4月某日「HPの日記を考える」 
 皆さんには、欠かさず見ているHPってありますか?俺には2つあります。たぶんルビ吉のことだから、とんでもないエロ・ページを見ているに違いないと思っていた方…それはそれで当りです(笑)。ただね、エロは時々見ればいいもの。見るよりヤルのがエロの基本ですから(笑)。←それこそそんなにヤレないが…
 俺が欠かさず見るHPというのは、2つともオーナーの日記がとても魅力的。それを読みたいがために、見ているHPです。どちらも「王子の雫」より旧いところで、オーナーはいずれも20代の半ばくらい。そしてルックスもいい(笑)。これは顔を公開している以上は、とても重要な要素です(だから俺たちは公開しません)。
 さて、俺が欠かさず見ているHPのオーナー。ひとりはなんちゃってサーファーの男の子で、とにかく文章が上手い!それに視点が鋭く、日常見る光景も鮮やかな切り口で文章にまとめています。とにかく年上の俺が勉強になるくらい。笑いのツボを確実に押さえているのも、俺にとっては魅力的。メールを出して交流を深めたいところなんだけど、徹底した“オヤジ嫌い”のようなので(涙)、それはもう俺もロムることに徹してます。もうひとりのオーナーは、めっちゃ可愛い坊ちゃん。完璧にオヤジ・キラーな顔立ち(笑)。この坊ちゃんの日記は、飼い犬のことが中心に綴られています。犬なんてさほど興味もない俺ですが、この坊ちゃんのワンコだけは可愛くって仕方がない。以前、このワンコが病気をしたときなど、心配で心配で(笑)。何か俺に出来ることは?とマジで考えてしまいました。何も出来ませんが(笑)。犬の話題以外には「新しく出来た○○というカフェに、A君とB君と一緒に行ってきたよ」といった、若者の日常行動系の他愛もない話がてんこ盛り。間違っても「ハッテンバに行って男が食えなかった」だの「取引先の坊ちゃんのパンツがビキニだった」だのという話題は出てきません(笑)。この坊ちゃんにはメールを出したら、きっと返事をくれるような気もするのですが、俺のような“ヨゴレ”が坊ちゃんの純白なエリアを汚してしまっては申し訳ない!と、未だに出せずにおります(涙涙)。

 そもそも誰が最初にやり始めたのか、日記というのは今や個人サイトには“つきもの”の感さえありますね。冷静に考えれば知りもしない人間の日常を知って、何が楽しいのか…と思うわけですが、これが結構楽しい。やはり文章も数を重ねると、いくら隠しても隠し切れない筆者の人間性が滲み出てきます。プロフィールからは窺い知れない、オーナーのキャラクターを感じ取ることが出来るというものです。だからきっとオーナーを好きになったり嫌いになったりするのかも知れません。そういった意味では、
皆さんの中に、俺の日記を楽しみにしてくれてる方がいらっしゃって、それは本当に嬉しいことだと思います。ただ仕事で毎日文章を書いてるので、なかなか家に帰ってまで文章を作り上げる気にならないのが申し訳ないところなのですが…。
4月某日「ハッテンバで学ぶ」 
 しばらくハッテンバなんて行ってなかった。そう、たぶん昨年4月のこの日記のアレ以来。なのに気分は、フラッと足を向けさせた。音楽がガンガン鳴り響き、何をするでもなく薄暗い店内をウロウロ歩き回る客たち。あ〜、懐かしいねー…この雰囲気。1年ぶりのご無沙汰で、思わず「ただいま」って言いそうになった俺(笑)。と、別に懐かしみに来たわけでもなく、和みに来たわけでもない。ヤリに来たのである。
 一通り店内を巡回して客をチェーック!ガーン!俺と同じくらいヒドイ客ばかりじゃねーかよーっ!中にはホンマもののクソ親父までいるし。その親父ったら、のべつまくなし客に手を出してやんの。俺もきっちり触られました。いくらなんでも俺は対象外でしょう?と安心していた矢先のことでした。ピュアなダレ専を見たような気がして、少し感動(笑)。それに親父のおかげで、俺は店内で最年長の座は避けられました。先輩、ありがとう(笑)。
さて、イケる男がひとりもいないという状況の中で、どうしようかと考えていると、新規の客が1名入店。あ゛ーん。帰らなくてよかったかもォ☆。ちょっぴり年食ったブッキーが来たのでした。さっさと決着つけて帰りたかった俺は、どうやってアプローチするかを1分ほど考える。が、ふと目をやるとブッキーちゃんが…いなーい!! こんな所を知り合いに見られたくないわね、と思いながらも血眼で捜す俺。…あっ、いた!かなり暗めの個室で発見。しかし既に誰かのお手つき状態に!くそっ、一歩遅かったか。しかし俺より先に手を出す不届きモノはどこのどいつ?と思い、無粋ながらも近づいて顔を覗き込んでやったさ。え゛〜っ!マジっすか?俺より先に手を出したのは、先ほどのクソ親父、いえ、先輩でした。しかも先輩、俺が覗き込んだら、ブッキーのチンポ咥えたまま、ギロッと俺の方を睨む。暗がりで光る銀ブチ眼鏡と唇、そして汁に濡れたブッキーのチンポ…。恐い!マジで恐かったっす。でも、先輩が先に手を出したのなら、あきらめますわ。

 オトコマエって案外「ダレ専」が多い、というのは俺の持論ですが、今回も痛烈にそれを感じました。そしてハッテンバのセオリーは「早い者勝ち」ということも再確認。更に、年取ってクソ親父になっても幸せはある…などとそんなことを色々考えながら、その日は店を後にしました。男は食えなかったけど、何か有意義なことを学んだ気がして、少しだけの充実感を持って家に帰ったのでした。

4月某日「旅先で新しい自分を発見する」 
 4月は名古屋、東京と行ってまいりました。名古屋はプライベートで。東京は仕事で。しかしどちらの街でもミュージカルを見て、ゲイバーに連れて行ってもらい…と、やってることは大阪と同じ(笑)。ま、トコロ変われば、てなことも言いますが。
 名古屋は、俺の日記では時々登場する爆乳兄さんYくんに、「u」って店に連れて行ってもらいました。若者がごっそりいてて、俺がいつも大阪で行く且座とは大違いね。でもあまり若者が多い店は緊張することに気がついた。なんだか自分をよく見せようという気持ちが強く働いちゃって。って、誰も見てねーよ!誰とも視線が合わないでやんの。くそっ!と、ひとりでテンション上げて、ひとりでテンション下げて、やがて疲れてきてYくんに「珈琲が飲みたい」と我儘を言って、店を出たのでした。Yくんも夕方から深夜まで俺に振り回されて、疲れたでしょう。乳も萎むっちゅーの。ごめんちゃい。
 東京は仕事の終了時間が読めず、誰とも約束できず。こりゃまたハッテンバにでも行き倒して(もちろん社会見学で行くだけよ、うふっ☆)、終わりかなぁ…と思ってました。東京に着いたその日、仕事も終わり「今日はホテルで大人しく本でも読もう」と思った矢先、携帯に友人からメールが入ってるじゃありませんか。送り主は、二丁目で生まれ二丁目で育ち今なお二丁目で暮らしているという噂のAくん。俺は新宿のホテルに泊まっていたので、10分後には会えるという距離で、それならってことでお世話になりました。Aくん曰く“キチガイ・バー”というところに連れて行ってもらいました。「アンタ、せめて二丁目くらい表通りを歩きなさいよ!」と言いたくなるような裏道を経て、その“キチガイ・バー”とやらへ。店に入って10分。なるほど。すごい空気感、世界観。原因は、大阪にはいるようでいないタイプの店子ちゃんTくん。ひとりで喋り倒してました(笑)。客が喋る隙間なし!って感じで、それはそれで楽しい。それにこのTくんたら、見た目にも魅力的。Aくんの口添えもあって、もしかしたら王子デビューもありかも…。なんて思わぬ土産話もいただきました。そうそう、話は「タチか、ネコか」というありがちな話になったんだけど、このTくんは「14才の時はタチでスタートしたんだけど、16才でネコに転向したわ」と、全然ありがちじゃない話を聞かせてくれました。うーん、そんな話を聞いてしまうと「きっと吸引力抜群のルーアナしてそう…」と、俺の妄想は膨らむばかり(笑)。「きっとカズノコ天井、カズノコ床、カズノコ壁のルーアナね」と、とどまるところを知らないお下劣イマジネーションは一気に俺を疲れさせ、2時間足らずで店を後にしたのでした。

 東京でも名古屋でも、初めての店でひとりで盛り上がってひとりで盛り下がって…俺って案外ひとり上手なタイプ??と、ちょっと淋しい自分に気づいたりして。旅に出ると思わぬ自分を発見すると言うけれど、こんな発見ならいらない!と思った俺でした。

4月某日「だらだら」 
 今日は早く帰った。会社を早く出たので、マッサージに行こうかと電話を入れたら「空き無し」。じゃあ、誰かに電話して飯でもと思ったけど、なんとなく止めた。
 帰宅して飯食って、ゴロゴロとテレビ。ウッチャンナンチャンの番組で久本が初彼氏にご対面…。割と笑えた。どうやらタレントの「あの人に会いたい」みたいなことをやってる番組のよう。久本に続いては石塚が、昔、励ましてくれた先輩にご対面。東野は新人の頃に出会ったという超変わった先輩芸人にご対面…。どうでもいい。その時、携帯が鳴った。「元気ー?どうしてんのぉ〜?」という他愛もない電話。少しおしゃべりしたあと、再びテレビを見る。「ニュースステーション」をチラッと見るが、今日の俺にはどうでもいいニュース。続いてドラマ。仲間由紀恵が主演の学園モノ(?)。ありがちな内容だねぇと思いながらも、最後までしっかりと(笑)。おもしろかったじゃねーか。来週も家にいたら見よう。
 風呂に入ったあと、今度はビデオ。今頃見てる「ファースト・レディー」。中谷美紀が結構好きなもので。冬場は夜10時に家にいることがなかったから、せめてビデオに録り続けていたというドラマ。でも一回分だけ見て、今日はおしまい。早く家に帰った時くらいサイトの更新をしよう!と思い立って、まずは「musical oh the heart」から。でもなんとなく書く気が失せて、また今度。じゃあ「sugar days」を、と思うも、書くネタがナッシン。そうこうしてる内に、眠気が襲ってきた…。そうだ!夜の過ごし方に「寝る」という選択肢もあったんだ…。そんなわけで、だらだらナイトは“ジ・エンド”。

4月某日「王子の雫よ、ありがとう!」 
 サイトのオーナーをやってると、「凄い量のメールでしょう?」と聞かれる。しかし俺は人徳がないせいか、それほどでもありません(ほっとけ!)。桃園さんも「それほど来ない」って言うから、俺たちって…?って感じなんですが、まぁ量より質ということでそれはそれでいいでしょう。ただやはりサイトを始める前と比べたら、その量は全然違います。ましてやこの一年間にもらったメールとなると、その量は凄いことです。今日はそんなメールを整理してみました。
 王子の雫を立ち上げて、「HPを見ました」っていうメールを最初の頃にくれた人の中に、「CYBER ROBIN」のオーナーであるロビンちゃんがいます。彼のサイトもまだ存在してなかった頃です。で、一年ぶりに読み返すと、これがなかなか笑えるやら懐かしいやら。「福岡在住のロビンと言います」ってのも、今読むとなかなか面白い。まったく「何者?」って感じで(笑)。「決して怪しい者じゃありません」と繰り返し書いてるのも、かえって怪しくて可笑しい(笑)。でも「日記が面白かった」と書いてきた最初の人で、俺はすごく嬉しかったのを覚えています。彼が次に送ってきたメールを見ると、いきなり俺を本名で呼んでてびっくり!俺も余程うれしかったのと、ネットの恐さをまだまだナメてたせいか、本名を教えてたんやなぁ。教えた相手が彼でよかったばい。それにしてもこの頃は、いや、初めて会った8月でさえ、コイツがその後ネットアイドルとなって世の男どもを狂わす存在(?)になろうとは夢にも思ってませんでした(笑)。男の人って…コワ〜い☆
 ロビンちゃんとメールをやり取りしてた頃、ぼちぼちメールをくれる人が増え始めました。くれる人には、そのころ2つの流れがあって、ひとつはミュージカル・ファンの人。もうひとつはエロ系のメール。そうなんです、王子の雫の初期の頃は、俺は自分の「もっこり画像」を出してた上に、他所の投稿掲示板などにも自分の下半身画像を貼り付けてHPの宣伝をしてたのでした(笑)。おかげで画像付のメールをよくいただいたこと。こういうやり取りって初めての経験だったから、HPそっちのけで楽しくって(笑)。「りゅうさんのもっこりで何回もぶっぱなしたっす!」「りゅうさんの生チ○○で、自分のケツま○こをかき回されたいっす!」みたいな(笑)。お互い顔も知らないから言えるひとことですな。それにしてもこんなメール…もう何ヶ月もご無沙汰ですねぇ。倦怠期?それとも俺に色気がないことバレましたぁ?(笑)
 ギャラリーがある程度アップされてきた夏頃からは、ギャラリーの感想を書いたメールや、ごく稀にモデル志願の問い合わせメールなどもいただくようになりました。またこの頃から、メールをやり取りしている方と実際に会ったりするようになったと思います。一度きりで会わなくなった人もいれば、今なお楽しくお付き合いさせていただいてる方もいます。そしてお互いに会いたいと思いながらも、なかなか会えずじまいになってる方もいます。今年はそういう方とどんどんお会いしたいものです。ちなみに俺と会うと、触られたり無理矢理脱がされて写真を撮られると思ってる方もいるようですが、そんなことあるわけないでしょう!(笑) 触られるというのは割と本当ですが(笑)、いきなり写真を撮られるっちゅーことはあり得ませんぞ。念のため。

 メールを整理しようとパソコンを立ち上げたのに、結局、昔のメールなどを読み漁ってて時間を潰してしまいました(ありがち)。でも読んでいて思うのは、王子の雫は実に大勢の人を俺に紹介してくれたなぁ…ということ。当たり前のように使ってるメールであったりインターネットであったりするわけですが、今更ながら「凄いこと」というか、感謝の念を禁じ得ない1日でした。