ひよこちゃんの画像うさぎの病気

@病気かな?と思ったら


A病気の種類
/歯の不正咬合/脱臼・骨折/ヒフ炎/ダニ性外耳炎/外傷/飛節症(足の裏の潰傷)/腫瘍(ガン)/肥満/斜頸/尿結石/毛球症/食滞・鼓張症/熱射病/毒草中毒/スナッフル(鼻炎・肺炎の伝染性総称)/コクシジウム症/パスツレラ症/ビタミンE欠乏症/下痢・腸炎/肺炎/腰麻痺/敗血症/子ウサギの便秘/人畜共通感染症/


B病気の原因・治療・予防





歯の不正咬合 

原因 
通常は上下の歯で摩擦によって均衡が保たれているが、
何らかの原因で均衡が乱され、過剰に伸びて発病する。
生まれつきの場合は生後約3ヶ月までに異常が認められるそうです。
治療・予防 
切断or抜歯による矯正。
素人療法は危険なので動物病院の先生に任せましょう。



脱臼・骨折 

原因 
何らかの原因(落下やはさんでもがいたりなど)です。
またカルシウムが足りないと起こりやすい。
治療・予防 
ウサギの骨量は体重の約8%らしいです(骨が小さくもろい)。
うさぎと接する時は注意しましょう。
早めに動物病院に行き指示を仰ぎましょう。



ヒフ炎 

原因 
真菌、細菌、ホルモンの異常、寄生虫、栄養の偏り等など様々。
治療・予防 
ヒフの異常を見つけたら、
ひどくならないうちに早めに動物病院へ行く事。
治療に時間がかかるケースが多いらしいので、根気よく治療してください。
清潔な環境を心がけ、常にヒフの様子のチェックをしておきましょう。



ダニ性外耳炎 

原因 
ダニの感染
治療・予防 
塗り薬や注射によって治療します。
飼育環境を常に清潔にしておくこと。
 素人が安易に何かするとコマクを破ったり、聴覚損失させてしまうので、
 必ず獣医さんに治療してもらいましょう。
 複数で飼育している場合、
 感染したウサギは別のケージに移すなどしましょう。
 (病気のうさぎが使っていたもの全て消毒する)。



外傷 

原因
切り傷など。 
品種や年齢などによってヒフの厚さは違うが、
ヒフがとてもデリケートな為、ほんの小さな事で原因になる。
複数で飼育の場合、
仲間同士のケンカが原因で負傷するケースも考えられます。
症状 
小さなキズは放っておいても治る事が多いが、
病原性黄色ブドウ球菌など細菌が傷口から侵入すると炎症が起こるので、
小さなキズであっても軽く考えず、よくチェックしておいた方が良いです。
治療・予防 
小さくても傷を見つけたらすぐ消毒する。
大きな傷はすぐ動物病院へ行きましょう。
特に病原性黄色ブドウ球菌は頑強なので、
完全に治るまでは根気よく治療を続けましょう。



飛節症(足の裏の潰傷) 

原因 
ケージの底が金網などアミ状になっていて、
後ろ足の裏側がこすれて傷になり、床ずれのようになってしまいます。
生まれつき足の裏の毛が薄いうさぎや
体重の重いウサギに多く見られるようです。
治療・予防 
早めに動物病院へ。
ケージはスノコか、床全体が一枚板になっているものが良いです。
床にはワラやオガクズなど、
やわらかく吸湿性の良い床材を厚めにひくと良い。
※タオルやボロきれなどの布は、
 爪や足に繊維がからみつき思わぬ事故を起こす事があるので、やめましょう



腫瘍(ガン) 

原因 
遺伝的なものが多いようです。
さまざまな原因が考えられるそうですがまだよくわかってないそうです。
(偏ったエサの与え方をしていたり、
 歳をとるとできやすくなるといわれているそうです)
治療・予防 
原因が特定出来ない為、確実な予防というのができませんが、
早期発見・早期治療を心がけましょう。
ふだんから常に体を触って、
しこりがないか確かめているのも良いと思います。
見つけたらどんな小さくてもすぐに動物病院へ連れて行きましょう。



肥満 

原因 
エサの与え過ぎや運動不足、何らかの病気が原因で起こる場合がある。
肥満は心臓病などの色々な病気のもとになったり、不妊や難産の原因、
動きがにぶくなる為ケガをしてしまう恐れなどあります。
治療・予防 
質の良いエサをバランス良く与える。
追い立てたりまでする必要は無いが、適当な運動は必要。
肥満の予防だけでなく、全ての病気の早期発見につながるので、
定期的に体重測定をするようにしましょう。



斜頸 

原因 
耳の奥にある平衡器官が細菌によって侵され発病し、
首を片側に傾けたまま元に戻らなくなってしまいます。
同じ方向にグルグル回ったり転がったりする事もあります。
細菌が原因で起こる中耳炎・内耳炎が原因で起こるケースが多いようです。
治療・予防 
なるべく早く動物病院に行き治療をしてもらいましょう。
高い所から落とすような事は絶対にやめて、
ウサギを持つ時は正しく優しく、しっかりと抱くようにしましょう。
一度発病するとなかなか治らないことが多いようです。
病気が原因で起きた場合は、
その病気が治ると、首は傾いたままでも元気にエサを食べ、
その後普通に生活できる事が多いようです。



尿結石 

原因 
理由は定かでは無いが、
エサの中の水分不足、塩分の取り過ぎなど
エサに問題があるケースが多いようです。
遺伝・感染なども関係しているとも言われているらしい。
特にオスに多い。
尿をしたそうなのに出ない、血の混ざった尿をする、
さらにひどくなると尿が全く出なくなり、
食欲もなくなりだんだんとやせてきてしまう。
治療・予防 
乾燥したエサを減らすか止めるなどして、
十分な水と、野菜を与えるようにする。
しかしこの病気の発生率は高く、
また再発してしまう可能性が高いらしいです。



毛球症 

原因 
毛づくろいをしているときに飲み込んでしまった毛が
胃にたまって毛球になる。
しかし猫のように自分で吐き出すことが出来ない。
普通はフンと一緒に排泄されるのですが、
ストレスで異常に毛づくろいしている場合や、
エサに繊維質が少ない場合に毛球ができてしまうようです。
症状 
食欲がなくなり徐々にやせ、
フンの量が少なくなったり全く出なくなってしまう事もあり。
水ばかり飲む症状も見られます。
治療・予防 
ひどい場合は胃を切開して毛球を取り出す場合もあるので、
ますが獣医さんの診断を受けましょう。
適当に運動させる事。
干し草など繊維質の多いエサを与える。
破毛の手入れ(ブラッシング等)もしてあげることで
抜け毛を口に入れる事を防げます。
 パイナップルには毛を溶かす酵素があるので、
 週に1回程度生のパイナップルジュースを与えても
 予防に効果があるかもしれません。



食滞・鼓張症 

原因 
エサの食べ過ぎ、腐ったエサを食べた、急にエサを変えたなど。
胃の動きが鈍くなる為内容物が流れず停滞し、
発酵が始まると鼓張症へ進みます。
とてもよくエサを食べていた後、急に食欲がなくなりうずくまるような動作をし、
胃や腸の中にガスがたまりお腹がパンパンに膨れるようになります。
治療・予防 
まず病院でふくれたお腹を治療してもらいます。
特に外観がかなりふくれている場合は様子を見ている余裕は無いです。
予防としては繊維質の多いエサを常に与える事。
エサを変える時は少しずつ新しいエサを交ぜて与える。



熱射病 

原因・症状
高温に弱いので室温が29℃を越えると体熱のの放散が十分に出来ず、
体温が上昇し急に動かなくなったり苦しんだりし始めます。
 特に湿度が高い場合は、かなり危険な状態になるそうです。
   呼吸が荒く激しくなりぐったりしてしまう。
症状が重い場合には鼻や口から血の混ざった体液を出す場合もあるそうです。
治療・予防 
気温・湿度に注意。
ちょっとした油断から発病してしまう。
治療としては、耳や体を冷たいタオルでくるんだりして体温を下げるようにする。
重症の場合は内臓機器まで損傷しているらしいので、
水にぬらしたから大丈夫などと勝手な判断はしない方が良いみたいです。
かなり死亡率の高い病気らしい。
すみやかに動物病院に行きましょう。



毒草中毒 

原因 
ウサギにとって有毒な成分が含まれている野草や野菜を食べたことによって起こる。
比較的中毒の発生が少ないと言われるが、野草を与える場合は注意しましょう。
治療・予防 
極めて重症の場合は、手術をして胃の中の毒草を取り除く。



スナッフル(鼻炎・肺炎の伝染性総称)/コクシジウム症/パスツレラ症

原因
それぞれ違う病気ですが、
いずれも細菌や原虫からの感染が原因。
ただちに動物病院へ行きましょう。
治療・予防 
複数で飼育している場合はすぐに隔離。
獣医さんに良く聞きましょう。



ビタミンE欠乏症 

原因 
偏食や不適切なエサを常に与える事によって起こる。
後躯がやせてきて、後ろ足がミイラのように硬直してきます。
治療・予防 
ビタミンEを添加するとともに、バランスのとれたエサを与える。



下痢・腸炎 

原因 
下痢は病名では無いが、
ウサギの体調トラブルのナンバー1です。
フンにも色々あるが、細菌感染などから腸に炎症や潰瘍を伴うものは、
見た目は同じ様な下痢でも腸炎(腸カタル)に区分されるそうです。
治療・予防 
下痢かどうか分らないので、まず便の状態をしっかり確認する事。
一日中おかしな便が続けて出ているのなら「病気」と判断した方がよく、
脱水などが進まないうちに、
動物病院で輸液や原因に合った下痢止めの投与をしましょう。
水は普段どおりに与えても良いそうです。



肺炎 

原因 
各種の細菌などによって起こる急性の感染症。
病気の初期の頃から呼吸困難を示すものが多いようだが、
死後に判明する場合もあるそうです。
治療・予防 
異常に気づき次第抗生物質の注射などの治療を受け、
他のウサギから隔離しましょう。
室内の換気や温度・湿度にも注意。



腰麻痺 

原因 
骨折や外傷などでも起こるが、
慢性の下痢・コクシジウム中枢神経の障害なども原因となる。
後ろ足の動きがぎこちなく、そのうち立てなくなり引きずるようになってしまう。
治療・予防 
発見した時は手遅れの時が多く、それだけに日頃のチェックが重要です。



敗血症 

原因 
細菌感染が全身に及ぶことで起こる。
原因の細菌はどこにでもいるので、外傷などが発病のきっかけになるそうです。
元気なく隅にうずくまり、
食欲不振、歯ぎしり、発熱、ときにケイレンを起こす事もあるそうです。
治療・予防 
あきらかに敗血症と判ったウサギは死にいたる事が多いようです。



子ウサギの便秘 
原因 
理由は不明らしいですが、
盲腸の通りが悪くなることが発端らしいです。
離乳間もない時期から発育盛りの若いウサギに多発します。
急に食べなくなっておなかをかばうようにじっとしてるが、水は飲むそうです。
治療・予防 
幼いウサギほど死に至ってしまうので、動物病院に相談に行くと良いでしょう。



人畜共通感染症(ズーノシス) 

犬の狂犬病、猫のトキソプラズマなどは知られていますが、
日本の飼いウサギから人に感染するもので心配されるものはほとんどないそうです。
しかしウサギに噛まれた場合など、ごくまれに感染の可能性があるそうです。
噛まれないように気をつける事と、頬ずりやキスなどはやめる、
触った後や世話をした後は必ず念入りに手を洗うようにしましょう。


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病気かな?と思ったら


投薬など勝手に素人判断せず、必ず動物病院に行き指示を仰ぎましょう。


動物病院・主治医を探しておきましょう。 
専門の獣医さんがまだまだ少ないようです。
具合が悪くなってからすぐに満足のいく治療を受けさせる為に探しておきましょう。
ウサギを飼っている人に紹介してもらうのも良いです。


良い動物病院とは  
ウサギの病気や生態について知識があり、
普段の飼育環境や、
エサの事・注意する事等とても詳しく質問・返答してくれる獣医師が良いと思います。

うちのラビちゃんの最初の獣医のように
「ウサギは他に何を食べますでしょうか?」と聞いたら
「おいもさんは食べるよ」などと、
質問に対して1種類の返答しかない獣医はお勧めしません。
はっきり言って、
「おいもさん」はうさぎにとってあまり良い食べ物ではないようです。
切歯の値段もあやふやでした。
(2000円〜1000円。
今の獣医さんの所では切歯だけで1回「1000円程度」です)
今の獣医さんは、うちのご近所の皆さん達に紹介していただきました。
往診にも来て頂けるのでとっても安心です。
都道府県別に獣医師会事務所があるようなので調べてみるのも良いですね。



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