ようこそ漢方の世界へ

−人間性を重視、治療にも「個性」を求める−

昨今は健康ブームといわれ、人々の健康に関する関心はますます高くなるばかりです。なかでも東洋医学はその安全性や、トータルバランスから医療の一角に確実に根を下ろしつつあります。しかし日本における漢方の歴史は満身創痍、明治から昭和にかけて壮絶な存続運動のもとやっと生き残ったという経緯があります。草の根や、木の皮を煎じて病気など治るものか、迷信だ、というのが医学界の常識でした。漢方をやるものは余程の変人しかいなかったのです。ともあれ、先人の苦労が花開き、いまや渓流は大河となり東洋医学は医学者はもとより、一般の方にまでその有効性が認められるようになりました。
しかしまた新たな問題が惹起しつつあるもの事実です。あまりに急速に普及したしわ寄せが、安全性を妄信し、死者まで出す事故を発生させました。大量に使用される生薬エキス製剤。漢方治療の本質がそこに存在しているのかを考える時期が来ているように思えてなりません。過剰投与による弊害は医療上はもちろん、資源の上でも好ましくありません。
漢方は医術であると同時に、哲学を含む、総合的人間医学であると考えています。それは遠く漢方発生のメカニズムに由来しています。試験管や、マウスの実験で得られる結果はその一方向から見た陰影でしかなく、果たしてその実体はつかめません。経験医学を体系づけて学問上の発展をさせる努力は今後必要ですが、あくまでも西洋医学とは本質的に異なった性格を持つことを忘れてはならないと思います 。臨床的には経絡・鍼灸治療の知識も漢方をやるものには必須であるでしょう。
96年の立ち上げ以来、WEBではメディアの紹介もあって、たくさんの方にご訪問いただき、実際に治療に到った例も多数に及びます。 ありがたいことです。縁あってここに来られた方が、このページを通して漢方の一端を理解していただき、日々の健康に少しでもお役に立てて頂くことが出来れば幸甚です。
WEB2.0・・・この先ネットはどのように変わっていくのでしょうか。当サイトは温故而知新、時代の機微を敏感に感じながらも、伝統を重んじるスタンスは崩しません。出遅れることなく、しかし、無駄には追いかけはしない、、、彩雲堂は確かな方向性を目指します。

ドメイン取得に伴い、移動を考えましたが、ページが古いこともあり、すでに検索サイトでカテゴリの登録もある上に、数百に及ぶリンクも頂いております。これら貴重な歴史の資産を捨て去ることは不適と判断し、引き続きDTIさんのこのページに 居座ることにしました。 なおsaiundo ドメインは、リアル店舗サイトの表紙で使っています。今後ともよろしくお願い致します。

その後、SNSの台頭、スマホの普及(中高生まで!)など目まぐるしい進化を遂げています。 ネット販売の解禁など、クスリをとりまく環境も激変しようとしています。 彩雲堂は?? これまでと変わらずアナログで?のんびりやりたいと思ってます。

すでに20年の時が過ぎ、少子高齢化がすすんでいます。守口でも高齢化率はすでに30%に届こうとしています。この間、列島は幾度となく自然大災害を経験し、また海の向こうではトランプ氏が大統領に就任。愚鈍と言われるかもしれませんが、彩雲堂は一向に変わりません。急がず、焦らず、虚心坦懐、日々是好日。

 平成29年2月1日

増田眞一 KAMPOWEBSITE SAIUNDO     

漢方の彩雲堂 (薬剤師・鍼灸師)      

 

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