日は激安。あまりアウトレットを知らない亮ちゃんは、その安さに驚いてました。GAPではTシャツが600円とかだし、なんだか3000円も出せば、かなりまともな物が買えてしまう勢いです。次に覗いた「BALLY」では靴が30,000円くらい。でも最初にGAPに入ったおかげで、「何様のつもり?!」って気分。本当は20,000円も値引きしてるんだけどね(笑)。なんだかんだで全店見て回って、俺がジャケットを一着買っただけ。それも3000円以上の買い物で駐車券が発行されるということで、そんな義務感から(笑)。でも亮ちゃんとの買い物は楽しい。彼自信がおしゃれだし、物を見る目もかなり高い。俺は全幅の信頼を置いています。今日買ったジャケも俺が「ちょい若すぎかなぁ…」と言ったら、「その年齢でそれを着こなさなければ、老けるの早いよ」と言われて買うことにしました。で、家に帰って試着してみたら、結構イケル(すみません厚かましいことぬかして…)。さすが亮ちゃんだ。
 そう言えば亮ちゃんってば文才があって、普段から小説などを書いている。実はこのサイトのためにも書いてくれてたりして、それがもうすぐ完成!上梓されたら、「ruby's theater」でコーナーを作りますので是非読んでみてね。
【日曜日】
 兼ねてよりの約束で、第8王子のタローとデート。数週間前にタローから「服をバシッと決めて、どこかに行こう」とお誘い。言ってくる内容が、アイツらしい。でももっとタローらしいと思ったのは、その1,2週間後に「バシッと決める服が、全部実家にあることに気がついた」と(笑)。かわいいじゃねーか、このヤロー!当日のタローは、本人曰く「普段着ちょっち頑張り程度」のファッションでした(笑)。
 まぁ気持ちはバシッと決めてるっちゅーことで、飯を食ったあと、あるホテルの隠れ家的匂いのするバーに連れていきました。2人で座ってる時は気づかなかったんだけど、俺がトイレに行って戻って来る時にふとタローを見ると、バーの中でタローが浮いている(笑)。まぁ、そりゃあそうか。若いもんな、こいつ。その日の客層から言うと、俺でも若い方の部類?(←かなり嬉しい!)
 で、なんだかんだの後、家に帰る前に、お決まりの且座へ。今日はサイトをいつも見てくれてる方が来てるというので、ご挨拶も兼ねて。且座に行くとその人と、桃園さん、そしてもうひとりの知り合いが盛り上がってる最中でした。遅れて行った俺とタローは、イマイチ、その輪に入れず終い。というか、タローなんて初めから入ろうともしてないし(笑)。俺は入ろうとしてたんだけど、乗る波が見えず(笑)。くそっ!でもそれなりに楽しいひと時でした。Sさん、Rくん、お土産ありがとうね。
 さて、すっかり遅くなってしまったから、タクシーで王子をお送り。経路が一緒なので、途中まで桃園さんも一緒。桃園さんが降りた後は、無理矢理タローの手をつないで帰りました(笑)。ドライバーさんにはバレバレ??でもデートの最後は、こんなもんでしょ。
 ま、こうして2日間にわたるデートは終わりました。俺はめっちゃ楽しかったんだけど、坊ちゃんたちは楽しかったんかな?まぁ、いいか。俺が楽しけりゃ(笑)。

2月5日「青春の福岡/後編」 
【3日目】
 10時くらいに目が覚めて、シャワーを浴びる。あがって体を拭いていると、ババァが「あーら、ごめんなさい」と。びっくり。掃除のおばちゃんが部屋に入っていたのね。昨日、男5人で食い散らかしたので、おばちゃんも掃除がたいへん。ふつうゲイってもっときれい好きでしょ?ってなもんだ。でも残念ながら、この5人は散らかし放題なのでした。俺もそうだけど、こいつら自分の部屋も絶対に汚いな…と。特にロビンはそんな気がする(ウソ)。そう言えば掃除のおばちゃんで笑った話がひとつ。この部屋にはベッドが2つと、簡易ベッドがひとつ。5人で寝るにはちょっと工夫がいるわけです。で、ベッドは俺とYくんが一応オーナーということで、使わせてもらう。簡易ベッドは、簡易ベッド代を払ってるラディちゃんのもの。じゃあ、直木とロビンちゃんは…。あと2人分の寝床を作るために、まずは俺とYくんのベッドをくっつけて3人用に。あとは部屋に予備であった毛布2枚を床に敷いて、寝床にしました。誰がどっちに寝たかは、秘密よん。2人のファンにしばかれそうだから(笑)。で、笑った話っちゅうのは、掃除のおばちゃんが二人で、わざわざくっつけられたベッドを元に戻すべきか、そのままにしておくべきかを議論してやんの。
「元の位置に戻すのが基本やけん」
「好きでくっつけとるんやから、このままにしといてあげるっちゃ」
おばちゃんが帰ったあと寝室に入ったら、なんと半分だけくっつけた形にベッドが置かれてました。うーん、おばちゃんたちの意見はまとまらんかったワケね。
 さて、この日は何をして過ごしていたかというと、外も雨だし1日中、マンション(ホテル)でおしゃべり。写真を撮ったりもしたけど、ホントしゃべり倒し。そうこうしている内に、さるの登場。ロビンちゃんの日記にもあったけど、さるって意外に(←大事な副詞)おしゃれさん。ダンディ猿。俺はさると会うのが2回目なんだけど、こいつもなんというか親しみやすい男。え、まだ2回しか会ってなかったっけ?って感じ。俺以外はみんな初めて会ったはずなんだけど、すっかり気安い感じでした。やっぱり人間のルーツは猿なのかねぇ…と、そんなことをふと思った俺(笑)。そうそうさるってば、気づかい屋さんでもある。わざわざひとりひとりにお土産を…。ありがとね、さる。

 部屋から一歩もでないまま、時刻は夜の7時。雨はますます強くなるばかりだから、夕飯はホテル内で食べました。俺たちって、どんな不精モノやねん!…部屋に戻ってなんだかんだで、時刻は10時。直木が再登場し、入れ替わるようにロビン氏が帰宅。結局1時過ぎくらいまで、ワイワイやってましたか。最後は本来の宿泊者である俺とYくん、ラディちゃんが残り、ここからは確か真面目トークをまたまた明け方まで。恋の話やら、仕事やら人生やらと、青臭いっちゃあ青臭い話。でも俺は思った。こんな話、もう何年もやってないよなぁと。ラディちゃんの話などを聞いてると、若者特有のツッパリや浅はかな考えが、俺の胸に心地よく染み入ります。俺はオッサンらしく、そして説教臭く「あーだこーだ」と彼に意見しながらも、自分にもかつてあった何かを思い出して懐かしいやら嬉しいやら。
【4日目】
 朝7時になると、ラディちゃんも帰りました。「楽しかったね」「また会おうね」「頑張れよ」「頑張ります」。何を頑張るのかは秘密ですが、その後のメールによるとラディちゃんは頑張ってるようです。そして俺はそれが少しだけ嬉しかったりします。
 さていよいよ最後は俺とYくんだけになって、なんだか祭りのあとって感じ。部屋もガラーンとして。ふたりでチェックアウトして、ここからは前回に習い、今回もふたりで福岡見物。ひとつひとつ見物する時間もないので、高いところからまとめて見物しましょう!ということで、いざ福岡タワーに。その時はじめて知ったのですが、Yくんは「タワー・フェチ」!と書いたら怒られそうだから「タワー愛好家(←フェチより1ランク下)」!…なのでした。なんでしょう、棒状のものがいきり立ってる姿が好きなのかしら…ならば俺も「タワー好き(←愛好家より1ランク下)」くらいは言えるかもな(笑)。Yくんは福岡タワーについて何もコメントしておりませんでしたが、気に入らなかったのかねぇ。うーん、確かに形がスマートすぎ?くびれナシってのも、よくなかったかも…。福岡タワー、通天閣を見習え!
 午後2時も回って、Yくんともお別れ。祭りのような福岡daysも終わりました。飛行機の窓から離れ行く福岡の街を見下ろして、今回ばかりはちょっと淋しさを覚えたのでした。

 今回の福岡は、俺にとって青春の1ページを彷彿とさせる日々でした。合宿のようでもあり、学生時代の下宿のようでもあり、なんともいえない甘酸っぱいものがこみ上げてくる感じです。まだ青春と言えるみんなには「はい?」って感じでしょうが、さすがの俺はそんな気分なのでした。直木、なおくん、Yくん、ロビンちゃん、ラディちゃん、ジェスさん、さる…、青春時代を擬似体験させてくれた、七人のかわいい坊ちゃんたち!ありがとね。