| 第八話 過去を知る女 |
| 皆がやりたがらなかった仕事、立件の難しい医療ミス事件。 久利生検事が担当する事になったが・・・ それまで被疑者は、ミスの可能性も否定できないと警察に証言していた所、 「動揺していてそう言ってしまったが、絶対にありえない」と、 一晩のうちに全く証言を変えた。 弁護士としてやってきたのは、久利生の昔からの知り合いの巽江里子。 雨宮とは全く逆のタイプの女であり、凄腕の女性弁護士だ。 3年ぶりに再会した久利生と共に食事に行くが・・・ (あ!宇多田ヒカルだ!!) 早速医療ミス事件を調べ始めた久利生検事は、とうとう その手術に立ち会ったと言う准看護婦の決定的な証人を得た為、 この件を起訴にした。 しかし・・・ 病院ぐるみのこの事件、一番恐ろしい事が起きた。 いざ裁判が始まり、証言台に立った彼女は、 「別の処置室で、同時刻に運ばれてきた別のオペを手伝っていた。 その手術には立ち会っていない」と、思いもしない証言をしたのだ。 またもや口止めをされてしまったのだ。 唖然とする久利生検事はじめ検事・事務官達。 しかし、久利生は慌てず続ける。 「タクシー」と「ストレッチャー」に目を向け、証言は正しくない事を証明した。 証人が言う、 「同時刻にタクシーに乗ってきた患者をストレッチャーに乗せて処置室へ運んだ」 この、同時刻に運ばれてきた別の患者は、 なんと生後8ヶ月の子供であり、タクシーには一人で乗れず、 わざわざベットに乗せるような患者ではなかったのだ。 自分が真っ直ぐな道を歩いていないと感じた巽江里子に、 依頼人を救うのが弁護士の仕事だからいいんじゃないと言う久利生検事は、 二度と同じ過ちが無いよう真実を見つけた。 そして、巽江里子は、 久利生が好きになるタイプはいつも、私と正反対のタイプと言い、 雨宮事務官を見つめた。 お!? |