別れさせ屋


第六話

 第六話 高校教師教え子愛と死の純愛
高校教師 高津正樹 32歳
婚約者 佐々木妙子 27歳
依頼人はこの婚約者、

ターゲットは、
高津と交際している生徒、
宮木律子 18歳 将来有望しているチェリストの卵だった。

工作費と成功報酬は 200万円。
その頃高津は入院する。

医大生になりすまし、高津の病気についてさり気無く話しながら
ターゲットを誘惑する亮一・・・失敗。

カワムラユカリと称し、高津と同じ音大で、
交際していたと嘘をつく社長の千春、
とうとうターゲットは、マンションから飛び降り、
高津と同じ病院へ入院することになる。

調査した所、実は高津は、「慢性骨髄性の白血病」だった。
薬の効果が上がらず、骨髄移植を早くしなければならない状態。
佐々木妙子は婚約者と言うのも嘘で、
実は彼女は高津の親友の前田の婚約者だったのだ。

高津は死を覚悟して、ターゲットの律子との別れを選んでいたのだった。
そして前田は、高津を想うが為に、それを手伝っていたのだった。

高津のカルテを見た千春は、一瞬驚く。
自分のHLAが適合すると知り、
自分の骨髄を移植する事を決める。

壁があるほど、恋は燃え上がる。
最大の壁だった彼の死が、彼女の前から消えたら・・
そして、二つ目の壁だった婚約者が消えたら・・
最後の壁だった彼の愛人が消えたら・・
障壁のなくなった恋は衰えるとの作戦だった。

そして、ターゲットは高津から卒業し、
留学へ旅立った。

今回は、社長千春の過去が少しチラホラと見えたし、
結構可愛いところありますネー!社長。
でも、そうでもない部分も多しかな。


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