カバチタレ!


第八話

 第八話 暴力夫に気づかれないで離婚する方法
ナンパされた希美と千春は、喜んで食事に行く。
見覚えのあるその小料理屋は、以前大野と一緒に来た店で、
千春はその主人とは顔見知りだった。

盛り上がっている所で、希美は小料理屋の奥さんの首筋に傷の跡があるのを見つけ、
ある日通りがかった時、店から主人が出てきたのを見て、店の中に入った。
割れたコップに怯えた妻、経営が苦しく、
主人の暴力があると事情を聞いた希美は、
このままでいいのか?と言うが・・・。

暴力などから一時的に逃げられ、又別の場所へも移動できるという施設、
女性センター(無料)へ連れて行くのはどうかと
千春に相談した希美だったが、千春は一番いいのは「離婚」だと言い、
主人の居ない間に、奥さんに「離婚」を勧め、
差し押さえを逃れる為に「偽装離婚」をすると主人を騙して離婚届に印鑑を押させた。

しかし、この小料理屋の担当をしていたのは大野であり、
「人の家庭を勝手に壊す権利は無い。これ以上何もするな。強制命令だ」の言葉を破った
千春を休職させ、本当の事(千春が仕組んだ偽装離婚)を主人に全て話してしまった。

怒った主人は益々暴力が激しくなる。
妻は怯えながらも「離婚届」を提出するが・・・
主人から「不受理申し出」が提出されていた為に受理されなかった。
大野が手を打っていたのだった。
そして、千春は辞表を提出すると大野に電話するが、
「出来れば昨日付けで辞表を書け。今日やった犯罪は事務所側では知らぬ存ぜぬで通せるから」
と言われてしまう。

「目を瞑って逃げていても、諦めず戦わなければ何も終わらない」
という希美の言葉に「別れたい」と言い出した妻。
有印私文書偽造をしてまで、
「助けて」とさえ言えない弱者を守ろうとする千春。

さぁ、正義とはなんだろう。
「六法全書には正義は書かれていない。
正義は、あなたの中にある」の大野の言葉を見て、千春はどう戦うのか!?
この戦いは来週に続く!



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