ロケット・ボーイ

第五話

 第五話 小林晋平、宇宙を目指す
失踪した田中君が残した日記を見た小林と鈴木は、
「これでいいのか」という彼の苦悩を知った。
そしてラーメン屋の娘・光子が妊娠している事を聞く。

無事に退院した小林だったが、
以前宿泊客だった作家と妻との仲睦まじい写真を見た小林の父が、
突然、小林のマンションへ転がり込んできていた。

その頃田中君は・・・
彼は小学校の頃に両親を亡くし、
親戚の家をたらい回しにされ苦労をしていたせいか、
頼るところと言えば、姉の所だった。
しかし姉の所へ行っても何も解決しない・・・。居心地も悪かった。

そうして田中君は、チョロ松へ一度帰ってみるのだが、
鈴木君に「それでいいのか」と追い返されてしまう。
どうせ又逃げると鈴木君は思ったからだった。

仕方なく、というか、次は、というか、小林のマンションへ行くが、
鈴木君がチョロ松で一生懸命働いていると聞かされ、
取られそうだと思った田中君、ハッと目が覚めた!

これでいいのだ!
腹をくくり、チョロ松に帰った田中君は、
光子から「パパ」と呼ばれ大喜び!
モデルのような仕事をしてしまった鈴木君も、
兄からは非難の声を浴びせさせられるが、父親はコッソリ雑誌を購入。
これでいいのだ!鈴木!

そして、田中君と鈴木君の影響からか、
それとも父と母の意外な一面を見たからか、
取っておいた宇宙飛行士の募集用紙を探し出した小林は、
次週、何をしようとしているのか?
さぁ!小林は、どんな道を選ぶのか!?

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