現在中国獅子舞は北方獅子舞と南方獅子舞の二つに大きく分けられる。
北方獅子舞は揚子江以北の華北を中心に広まり、今では民間以外にも雑技(中国サーカス)の演目として有名である。金色の頭と長い毛を付けた着ぐるみをまとい、玉乗りをしながらシーソーを越え、アクロバティックな動きと可愛らしい踊りを披露している。この時獅子を演じる者は凶暴な野獣ではなく、人によくなれた親切で愛らしい生き物、年を取った温厚で賢い聖獣でなければならない。

南方獅子は広東省を中心とした中国南部で盛んである。華僑の出身地はこの地方に多い所からチャイナタウンで見るのもこの南方獅子がほとんどだ。外見の特徴は大きな獅子頭、体は一枚の布で金、銀、赤、黒、ラメなど限りがない。

南方獅子は中国武術とも大きく関係し、多くの武術館ではその訓練の中にも取り入れている。特にその技法の一つの「高椿」(梅花椿)が有名だ。これは高さ2m、直径20cmの鉄柱を山にみたてて並べ、獅子がその上で飛び回るだけでなく、「喜、怒、哀、楽、疑、驚、動、静」の形態を表現して獅子の聖獣たる「神態」をかもし出す。現在中国や東南アジアではこの「高椿」の技術を競い合う競技会が盛んに開催され、獅子舞の踊り手達がその技を披露し、吉祥をもたらす聖獣――「瑞獅」を今日も伝えている。

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