映画”リング”の謎に迫る

 

この映画、御存知でしょうか?結構、売れたので知ってる方も多いと思いますが、1997年に公開された

日本のホラー映画みたいな物です、ホラーと言うよりは日本風な怨霊ネタの映画と言う感じ

 

ストーリーを大雑把に言うと、1997年から40年前、1957年くらいにいた、山村志津子という霊能力者が

インチキ霊能力者として、当時のマスコミから叩かれた末に自殺して、その娘である山村貞子も

引き取られた家で殺されたため、その貞子が現代に化けて出て、人を殺すというのが大筋の内容です

呪いのビデオというのを見た人を、貞子が1週間後に殺すのが基本で、その前に必ず殺人予告の電話を

入れるという行動があります、殺されるのを避けるためには、呪いのビデオを見てから1週間以内に

そのビデオをダビングして他の人に見せれば、自分にかかってた呪いが解けて、その人に呪いが移ります

 

しかし、どうも、これをよく考えてみると、この映画には、おかしな点や、逆に興味深い点があるんです

まず、一番初めに疑問になったのが、呪いのビデオを見た人に電話がかかるんですが、そのビデオを見た部屋に

もし電話が無かったら、どうすんだよ?ということです(笑)あとで貞子が、その人の行方を追って

その人が電話の近くにでも行った時に、その電話をタイミング良く鳴らすのか?その時には、その電話番号は

貞子は、どうやって調べるんだろうか?104とかに速攻で電話して、その所在地で調べてから、すぐさま速攻で

そこに電話をかけるの?かけた頃には移動して、もう別の所に行ってる可能性もあるだろうに、その場合

104に費やした、100円がただ無駄になるだけです、104は昔は無料だったんですが、この1997年当時では

間違い無く有料で、100円がかかるようになってました、貞子は1950年代生まれで、1960年代には既に

井戸に落とされていたので、104が有料になったのを知らなかったということでしょうか?でも、いくら幽霊でも

電話をかけるという事は、NTT回線なりを使うわけで、それに伴う電話料金は払わないと、電話会社から

電話使用の停止を食らい、物理的に自宅からの電話が使えなくなります、もし自宅の電話が使えない状態

だったとしたら、呪いのビデオを見た人に電話する時に、いちいち公衆電話まで行かなくちゃならないし

そのほうが電話代も高くなるから効率が悪いと思います、それにビデオを見た人の部屋に電話が無かった物の

その人が携帯電話を持ってたとしたら、貞子は携帯電話に電話をかけるんだろうか?この場合には

もっと電話代が高くなる物と思われます、さらに殺人予告の電話をかけた相手が、映画の中のように

怖さのあまり、すぐ電話を切ってくれれば、通話時間も短くなって良いのですが、無言電話をかけられたほうも

意地を張って、「向こうが切るまで自分からは切らないぞ」となったら、やたら通話時間が延びて料金が増えます

と、このように貞子は、かなりの電話代を使い続けてる事になります、1日あたり、平均100円としても年間で

(100円×365日=36500円)+(基本料3000円×12ヶ月=36000円)、少なく見積もっても75000円にはなるし

実際には携帯電話などもあるので、それ以上になってると思います、さらに呪いのビデオが全国規模に広がったら

電話代はもちろんのこと、電話をかけるのが到底1人じゃ間に合わなくなるし、そもそも殺し切れなくなり

1週間後に殺さなきゃいけないはずが、どんどん延期してしまうでしょう、この辺にも設定に無理がある

 

呪いのビデオが再生されているテレビから、貞子が出てくるシーンがありますが、あそこにも疑問があり

映画では、あのテレビが25型くらいの大きめのテレビなので、貞子も出ることができたんですが、もしあれが

14型くらいのテレビだったら、貞子は果たして出ることができたんだろうか?ちょっと譲って、14型でギリギリ

出れたとしても、小さい液晶テレビだったら間違い無く出れなかったと思います、貞子というのは、どうも映像機器との

関わりが深い幽霊のようなので、この点にも考えさせられる所があり、その呪いのビデオが、もしビデオじゃなくて

DVDの場合には呪われるんだろうか?DVDの場合には呪いが働かない可能性もあります、ビデオというだけあるので

一応、VHSかS-VHSかベータでの映像を見た時に限り、呪いが働くということになります、なのでDVDと同時に

VCDでも呪いは働きませんし、昔の8ミリでもダメだし、パソコンの動画にした場合にも呪いは無効になるということで

あくまでもハードはビデオのみです、なので、この先、DVDが主流になりビデオが廃れたたら、もう貞子は殺しの相手を

見つけられなくなります、それと、呪いを避ける対処法である”ダビングしたビデオを人に見せて呪いを移す”

についてなんですが、ビデオはダビングを繰り返せば繰り返すほど画質が落ちるので、画質が落ち過ぎると

もう色すらも認識できなくなり、呪いどころか、ただの汚い映像になると思います、そのダビングにしても

標準でダビングしたら、元がきれいならば、それなりにコピーできますが、3倍速で人から人へダビングが

行われた場合、激しく劣化していくでしょう、しまいには、なにがなんだか解らない映像になるはずです

その場合には果たして、それが呪いのビデオとして有効なんだろうか?あと、映画のラストシーンで

ビデオを見てしまった息子を守るため、松嶋奈々子がダビングした呪いのビデオを親父に見せて、息子に

かかった呪いを、親父に移そうとして、映画は終わるのだが、これは本当は、呪いがかかった息子本人が

自分で親父に見せなきゃ呪いは移らないはずで、ああいう風に代理人がやっても呪いが移るとしたら

全国の至る所で呪いが移りまくりの事態になり、混乱して収拾が付かなくなると思います

 

貞子は、ビデオを見た人を、見た時間から、ちょうど1週間後の同じ時間に殺すわけなんですが

その人が、海外に出かけてしまって、日本と何時間も時差のある国へ行った場合には、殺しの時間は一体

何時になるんだろうか?日本時間で殺すのか、それか、その行った先の国の時間で殺すんだろうか?

          ETC