処方箋による煎じ薬の保険調剤について

 

煎じ薬の保険調剤は薬剤師が行うあらゆる調剤の中でも特殊な部類に属し、これが可能な薬局は非常に少ないのが現状です。 彩雲堂では 長年の経験と実績で、医療機関で発行された処方箋により、各種保険での煎じ薬の保険調剤が可能です。 但し、以下の点において医療機関の皆様にもご協力を頂くことで、患者様にも安心、安全な本格的東洋医学治療が可能であると考えております。

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※ 刻み生薬での調剤は時間がかかります。 原則として事前に医療機関からfaxをいただき、十分に時間を確保していただくか、できれば翌日以降の渡しにすることでより正確な調剤が可能です。   

※ 現在の薬事法では、日数の制限はないのですが、最初は14日、その後は28日程度を基準にするのが、安全でかつ安心感があると考えます。時には一日量100グラムを超える大剤もあり、 一ヶ月分の重さは約3キロにもなります。お持ち帰りの限界も、一ヶ月分あたりかと思います。

※  また、煎じ薬を含んだ処方箋は、事務方の知識不足により、読み間違いや誤字脱字が頻発します。たいていはこちらでの推理力?でカバーできますが、日常の分量を逸脱したもの、過度の下剤や 新規の劇薬の配合など、疑問が生じる場合、処方内容について確実に照会が可能な連絡先がわかるとありがたいです。

※ なお、旅行等で併用するエキス顆粒剤は、特別に剤形にこだわりがない限りは、ツムラで統一をお願いしています。

※ 薬価基準外の生薬(党参や丹参等)については実費にて計算します。 たいていは1日分数十円程度だとは思いますが、高額になる場合は患者様の同意が必要かと思います。 一部の生薬(牡励、釣籐、麻黄等)の先煎、後煎、別包にも対応します。また、アキョウなど癖のある生薬の説明等も当方で責任を持ってやりますので、煎じ薬独特のリスクヘッジはお任せ下さい。

 

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その他、調剤に関して、なんなりとお気軽にご相談下さい。

 


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