猫の愛情表現
感情は全てしっぽに表れます。
猫のしっぽは私達の顔のように、色々な表現をします。
短いしっぽでも良く見るとちゃんと振っています。
うれしい
ゆったりと左右に大きく振る。
イライラ
左右にバタンバタンと大きく振る。
甘える・ご機嫌
ピンと上に立てて近寄ってくる
なんだろう?(疑問・興味)
立てたしっぽの先だけピクピク動く。
ドキッ・ビックリ
逆さのU字でピタッととまる。
大興奮
毛がふくらんで、小刻みに上下する。
熟睡中
しっぽもダラリとしている。
はっきりした感情(威嚇や攻撃・恐怖感)は、
しっぽだけでなく、耳も一緒に動きます。
威嚇する時
わき腹を見せるように向かってくる(大きくみせるため)
背中を丸めて毛を立て、尾を上げてフーッという。
体を大きく見せようとするため、耳は寝かせている。
決着がついた時
わざとあらぬ方向を見ている方が負け(この後そ知らぬ顔をして逃げる)
恐怖を感じた時
耳を伏せ、尾も足の間に入れて小さくなる
(弱そうに見せて相手の攻撃心をそぐ)
幸せな時
ヒゲが10:10分に向く(嬉しくて満足している)
甘えている時
抱かれて手でモミモミする
(赤ちゃんの時のオッパイを飲んでいる時の気分)
目の感情表現
ひとみが、感情によって、光とは関係なく
大きくなったり、小さくなったりします。
攻撃しようとする瞬間は、瞳孔が瞬間的に大きく開きます。
人に抱かれてとてもうれしいときも同じ事が起きます。
感情が高ぶった時、瞳孔は開く。
甘えん坊のあいさつ
尾をピンと立て、近寄ってきて人の脚などに体をこすりつけます。
(鼻先からわき腹までをなぞるようにこすりつけます)。
もともとは、母親にエサをねだる時のしぐさだといわれています。
匂いつけ
柱やいすの足などに鼻先をつけて、
猫の口とわきと頬の部分やあごの下ににおいの出る腺があるのですが、
そこをこすりつけてにおいをつけます。
あちこちに自分のにおいがすると、安心するようです。
飼い主の体にも、同じ様ににおいをつけておきたいのでしょう。
お腹を見せる
お腹を出してゴロンと転がっているのも、喜んでいるとき、遊んで欲しいときです。
お腹を見せるのは、心から信頼しているからです。
猫同士では服従の意志を示す。
リラックス
四角い箱型のよう(前足も手前に曲げている)になっている時は
リラックスしています。
このような座り方では、
突然敵が現れてもとっさに対処できないので、安心しきっている状態です。
あくび
眠りから覚めて、前足を伸ばし大きなあくびをする時は、
気持ちが落ち着いて安心している時。起きだす時。
叱られた時や、ものにじゃれている時などにも行う。
活動の前に体温や心拍数を上げ、緊張をやわらげる行為。
のどを鳴らす
相手を信頼し、満足した時目を細めてのどをゴロゴロと鳴らす。